JPH0412653A - 車両用ブラシレス発電機 - Google Patents

車両用ブラシレス発電機

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JPH0412653A
JPH0412653A JP2115577A JP11557790A JPH0412653A JP H0412653 A JPH0412653 A JP H0412653A JP 2115577 A JP2115577 A JP 2115577A JP 11557790 A JP11557790 A JP 11557790A JP H0412653 A JPH0412653 A JP H0412653A
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JP
Japan
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magnetic member
shaped magnetic
plate
magnetic
armature
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Pending
Application number
JP2115577A
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English (en)
Inventor
Arata Kusase
新 草瀬
Keiichiro Tomoari
伴在 慶一郎
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0412653A publication Critical patent/JPH0412653A/ja
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用ブランレス発電機の改良に関し、特に
界磁部により発生する磁束が通過する経路を改良するも
のである。
〔従来の技術〕
従来の車両用ブラシレス発電機にあっては、例えば、回
転子を小型計量化するために爪状ボールコアに磁性体を
設け、さらに界磁巻線をボールコアの両側に設けたもの
がある(日本電装公開技報No、 62−138 )。
そして、ボールコアに設けられた磁性体から発生し、一
方の爪部を通過して電機子コアに供給され、他方の爪部
を通過して再び磁性体に戻る第1の磁束と、一方の界磁
巻線によって発生し、一方の爪部からフレームを通過し
て電機子コアの外周に達し、そこから電機子コア内を通
過して再び同じ爪部に帰還する磁気閉路を形成する第2
の磁束と、他方の界磁巻線によって発生し、他方の爪部
から電機子コア内を通過して電機子巻線の外周に達し、
そこからフレームを通過して再び同し爪部に戻る第3の
磁束とが発電に用いられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来の車両用ブラシレス発電機にあっては、
一方の爪部にはフレームから電機子コア内を通過してく
る第2の磁束が入り、他方の爪部からは第3の磁束が出
ていき、電機子コア内を通過してフレームに達するとい
う構成であるため、電機子コア外周部に位置するフレー
ム内部において、ボールコアの回転に従って、それぞれ
極性の異なる第2、第3の磁束が変動する。そして、こ
の磁束の変動によりフレーム内部にうず電流が発生して
、損失を生じるという問題点がある。
そこで、本発明は、大量の磁束を損失なく電機子に供給
できる構成にすることで、小型の車両用ブラシレス発電
機を得ることを目的としている。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の車両用ブラシレス
発電機においては、シャフトの周方向に所定間隔をもっ
て配置され、軸方向に伸びる多数の板状磁性部材を備え
る回転子において、所定の間隔をもって隣り合う板状磁
性部材間に、周方向に、かつ隣り合う面が同極性となる
ように着磁されるマグネットを固定し、上記板状磁性部
材の外周面と空隙を介して対向する電機子コアおよびこ
の電機子コアに巻装される電機子巻線とからなる電機子
の外周に非磁性部材を設け、この非磁性部材の外周を囲
む筒部とこの筒部の両端の開口部を塞ぐ2つの側面部と
からなり、シャフトを回転可能に支持する磁性体のフレ
ームを設け、さらに、通電すると磁束を生じる界磁巻線
を設けたものである。
また、板状磁性部材の両端に円盤状の磁性部材を配置し
て、この円盤状磁性部材とフレームの側面部との間に環
状磁性部材を配置して、円盤状磁性部材の外周面と環状
磁性部材の内周面とが対向するようにし、さらに、上記
円盤状磁性部材の外周面および環状磁性部材の内周面に
テーパを形成することが望ましい。
〔作用〕
上記のように構成された車両用ブラシレス発電機は、マ
グネットにより発生する磁束が、1つの板状磁性部材か
ら空隙を介して電機子コアに供給され、再び空隙を介し
て、隣り合う他の板状磁性部材を通過してマグネットに
戻る。
また、界磁巻線により発生する磁束が、1つの板状磁性
部材から空隙を介して電機子コアに供給され、再び空隙
を介して、隣り合う他の板状磁性部材を通過し、次にこ
の板状磁性部材の端部がら空隙を介してフレームに達し
、フレームの外周を通過して、−元の板状磁性部材の端
部に戻る。
また、板状磁性部材の両端に円盤状の磁性部材を配置し
て、この円盤状磁性部材とフレームの側面部との間に環
状磁性部材を配置して、円盤状磁性部材の外周面と環状
磁性部材の内周面とが対向する構成にして、さらに上記
円盤状磁性部材の外周面および環状磁性部材の内周面に
テーパを形成することで、円盤状磁性部材の外周面と環
状磁性部材の内周面との間の空隙距離を短縮できると共
番こ、シャフトの軸方向の空隙距離は長く保つことがで
きる。
〔実施例〕
以下、図に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す車両用ブラシレス発
電機の部分断面図であり、第2図は、第1図中の一点鎖
線■−■に沿った部分断面図である。
発電機の回転子はシャフトと磁極部とで構成されている
非磁性ステンレスのシャフト1は、2つのローレットが
所定間隔をもって形成されており、一端には動力伝達ギ
ヤ2がネジ留めされている。
磁極部を構成する第1のポールコア3は、中央にシャフ
ト1が通る穴を設けた第1の円盤状磁性部材301と、
この第1の円盤状磁性部材3010片側側面に、周方向
に沿って等間隔に、かつシャフト1の軸方向に伸びる6
個の第1の板状磁性部材302とで構成されている。
そして、この第1の板状磁性部材302の断面形状は、
第2図に示すように径方向かつ外方向に向かうに従って
拡がる扇形であり、外周部にフランジ303が形成され
ている。また、第1の円盤状磁性部材301の外周面3
04は、第1の板状磁性部材302が形成される側面か
ら反対側の側面に向かうに従って断面積が小さくなるテ
ーパ形状をしている。
さらに、第1の板状磁性部材302の外周部両端には一
対の凹部305を形成してあり、一方、板状磁性部材3
02の内径は第1の円盤状磁性部材30.1の内径より
も大きくしている。
この第1のポールコア3と、同形状の第2の板状磁性部
材402および第2の円盤状磁性部材401とで構成さ
れる第2のポールコア4とが、各々の板状磁性部材30
2.402の側面が交互に所定間隔をもって隣り合うよ
う配置され、隣り合う板状磁性部材302と402との
間に直方体のマグネット5が挿入固定されて磁極部が構
成される。
そして、この状態でシャフト1のローレット部分に第1
、第2の円盤状磁性部材301.401の内周が圧入固
定されて、全体として回転子を形成している。
その際、シャフト1の外周と、第1、第2の板状磁性部
材302.402およびマグネ、ト5それぞれの内周と
の間に形成される筒状の空間にチューブ状C形スプリン
グ7を配置し、マグネット5の内周に圧接させることで
、マグネット5は径方向外周側に押圧されて外周面が上
記フランジ303.403に当接して固定される。また
、マグネット5は、周方向にかつ互いに隣り合う面が同
極性となるように着磁されている。
一方、第1の板状磁性部材302および第2の板状磁性
部材402の外周部両端に設けられた凹部305.40
5に配置されたステンレスリング6は、回転子の回転に
よる遠心力に対して、径方向かつ内方向に押圧する力を
発生して、第1の板状磁性部材301および第2の板状
磁性部材401の径方向への膨らみを防止する。
さらに、この回転子中に界磁巻線を配置しないため、こ
の界磁巻線を巻装するためのボス部を設けていないので
、マグネット5をシャフト1の外周近傍から第1、第2
の板状磁性部材302.402の外周近傍の広い範囲で
配置することが可能であり、マグネット5の表面積を十
分に大きく設定して多くの磁束を発生することができる
ので回転子を小型化することができる。
14はフロントベアリング8を介して上記シャフト1を
回転自在に支持するフロントエンドフレームであり、筒
部141と、この筒部141の一端に一体に形成される
べく、中央にシャフトlが通る穴を有する円形の側面部
142とで構成されている。側面部142の内側には、
シャフト1が通る穴に沿った円筒形の凹部143が形成
され、一方、筒部141の開口側端部には係合部144
が形成されている。
リヤエンドフレーム15も同様に、1部151と、この
筒部151の一端に一体に形成されるべく、中央にシャ
フト1の通る穴を有する円形の側面部152とで構成さ
れており、側面部151の内周にはシャフト1が通る穴
に沿った円筒形の凹部153が形成され、一方、筒部1
51の開口側端面には係合部154が形成されている。
そして、上記フロントエンドフレームエ4とリヤエンド
フレーム15を、それぞれの係合部144.154を合
わせ、中空円筒状のフレームを形成形する。そして、筒
部の内周、および両側面部には、銅製で薄肉のうず電流
シールド20が設けられている 10は略環状の磁性体なる第1のヨークピースであり、
外側側面には凹部101が形成され、この凹部101と
フロントエンドフレーム14の側面部に形成された凹部
143との間で、フロントへアリング8が挟持され、固
定される。一方、内側側面の外周には環状の凹部103
が形成されている。さらに、内周面102は軸方向かつ
外方向に向かうに従って傾斜するテーパ状である。尚、
外周には第1の界磁巻線18が巻装されている。
また、11も同様な略環状の磁性体なる第2のヨークピ
ースであり、平面部111をなす外側側面とりエンドフ
レーム15の側面部に形成された凹部153との間で、
リヤベアリング9が挟持され、固定される。一方、内側
側面の外周には環状の凹部113が形成されている。さ
らに、内周面112は軸方向かつ外方向に向かうに従っ
て傾斜するテーパ状である。尚、外周には第2の界磁巻
線が巻装置されている。
そして、上記フロントエンドフレーム14の側面部14
2の内側に第1のヨークピース1oを第1のボルト16
で同軸に固定している。同様に、上記リヤエンドフレー
ム15の側面部152の内側に第2のヨークピース11
を第2のポル)17で同軸に固定して、上述のシャフト
1が回転可能に支持されている。そして、第1、第2の
円盤状磁性部材301.401の外周面304.404
が、それぞれ第1、第2のヨークピース1o、11の内
周面102.112と微小空隙を介して対向している。
また、非磁性かつ絶縁体なる薄日筒形の隔絶チューブ2
1の両端が、第1のヨークピース1oと第2のヨークピ
ースIIのそれぞれの内周面に形成された環状の凹部1
03.113に係合し、固定されてる。
電機子は、環状の電機子コア12と、これに巻装される
三相電機子巻線13とで構成される。電機子コア12の
軸方向の寸法は、第1、第2の板状磁性部材302.4
02の最大径を有する外周面の軸方向の寸法と等しく、
また、電機子コア12の内周面は隔絶チューブ21およ
び微小空隙を介して、第1、第2の板状磁性部材302
.402の最大径を有する外周面と対向し、一方、外周
面はうず電流シールド20と接してフロントエンドフレ
ーム14の筒部内周に固定されている。
さらに、フレームと隔絶チューブ21との間の筒状空間
に、図示しないエンジンの潤滑油を冷却油22として導
き、三相電機子巻線13、第1の界磁巻線18、第2の
界磁巻線19、リヤエンドフレーム15の側面部152
の外側に固定され三相電機子巻線13に発生する交流を
直流に変換する整流器24に接触してこれらを冷却させ
、再びエンジンへ戻すという構成にしている。
ここで、図示しないエンジンへの取付けは、フロントエ
ンドフレーム14を、第3のボルト25でエンジンのフ
レーム24に固定することにより行い、その際、シャフ
ト1に固定された動力伝達ギア2が、図示しないエンジ
ンに連結される駆動ギアと噛合している。
次に、上記構成のブラシレス発電機において、その細部
の機能について詳細に説明する。
上記構成により、エンジンが始動すると、駆動ギヤ2を
介してシャフト1が回転駆動する。
そして、第1の界磁巻線18に電流を流すと磁束が生じ
、この磁束は第1図の実線Aで示すように、第1の板状
磁性部材302から第1の円盤状磁性部材301を通り
、第1のヨークピース10に達し、それからフロントエ
ンドフレーム14の側面部142、筒部141、リヤエ
ンドフレーム15の筒部151、側面部152、第2の
ヨークピース11、第2の円盤状磁性部材401と通過
し、第2の板状磁性部材402の外周面から微小空隙お
よび隔絶チューブ21を介して電機子コア12に達した
後、再びこの電機子コア12から空隙および隔絶チュー
ブ21を介して第1の板状磁性部材に戻るという第1の
磁気回路を形成する。
さらに、マグネット5により2つの経路の磁束が生しる
一つは、第2図の実線Bで示すように、マグネット5の
一方の側面から出て、第2の板状磁性部材402を通過
し、その外周面から微小空隙および隔絶チューブ21を
介して電機子コア12に達し、そして再び微小空隙およ
び隔絶チューブ21を介して第1の板状磁性部材302
に達してマグネット5の他方の側面に戻るという第2の
磁気回路を形成する磁束であり。
もう一つはマグネット5の一方の側面から出て第2の板
状磁性部材402、第2の円盤状磁性部材401を経由
して、第2のヨークピース11、フロントエンドフレー
ム14、リヤエンドフレーム15、第1のヨークピース
10と通過し、第1の板状磁性部材302、第1の円盤
状磁性部材301を経由してマグネット5の他方の側面
に戻るという第3の磁気回路C(図示路)を形成する磁
束である。ここで、この磁束は、向きが第1の磁気回路
Aを形成する磁束と反対であり、その磁路に電機子コア
12を含まないため出力にも寄与されない。
また、第2、第3の磁気回路B、Cを形成する磁束の大
きさは、各々の磁路における磁気抵抗の大きさの比率に
よって決定することは明らかである。
従って、第1の界磁巻線より第1の磁気回路を形成する
磁束が生じている場合は、第3の磁気回路Cを形成する
磁束は妨げられるため、マグネ・ノド5より生じる磁束
の殆どが第2磁気回路Bを形成する。
そして、従来と異なって、界磁巻線により生じる磁束は
フレームの両側面部を磁気的につなぐ磁気回路を形成し
、電機子コアとフレームとを磁気的に直接つなく磁束を
なくしている。従って、回転子が回転してもフレーム内
部の磁束の変動がなく、うず電流も発生しないのでこれ
による損失をなくすことができる。
ここで、上記実線Aで示される第1の磁気回路Aは、第
2の板状磁性部材402を通過した磁束で、その後電機
子コア12を経由して第1の板状磁性部材302へ達す
る有効磁束のみで形成されているが、実際には、電機子
コア12を経由することなく第1の板状磁性部材302
へ達する漏洩磁束も生じている。
しかし、マグネット5を第1の板状磁性部材302と第
2の板状磁性部材402との間に配置していることによ
り、第1の板状磁性部材302を通過した磁束は、マグ
ネットによる上記第2の磁気回路Bの磁束により電機子
コア3の方向に反発されるので、漏洩磁束は微小なもの
にできる。従って、第1の磁気回路Aの磁路を形成する
フロントエンドフレーム14およびリヤエンドフレーム
15には、大きな漏洩磁束を流すことがなくなるので、
その断面積を小さくすることができる。
さらに、上述の第1の磁気回路Aおよび第2の磁気回路
Bを形成する磁束が、電機子コア12を通過する有効磁
束を分担するため、有効磁束の全てを、第1の磁気回路
Aの磁路を形成するフロントエンドフレーム14および
リヤエンドフレーム15に通す必要がないので、この部
分の断面積をさらに小さくすることができる。
上記のことからフロントエンドフレーム14およびリヤ
エンドフレーム15を充分に薄肉とすることができる。
ここで、第1の界磁巻線180通電電流を制御するため
に、電流制御手段26を設け、これを第3図に示す。コ
レクタが整流器23の出力に接続された第1のトランジ
スタ261のエミッタと、エミッタがアース接地された
第2のトランジスタ262のコレクタとが接続され、コ
レクタが第1のトランジスタのコレクタと整流器23の
出力との間に接続された第3のトランジスタ263のエ
ミッタと、エミッタがアースに接地された第4のトラン
ジスタ264のコレクタとが接続されている。
そして、第1の界磁巻線j8の一端は第1のトランジス
タ261のエミッタと第2のトランジスタ262のコレ
クタとの間に接続され、他端は第3のトランジスタ26
3のエミッタと第4のトランジスタ264のコレクタと
の間に接続されている。
上記構成により、第1、第4のトランジスタ261.2
64をONL、、第2、第3のトランジスタ262と2
63とをOF Fすると順方向の電流が流れ、反対に、
第1、第4のトランジスタ261、.264を0FFL
、第2、第3のトランジスタ262と263とをONす
ると逆方向の電流が流れる。また、すべてのトランジス
タをOFFすると電流は遮断されるので、電流値を調整
することができる。
そして、電気負荷需要が少ない時は、上記電流制御手段
26により第1の界磁巻線18に流れる電流値を低減さ
せて、第1の界磁巻線18により発生し第1の磁気閉路
Aを形成する磁束を減少させればよい。
さらに、電気負荷需要が十分少ない時には、電流制御手
段26により第1の界磁巻線18に前述と逆方向の電流
を流し、第1の磁気回路Aと同じ経路で反対方向の磁束
を発生させ、この磁束により第3の磁気閉路Cを通過し
出力に寄与しない磁束を高め、第2の磁気回路Bを通過
し電機子コア12を通過する磁束を減少させて出力を低
下させればよい。
次に、第2の界磁巻線19について説明する。
本発明のブラシレス同期機は第1の円盤状磁性部材30
1と第1のヨークピース10との間と、第2の円盤状磁
性部材401と第2のヨークピース11との間に筒状か
つテーパ状の空隙を介して磁束が通過する構成であるた
め、励磁力を高める必要があり、これに対処するために
、第3図に示すように発電機13に対して並列に接続さ
れた第1の界磁巻線18の電流を増加すると、その分、
電気負荷に供給される電流が減少してしまう。特に低速
回転時には、第1の界磁巻線18に多くの電流を流す必
要があり、負荷電流の低下を避けられない。
この問題を解決するために整流器の出力と電気負荷に接
続される発電機出力端子との間に第2の界磁巻線19を
接続し、負荷電流の全部を通電励磁させる構成を採用し
、負荷電流の低下を防止する。
さらに、第2の界磁巻線19を整流器23および第1の
界磁巻線18に対して、発電機出力端子側に接続するこ
とで、整流器により交流を瞬時に反転し直流として出力
する場合に生しるスパイク状の電圧あるいは、第1〜第
4のトランジスタ281〜284の0N−OFFにより
生しるスパイク状の電圧を、第2の界磁巻線19のリア
クタンスにより吸収し平滑することができる。従って、
発電機出力の高周波成分が大幅に低減し、ラジオノイズ
が大幅に低減する。一般に発電機出力電流に比例してラ
ジオノイズが増加するため、従来のノイズ量でよいもの
であれば、大幅大容量化することができる。
そして、第1の界磁巻線18と第2の界磁巻線19を、
電機子巻線13の内周の空間を利用して配置することに
より、軸方向の寸法を短縮することができる。
次に、銅製のうず電流シールド20について説明する。
前述のようにフロントエンドフレーム14およびリヤエ
ンドフレーム15は磁路を形成するために鉄製であり、
電機子巻線13の漏れ磁束によって鉄損を生じる。これ
に対処するために、抵抗の低い銅製の薄板であるうず電
流シールド20を、電機子コア12および電機子巻線1
3と、フロントエンドフレーム14およびリヤエンドフ
レーム15との間に配置している。
上記構成のものでは、電機子巻線13から発生する漏れ
磁束に対し、反発する磁束を発生するようなうず電流が
うず電流シールド20に生じる。
そして、この反発磁束により電機子巻線13の漏れ磁束
がフロントエンドフレーム14およびリヤエンドフレー
ム15に侵入することを阻止する。
この場合、うず電流シールド20のうず電流損を考慮し
ても、上述のうず電流阻止効果の方が大きく、フロント
エンドフレーム14およびリヤエンドフレーム15まで
含めた全体としての損失が減少し、効率を向上すること
ができる。
さらに、第1、第2の円盤状磁性部材301.401の
外周面304.404をテーパ状にし、第1、第2のヨ
ークピース10.11の内周面102.112をテーパ
状にすることにより、第1の円盤状磁性部材301の外
周面304と第1のヨークピース10の内周面102、
および第2の円盤状磁性部材401の外周面404と第
2のヨークピース11の内周面112の面積を拡げ、空
隙距離を小さくして、磁束が通過し易くすると同時に、
ボールコアの軸方向の寸法を短くすることができる。
その際、第1の円盤状磁性部材301の外周面304と
第1のヨークピース10の内周面102との間、および
第2の円盤状磁性部材401の外周面404と第2のヨ
ークピース11の内周面112との間の空隙の軸方向の
距離は十分に保つことも可能としている。つまり、回転
子が軸方向に動くことにより第1の円盤状磁性部材30
1と第1のヨークピース10、および第2の円盤状磁性
部材401と第2のヨークピース11とが接触するとが
ない。
さらに、絶縁チューブ21を設けて筒状空間を形成させ
、冷却油22を導き、第1の界磁巻線18、第2の界磁
巻線19、電機子コア12、整流機24等の発熱部を集
中冷却する構成とすることにより、冷却ファンを設ける
必要をなくし、風損を低減することができ、効率を向上
することができる。
また、この筒状空間にアルミナ等を含む熱伝導グリスを
充填して密封し、電機子巻線13、第1の界磁巻線18
、第2の界磁巻線19等の発熱部の熱を上記熱伝導グリ
スを介して、フロントエンドフレーム14およびリヤエ
ンドフレーム15に伝達させ、この熱を冷却ファンによ
り冷却する構成にしてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明においては、回転子のボールコ
アの隣接する板状磁性部材間に固定されたマグネットか
ら発生し、板状磁性部材を磁路とする磁束と、フレーム
に固定された界磁巻線から発生し、板状磁性部材および
フレームを磁路とする磁束とを合わせて、電機子コアに
供給する構成にすることにより、磁路を形成するフレー
ムの断面積を小さくすることができるため、フレームの
肉厚を十分に薄くすることができる。
そして、界磁巻線により生しる磁束はフレームの両側面
部を磁気的につなく磁気回路を形成し、電機子コアとフ
レームとを磁気的に直接つなく磁束をなくしてあり、回
転子が回転してもフレーム内部の磁束の変動がなく、う
ず電流も発生しないのでこれによる損失をなくすことが
できる。
また、磁束の通過する板状磁性部材の両端およびこれに
対向する磁性部材の形状をテーパ状にすることにより、
磁路面積を拡げ空隙距離を小さくすることができ磁路抵
抗を減少すると共乙こ、回転子の軸方向寸法を短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す車両用ブラシレス発電機
の部分断面図、第2図は第1図中の一点鎖線■−■に沿
った断面図、第3図は電流制御手段を示す電気回路図で
ある。 ■・・・シャフト53・・・第1のボールコア、301
・・・第1の円盤状磁性部材、302・・・第1の板状
磁性部材、4・・・第2のポールコア、401・・・第
2の円盤状磁性部材、402・・・第2の板状磁性部材
5・・・マグネット、10・・・第1のヨークピース(
第1の環状磁性部材)、11・・・第2のヨークピース
。 (第2の環状磁性部材)、工2・・・電機子コア、13
・・・電m子巻’IIA、  14・・・フロントエン
ドフレーム。 141・・・筒部、142・・・側面部、15・・・リ
ヤエンドフレーム、151・・・筒部、152・・・側
面部、18・・・第1の界磁巻線、19・・・第2の界
磁巻線。 −33・

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シャフト(1)と、このシャフト(1)の周方向
    に所定間隔をもって配置され、前記シャフト(1)の軸
    方向に伸びる多数の板状磁性部材(302、402)と
    、隣り合う前記板状磁性部材間に挟まれて固定され、周
    方向にかつ対向する面が同極性となるように着磁される
    マグネット(5)とを備える回転子と、前記板状磁性部
    材(302、402)の外周面と空隙を介して対向する
    電機子コア(12)と、この電機子コア(12)に巻装
    される電機子巻線(13)とからなる電機子と、 前記電機子の外周に設けられた筒状の非磁性部材(20
    )と、 磁性体からなり、前記非磁性部材(20)の外周を囲む
    筒部(141、151)と、この筒部(141、151
    )両端の開口部を塞ぐ第1、第2の側面部(142、1
    52)とで構成され、この側面部(142、152)が
    前記板状磁性部材(302、402)の両端と空隙を介
    して対向すると共に、前記シャフト(1)を回転可能に
    支持するフレーム(14、15)と、 隣り合う二つの板状磁性部材(302、402)の内、
    一方の板状磁性部材(302)を通過して電機子コア(
    12)に達し、それから他方の板状磁性部材(402)
    を通過して、第1のフレーム側面部(142)、フレー
    ム筒部(141、151)、第2のフレーム側面部(1
    52)と通過して元の板状磁性部材(302)に戻る磁
    束を発生する界磁巻線(18、19)と、 を備えることを特徴とする車両用ブラシレス発電機。
  2. (2)板状磁性部材(302、402)の両端に配置さ
    れる第1、第2の円盤状の磁性部材(301、401)
    と、前記第1の円盤状磁性部材(301)と前記第1の
    側面部(142)との間に配置され、前記第1の側面部
    (142)に固定されると共に前記第1の円盤状磁性部
    材(302)の端部とは空隙を介して対向する環状磁性
    部材(10)と、 前記第2の円盤状磁性部材(401)と前記第2の側面
    部(152)との間に配置され、前記第2の側面部(1
    52)に固定されると共に前記第2の円盤状磁性部材(
    402)の端部とは空隙を介して対向する環状磁性部材
    (11)とを備え、 第1、第2の板状磁性部材の外周部の軸方向の寸法は前
    記電機子コア(12)の軸方向の寸法に略等しく、第1
    、第2の円盤状磁性部材の外周に、端面に向かうに従っ
    て断面積が小さくなるテーパを形成し、さらに前記第1
    、第2の環状磁性部材(10、11)の内周には、前記
    円盤状磁性部材(10、11)のテーパ状の外周に対し
    て、微小空隙をもって対向するようなテーパを形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の両用ブラシレス発電機
JP2115577A 1990-04-30 1990-04-30 車両用ブラシレス発電機 Pending JPH0412653A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089509A (ja) * 1994-06-21 1996-01-12 Junrai Ko 低公害小型エンヂン充電器付電気自動車と三相高速モータ兼パルス発電機付自動車
CN102130407A (zh) * 2010-12-24 2011-07-20 苏州东南碳制品有限公司 一种卡车起动电机用碳刷及其制造方法和应用

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