JPH04126073A - キラー細胞の誘導方法 - Google Patents

キラー細胞の誘導方法

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JPH04126073A
JPH04126073A JP2242448A JP24244890A JPH04126073A JP H04126073 A JPH04126073 A JP H04126073A JP 2242448 A JP2242448 A JP 2242448A JP 24244890 A JP24244890 A JP 24244890A JP H04126073 A JPH04126073 A JP H04126073A
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cells
glycoside
molded product
kdo
immobilized
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Kazuo Teramoto
和雄 寺本
Yasuyoshi Ogawa
小川 恭喜
Tetsuhisa Sudo
哲央 須藤
Hajime Abe
元 阿部
Toru Tani
徹 谷
Masatomo Kodama
小玉 正智
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BIO MATERIAL KENKYUSHO KK
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BIO MATERIAL KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、癌などの治療に用いられるキラー細胞の製造
方法に関する。
(従来の技術) 活性化マクロファージやリンホカイン活性化キラー細胞
(LAN細胞; S、 A、 Rosenbergぼか
ザ・ニューイングランド・ジャーナル争オブ・メディシ
ン 316 889、(1987))なとの活性化され
た白血球は生体内で癌細胞、ウィルス感染細胞、病原菌
などの駆除に役立っている。
近年、生体から取り出した白血球をインターロイキン−
2と共に培養してLAN細胞を誘導して、再び、生体に
戻す癌治療法が試みられるようになったが、まだ、十分
な効果を出していない。大量の高価なインターロイキン
−2が必要であるという問題点がある。
また、ボークウィドマイトジェンなどのレクチンをメチ
ルメタアクリレート会ジビニルベンゼン共重合体ビーズ
に固定化したものでLAN細胞を誘導する方法も提案さ
れている(須賀原はか、人工臓器18  (3)  1
401 (1989))が、これは化学構造が不明確で
、且つ、毒性の強い天然高分子を用いたものであるので
、それ等の使用時にこれ等リガンドの溶出が起る可能性
を否定できないという問題点がある。
また、ダラム陰性菌の細胞壁の構成成分であるリポ多糖
体を繊維状アミノ化ポリスチレンに固定化したものを体
外循環材料として用いて癌の治療をする方法も提案され
ている(特開昭59−21145)が、これは化学構造
゛が不明確で、且つ、毒性の強い天然高分子を用いたも
のであるので、それ等の使用時にこれ等リガンドの溶出
が起る可能性を否定できないという問題点があり、また
、使用方法として接触時間に限りがあるため、キラー細
胞の誘導が十分でないという問題点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑み、構造の
明確な低分子化合物を不溶性担体に共有結合で固定化し
、これを白血球と接触させることによってキラー細胞を
誘導したり、有用なサイト力イン等を産生させられない
か検討した結果、リボ多糖体の構成成分として知られて
いる3−デオキシ−〇−マンノー2−オクチュロソン酸
のリピッドAグリコシドを固定化したものが単核球系細
胞にインターロイキン−1、インターロイキン−6、T
NF、G−C8FおよびGM−C8F等を産生させ、ま
た、ラット牌細胞からキラー細胞を誘導できることを見
出だし、本発明に到達した。
(課題を解決するための手段)゛ 本発明は、以下の技術的手段から構成される。
体外に取り出したリンパ球を、不溶性担体の表面にアミ
ド結合で固定化した3−デオキンーD−マンノー2−オ
クチュロソン酸(以下KDOと略称する)のリピッドA
グリコシドに接触させながら、培養することを特徴とす
るキラー細胞の誘導方法。
本発明でいう不溶性担体とは、実質上不溶性で、第1級
または第2級アミノ基を有し、かつ、3−デオキシ−D
−マンノ−2−オクチュロソン酸のリピッドAグリコシ
ド(以下KDO−LAグリコシドと略称する)をアミド
結合で固定することのできる担体を意味する。該不溶性
担体の形状はシャーレ、瓶、管、膜、繊維、中空糸、粒
状物またはこれ等を用いた組み立て品のいずれでもよい
が、とりわけ、これ等に光透過性があると細胞の観察が
容易にでき、細胞の管理がしやすいので好ましい。
本発明でいう不溶性担体の具体例をあげると、■スチレ
ンまたはα−メチルスチレンの単独重合体もしくはこれ
らを主成分とする芳香族ビニル系共重合体をシャーレ、
試験管、管、繊維、中空糸、フィルム、瓶、注射筒、カ
テーテルなどに成型したものの表面にアミノメチル基を
導入したもの、■スチレン/エチレン中ブチレンのAB
Aブロックコポリマの膜または中空糸にアミノメチル基
を導入したもの、■ポリプロピレン補強ポリスチレン繊
維の表面にアミノメチル基を導入したもの、■ポリスチ
レンまたはスチレン・ジビニルベンゼン共重合体ビーズ
に、アミノメチル基を芳香核置換基として導入したもの
、■アミノプロピル化ガラスピーズなどがあげられるが
、これ等に限定されるものではない。また、これらのな
かでも、■と■が光透過性が高く、且つ、取り扱いやす
いので、特に、好ましく用いられる。■は表面積が大き
い特徴があり、また、■は流動性が良いので、工学的に
取り扱いやすい特徴がある。
■の場合、成型品の厚みには特に制限はないが、実用に
耐える強度を維持するためには、通常、100ミクロン
以上の厚みを持つものが好ましく用いられる。また、そ
の光透過性に関しては該成型品の底面または側面の反対
側に存在する物質の形を確認可能にするに十分な光透過
性を有することが望ましい。該成型品の光透過性は主と
して表面での散乱によって決まるので、表面が完全に平
滑でなければならない。該成型品の場合、500〜70
0ナノメーターの波長の光に対する吸光度が1以下であ
ることが必要である。この吸光度が小さいほど該成型品
の光透過性が良く、吸光度が0.1以下であればさらに
好ましい。
本発明血液細胞処理剤の製造は、不溶性担体をKDO−
LAグリコシドとカルボジイミドの混合溶液に加えるか
、N−ヒドロキシスクシンイミドエステルで代表される
KDO−LAグリコシドの活性エステルの溶液中に浸漬
することにより容易に達成される。KDO−LAグリコ
シドの不溶性担体への結合密度は、担体のポリマー層の
厚みが1μmの厚みの場合、10ng 〜100μg/
cj、とりわけ、0. 1〜10μg / ctlが好
ましい。
本発明で用いるKDO−LAグリコシドはグラム陰性菌
細胞壁由来のリボ多糖体の構成成分として知られている
が、有機合成の手段でも得ることができる。通常、サル
モネラ・ミネソタRe 595変成菌(ザ・ジャーナル
・オブ・バイオロジカル・ケミストリー260.527
1 (1985))あるいは大腸菌D31m4 fザ・
ジャーナル・オブφバイオロジカル・ケミストリー26
3.11971 (1988))から抽出して得られる
。KDOは不溶性担体との結合に必要なカルボキシル基
を持つ。KDOはモノマーのほかダイマーやトリマー等
の数量体の形で用いられる。KDOグリコシドのアグリ
コンであるリビッドAはグルコサミンのダイサツカライ
ドで、1および4′ くらいに1〜2個のリン酸基、お
よび、2.3.2’ 。
3′位エステルおよびアミド結合で2〜8個の長鎖脂肪
酸(炭素数10〜18)から成っている。
の長鎖カルボン酸部分には炭素数10から18の脂肪酸
が用いられる。
本発明におけるキラー細胞の誘導には、白血球をKDO
−LAグリコシド固定化物と接触させて刺激した後、K
DO−LAグリコシド固定化物の存在下、あるいは、不
存下で5〜100時間、より好ましくは、24〜72時
間培養する方法が採用される。また、白血球の組成とし
ては、リンパ球の存在は必須であるほか、単核球の存在
が好ましい。
本発明における白血球の培養において、培養液には通常
の培養液、例えば、RPMl 1640などを用いるこ
とができる。この培養液にはさらに血清を5%以上加え
て用いることが望ましい。作用機構としては固定化KD
O−LAグリコシドが、まず、マクロファージを活性化
してインターロイキン−1液性因子等を出させ、液性因
子がリンパ球を刺激してキラー細胞を誘導すると考えら
れる。
本発明の方法の利用としては癌の治〜療への利用があげ
られる。
(発明の効果) 本発明の方法は、■白血球を体外で培養する方法なので
体外循環に比較して血小板、血液凝固因子等の損傷を防
ぐことができること、■化学的に安定なアミド結合で固
定化されているので、溶出の心配がないこと、■インタ
ーロイキンー2を用いる必要がないこと等の利点を有す
る。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例中の評価方法は、以下に従った。
1、芳香族ビニル系重合体成型品の化学的解析成型品を
塩化メチレンでソックスレー抽出すると不溶性の膜状物
が得られるので、これを真空乾燥し、重量を量り、赤外
線吸収スペクトル測定等を行った。
26赤外線吸収スペクトル 高滓フーリエ変換赤外分光光度計FT I R−430
0を用いKBr錠剤法で測定した。
3、成型品の光透過性の測定 高滓分光光度計UV2100を用い、500ナノメータ
ーで板状成型品に垂直方向の吸光度を測定した。対照と
して同じ厚さのポリスチレン板状成型品の吸光度を測定
し、両者の差をA300とした。従って、その値が小さ
いほど成型品の光透過性が高いことになる。
4、KDO−LAグリコシドの定量 溶液中のKDO−LAグリコシドの定量はフェノール嗜
硫酸法によった。ビーズ中のKDO−LAグリコシドの
固定化量は塩酸加水分解後、アミノ酸分析計にかけて、
グルコサミン量から求めた。
5、サイト力インの定量 GM−C8FSG−C5F、インターロイキン−1はM
TT法(T、 Mosman、ジャーナル オブザ イ
ミュノロジカル メソッズ 6555〜63 (198
3))により分析した。
インターロイキン−6はインターロイキン−6依存性細
胞の増殖率により分析した。
TNFはL929をインジケーターセルとした殺細胞能
により定量した。
6、細胞障害性試験 クロミウム(Na251CrO4、日本アイソトープ協
会)をリン酸緩衝生理食塩水(以下PBSと略称する)
で希釈し、1rnCi/ml (37MBq/ml)の
ストック液を作った。10%ウシ胎児血清(以下FC8
と略称する)添加RPMI−1640を培養液としてY
AC−1またはMRMT−1細胞をI×107個/ m
 1に調整し、標的細胞とした。実験は3重に行い、9
6大のマイクロプレートに標的細胞浮遊液100μmと
エフェクター細胞浮遊液100μmを分注した。エフェ
クター細胞/標的細胞数比(E/T比)50:1.25
:1とし、4時間の反応時間で放出した培養上清中のク
ロミウムをガンマ−カウンター(パラカード オートガ
ンマ−5650)で測定した。最大放出量(MR)は、
エフェクター細胞の代わりにIN−MCIを100μl
、また、自然放出量としては、10%FC8添加RPM
I−1640を100μm加えることにより求めた。
細胞障害活性は次の式で計算した。
細胞障害活性(%)−((実験測定値)−3R)X10
0/ (MR−8R) 実施例1 1−ニトロプロパン500m1と、硫酸272m1の混
合溶液を0℃に冷却し、20.4gのN−メチロール−
α−クロルアセトアミドを加え、0〜10℃で溶解した
この溶液を10℃に昇温したのち、φ3.5cmX1.
2mmHのポリスチレン製培養皿(厚み1mm)に11
m1ずつ入れ、室温でlhr反応させた。反応液を捨て
、培養皿を零下20℃のメタノールに浸し、さらにメタ
ノ−および水で洗った後、真空乾燥して、内部表面だけ
クロルアセトアミドメチル化された成型品Aを得た。こ
の成型品のA300は0.050であった。
上記で得た成型品A1個を、塩化メチレンでソックスレ
ー抽出したところ、薄膜状の不溶物3.1mgが得られ
た。培養皿の反応面の表面積は21cdであるので、反
応部の厚みは大体1.2μと考えられる。また、この不
溶物の赤外線吸収スペクトルでは、1659cm−1(
アミド−I) 、1529cm−1(アミド−■)およ
び3297crn−’(N−H)にアミド基の強い吸収
が認められたことからその構造を確認した。
上記で得た成型品A40個を、2000m1の10%ジ
メチルアミノエタノールOジメチルスルホキサイド溶液
中に浸し、室温で18hr静置した後、2000m1の
10%ジメチルアミノエタノール水溶液中、70℃で2
hr加熱した。成型品を水洗後、乾燥して、アミノメチ
ル化成型品Bを得た。
この成型品のA、。0は0.05であった。
上記本発明の成型品81個を、塩化メチレンでソックス
レー抽出したところ、薄膜状の不溶物2.3mgが得ら
れた。この不溶物の赤外線吸収スペクトルでは、成型品
Aで認められた1659am−’(アミド−■)および
1529cm−’(アミド−■)の第一級アミド基の強
い吸収が完全に消失していたことからその構造を確認し
た。
上記本発明の成型品B10個を500m1の水に浸し、
N/100−塩酸でpH5〜6に調整した後、成型品B
の内部に0.02層g/mlのKDO−LAグリコシド
(サルモネラやミネソタRe595 L P S : 
Li5t、 Blological Laborato
rles、INC。
)水溶液4mlと1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩4■gを加え、室温
で48h r静置した。反応液を捨て、0.5%トリエ
チルアミン水溶液、および、水で洗浄して、KDO−L
Aグリコシド固定化成型品Cを得た。母液中のKDO−
LAグリコシドの濃度から0. 034mg (2,5
μm / cj )固定化されたことが確認された。
実施例2゜ マウスマクロファージ株TME9 (小川恭喜ほか、日
本免疫学会総会・学術集会記録、17599 (198
7))を3X10−’Mの2−メルカプトエタノール、
50U/mlのペニシリン(万有社製)、50μg /
 mlのストレプトマイシン(明治製菓社製)およびウ
シ胎児血清を10%含むRPMI 1640 (Gib
co)に3X10’個/m1浮遊したものを、実施例1
で得られた成型品02個(紫外線照射滅菌)、および、
KDO−LAグリコシドを固、定化していない成型品0
2個(紫外線照射滅菌)とに2mlずつ入れ、インキュ
ベーター中(37℃、5%C02)で20hr培養した
培養上清を取ってその中のサイトカインを凋べたところ
、KDO−LAグリコシドを固定化したものではGM−
C5Fは6.4U/ml、G−C8Fは21.IU/m
l、IL−1は11.2U/ml。
TNFは6.5U/mlといずれも高い活性が認められ
た。一方、KDO−LAグリコシドを固定化しなかった
ものではGM−C8Fは1.6U1011以下、G−C
8Fは1.2U/ml以下、IL−1はIU/ml以下
、TNFは2U/ml以下といずれも活性が認められ無
かった。 また、市販の培養用シャーレ(FALCON
  1008)を用い、KDO−LAグリコシドを6μ
g/mlを加えて、上記と同様に培養した系ではGM−
C5Fは1゜3U/ml、G−C8Fは3.3U101
1以下、IL−1は4.8U/ml、TNFは1.OU
/m1以下であった。
実施例3 多孔性スチレン争ジビニルベンゼン共重合体ビーズ(ロ
ーム・アンド・ハース社アンバーライトXAD−2)を
メタノール及びクロロホルムで8hrずつソックスレー
抽出した後、60℃で真空乾燥した。このビーズ55.
6gを170m1の1−二トロブロバンに室温で24h
r浸漬した。
硫酸219gと1−二トロブロバン50m1の混合溶液
に、0℃でN−メチロール−2−クロルアセトアミド3
3gをいれ、5〜10℃で拡販して、均一溶液とし、上
記共重合体ビーズ・1−ニトロプロパン混合物に加えた
。これを室温で48hr振とう後、ビーズをろ取した。
ガラスフィルター上で一20℃のメタノール11、氷水
21゜およびメタノール21で順次、洗浄し、真空乾燥
して、63.6g(重量増加率14.5%)のクロルア
セトアミドメチル化ポリスチレンビーズ(成型品D)を
得た。
成型品D60gを11の6N−塩酸中15hr還流加熱
した後、水洗して、アミノメチル化ポリスチレンビーズ
(成型品E)を得た。イオン交換容量は0.73meq
/g (O)i型)であツタ。
KDO−LAグリコシド(サルモネラ・ミネソタRe 
595 L P S : Li5t、 Biologi
cal Laboratories、 INc、) 2
0 m gを90m1の水G: ’/ 、:、 ’7−
ジョンして溶かした溶液に、pH5,Oに調整したアミ
ノメチル化ポリスチレンビーズ1010m1(4を加え
、30分間振とうした。この溶液にWSD37mgを加
え、48h r振とうした。
この間、溶液のpHをIN−塩酸とIN−カセイソーダ
で4.5〜6.0に調整した。
ビーズを取り出し、カラムに詰めて、0.5%トリエチ
ルアミン水溶液100m1と水11で洗浄して、KDO
−LAグリコシド固定化物(成型品F)を得た。反応母
液のKDO−LAグリコシド濃度から1.51mg固定
化されたことがわかった。また、ビーズのアミノ酸分析
を行なった結果、グルコサミン含有量からビーズ1mg
あたり0.5μgのLPSが固定化されていることがわ
かった。細胞評価には高圧蒸気滅菌して用いた。
実施例4 SDラットより採取した牌細胞を10%FC5添加RP
MI−1640培養液に浮遊し、 5X106個/ml
の濃度に調整した。この浮遊液1mlに対し、50μl
のビーズを加え、800rpmで5分間遠心して稗細胞
を効果的にビーズと接触させた。さらに、5%炭酸ガス
培養器中37℃で55分間静置後、ピペッティングで牌
細胞をビーズより分離回収し、PBSで洗浄した。再び
、10%FC3添加RPMI−1640培養液に浮遊し
、炭酸ガス培養器中(5%CO2,37℃)で48時間
培養した。さらに、比較として、リコンビナントI L
−2(TCP−3,式日薬品社製)を無処理の稗細胞浮
遊液に1単位/ml添加してLAN細胞を調整した。こ
れらの細胞をエフェクター細胞として用いた。
上記エフェクター細胞の細胞障害活性を調べた結果、表
1の結果が得られた。
表から、KDO−LAグリコシドが固定化されていない
成型品Eでは、キラー細胞の誘導能がないこと、および
、KDO−LAグリコシドが固定化されている本発明成
型品Fでは、I L−2を用いた場合(LAN細胞)よ
りも効果があることが分かる。なお、対照は牌細胞をビ
ーズと接触させずに培養のみした系を示す。また、YA
C−1細胞はNK細胞感受性でMRMT−1細胞はNK
細胞非感受性である。
表1 A(YAC−1細胞に対して) 細胞障害活性(%) 活性化材料      E/T比 50:1   25:1 対照       9.94±3.81  6.52±
0.77成型品E      16.51±0.84 
10.73±1.59本発明成型品F  B5.38±
2.55 52.55±0.30IL−233J9±1
゜98 19.88±3.938 (MRMT−1細胞
に対して) 細胞障害活性(%) 活性化材料      E/T比 50:1   25:1 対照       2.66±0.18  1.08±
1.41成型品E      6.40±1.54  
1.38±1.05本発明成型品F  25.56±2
.63 23.28±1.12IL−211,83±4
.39  6.73±3.29実施例5 SDラットより採取した牌細胞を1o%FC5添加RP
MI−1640培養液に浮遊し、 5×106個/rn
lの濃度に調整した。この浮#液1mlに対し、50μ
mの本発明成型品Fを加え、800rpmで5分間遠心
して牌細胞を効果的にビーズと接触させた。さらに、5
%炭酸ガス培養器中37℃で55分間静置後、ピペッテ
ィングで牌細胞をビーズより分離回収し、PBSで洗浄
した。
再び、10%FC5添加RPMI−1640培養液に浮
遊し、炭酸ガス培養器中(5%co2.37℃)で0.
24.48,72.96時間培養した後、細胞障害性を
調べ、表2の結果を得た。
表2 表から培養時間48時間で最大活性の出ることが分かる
実施例6 1 X 106個のMRMT−1を0.5mlのRPM
I−1640に浮遊し、SDラット尾静脈内へ注入移植
して肺転移モデルを作製した。本発明成型品Fで接触刺
激し、48時間培養したSDラット牌細胞2X10’個
を0.5mlのRPM 1−1640に浮遊し、注入移
植後、3日目、7日目、10日目、の計3回尾静脈より
注入した。対照群としてRPMT−1を0.5ml、ま
たは、無刺激培養牌細胞を同数側地静脈に注入した。肺
転移抑制効果の評価として生存日数、および、注入移植
後、21日目に層殺し、Wexler法により転移結節
数を求めた。肺転移増殖抑制率(IR)は次の式で計算
した。
IR−(CNT−EXP)x100/CNTCNT:対
照群の平均肺転移数 EXP :実験群の平均肺転移数 得られた結果を表3および表4に示す。
表3 生存  ラット数 注入移植後 日数 刺激群  10 10 10 10 10 9 9 9
無刺激群 99954311 対照群  10 10 3 1 0 0 0 0表4 転移   肺転移率   IR 結節数 刺激群  0〜2  2/10(20%)   98.
1無刺激群 0〜24 8/10(80%)   54
.1対照群  8〜45 10/10(100%)表か
ら対照群(無処置)では肺転移率が100%で、40日
までに全数死亡したのに対し、本発明成型品Fで誘導し
たキラー細胞で処置したラット(刺激群)では肺転移率
がわずか20%で、80日後も殆どが生き残ることが分
かる。本発明成型品Fで活性化しなかった牌細胞で処置
した場合(無刺激群)は肺転移率が80%で、60日で
1匹になった。
特に、 転移抑制に治療効果が小さい。
代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  体外に取り出した白血球を、不溶性担体の表面にアミ
    ド結合で固定化した3−デオキシ−D−マンノ−2−オ
    クチュロソン酸のリピッドAグリコシドに接触させなが
    ら、培養することを特徴とするキラー細胞の誘導方法。
JP2242448A 1990-09-14 1990-09-14 キラー細胞の誘導方法 Pending JPH04126073A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000036419A1 (en) * 1998-12-15 2000-06-22 Exiqon A/S Coupling of lipopolysaccharide-derived carbohydrates onto solid surfaces

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WO2000036419A1 (en) * 1998-12-15 2000-06-22 Exiqon A/S Coupling of lipopolysaccharide-derived carbohydrates onto solid surfaces

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