JPH04125865U - 鋏における開閉中心部の構造 - Google Patents

鋏における開閉中心部の構造

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JPH04125865U
JPH04125865U JP2978091U JP2978091U JPH04125865U JP H04125865 U JPH04125865 U JP H04125865U JP 2978091 U JP2978091 U JP 2978091U JP 2978091 U JP2978091 U JP 2978091U JP H04125865 U JPH04125865 U JP H04125865U
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JP
Japan
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pin
support hole
locking
scissors
opening
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JP2978091U
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English (en)
Inventor
多茂留 浅野
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株式会社貝印刃物開発センター
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一方の鋏片1の支持孔7に挿入した雌ピン4
の軸部10の各係合面のうちいずれかのものに、他方の
鋏片2の支持孔8の各係合面8a,8b,8c,8dの
うちいずれかのものが合致するとともに、雌ピン4の各
係止凹部12a,12b,12c,12dのうちいずれ
かのものに、雄ピン5の各係止凸部16a,16b,1
6c,16dのうちいずれかのものが係入される。雌ピ
ン4の各係止凹部と雄ピン5の各係止凸部並びに雌ピン
4の各係合面と鋏片2の支持孔8の各係合面はそれぞれ
同数でかつ開閉中心Pを中心とする点対称状態で形成さ
れている。それらの数は4個以上である。 【効果】 それらを互いに係合させる時、それらの数と
同数の組合わせを任意に選択することができ、その係合
作業が大変行い易くなる。又、雄ピン5の各係止凸部に
加わる力が分散されて小さくなり、それらが折損し難く
なって雄ピン5の強度が高められる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は両鋏片に形成した支持孔に雌ピンと雄ピンとを挿入し、両ピンを支 持孔内で一体回動可能に係合させて両鋏片をこの両ピンを中心に開閉可能にした 鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の鋏としては、例えば実開昭59−13275号公報に示すもの がある。この鋏において、雌ピンには一方の鋏片の外面に係止される頭部と、支 持孔に挿入される軸部とが設けられているとともに、雄ピンには他方の鋏片の外 面に係止される頭部と、支持孔に挿入される2個の係止凸部とが設けられ、前記 雌ピンの軸部には雄ピンの両係止凸部が係入される2個の係止凹部が設けられて いる。
【0003】 そして、この両ピンを両鋏片の支持孔に組付ける場合には、まず一方の鋏片の 外面側からその支持孔に雌ピンの軸部を回動可能に挿入して同軸部を内面側から 突出させ、この状態で一方の鋏片に他方の鋏片を重ねて他方の鋏片の支持孔を同 軸部に対し一体回動可能に嵌合させる。次に、他方の鋏片の外面側からその支持 孔に雄ピンの両係止凸部を挿入して雌ピンの両係止凹部に係入する。最後に、雄 ピンに止めねじを挿入して雌ピンに螺合する。従って、雄ピンと雌ピンとは一体 的に連結され、一方の鋏片はこの両ピンに対し回動可能になるとともに、他方の 鋏片はこの両ピンと一体回動可能になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この鋏の開閉中心部の構造においては、雄ピンの係止凸部とそれに 係入される雌ピンの係止凹部とがそれぞれ2個しかないため、雄ピンを雌ピンに 当てがった状態で雄ピンの両係止凸部と雌ピンの両係止凹部との間にずれがある 場合、両ピンを大きく相対回動させねばならず、それらを互いに係合させる作業 が行い難くなっていた。また、一方の鋏片の支持孔に挿入される雌ピンの軸部に は他方の鋏片の支持孔の係合面と一体回動可能に嵌合される係合面が2個しかな いため、同様な理由で、他方の鋏片の支持孔を雌ピンの軸部に嵌合する作業が行 い難くなっていた。
【0005】 さらに、雄ピンの係止凸部が2個しかないため、頻繁な使用によりこの両係止 凸部が折損するおそれがあり、強度的に弱くなる問題があった。 本考案はそれらの作業を行い易くするばかりではなく、開閉中心部の強度を高 めることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的に鑑み本考案にかかる鋏の開閉中心部の構造においては、両鋏片1, 2に形成された支持孔7,8に雌ピン4と雄ピン5とが挿入され、両ピン4,5 が支持孔7,8内で一体回動可能に係合されて両鋏片1,2がこの両ピン4,5 を中心に開閉可能になっている。雌ピン4には一方の鋏片1の外面に係止される 頭部9と、支持孔7,8に挿入される軸部10とが設けられている。雄ピン5に は他方の鋏片2の外面に係止される頭部14が設けられているとともに、支持孔 8に挿入される4個以上の係止凸部16a,16b,16c,16dが開閉中心 Pを中心とする点対称状態で設けられている。雌ピン4と支持孔7,8との間に は係止空間12a,12b,12c,12dが雄ピン5の係止凸部16a,16 b,16c,16dと同数でかつ開閉中心Pを中心とする点対称状態で設けられ 、この各係止空間12a,12b,12c,12dに雄ピン5の各係止凸部16 a,16b,16c,16dが係入されて両ピン4,5が一体回動可能になって いる。他方の鋏片2の支持孔8には4個以上の係合面8a,8b,8c,8dが 開閉中心Pを中心とする点対称状態で設けられている。雌ピン4には係合面11 a,11b,11c,11dが支持孔8の係合面8a,8b,8c,8dと同数 でかつ開閉中心Pを中心とする点対称状態で設けられ、この雌ピン4の係合面1 1a,11b,11c,11dには一方の鋏片1の支持孔7が回動可能に嵌合さ れるとともに、他方の鋏片2の支持孔8の各係合面8a,8b,8c,8dが係 合されて両ピン4,5と他方の鋏片2とが一体回動可能になっている。
【0007】
【作用】
前記両ピン4,5を両鋏片1,2の支持孔7,8に組付ける場合には次のよう な手順により行なう。 まず、一方の鋏片1の外面側からその支持孔7に雌ピン4の軸部10を挿入し て雌ピン4の頭部9を一方の鋏片1の外面に係止させるとともに、軸部10を支 持孔7に対し回動可能に嵌合して、軸部10を一方の鋏片1の内面側から突出さ れる。
【0008】 次に、図4に示すように、一方の鋏片1の内面と他方の鋏片2の内面とを互い に重ね、他方の鋏片2の支持孔8を雌ピン4の軸部10に嵌合させる。この場合 、軸部10の各係止面11a,11b,11c,11dのうちいずれかのものに 、他方の鋏片2の支持孔8の各係合面8a,8b,8c,8dのうちいずれかの ものを合致させる。
【0009】 次に、他方の鋏片2の外面側からその支持孔8に雌ピン5の各係止凸部16a ,16b,16c,16dを挿入し、雌ピン4と支持孔7,8との間の各係止空 間12a,12b,12c,12dのうちいずれかのものに、各係止凸部16a ,16b,16c,16dのうちいずれかのものを係入させるとともに、雌ピン 5の頭部14を他方の鋏片2の外面に係止させる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図1に示すように一対の鋏片1,2は開閉中心軸3により回動可能に支持され ている。図3,4に示すようにこの開閉中心軸3は雌ピン4と雄ピン5と止めね じ6とからなる。一方の鋏片1には開閉中心軸3の軸心である開閉中心Pを中心 とする円形状の支持孔7が形成されている。他方の鋏片2にも支持孔8が形成さ れ、この支持孔8の内周には4個の係合面8a,8b,8c,8dが開閉中心P を中心とする点対称状態で形成されている。
【0011】 前記雌ピン4は頭部9と、それよりも小径の軸部10とからなる。この軸部1 0は周方向へ並設された4本の脚部11からなり、この各脚部11の外周には係 合面11a,11b,11c,11dが開閉中心Pを中心とする点対称状態で形 成されている。各脚部11間には4個の係止凹部12a,12b,12c,12 dが開閉中心Pを中心とする点対称状態で形成されている。軸部10の各脚部1 1の内周には開閉中心Pを中心とする雌ねじ孔13が形成されている。
【0012】 前記雄ピン5は中央部に止め孔15を有する頭部14と、この止め孔15の外 周において同頭部14に開閉中心Pを中心とする点対称状態で突設された4個の 係止凸部16a,16b,16c,16dとからなり、この各係止凸部16a, 16b,166c,16dは前記雌ピン4の各係止凹部12a,12b,12c ,12dに合致する形状をなしている。
【0013】 前記両ピン4,5を両鋏片1,2の支持孔7,8に組付ける場合には次のよう な手順により行なう。 まず、一方の鋏片1の外面側からその支持孔7に雌ピン4の軸部10を挿入し て雌ピン4の頭部9を一方の鋏片1の外面に係止させるとともに、軸部10の各 脚部11を円形状の支持孔7に対し回動可能に嵌合して、軸部10の各脚部11 を一方の鋏片1の内面側から突出させる。
【0014】 次に、図4に示すように、一方の鋏片1の内面と他方の鋏片2の内面とを互い に重ね、他方の鋏片2の支持孔8を雌ピン4の軸部10に嵌合させる。この場合 、軸部10の各脚部11の係合面11a,11b,11c,11dのうちいずれ かのものに、他方の鋏片2の支持孔8の各係合面8a,8b,,8c,8dのう ちいずれかのものを合致させる。
【0015】 次に、他方の鋏片2の外面側からその支持孔8に雄ピン5の各係止凸部16a ,16b,16c,16dを挿入し、雌ピン4の各係止凹部12a,12b,1 2c,12dにより支持孔8との間にできる係止空間のうちいずれかのものに、 各係止凸部16a,16b,16c,16dのうちいずれかのものを係入させる とともに、雄ピン5の頭部14を他方の鋏片2の外面に係止させる。
【0016】 最後に、図2に示すように雄ピン5の止め孔15に止めねじ6を挿入して雌ピ ン4の雌ねじ孔13に螺合する。 この状態では雄ピン5と雌ピン4とが止めねじ6により一体的に連結されて両 ピン4,5が一体回動可能になり、一方の鋏片1が雌ピン4に対し回動可能にな るとともに、他方の鋏片2が雌ピン4に対し一体回動可能になる。
【0017】 特に本実施例においては、雌ピン4の各係止凹部12a,12b,12c,1 2dと雄ピン5の各係止凸部16a,16b,16c,16dをそれぞれ同数で かつ開閉中心Pを中心とする点対称状態で形成したので、それらを互いに係合さ せる時、それらの数と同数の組合わせを任意に選択することができ、その係合作 業が大変行い易くなる。
【0018】 又、雌ピン4の各係合面11a,11b,11c,11dと鋏片2の支持孔8 の各係合面8a,8b,8c,8dをそれぞれ同数でかつ開閉中心Pを中心とす る点対称状態で形成したので、それらを互いに係合させる時、それらの数と同数 の組合わせを任意に選択することができ、その係合作業が大変行い易くなる。 さらに、雄ピン5の係止凸部16a,16b,16c,16dの数を4個にし たので、各係止凸部16a,16b,16c,16dに加わる力が分散されて小 さくなり、それらが折損し難くなって雄ピン5の強度が高められる。
【0019】
【考案の効果】
本考案にかかる鋏の開閉中心部の構造によれば、雌ピン4と両鋏片1,2の支 持孔7,8との間の各係止空間12a,12b,12c,12dと雄ピン5の各 係止凸部16a,16b,16c,16d、並びに雌ピン4の各係合面11a, 11b,11c,11dと鋏片2の支持孔8の各係合面8a,8b,8c,8d をそれぞれ同数でかつ開閉中心Pを中心とする点対称状態で形成したので、それ らを互いに係合させる時、それらの数と同数の組合わせを任意に選択することが でき、その係合作業が大変行い易くなる。
【0020】 さらに、雄ピン5の係止凸部16a,16b,16c,16dの数を4個以上 にしたので、各係止凸部16a,16b,16c,16dに加わる力が分散され て小さくなり、それらが折損し難くなって雄ピン5の強度が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋏全体を示す平面図である。
【図2】同鋏の開閉中心部を示す拡大断面図である。
【図3】(a)は同開閉中心部を示す分解斜視図であ
り、(b)は雄ピンのみを示す斜視図である。
【図4】雌ピンを一方の鋏片に挿入した後他方の鋏片を
一方の鋏片に重ねた状態を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 鋏片、2 鋏片、3 開閉中心軸、4 雌ピン、5
雄ピン、8a〜8d係合面、9 頭部、10 軸部、
11a〜11b 係合面、12a〜12d係止凹部(係
止空間)、13 雌ねじ孔、14 頭部、15 止め
孔、16a〜16d 係止凸部、P 開閉中心

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両鋏片(1,2)に形成した支持孔
    (7,8)に雌ピン(4)と雄ピン(5)とを挿入し、
    両ピン(4,5)を支持孔(7,8)内で一体回動可能
    に係合させて両鋏片(1,2)をこの両ピン(4,5)
    を中心に開閉可能にした鋏において、雌ピン(4)には
    一方の鋏片(1)の外面に係止される頭部(9)と、支
    持孔(7,8)に挿入される軸部(10)とを設け、雄
    ピン(5)には他方の鋏片(2)の外面に係止される頭
    部(14)を設けるとともに、支持孔(8)に挿入され
    る4個以上の係止凸部(16a,16b,16c,16
    d)を開閉中心(P)を中心とする点対称状態で設け、
    雌ピン(4)と支持孔(7,8)との間には雄ピン
    (5)の各係止凸部(16a,16b,16c,16
    d)が係入されて両ピン(4,5)を一体回動可能にす
    る係止空間(12a,12b,12c,12d)を雄ピ
    ン(5)の係止凸部(16a,16b,16c,16
    d)と同数でかつ開閉中心(P)を中心とする点対称状
    態で設け、他方の鋏片(2)の支持孔(8)には4個以
    上の係合面(8a,8b,8c,8d)を開閉中心
    (P)を中心とする点対称状態で設け、雌ピン(4)に
    は一方の鋏片(1)の支持孔(7)が回動可能に嵌合さ
    れるとともに、他方の鋏片(2)の支持孔(8)の各係
    合面(8a,8b,8c,8d)が係合されて両ピン
    (4,5)と他方の鋏片(2)とを一体回動可能にする
    係合面(11a,11b,11c,11d)を支持孔
    (8)の係合面(8a,8b,8c,8d)と同数でか
    つ開閉中心(P)を中心とする点対称状態で設けたこと
    を特徴とする鋏における開閉中心部の構造。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911722U (ja) * 1982-07-15 1984-01-25 大垣 文雄 足裏マツサ−ジ器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911722U (ja) * 1982-07-15 1984-01-25 大垣 文雄 足裏マツサ−ジ器

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