JPH04126612A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH04126612A JPH04126612A JP2247372A JP24737290A JPH04126612A JP H04126612 A JPH04126612 A JP H04126612A JP 2247372 A JP2247372 A JP 2247372A JP 24737290 A JP24737290 A JP 24737290A JP H04126612 A JPH04126612 A JP H04126612A
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- JP
- Japan
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- tire
- groove
- circumferential direction
- circumferential
- grooves
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Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 241000257465 Echinoidea Species 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000003657 drainage water Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、いわゆる方向性パターンを有する高性能空
気入りラジアルタイヤに関するものであり、ドライ路面
に対する操縦安定性およびウェット排水性の双方の向上
をもたらすものである。
気入りラジアルタイヤに関するものであり、ドライ路面
に対する操縦安定性およびウェット排水性の双方の向上
をもたらすものである。
(従来の技術)
高性能空気入りラジアルタイヤでは、ドライ路面での高
い操縦安定性の他、すくれたウニ・ノド排水性が要求さ
れることから、トレッド中央区域に、タイヤ周方向に延
在する周方向直線溝を形成し、そして両トレッド側部域
に、タイヤ周方向にほぼ等間隔に位置して、タイヤの正
面視で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて斜め
上方へ延在するとともに、周方向直線溝およびトレッド
端のそれぞれに開口する傾斜溝を形成することによって
、トレッドパターンを方向性パターンとしたものが従来
から広く一般に使用されている。
い操縦安定性の他、すくれたウニ・ノド排水性が要求さ
れることから、トレッド中央区域に、タイヤ周方向に延
在する周方向直線溝を形成し、そして両トレッド側部域
に、タイヤ周方向にほぼ等間隔に位置して、タイヤの正
面視で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて斜め
上方へ延在するとともに、周方向直線溝およびトレッド
端のそれぞれに開口する傾斜溝を形成することによって
、トレッドパターンを方向性パターンとしたものが従来
から広く一般に使用されている。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、周方向直線溝と傾斜溝とで構成される従来の
一般的なトレッドパターンにあっては、それらの溝のう
ちに占める周方向直線溝および傾斜溝のそれぞれの割合
を適性範囲に選択することが甚だ困難であり、周方向直
線溝の割合が大きいと、耐ハイドロプレーニング性は向
上するも、ブロンク剛性の低下、接地面積の減少などに
よってドライ路面での操縦安定性が悪くなる問題が、ま
た、傾斜溝の割合が大きいと、ウェット排水性は向上す
るも、パターンノイズが増加するという問題があり、排
水性能とドライ操安性およびパターンノイズとは二律背
反の要素が多かった。
一般的なトレッドパターンにあっては、それらの溝のう
ちに占める周方向直線溝および傾斜溝のそれぞれの割合
を適性範囲に選択することが甚だ困難であり、周方向直
線溝の割合が大きいと、耐ハイドロプレーニング性は向
上するも、ブロンク剛性の低下、接地面積の減少などに
よってドライ路面での操縦安定性が悪くなる問題が、ま
た、傾斜溝の割合が大きいと、ウェット排水性は向上す
るも、パターンノイズが増加するという問題があり、排
水性能とドライ操安性およびパターンノイズとは二律背
反の要素が多かった。
この発明は、これらの点に着目してなされたものであり
、パターンノイズを増加させることなしに、ドライ路面
での操縦安定性およびウェット排水性のそれぞれをとも
に向上させることができる空気入りタイヤを提供するも
のである。
、パターンノイズを増加させることなしに、ドライ路面
での操縦安定性およびウェット排水性のそれぞれをとも
に向上させることができる空気入りタイヤを提供するも
のである。
(課題を解決するだめの手段)
この発明は、トレッド中央区域でタイヤ周方向へ延在す
る、少なくとも一本の周方向直線溝と、少なくとも一方
のトレッド側部域に、タイヤ周方向にほぼ等間隔に形成
され、タイヤの正面視で、トレッド中央区域からトレッ
ド端に向けて斜め上方へ延在して、周方向直線溝および
トレッド端のそれぞれに開口する傾斜溝の複数本とを具
える方向性パターン空気入りタイヤにおいて、タイヤ周
方向に隣接する傾斜溝のそれぞれを、タイヤ周方向にの
びる少な(とも−本の周方向ジグザグ溝によって相互に
連続させるとともに、各ジグザグ溝を、隣接する二本の
傾斜溝間で傾向的にタイヤ周方向にのびる直線状部分と
、これも傾向的にタイヤ幅方向に延びる折曲部分とで形
成し、それぞれの直線状部分を、これもタイヤの正面視
で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて斜め上方
へ延在する方向に傾けるとともに、傾斜溝を境にタイヤ
周方向に交互に広幅および狭幅としたものである。
る、少なくとも一本の周方向直線溝と、少なくとも一方
のトレッド側部域に、タイヤ周方向にほぼ等間隔に形成
され、タイヤの正面視で、トレッド中央区域からトレッ
ド端に向けて斜め上方へ延在して、周方向直線溝および
トレッド端のそれぞれに開口する傾斜溝の複数本とを具
える方向性パターン空気入りタイヤにおいて、タイヤ周
方向に隣接する傾斜溝のそれぞれを、タイヤ周方向にの
びる少な(とも−本の周方向ジグザグ溝によって相互に
連続させるとともに、各ジグザグ溝を、隣接する二本の
傾斜溝間で傾向的にタイヤ周方向にのびる直線状部分と
、これも傾向的にタイヤ幅方向に延びる折曲部分とで形
成し、それぞれの直線状部分を、これもタイヤの正面視
で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて斜め上方
へ延在する方向に傾けるとともに、傾斜溝を境にタイヤ
周方向に交互に広幅および狭幅としたものである。
ここで好ましくは、各傾斜溝を、タイヤの正面視で、は
ぼS字状もしくはほぼ逆S字状に形成する。
ぼS字状もしくはほぼ逆S字状に形成する。
また好ましくは、それぞれの直線状部分のうちの狭幅部
を、タイヤの負荷転動時の接地状態で溝壁が相互に接触
する溝幅とし、直線状部分のうちの広幅部を、タイヤの
負荷転動時の接地状態で溝壁が相互接触しない溝幅とし
、さらには、各直線状部分の延長線と、タイヤ赤道面と
の交角を3〜20°より好ましくは5〜15°の範囲と
する。
を、タイヤの負荷転動時の接地状態で溝壁が相互に接触
する溝幅とし、直線状部分のうちの広幅部を、タイヤの
負荷転動時の接地状態で溝壁が相互接触しない溝幅とし
、さらには、各直線状部分の延長線と、タイヤ赤道面と
の交角を3〜20°より好ましくは5〜15°の範囲と
する。
そしてさらに好ましくは、傾斜溝および周方向ジグザグ
溝のそれぞれを双方のトレンド側部域に、タイヤ赤道面
に対して線対称に配設する。
溝のそれぞれを双方のトレンド側部域に、タイヤ赤道面
に対して線対称に配設する。
(作 用)
この空気入りタイヤでは、タイヤ周方向に隣接する傾斜
溝のそれぞれを、タイヤ周方向にのびる少なくとも一本
の周方向ジグザグ溝によって相互に連続させることによ
り、周方向直線溝および傾斜溝に加え、その周方向ジグ
ザグ溝によってもまたウェット排水性の向上を担保する
ことできる。
溝のそれぞれを、タイヤ周方向にのびる少なくとも一本
の周方向ジグザグ溝によって相互に連続させることによ
り、周方向直線溝および傾斜溝に加え、その周方向ジグ
ザグ溝によってもまたウェット排水性の向上を担保する
ことできる。
ここで、゛この排水性は、ジグザグ溝の直線状部分を、
タイヤの正面視で、トレッド中央区域からトレッド端に
向けて斜め上方へ延在する方向に傾けることにより大き
く向上させることができ、このことは、なかでも、その
直線状部分の延長線と、タイヤ赤道面との交角を3〜2
0°、より好ましくは5〜15″の範囲とした場合にと
くに顕著である。
タイヤの正面視で、トレッド中央区域からトレッド端に
向けて斜め上方へ延在する方向に傾けることにより大き
く向上させることができ、このことは、なかでも、その
直線状部分の延長線と、タイヤ赤道面との交角を3〜2
0°、より好ましくは5〜15″の範囲とした場合にと
くに顕著である。
すなわち、上述したような角度範囲とすることにより、
各傾斜溝の延在方向とあ関連の下で、直線状部分をそれ
ぞれの傾斜溝に滑らかに連続させることができるので、
排水水流の、各直線状部分から傾斜溝への流入を極めて
円滑ならしめることができる。これに対し、その角度を
3°未満とした場合には、直線状部分の延在方向が周方
向直線溝のそれに近づきすぎるが故に、実効に乏しく、
それを20°を越えるものとした場合には、直線秋分と
傾斜溝との連続部分にて区画される鋭角部が尖りすぎる
ことにより、極端な偏摩耗が発生することになる。
各傾斜溝の延在方向とあ関連の下で、直線状部分をそれ
ぞれの傾斜溝に滑らかに連続させることができるので、
排水水流の、各直線状部分から傾斜溝への流入を極めて
円滑ならしめることができる。これに対し、その角度を
3°未満とした場合には、直線状部分の延在方向が周方
向直線溝のそれに近づきすぎるが故に、実効に乏しく、
それを20°を越えるものとした場合には、直線秋分と
傾斜溝との連続部分にて区画される鋭角部が尖りすぎる
ことにより、極端な偏摩耗が発生することになる。
またここでは、それぞれの直線状部分を、各傾斜溝を境
にタイヤ周方向に交互に広幅および狭幅とすることによ
り、広幅直線状部分でウェット排水性の向上を、また狭
幅直線状部分でドライ路面での操縦安定性の向上をそれ
ぞれもたらすことができる。つまり、ウェット排水性だ
け考慮すると、全ての直線状部分を広幅とすることが好
適であるも、このことによれば、ブロック剛性の低下、
接地面積の減少などを余儀なくされ、ドライ路面での操
縦安定性が低下するので、好ましくは、タイヤの負荷転
動時の接地状態で、溝壁が相互に接触する溝幅の狭幅部
と、同様の状態で、溝壁が相互に接触しない溝幅の広幅
部とを、タイヤ周方向に交互に配設することによって、
と(には狭幅部の作用の下で、ドライ操安性の低下を有
効に防止する。
にタイヤ周方向に交互に広幅および狭幅とすることによ
り、広幅直線状部分でウェット排水性の向上を、また狭
幅直線状部分でドライ路面での操縦安定性の向上をそれ
ぞれもたらすことができる。つまり、ウェット排水性だ
け考慮すると、全ての直線状部分を広幅とすることが好
適であるも、このことによれば、ブロック剛性の低下、
接地面積の減少などを余儀なくされ、ドライ路面での操
縦安定性が低下するので、好ましくは、タイヤの負荷転
動時の接地状態で、溝壁が相互に接触する溝幅の狭幅部
と、同様の状態で、溝壁が相互に接触しない溝幅の広幅
部とを、タイヤ周方向に交互に配設することによって、
と(には狭幅部の作用の下で、ドライ操安性の低下を有
効に防止する。
なお、狭幅部および広幅部のそれぞれを、周方向に交互
に配設してそれぞれのブロックの機能を明確に分離した
場合には、全ての直線状部分を、広幅部および狭幅部の
それぞれの幅の平均幅としたものに比し、ウェット排水
性およびドライ操安性の双方を有利に向上させることが
できる。
に配設してそれぞれのブロックの機能を明確に分離した
場合には、全ての直線状部分を、広幅部および狭幅部の
それぞれの幅の平均幅としたものに比し、ウェット排水
性およびドライ操安性の双方を有利に向上させることが
できる。
そしてまた、各傾斜溝を、タイヤの正面視でほぼS字状
もしくはほぼ逆S字状に形成することによって、それの
、周方向直線溝およびトレッド端への開口部分でのブロ
ックの偏摩耗を防止するとともに、その傾斜溝の中間部
分による排水性のより一層の向上をもたらす。
もしくはほぼ逆S字状に形成することによって、それの
、周方向直線溝およびトレッド端への開口部分でのブロ
ックの偏摩耗を防止するとともに、その傾斜溝の中間部
分による排水性のより一層の向上をもたらす。
ところで、以上に述べた傾斜溝および周方向ジグザグ溝
のそれぞれを、タイヤ赤道面に対して線対称に配設した
場合には、ウェット排水性およびドライ路面での操縦安
定性をより一層良好ならしめることができる。
のそれぞれを、タイヤ赤道面に対して線対称に配設した
場合には、ウェット排水性およびドライ路面での操縦安
定性をより一層良好ならしめることができる。
(実施例)
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示すトレッドパターンで
あり、このタイヤの内部補強構造は、従来の一般的なラ
ジアルタイヤのそれと同様であるので、ここでは図示を
省略する。
あり、このタイヤの内部補強構造は、従来の一般的なラ
ジアルタイヤのそれと同様であるので、ここでは図示を
省略する。
図中1はトレッド部を示し、この例では、このトレッド
部1の中央区域に、タイヤ周方向に延在する一本の周方
向直線溝2を設けるとともに、それの各側部域に、これ
もまた、タイヤ周方向へ直線状に延在する各−本の周方
向副溝3をそれぞれ設け、かかるトレッド部1に、タイ
ヤの正面視で、トレッド中央区域からトレンド端に向け
て斜め上方へ延在して、周方向直線溝2およびトレッド
端のそれぞれに開口する傾斜溝5の複数本を、タイヤ周
方向に所定の間隔をおいて設ける。
部1の中央区域に、タイヤ周方向に延在する一本の周方
向直線溝2を設けるとともに、それの各側部域に、これ
もまた、タイヤ周方向へ直線状に延在する各−本の周方
向副溝3をそれぞれ設け、かかるトレッド部1に、タイ
ヤの正面視で、トレッド中央区域からトレンド端に向け
て斜め上方へ延在して、周方向直線溝2およびトレッド
端のそれぞれに開口する傾斜溝5の複数本を、タイヤ周
方向に所定の間隔をおいて設ける。
またここでは、タイヤ周方向に隣接する傾斜溝のそれぞ
れを、タイヤ周方向にのびる少なくとも一本、図ではそ
れぞれの周方向溝2,3間に位置する一本の周方向ジグ
ザグ溝6によって相互に連続させるとともに、各ジグザ
グ溝6を、隣接する二本の傾斜溝間で傾向的にタイヤ周
方向にのびる直線状部分7と、これも傾向的にタイヤ幅
方向にのびる折曲部分8とで形成する。そしてさらに、
それぞれの直線状部分7を、タイヤの正面視で、これも
、トレッド中央区域からトレッド端に向けて斜め上方へ
延在する方向に傾けて、好ましくは各直線状部分7の延
長線と、タイヤ赤道面x−Xとの交角αを3〜2o6、
とくには5〜15°の範囲の値とし、かかる直線状部分
7のそれぞれを、傾斜溝5を境として、タイヤ周方向に
交互に広幅および狭幅とする。
れを、タイヤ周方向にのびる少なくとも一本、図ではそ
れぞれの周方向溝2,3間に位置する一本の周方向ジグ
ザグ溝6によって相互に連続させるとともに、各ジグザ
グ溝6を、隣接する二本の傾斜溝間で傾向的にタイヤ周
方向にのびる直線状部分7と、これも傾向的にタイヤ幅
方向にのびる折曲部分8とで形成する。そしてさらに、
それぞれの直線状部分7を、タイヤの正面視で、これも
、トレッド中央区域からトレッド端に向けて斜め上方へ
延在する方向に傾けて、好ましくは各直線状部分7の延
長線と、タイヤ赤道面x−Xとの交角αを3〜2o6、
とくには5〜15°の範囲の値とし、かかる直線状部分
7のそれぞれを、傾斜溝5を境として、タイヤ周方向に
交互に広幅および狭幅とする。
なお、周方向直線溝2を隔てて位置する傾斜溝5は、前
述したように、各ブロックの偏摩耗を有効に回避してな
お排水性の向上をもたらすべく、図示のように、それぞ
れほぼS字状およびほぼ逆S字状とすることが好ましく
、そしてまた、直線状部分7の狭幅部は、これもまた前
述したように、ドライ操安性の向上に寄与する部分と、
排水性の向上に寄与する部分との十分な機能分離を実現
すべく、タイヤの負荷転動時の接地状態で、溝壁が相互
に接触する溝幅とすることが好ましい。ここで、直線状
部分7の広幅部は、常にすくれたウェット排水性を確保
する必要上から、いかなる状態の下でも溝壁が相互に接
触しない程度の溝幅を有することはもちろんである。
述したように、各ブロックの偏摩耗を有効に回避してな
お排水性の向上をもたらすべく、図示のように、それぞ
れほぼS字状およびほぼ逆S字状とすることが好ましく
、そしてまた、直線状部分7の狭幅部は、これもまた前
述したように、ドライ操安性の向上に寄与する部分と、
排水性の向上に寄与する部分との十分な機能分離を実現
すべく、タイヤの負荷転動時の接地状態で、溝壁が相互
に接触する溝幅とすることが好ましい。ここで、直線状
部分7の広幅部は、常にすくれたウェット排水性を確保
する必要上から、いかなる状態の下でも溝壁が相互に接
触しない程度の溝幅を有することはもちろんである。
このように構成してなる空気入りタイヤによれば、周方
向溝2,3、傾斜溝5および周方向ジグザグ溝6の作用
に基づき、ウェット排水性を十分に高めることができる
他、直線状部分7のうちの狭幅部をもって、ブロック剛
性を高めるとともに、接地面積を増加させることができ
、それ故に、ドライ路面での操縦安定性をもまた有利に
向上させることができる。
向溝2,3、傾斜溝5および周方向ジグザグ溝6の作用
に基づき、ウェット排水性を十分に高めることができる
他、直線状部分7のうちの狭幅部をもって、ブロック剛
性を高めるとともに、接地面積を増加させることができ
、それ故に、ドライ路面での操縦安定性をもまた有利に
向上させることができる。
ところで、この例において、周方向直線溝2と傾斜溝5
との交角βを50〜75°の範囲内の値としたときには
、それらによって区画されるブロック隅部の偏摩耗を有
効に防止してなお、パターンノイズの増加をもまた十分
に防止することができる。
との交角βを50〜75°の範囲内の値としたときには
、それらによって区画されるブロック隅部の偏摩耗を有
効に防止してなお、パターンノイズの増加をもまた十分
に防止することができる。
以下の発明タイヤと比較タイヤとの、ドライ路面での操
縦安定性、ウェット排水性およびパターンノイズに関す
る比較試験について説明する。
縦安定性、ウェット排水性およびパターンノイズに関す
る比較試験について説明する。
◎供試タイヤ
・寸法諸元
PSR205/60 R15!−レッド幅164肛ネガ
ティブ率35% O発明タイヤ 第1図に示すトレッドパターンを有するタイヤであって
、周方向直線溝2の溝幅を9.0皿、周方向副溝3の溝
幅を6.0 mm、傾斜溝5の溝幅を4.0〜7.0鵬
としたところにおいて、傾斜溝5と周方向直線溝2との
交角βを60〜70°、その傾斜溝5のトレッド端部分
が、タイヤ赤道面X−Xに対してな角度Tを70〜80
゜傾斜溝中間部分のタイヤ赤道面X>Xに対する角度を
30〜60°とし、さらに、周方向ジグザグ溝6の直線
状部分の延長線の、タイヤ赤道面X−Xとの交角αを6
°、その直線状部分の広幅部の溝幅を6.0m、狭幅部
の溝幅を0.5−としたもの ・比較タイヤ 第2図に示すトレッドパターンを有するタイヤ ◎試験方法 JIS規格に基づく正規内圧とするとともに、正規荷重
の70%の荷重下での実車走行を行い、ドライ路面での
操縦安定性は、ドライサーキットコースにおけるテスト
ドライバーのフィーリングをもって評価し、ウェット排
水性は、水深5胴のウェット路面を走行時の接地面の残
存面積を計測して評価し、さらに、パターンノイズは、
40km/h 〜100 km/hで走行中の車室内騒
音をフィーリングをもって評価した。
ティブ率35% O発明タイヤ 第1図に示すトレッドパターンを有するタイヤであって
、周方向直線溝2の溝幅を9.0皿、周方向副溝3の溝
幅を6.0 mm、傾斜溝5の溝幅を4.0〜7.0鵬
としたところにおいて、傾斜溝5と周方向直線溝2との
交角βを60〜70°、その傾斜溝5のトレッド端部分
が、タイヤ赤道面X−Xに対してな角度Tを70〜80
゜傾斜溝中間部分のタイヤ赤道面X>Xに対する角度を
30〜60°とし、さらに、周方向ジグザグ溝6の直線
状部分の延長線の、タイヤ赤道面X−Xとの交角αを6
°、その直線状部分の広幅部の溝幅を6.0m、狭幅部
の溝幅を0.5−としたもの ・比較タイヤ 第2図に示すトレッドパターンを有するタイヤ ◎試験方法 JIS規格に基づく正規内圧とするとともに、正規荷重
の70%の荷重下での実車走行を行い、ドライ路面での
操縦安定性は、ドライサーキットコースにおけるテスト
ドライバーのフィーリングをもって評価し、ウェット排
水性は、水深5胴のウェット路面を走行時の接地面の残
存面積を計測して評価し、さらに、パターンノイズは、
40km/h 〜100 km/hで走行中の車室内騒
音をフィーリングをもって評価した。
◎試験結果
上記各試験の結果を下表に指数値をもって表示する。
なお指数値は大きいほどすくれた結果を示すものとする
。
。
表
この表によれば、発明タイヤは、パターンノイズを増加
させることなしに、ドライ路面での操縦安定性およびウ
ェット排水性のそれぞれをともに有利に向上させ得るこ
とが明らかである。
させることなしに、ドライ路面での操縦安定性およびウ
ェット排水性のそれぞれをともに有利に向上させ得るこ
とが明らかである。
(発明の効果)
かくしてこの発明によれば、パターンノイズの増加をも
たらすことなく、とくには、周方向ジグザグ溝の作用下
で、ドライ路面での操縦安定性およびウェット排水性の
両者をともに有効に高めることができる。
たらすことなく、とくには、周方向ジグザグ溝の作用下
で、ドライ路面での操縦安定性およびウェット排水性の
両者をともに有効に高めることができる。
第1図は、この発明の実施例を示すトレッドパターン、
第2図は、比較例を示すトレッドパターンである。
1・・・トレ・ノド部 2・・・周方向直線溝
3・・・周方向副溝 5・・・傾斜溝6・・・
周方向ジグザグ溝 7・・・直線状部分8・・・折曲
部分 X−X・・・タイヤ赤道面第1図 ×−X−・−タイヤ赤道面 2図
3・・・周方向副溝 5・・・傾斜溝6・・・
周方向ジグザグ溝 7・・・直線状部分8・・・折曲
部分 X−X・・・タイヤ赤道面第1図 ×−X−・−タイヤ赤道面 2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、トレッド中央区域でタイヤ周方向へ延在する、少な
くとも一本の周方向直線溝と、少なくとも一方のトレッ
ド側部域に、タイヤ周方向にほぼ等間隔に形成され、タ
イヤの正面視で、トレッド中央区域からトレッド端に向
けて斜め上方へ延在して、周方向直線溝およびトレッド
端のそれぞれに開口する傾斜溝の複数本とを具えるタイ
ヤであって、 タイヤ周方向に隣接する傾斜溝のそれぞれを、タイヤ周
方向にのびる少なくとも一本の周方向ジグザグ溝によっ
て相互に連続させるとともに、各ジグザグ溝を、隣接す
る二本の傾斜溝間で傾向的にタイヤ周方向にのびる直線
状部分と、これも傾向的にタイヤ幅方向に延びる折曲部
分とで形成し、それぞれの直線状部分を、これもタイヤ
の正面視で、トレッド中央区域からトレッド端に向けて
斜め上方へ延在する方向に傾けるとともに、傾斜溝を境
にタイヤ周方向に交互に広幅および狭幅としてなる空気
入りタイヤ。 2、タイヤの正面視で、前記傾斜溝をほぼS字状もしく
はほぼ逆S字状に形成してなる請求項1記載のタイヤ。 3、前記直線状部分の狭幅部を、タイヤの負荷転動時の
接地状態で溝壁が相互に接触する溝幅としてなる請求項
1もしくは2記載のタイヤ。 4、前記直線状部分の延長線と、タイヤ赤道面との交角
を3〜20゜の範囲としてなる請求項1〜3のいずれか
に記載のタイヤ。 5、前記傾斜溝および周方向ジグザグ溝のそれぞれを双
方のトレッド側部域に、タイヤ赤道面に対して線対称に
配設してなる請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247372A JPH04126612A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2247372A JPH04126612A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04126612A true JPH04126612A (ja) | 1992-04-27 |
Family
ID=17162453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2247372A Pending JPH04126612A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04126612A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5291929A (en) * | 1991-11-06 | 1994-03-08 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
US5423364A (en) * | 1992-04-08 | 1995-06-13 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires |
EP0812709A1 (en) * | 1996-06-11 | 1997-12-17 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires |
US6095216A (en) * | 1995-07-14 | 2000-08-01 | Pirelli Coordinamento Pneumatici Spa | Multi-purpose tire for motor-vehicles |
US6340040B1 (en) * | 1998-10-30 | 2002-01-22 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Vehicle tire including main grooves and lug grooves |
KR100328387B1 (ko) * | 1995-04-27 | 2002-06-28 | 신형인 | 소음발생억제 및 배수능력향상용 타이어 |
US7461677B2 (en) | 2004-09-17 | 2008-12-09 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire having bell shaped wide width main grooves |
JP2014177238A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2017007394A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 株式会社ブリヂストン | 建設車両用タイヤ |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP2247372A patent/JPH04126612A/ja active Pending
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