JPH04126411A - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JPH04126411A
JPH04126411A JP2279005A JP27900590A JPH04126411A JP H04126411 A JPH04126411 A JP H04126411A JP 2279005 A JP2279005 A JP 2279005A JP 27900590 A JP27900590 A JP 27900590A JP H04126411 A JPH04126411 A JP H04126411A
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JP
Japan
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insulated gate
channel insulated
npn transistor
gate fet
operating potential
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JP2279005A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yano
和男 矢野
Mitsuru Hiraki
充 平木
Hisayuki Higuchi
樋口 久幸
Masaru Tachibana
大 橘
Makoto Suzuki
誠 鈴木
Katsuhiro Shimohigashi
下東 勝博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はCMOSとバイポーラを組み合わせた高速で低
消費電力の論理回路に関し、特に、0.5ミクロン以下
の微細加工を用い、4V以下の電源電圧を用いた集積回
路用の論理回路に関する。
〔従来の技術〕
バイポーラとCMOSを組み合わせた、高速で低消費電
力の論理回路が、集積回路の高速化の有力な手段として
最近大きな関心を集めている。従来のB1CMOS回路
は、H,Momose et al、 IEEEELE
CTRON DEVICE MEETING 1987
 、 p p 838−840において論じられている
。従来のB1CMOSによる2人力NAND回路を、第
2図に示す、なお、この種の類似装置として、関連する
ものとしては、特開昭59−8431号が挙げられ、こ
の回路図を第9図に示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、BiCMO5論理回路は5vの標準電源電圧を動
作電圧としていたが、0.5 ミクロン以下のゲート長
を持つ集積回路が作製可能となるまでに微細加工技術が
進歩した昨今では、5v以下の低電源電圧で動作するこ
とが強く望まれるようになってきた。これは、MOSF
ETのホットキャリアによる素子劣化を防ぎ、かつ消費
電力を低減するためである。
しかしながら、従来のBiCMO5論理回路は4V以下
の電源電圧では動作速度が大幅に劣化し、CMOSに対
して十分な優位性が無くなってしまったり、あるいはC
MOSよりも遅くなってしまい、実用的でなくなってし
まうことが広く知られている。
しかしながら、これを解決する回路は従来知られておら
ず、今後の微細な集積回路ではB1CMOS回路は使え
なくなると考える専門家もいる。これを裏返せば、低電
圧動作可能な新しいBiCMO5回路が発明されれば、
その産業的価値は極めて高いことを示している。
従来のBiCMO5回路が低電圧動作に向かない理由を
始めに第2図を用いて説明する。
従来のBiCMO5回路では、第2図に示すように、出
力端子N6を放電する回路としてnpnバイポーラトラ
ンジスタQ2とnチャネルMO5FET MN 3 。
MN4を用いている。第2図において、信号が入力され
るノードN2がローからハイになり、これによって出力
端子N3がハイからローに変化する場合を考える。
この時、ノードN2は同種のBiCMO5回路によって
充電されているとすると(すなわち、トランジスタQ3
によって充電されているとすると)、ノードN2のハイ
レベルは電源電圧VCCよりトランジスタQ3のベース
・エミッタ間のオン電圧V。
たけ低い電位までしか上がらない、また、バイポーラト
ランジスタQ2が動作するためには、ノードN1はV。
だけ接地電位より高い電位にある必要がある。従って動
作状態では1M05FET  M N 4のゲート・ソ
ース間には、最大でもV、、−2V、。
という電圧しか印加されない。VIgは約1v程度の電
圧であるから、 V cc −2V m zはおよそV
CC−2(■)程度である。
第3図にはMOSFETのドレイン電流のゲート・ソー
ス間電圧依存性を示す。この図から明らかなようにvo
の影響によって、第2図の回路のMO5FETMN4の
ドレイン電流は大幅に減少してしまうので、回路の動作
速度も遅くなる。電源電圧vccが低下すると、Vcc
に対してv@6が相対的に大きくなるので、このドレイ
ン電流の減少の影響も顕著となってくる。これが、従来
のBiCMO3回路が低電圧で遅くなってしまう原因で
ある。
第9図に示す従来回路も、バイポーラトランジスタQ1
3.Q14のベースを充電するのにpチャネルMO3F
ET MP20.MP21.MP  22を用いている
が、出力端子N21のハイレベルが電源電圧V a 6
よりも出力ノード充電のためのバイポーラトランジスタ
Q13のオン電圧vB1分だけ低い電位になってしまう
ので低電圧動作には適さない。
なお、第9図の従来回路の低電g電圧での速度性能につ
いては、従来詳細に検討されていない。
従来の第9図の回路構成においては、出力ノードN21
の放電のためのトランジスタQ14の放電動作完了の後
、このトランジスタQ14のベース蓄積電荷を放電する
経路が無いため、短い周期で入力信号が変化した場合に
、トランジスタQ13゜Q14に大きな貫通電流が流れ
、高速動作の妨げとなり、また消費電力が著しく大きく
なってしまうと言う問題も本発明者等の検討により明ら
かとされた。
本発明は上記の如き本発明者等による検討を基礎にして
為されたものであり、その目的とするところは4■以下
の電源電圧でも高速に動作する高集積化に適したBiC
MO5論理回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態によれ
ば、 第1の動作電位点(V。。)と出力端子(N6)との間
にコレクタ・エミッタ経路が接続された第1のnpnト
ランジスタ(Q5)と。
上記出力端子(N6)と第2の動作電位点(にND)と
の間にコレクタ・エミッタ経路が接続された第2のnp
nトランジスタ(Q6)とを具備し、上記第1の動作電
位点(V、、)と上記第2の動作電位点(GND)との
間に印加さ九る電圧差が4V以下に設定され、 pチャネル絶縁ゲートFET(MP3.MP4)から構
成された第1のスイッチング回路が、上記第1の動作電
位点(V、。)と上記第1のnpnトランジスタ(Q5
)のベースとの間に接続され、pチャネル絶縁ゲートF
ET(QP5)から構成された第2のスイッチング回路
が上記出力端子(N6)と上記第2のnpnトランジス
タ(Q6)のベースとの間に接続され。
上記第1のスイッチング回路と上記第2のスイッチング
回路を構成する上記Pチャネル絶縁ゲートFET(MP
3.MP4.QP5)のゲート長さは0.5ミクロン以
下に設定されたことを特徴とするものである(第1図参
照)。
さらに、本発明の好適な実施形態によれば、第1のnp
nトランジスタ(Q5)のベース・エミッタ間に抵抗(
R1)あるいは等価的に抵抗として動作量る類似回路要
素を接続するようにしたものである(第1図参照)。
また、本発明の好適な実施形態によれば、pチャネル絶
縁ゲートFET(MP8.MP9)から構成された第3
のスイッチング回路が上記第2のスイッチング回路を構
成する上記pチャネル絶縁ゲートFET(MPIO)の
ゲートと上記第1の動作電位点(V。。)との間に接続
され、該第3のスイッチング回路を構成する該Pチャネ
ル絶縁ゲートFET(MP8.MP9)のゲート幅が上
記第1のスイッチング回路を構成する上記Pチャネル絶
縁ゲートFET(MP6.MP7)のゲート幅よりも小
さく設定されたものである(第6図参照)。
また、本発明の好適な実施形態によれば、上記第2のn
pnトランジスタ(Q6)のベースと上記第2の動作電
位点(GND)との間に、抵抗(R2)あるいは等価的
に抵抗として動作する類似回路要素を接続したものであ
る(第1図)。
上記目的を達成するために、本発明の他の一実施形態に
よれば、 第1の動作電位点(v、。)と出力端子(N24)との
間にエミッタ・コレクタ経路が接続された第1のnpn
トランジスタ(Q15)と、 上記出力端子(N24)と第2の動作電位点(GND)
との間にエミッタ・コレクタ経路が接続された第2のn
pnトランジスタ(Q16)とを両値し、nチャネル絶
縁ゲートFET (MP23.MP24)から構成され
た第1のスイッチング回路が上記第1の動作電位点(V
。。)と上記第1のnpnトランジスタ(Q15)のベ
ースとの間に接続され、上記該第2のnpnトランジス
タ(Q16)のベース端子をハイレベルに充電するため
の第1のnチャネル絶縁ゲートFET(MP26)を有
し、該第1のnチャネル絶縁ゲートFET(MP26)
のゲート端子と上記第2の動作電位点(GND)との間
には第2のスイッチング回路を構成するnチャネル絶縁
ゲートF E Tl:MN 24 、 MN 25)の
ソース・ドレイン経路が接続され(第10図参照)、上
記第1のnpnトランジスタのベースと上記第1のnチ
ャネル絶縁ゲートFETのゲートとは、絶縁されている
か、ダイオード、抵抗、これらに類似の回路要素のいず
れかを介して接続されたことを特徴とするものである(
第13図(B)参照)。
本発明の他の一実施形態によれば、 第1の動作電位点(V。。)と出力端子(N33)との
間にエミッタ・コレクタ経路が接続された第1のnpn
トランジスタ(Q19)と、 上記出力端子(N33)と第2の動作電位点(GND)
との間にエミッタ・コレクタ経路が接続された第2のn
pnトランジスタ(Q20)とを具備し、Pチャネル絶
縁ゲートFET (MP34.MP35)から構成され
た第1のスイッチング回路が上記第1の動作電位点(V
。。)と上記第1のnpnトランジスタ(Q19)のベ
ースとの間に接続され、上記該第2のnpnトランジス
タ(Q20)のベース端子をハイレベルに充電するため
の第1のnチャネル絶縁ゲートFET(MP39)を有
し、上記第1のpチャネル絶縁ゲートF E T (M
P39)のゲートと上記第2の動作電位点(GND)と
の間には第2のスイッチング回路を構成するnチャネル
絶縁ゲートFET(MN34.MN35)のソース・ト
レイン経路が接続され、 第3のスイッチング回路を構成するnチャネル絶縁ゲー
トFET(MP38)のソース・ドレイン経路が上記第
1のスイッチング回路と上記第1のnpnトランジスタ
のベースとの間に接続され、該第3のスイッチング回路
を構成するPチャネル絶縁ゲートFET(MP38)の
ゲートは上記出力端子(N33)の信号に応答すること
を特徴とするものである(第12図)。
また、本発明の好適な実施形態によれば、上記第3のス
イッチング回路を構成する上記pチャネル絶縁ゲートF
ET(MP38)のソース・ドレイン経路には他のnチ
ャネル絶縁ゲートFET(MP  37)のソース・ド
レイン経路が並列接続され、該他のpチャネル絶縁ゲー
トF E T (MP37)のゲートは上記出力端子(
N33)の反転信号に応答する(第12図)。
〔作用〕
本発明の代表的な実施形態(第1図)では、出力ノード
充電のための第1のnpnバイポーラトランジスタ(Q
15)のベースはpチャネルMOSFET(MP3.M
P4)のドレイン出力信号によって駆動され、出力ノー
ド放電のための第2のnpnバイポーラトランジスタ(
Q6)のベースもpチャネルMO3FET(MP5)の
ドレイン出力信号によって駆動される。
一方、電源電圧(V。。)の低下に際して、出力ノード
放電のためのnpnバイポーラトランジスタ(Q6)の
V、の影響で、pチャネ/LzMO5FET(MP5)
のドレイン・ソース間に印加される電圧が小さくなる。
しかしながら、第4図に示すように、ドレイン・ソース
間の電圧が70分小さくなっても。
MOSFETのドレイン電流はあまり変化しない、かく
して、本発明の代表的な実施形態は、電源電圧が小さく
なっても高速に動作する。従来のB1CMOSゲート回
路では動作不可能な4V以下の電源電圧でも、本発明の
代表的な実施形態は高速に動作し、従って消費電力を大
幅に小さくすることができる。
本発明のその他の目的と他の特徴は、以下の実施例から
明らかとなろう。
〔実施例〕
以下説明する本発明の実施例では、図示されるnチャネ
ルMOSFETおよびpチャネルMOSFETのゲート
長はすべて0.5 ミクロン以下であって、高集積密度
のBiCMO3半導体集積回路のチ゛ツブに各実施例の
回路が集積化されているものである。また、各実施例の
回路の電源電圧V、。は4V以下に設定されている。こ
の電源電圧設定は、下記のいずれかである。
BiCMO5半導体集積回路のチップ外部から4V以上
(例えば約5V)の外部電源電圧がチップに供給される
場合は、チップに内部電源回路を配置して、この内部電
源回路によって4V以上の外部電源電圧から4V以下の
電源電圧v6゜を発生して、この4V以下の電源電圧V
。。を各実施例の回路に直接供給する。
一方、BiCMO5半導体集積回路のチップ外部から4
V以下の安定な外部電源電圧がチップに供給される場合
は、特にチップに内部電源回路を配置する必要は無く、
供給された安定な外部電源電圧を電源電圧v6゜とじて
各実施例の回路に供給する。
実施例1 以下1本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図は、本発明による低電源電圧での高速動作が可能な2
人力NAND回路の一例を示す。
A、BはNANDゲートへの入力信号であり、MN5.
6はnチャネルMOSFET、 MP 3 、4 、5
はpチャネルMOSFET、 Q 5 、 Q 6はn
pnバイポーラトランジスタ、R1,2は抵抗である。
始めに本実施例の基本的な論理動作を説明する。
MN5,6とMP3,4は0MO5のNAND回路を構
成するので、ノードN4には入力AとBのNAND′信
号が出力される。ノードN4がハイの時には、バイポー
ラトランジスタQ5はオンとなり、MP5はオフであり
、ノードN5は接地電位である。従って、バイポーラト
ランジスタQ6はオフである。従って、バイポーラトラ
ンジスタQ5がオンとなることによって、圧力のノード
N6はVcc−VM!のレベルまで充電される。しがる
後、抵抗R1の働きにより、圧力のノードN6は、電源
電圧VCCと等しいハイレベルまで充電される。この充
電の完了によって、Q5.Q6゜MP5はオフとなるの
で、Q5.Q6の電流はリーク電流程度であり、はとん
ど0である。
ノードN4がハイからローになると、バイポーラトラン
ジスタQ5はオフとなり、pチャネルMOSFET M
 P 5がオン状態となりバイポーラトランジスタQ6
のベース電位N5を充電し、Q6がオン状態となる。従
って、Q6を通して出力端子N6の電荷は放電され、N
6はローレベルとなる。
引き続き、Q6の蓄積ベース電荷がR2を通して放電さ
れる。この放電の完了によって、最終的にはQ5.Q6
.MP5はオフとなるから、Q5゜Q6の電流はリーク
電流程度となり、はとんど0である。
以上より、ノードN4がハイの時にはノードN6はハイ
、ノードN4がローの時にはノードN6はローとなり、
出力N6には入力AとBのNANDが出力されることが
わかる。また、入出力レベルがハイ又はローレベルに保
たれている場合、リーク電流が流れるだけであり、電流
は入力の切り替え時に過渡的に流れるだけである。従っ
て、消費電力は、CMO8と同程度に小さい。また、出
力N3の容量性負荷C6を駆動する能力はバイポーラト
ランジスタQ5,6によって決まり、これはCMO8に
比べ大幅に優れているので、出力N3の負荷容量Ct、
が大きくても十分に高速に動作する。
つぎに1本発明の低電源電圧での動作について述べる。
N05FET  MN5,6.MP3,4は通常の0M
O5と同様の入力振幅、出力振幅で動作するので動作速
度の電圧依存性は0MO5と同程度であると考えて良い
、ノードN4がハイからローへ変化するときには、N4
はvccから接地電位までの変化する。NF5のソース
端子N6は、ノードN4が変化する直前までは抵抗R1
によりVC,:どなっており、N4が急激にローへ変化
するとNF5のゲート・ソース間には(絶対値で)最大
でV。Cの電圧が印加される。これはCMOSゲートの
中のpチャネルMO5FETのゲートソース間に印加さ
れる電圧とほぼ同等の電圧がNF5に印加されることに
なる。その後、ノードN5がNF5を通して充電されて
バイポーラトランジスタQ6はオン状態となるが、この
時N5はQ6オンの電圧v0程度接地電圧より高い電位
にある。従って、NF5のドレイン・ソース間の電圧(
の絶対値)は最大でもVcc  Vm*となる。しかし
、第4図に示したようにMOSFETのドレイン電流は
、ドレイン・ソース間の電圧が小さくなっても、飽和領
域ではほとんど変化しないので、■□分のドレイン・ソ
ース間電圧の低下は動作速度にあまり影響しない。
抵抗R2の働きにより、バイポーラトランジスタQ6の
ベースにはO6がオンとなる過渡的な動作時にのみ電荷
が蓄積され、それ以外の場合はこの蓄積ベース電荷は抵
抗R2によって放電される。
従って短い周期で入力信号が変化しても、正常に動作す
る。この抵抗R2が無い場合は、短い周期で入力信号が
変化すると、O5,O6に大きな貫通電流が流れるため
、高速動作ができないだけでなく、消費電力も大きくな
ってしまう。
第5図には、CMO8回路、従来17) BiCMO5
回路。
及び本発明の第1図の実施例による2人力NANDゲー
トの遅延時間の電源電圧依存性を示す、4V以上の電源
電圧では、第2図の従来のBiCMO5回路が最も高速
であり、本発明を用いるとかえって遅くなってしまう、
4V以下の電圧では、第2図の従来のBiCMO5回路
は遅延時間が急激に大きくなるのに対し、本発明が最も
高速になり、CMO5回路よりも約2倍高速に動作する
。従って本発明は。
電源電圧が4V以下でB1CNO5回路を動作させよう
とする時に高速化の効果があるといえる。
0.5 ミクロンのゲート長を持つnチャネルMO5F
ETのホットキャリアによる素子劣化から決まる降伏電
圧はおよそ4Vであり、これよりゲート長の小さいMO
SFETでは降伏電圧は4V以下になる。
従って0.5  ミクロン以下のゲート長のMOSFE
Tを用いたBiCMO5集積回路において本発明は特に
有効となる。
実施例2 第6図は、本発明の第2の実施例による2人力NAND
回路を示す。
この第6図の本実施例が第1図の第1実施例と相違する
点は、バイポーラトランジスタQ7のベースノ端子N7
とpチャネルMO5FET  M P 10 (7)ゲ
ート端子N8を分離し、ベース端子N7とゲート端子N
8とをそれぞれ独立のCMOSのNANDゲート回路(
NF6.NF7.MN7.MN8 ;NF8.NF9.
MN9.MNIO)で駆動するようにしたものである。
これらのCMOS NANDゲート回路(NF6.NF
7゜MN7.MN8 :NF8.NF9.MN9.NN
l0)は端子N7.N8にともに入力信号A、Hに対し
てAとBのNANDを出力するので論理動作としては、
第1図に示した第1の実施例と同様の動作をし、出力N
9に入力AとBのNANDを出力することは明らかであ
る。
入力A、Hのうちいずれが一方のハイがらローへの変化
に応答して上側のトランジスタQ7を高速でオン状態に
させるためには、上側のCMOSNANDゲート回路(
NF6.NF7.MN7゜MN8)の論理しきい値電圧
はV、。/2より高い値に設定する必要がある。この論
理しきい値電圧の設定のため、上側のC[)S NAN
Dゲート回路におイテは、PチャネjlzMO5FET
  M P 6 、 M P 7のゲート幅は大きな値
に、NチャネルのMO5TET  MN7゜MN8のゲ
ート幅は小さな値に設定されている。
また、NチャネルMO5FET  MN7. MN8の
ゲート幅が小さな値であることによって、上側のCMO
5NANDゲート回路の貫通電流も小さくなる。
両人力A、Bのローからハイへの変化に応答して下側の
トランジスタQ8を高速でオン状態にさセルタメニハ、
下側(7)CMOS NANDゲート回路(NF2 。
NF9.MN9.MNIO)の論理しきい値電圧はV。
。/2より低い値に設定する必要がある。この論理しき
い値電圧の設定のため、下側のCMO5NANDゲート
回路においては、NチャネルMO5FET  MN9.
MNIOのゲート幅は大きな値に、PチャネルMO5F
ET  MP8. MP9のゲート幅は小さな値に設定
されている。また、PチャネルMO5FET  MP8
. MP9のゲート幅が小さな値であることによって、
下側のCMO3NANDゲート回路の貫通電流も小さく
なる。
また、この第6図の実施例では、入力A、Hのうち一方
が既にハイであり、他方がローからハイになる場合を考
えると、電源電圧V、。から小さなゲート幅のMP8あ
るいはMP9を通してノードN8へ流れる貫通電流は第
1図に示した実施例1の場合に比べ大幅に小さくなる。
一方、大きなゲート幅のMN9.MNIOは高速でノー
ドN8の電荷を放電することができる。
同様に、入力A、Bのうち一方がハイであり他方がハイ
からローになる場合を考えると、電源電圧V、。から大
きなゲート幅のMP6あるいはMP7を通してノードN
7が充電されることになるが。
この時、ノードN7から小さなゲート幅のM N 7 
8を通して接地電位に流れる電流は第1図に示した実施
例1の場合に比べ大幅に小さいので、ノードN7は高速
に充電されることかでざる。
さらに第6図に示した本実施例が第1図の実施例と相違
する点は、ダイオードDIを抵抗R4に直列に接続して
いる点である。Dlの順方向電圧■、としては3.3v
から0.6V程度とする。
従って、ノードN8がハイからローになる時(すなわち
MPIOを通してノードNIOが充電される場合)、ノ
ードNIOがあらかじめV、の電位にあるので、Q8が
オン状態となる0、8V程度の電位に短時間に充電する
ことができ、高速動作が可能になる。
また第6図に示した本実施例でも第1図の実施例1と同
様に入力A、Bがハイあるいはローに保持されている場
合は、Q7.Q8.MPIOはいずれもオフ状態である
。この時ノードNIOはDlのフォワード電圧V、とな
る。
例えば、第6図の実施例では、MP6,7゜MN9,1
0を10ミクロンのゲート幅とすると。
MN7.8は4ミクロン程度、MP8.9は2ミクロン
程度のゲート幅とする。
なおダイオードDIとしては、定電圧源として機能する
素子ならなんでも良い。また、このダイオード部分は、
任意の定電圧回路によって置換されることもできる。
第6図に示した本実施例は以上の2点により、第1図に
示した第1の実施例よりもさらに1.3倍程度高速に動
作する。
実施例3 本発明の第3の実施例を第7図により説明する。
第7図は、本発明による低電源電圧での高速動作が可能
な2人力NAND回路の一例を示す。
A、BはNANDゲートへの入力信号であり。
MNII、12はnチャネルのMOSFET、 M P
 11 。
12.13はpチャネルMO5FET、 Q 9 、 
Q 10はnpnバイポーラトランジスタ、R5は抵抗
D2はダイオードである。ダイオードD2のフォワード
電圧■、としては0.3vからlV程度の素子を用いる
。■2小さなダイオードを二つ直列に接続しても良い。
本実施例と実施例1との違いは、ノードNilとノード
N12との間にD2が接続されている点と、Q9のベー
ス・エミッタ間の抵抗が無くな予ている点である。本実
施例では−09のベース・エミッタ間の抵抗の省略によ
って、出力ノードN13のハイレベルはVccからオン
電圧VI11だけ低い電圧となる。また、N11のロー
レベルはD2のために接地電位よりも■2だけ高い電圧
となる。また、同様にノードN12のハイレベルはVC
CよりV、だけ低い電圧となる。しかし、論理動作とし
ては第1図に示した実施例1と同様の動作をすることは
明らかである。
この第7図による本実施例では、全てのMOSFETに
印加されるドレイン・ソース間の電圧の最大値が■。。
−v2となり、小さな降伏電圧のMOSFETを用いる
ことができるので微細化に適する。また、入出力端子N
il、N12がいずれもV cC−V B !あるいは
Vゆ一■、という電圧振幅で動作するので、第1図の実
施例1の回路よりも消費電力が小さい。
この実施例3において、レベルシフト素子としてのダイ
オードD2は後の第13図(B)で説明するように、S
 B D (Schottky Barrier Di
ode)、pn接合ダイオード、MOSダイオード、抵
抗のいずれかによって置換されることができる。
実施例4 本発明の第4の実施例を第8図により説明する。
第8図は、本発明による低電源電圧での高速動作が可能
な2人力NAND回路の一例を示す。
MN13・ 18はnチャネルMOSFETであり、M
P14・・・18はpチャネルMO5FETであり、Q
ll。
C12はnpnバイポーラトランジスタ、D3はダイオ
ードである。
また、ノードN16.N17の間には、クロスカップル
接続された2個のCMOSインバータC1,C2が接続
されている。
従って、第8図に示した本実施例が第6図の実施例2と
相違するのは、第6図の抵抗R3が無い点、クロスカッ
プル接続CMOSインバータC1゜C2がつけ加えられ
た点、及び第6図の抵抗R4の替わりにnチャネルMO
SFET  M N 17とMN18を用いている点で
ある。従って、第8図に示した本実施例の基本的な論理
動作は、第6図の実施例2とまったく同様である。
ノードN14がローからハイになると、Qllを通して
ノードN16はVcc−V、、まで充電される。この充
電動作によって、CMOSインバータC1の出力N17
はほぼ接地レベルになるので。
ノードN16はCMOSインバータC2により充電され
最終的にはV。Cになる。従って、第6図に示した実施
例2の抵抗R3が省略されても、ノードN16のハイレ
ベルはVCCになる。
次に、MN17.MN18の動作について説明する。M
N17.18はバイポーラトランジスタQ12の蓄積ベ
ース電荷を引き抜いて、定常状態にはバイポーラトラン
ジスタQ12に電流が流れないようにする。入力のAが
ハイレベルで、Bがローからハイへ変化するとき、N1
5はハイからローへ変化する。従って、pチャネルMO
3FETMP18がオン状態となり、C12のベース電
位N18を充電し、C12がオン状態となる。C12を
通して出力端子N16の電荷は放電され、N16はロー
レベルとなる。これによって、ノードN17はCMOS
インバータC1により充電されハイとなるので1MN1
3がオン状態となる。従って、C12の蓄積ベース電荷
がMN18を通して放電され、ノードN18はD3のフ
ォワード電圧V。
たけ、接地レベルより高いレベルになる。■、が0.6
v以下であれば、定常状態でC12にながれる電流は小
さい。
続いて、入力Bがハイからローとなる場合を考える。こ
の時、N15がローからハイになるので、MN17がオ
ン状態となる。従って、C12はオフ状態のままである
。この時、N14とN16はハイとなるが、C12はオ
フのままである。従って、C12はノードN15がハイ
がらローに変化する過渡状態以外ではオフとなる。
実施例5 本発明の第5の実施例を第10図により説明する。第1
0図は1本発明による低電源電圧での高速動作が可能な
2人力NAND回路の一例を示す。
MN23−27はnチャネルMOSFETで、MP23
−27はpチャネルMO5FETで、C15,C16は
npnバイポーラトランジスタで、C3はCMOSイン
バータである。
第10図に示した本実施例が第1図の実施例1と相違す
る点は、ノードN22とノードN23の間にゲート端子
がドレインと接続されたMO5FETMN23.MP2
5が接続されている点と、第1図の抵抗R1、R2が能
動抵抗とし動作するMOSFET  MP27.MN2
6.MN27によってに置換されている点である。従っ
て、その基本的な論理動作は、第1図の実施例1とまっ
たく同様である。
ノードN23が放電され、ハイからローになる場合を考
える。この時MN23.MP25は過渡的にオン状態と
なり、N22の電荷を放電する。
しかしN22の電位がM N 23のしきい電圧と等し
くなると、MN23はオフ状態となる。従って。
N22のローレベルは接地電位からしきい電圧だけ高い
電位となる。一方、MP25は、N22がこのローレベ
ルとなる前にオフ状態となる。これは、MP25のソー
ス電位が電源電圧V。。より低い電位となっているため
、ソース・基板の間に基板バイアスが印加され、しきい
値(絶対値)が高くなってしまうからである。
次に、入力の変化によって、N22がローからハイにな
る場合を考える。この時、N22はMN23 。
MP25によってあらかじめ接地電位より高い電位にあ
るため、Q15のベース端子は短時間のうちに充電され
、オン状態となり、高速動作が可能になる。
ノードN22が電源電位に達するとN23もハイになる
が、N23の電位が電源電位よりMP25のしきい電圧
(絶対値)分だけ低い電位となるとMP25がオフ状態
となり、そこがN23のハイレベルとなる。
これに続いてN23がハイからローになる場合を考える
と、N23はMN23.MP25によってあらかじめ電
源電位■。。より低い電位となっている。従って、極め
て短時間のうちにMP26゜Q16がオン状態となり比
カノードN24の放電動作が開始され、高速動作が可能
になる。
以下に述べるように、MN23.MP25には貫通電流
を抑制し、高速化低消費電力化を可能にする働きもある
。すなわち、入力Aが既にハイ状態にあり、入力Bがロ
ーからハイに変化する場合を考える。この場合、MN2
4.MN25は共に導通状態となるので、N23がロー
となる。この時、MN24とMN25にはN23の蓄積
電荷を放電する電流に加えて、MN23、MP25を介
して電源端子v6.から貫通電流が流れる。この貫通電
流は無効な電流であり、動作速度の劣化を招くことにな
る。従って、本実施例では、MN23とMP25にはゲ
ート幅が小さいMOSFETを用いることにより、この
貫通電流を小さくすることができる。このため、第1の
実施例よりも、高速動作が可能であり1貫通電流が小さ
いため消費電力が小さい。
MN23.MP25を抵抗で置換しても、高速化・低消
費電力化の効果を得ることができる。そのほかにダイオ
ード、またはダイオードと抵抗を直列接続したものなど
も同様の効果がある。
MN26.MN27の動作は、第8図による実施例4の
MN17.MN18の動作と同様であるので説明を省略
する。
次にMP27の動作について説明する。ノードN22が
ローからハイになる場合を考える。ノードN22がロー
の時、ノードN24もローとなるので、CMOSインバ
ータC3の出力N25はハイとなっている。従って、M
P27はオフである。
ノードN22の電位がローからハイに上昇し始めても、
MP27はオフのままであるから、N22を充電する電
流は効率良くQ15のベースを充電するのに用いられる
。N22が電源電位v6゜どなると、Q15を介して出
力ノードN24は充電されv6゜−voとなる。このv
6゜−Vllのレベルまでの充電の完了によって、CM
OSインバータC3の出力N25はほぼ接地レベルにな
る。従って、MP27はオン状態となり、MP27を介
して出力ノードN24はVCCまで充電されることがで
きる。
本実施例では、第8図に示した実施例4に比べてMOS
FETの個数が少なくて済むので、高集積化にも適する
という利点がある。
実施例6 本発明の第′6の実施例を第11図により説明する。第
11図は、本発明による低電源電圧での高速動作が可能
な2人力NAND回路の一例を示す。
M N 28−32はnチャネルMO5FETであり、
MP28・・・33はpチャネルMO5FETで、Q1
7゜Q18はnpnバイポーラトランジスタで、c4は
CMOSインバータである。
第11図に示した本発明の第6の実施例が第10図の実
施例5と基本的に相違する点は、バイポーラトランジス
タQ18のベース端子を充電するのに、pチャネルMO
5FET  MP32. MP33を電源V、。とQ1
8のベースとの間に直列接続している点である。他の回
路構成および回路動作は第10図の実施例5と基本的に
同じなので詳細な説明を省略し、特徴的な回路動作の相
違点を説明する。
第10図の実施例5の回路接続では、N23がハイから
ローになると、N24もそれに追随したがハイからロー
となるため、それに伴いpチャネルMO5FET  M
 P 26のドレイン電流が小さくなってしまう。第1
1図に示した本発明の第6の実施例ではこれを防ぎ、P
チャネルMO5FETの電流駆動能力を増加させて更に
高速動作が可能となるようにしたものである。
すなわち、第11図に示した本発明の第6の実施例では
、N27がハイからローになる動作を考える。N27が
ハイのときには、出力N28はハイであるから、N29
はローである。従って、MP32はオン状態、MP33
はオフ状態である。
従って、MP32.MP33からなる電流経路はオフで
ある。この時、MN31はオン状態となっているのでN
30はローであり、018はオフである。入力の変化に
よって、N27が放電されノ1イからローになると、M
P33はオンとなるのでMP32.MP33からなる電
流経路はオン状態となり、N30は充電される。従って
、Q18はオン状態となり、N28は放電される。これ
によりN28がローになっていくが、C4のCMOSイ
ンバータに遅延時間がある分だけN29はすぐにはハイ
にならない。従って、そのあいだMP32はオン状態の
ままである。従って、MP32はQ18のベース端子に
充分大きな電荷を供給することができ、Q18は大きな
コレクタ電流を流すことができる。従って高速動作に適
する。
実施例7 本発明の第7の実施例を第12図により説明する。第1
2図は1本発明による低電源電圧での高速動作が可能な
2人力NAND回路の一例を示す。
M N 33−36はnチャネルMO5FETで、MP
34・・・39はpチャネルMO5FETで、Q19.
Q20はnpnバイポーラトランジスタで、C5はCM
OSインバータである。
第12図に示した本発明の第7の実施例が第10図の実
施例5と相違する点は、MP37゜MP38がQ19の
ベース端子に接続されている点と、第10図のMN27
の代わりに抵抗R6を用いている点である。この抵抗R
6は第10図のMOSFET  M N 27による能
動抵抗を受動抵抗に置換したものであり、全く同様な動
作をする。
次にMP37.MP38の動作を説明する。
第10図の実施例5では、出力端子N24をプルアップ
する動作において、出力端子N24の電位がvcc−v
mxまで上昇するとバイポーラトランジスタQ15がオ
フ状態となってしまっていた。
この電位からVCCまでのプルアップは、オン抵抗が無
視できないところのPチャネルMOSトランジスタMP
27によるQ15のベース・エミッタ間短絡動作によっ
ているため、それ以降のノードN24の電位上昇が緩や
かになってしまう、従って、次段のB1CMOSゲート
回路のnチャネルMO5FETのゲート・ソース間に印
加される電圧は実効的にVCCVBIIどなっていた。
第12図の本実施例では、出力N33がVcc−vag
となると、MP38はオフあるいは高抵抗の状態となる
。従って、トランジスタQ19のベース端子に蓄積され
た電荷には放電経路が無いため、Q19はオン状態のま
まである。従って、それ以降も、出力N33がVCCと
なるまで、Q19はコレクタ電流を流し続ける。従って
、本実施例は第10図の実施例5に比べ高速動作に適す
る。特に電源電圧VCCが低くなったときに、この効果
は大きくなる。
出力端子N33が電源電圧v0゜になると、ベース端子
N32はV cc + V□のレベルまでブーストされ
ており、Q19のベースには電荷が蓄積されたままであ
る。従って、出力N33がハイになってから、CMOS
インバータC5の遅延時間だけ遅れてN35がローとな
り、PチャネルMO5MP37はオン状態となる。これ
により、Q19の蓄積ベース電荷を放電して、出力N3
2の電位はVCCに低下する。この放電動作を行なわな
いと次のプルダウン動作においてVCCからQ19゜Q
20を通じて大きな貫通電流が流れ、動作速度が遅くな
り、消費電力が大きくなる。
MP37は、単なる抵抗、あるいは等価的に抵抗とみな
せる他の素子に置き換えることもできる。
以上の各実施例では、2人力NANDゲートの実施例を
用いて、本発明を説明したが、インバータ、 N OR
、NAND/NORの複合ゲート、パストランジスタ、
クロックドインバータなど公知のCMO5で構成できる
論理ゲートは、そのまま本発明に適用できることは明ら
かであり、本発明の範囲に入ることはいうまでもない。
実施例1,2,3.7においては、抵抗R1・・・R6
をほぼ同様の等価な動作をするMOSFETなどで置換
されることはもちろんであり、そのような置換を行った
ものも本発明の範囲に入ることはいうまでもない。
以上述べた回路構成の代表例を、第13図(A)(B)
(C)(D)の様にまとめることができる。第13図(
A)に示すように本発明は論理部、プルアップ部、プル
ダウン部からなる。論理部としては第13図(B)に示
すような回路を用いることができる。プルアップ部とし
ては、第13図(C)に示す回路を用いることができる
。プルダウン部としては、第13図(D)に示す回路を
用いることができる。これらを任意に組み合わせて、本
発明を構成することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来不可能とされた4V以下の電源電
圧で高速に動作するBiCMO5論理回路が実現できる
。BiCMO5回路の消費電力は、電源電圧の2乗に比
例するので従来よりも極めて小さい消費電力で動作する
論理回路が実現できる。またバイポーラトランジスタを
出力部に用いているので負荷容量が大きい場合にも高速
化できる。
0.5 ミクロン以下のゲート長を持つMOSFETで
はホットキャリアによる劣化を避けるために、ドレイン
・ソース間に印加される電圧を4V以下としなければな
らない。従って、従来は0.5 ミクロン以下のゲート
長を有するMOSFETを用いたBiCMO5集積回路
は高速動作が難しかったが、本発明により高速低消費電
力動作が実現でき、メモリ、マイクロプロセッサなどの
高速化・小型化・低消費電力化に大きな効果がある。従
ってその産業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による2人力NANDゲ
ートの回路図を示し。 第2図は従来のBiCMO5回路による2人力NAND
ゲートの回路図を示し、 第3図はMOSFETのドレイン電流のゲート・ソース
間電圧による依存性を示す特性図であり。 第4図はMO5TETのドレイン電流のドレイン・ソー
ス間電圧による依存性を示す特性図であり、第5図は第
1図に示した第1の実施例の2人力NAND回路の遅延
時間の電源電圧依存性を従来のCMO5回路、BiCM
O5回路と比較して示した特性図であり、 第6図は本発明の第2の実施例による2人力NANDゲ
ートの回路図を示し、 第7図は本発明の第3の実施例による2人力NANDゲ
ートの回路図を示し。 第8図は本発明の第4の実施例による2人力NANDゲ
ートの回路図を示し。 第9図は従来技術のBiCMO5回路による2人力NA
NDゲートの回路図を示し。 第10図は本発明の第5実施例による2人力NANDゲ
ートの回路図を示し、 第11図は本発明の第6の実施例による2人力NAND
ゲートの回路図を示し、 第12図は本発明の第7の実施例による2人力NAND
ゲートの回路図を示し。 第13図(A)、(B)、(C)、(D)は本発明の実
施例による2人力NANDゲート回路を論理部、プルア
ップ部、プルダウン部に整理して説明した図である。 MNI−MN36・・・nチャネル絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ、MPI−MP39・・・pチャネル絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ、QIQ20・・・n
pnバイポーラトランジスタ、R1−R6・・・抵抗。 Di−D3 ダイオード、C1− C5・・・CMOSインバータ、 N1−N35・ ノー 第 口 藁 第 図 第 1:(イシンー人間電圧 第 図 2人力NAND 釦判仏(V) 築 図 纂 猶 第 1ρ 図 ■ 月 口 箔 箔 アルグラン部 第 口 アルク°ウン害β

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1の動作電位点と出力端子との間にコレクタ・エ
    ミッタ経路が接続された第1のnpnトランジスタと、 上記出力端子と第2の動作電位点との間にコレクタ・エ
    ミッタ経路が接続された第2のnpnトランジスタとを
    具備し、 上記第1の動作電位点と上記第2の動作電位点との間に
    印加される電圧差が4V以下に設定され、 pチャネル絶縁ゲートFETから構成された第1のスイ
    ッチング回路が上記第1の動作電位点と上記第1のnp
    nトランジスタのベースとの間に接続され、 pチャネル絶縁ゲートFETから構成された第2のスイ
    ッチング回路が上記出力端子と上記第2のnpnトラン
    ジスタのベースとの間に接続され、 上記第1のスイッチング回路と上記第2のスイッチング
    回路を構成する上記pチャネル絶縁ゲートFETのゲー
    ト長さは0.5ミクロン以下に設定されたことを特徴と
    する論理回路。 2、請求項1記載の論理回路において、 上記第1のnpnトランジスタのベース・エミッタ間に
    抵抗あるいは等価的に抵抗として動作する類似回路要素
    が接続されていることを特徴とする論理回路。 3、請求項1記載の論理回路において、 pチャネル絶縁ゲートFETから構成された第3のスイ
    ッチング回路が上記第2のスイッチング回路を構成する
    上記pチャネル絶縁ゲートFETのゲートと上記第1の
    動作電位点との間に接続されてなることを特徴とする論
    理回路。 4、請求項3記載の論理回路において、 上記第3のスイッチング回路を構成する上記pチャネル
    絶縁ゲートFETのゲート幅が上記第1のスイッチング
    回路を構成する上記pチャネル絶縁ゲートFETのゲー
    ト幅よりも小さいことを特徴とする論理回路。 5、請求項1記載の論理回路において、 上記第2のnpnトランジスタのベースと上記第2の動
    作電位点との間に抵抗あるいは等価的に抵抗として動作
    する類似回路要素が接続されていることを特徴とする論
    理回路。 6、第1の動作電位点と出力端子との間にエミッタ・コ
    レクタ経路が接続された第1のnpnトランジスタと、 上記出力端子と第2の動作電位点との間にエミッタ・コ
    レクタ経路が接続された第2のnpnトランジスタとを
    具備してなり、 pチャネル絶縁ゲートFETから構成された第1のスイ
    ッチング回路が上記第1の動作電位点と上記第1のnp
    nトランジスタのベースとの間に接続され、 上記第2のnpnトランジスタのベースをハイレベルに
    充電するための第1のpチャネル絶縁ゲートFETを有
    し、 上記第1のpチャネル絶縁ゲートFETのゲートと上記
    第2の動作電位点との間には第2のスイッチング回路を
    構成するnチャネル絶縁ゲートFETのソース・ドレイ
    ン経路が接続され、上記第1のnpnトランジスタのベ
    ースと上記第2の動作電位点との間には第3のスイッチ
    ング回路を構成する他のnチャネル絶縁ゲートFETの
    ソース・ドレイン経路が接続されてなることを特徴とす
    る論理回路。 7、第1の動作電位点と出力端子との間にエミッタ・コ
    レクタ経路が接続された第1のnpnトランジスタと、 上記出力端子と第2の動作電位点との間にエミッタ・コ
    レクタ経路が接続された第2のnpnトランジスタとを
    具備してなり、 pチャネル絶縁ゲートFETから構成された第1のスイ
    ッチング回路が上記第1の動作電位点と上記第1のnp
    nトランジスタのベースとの間に接続され、 上記該第2のnpnトランジスタのベースをハイレベル
    に充電するための第1のpチャネル絶縁ゲートFETを
    有し、 該第1のpチャネル絶縁ゲートFETのゲートと上記第
    2の動作電位点との間には第2のスーイッチング回路を
    構成するnチャネル絶縁ゲートFETのソース・ドレイ
    ン経路が接続され、上記第1のnpnトランジスタのベ
    ースと上記第1のpチャネル絶縁ゲートFETのゲート
    とはダイオード、抵抗、これらに類似の回路要素のいず
    れかを介して接続されたことを特徴とする論理回路。 8、第1の動作電位点と出力端子との間にエミッタ・コ
    レクタ経路が接続された第1のnpnトランジスタと、 上記出力端子と第2の動作電位点との間にエミッタ・コ
    レクタ経路が接続された第2のnpnトランジスタとを
    具備してなり、 pチャネル絶縁ゲートFETから構成された第1のスイ
    ッチング回路が上記第1の動作電位点と上記第1のnp
    nトランジスタのベースとの間に接続され、 上記該第2のnpnトランジスタのベースをハイレベル
    に充電するための第1のpチャネル絶縁ゲートFETを
    有し、 上記第1のpチャネル絶縁ゲートFETのゲートと上記
    第2の動作電位点との間には第2のスイッチング回路を
    構成するnチャネル絶縁ゲートFETのソース・ドレイ
    ン経路が接続され、第3のスイッチング回路を構成する
    pチャネル絶縁ゲートFETのソース・ドレイン経路が
    上記第1のスイッチング回路と上記第1のnpnトラン
    ジスタのベースとの間に接続され、該第3のスイッチン
    グ回路を構成するpチャネル絶縁ゲートFETのゲート
    は上記出力端子の信号に応答することを特徴とする論理
    回路。 9、請求項8記載の論理回路において、 上記第3のスイッチング回路を構成する上記pチャネル
    絶縁ゲートFETのソース・ドレイン経路には他のpチ
    ャネル絶縁ゲートFETのソース・ドレイン経路が並列
    接続され、該他のpチャネル絶縁ゲートFETのゲート
    は上記出力端子の反転信号に応答することを特徴とする
    論理回路。 10、第1の動作電位点と出力端子との間に接続された
    プルアップ素子と、 上記出力端子と第2の動作電位点との間にコレクタ・エ
    ミッタ経路が接続されたプルダウン用のnpnトランジ
    スタと、 上記第1の動作電位点と上記npnトランジスタのベー
    スとの間にソース・ドレイン経路が直列接続された第1
    と第2のpチャネル絶縁ゲートFETと、 上記出力端子の信号に入力が応答するインバータとを具
    備し、 上記第1のpチャネル絶縁ゲートFETのゲートには入
    力信号が供給され、 上記第2のpチャネル絶縁ゲートFETのゲートには上
    記インバータの出力信号が供給され、上記入力信号のハ
    イレベルからローレベルへの変化に応答した上記出力端
    子のハイレベルからローレベルへの変化は上記インバー
    タの遅延時間の後に上記インバータの上記出力信号のロ
    ーレベルからハイレベルの変化として上記第2のpチャ
    ネル絶縁ゲートFETのゲートに伝達されることを特徴
    とする論理回路。
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