JPH04125580U - コンクリート解砕用たがね - Google Patents

コンクリート解砕用たがね

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Publication number
JPH04125580U
JPH04125580U JP4145491U JP4145491U JPH04125580U JP H04125580 U JPH04125580 U JP H04125580U JP 4145491 U JP4145491 U JP 4145491U JP 4145491 U JP4145491 U JP 4145491U JP H04125580 U JPH04125580 U JP H04125580U
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JP
Japan
Prior art keywords
chisel
concrete
cutting edge
crushing
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP4145491U
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English (en)
Inventor
昌彦 坂戸
健治 豊岡
幸雄 小原
勝弘 山崎
Original Assignee
株式会社テクノサカト
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Publication date
Application filed by 株式会社テクノサカト filed Critical 株式会社テクノサカト
Priority to JP4145491U priority Critical patent/JPH04125580U/ja
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 本考案は打撃力を有効に利用しかつ破砕片発
生の少ないコンクリート解砕用たがねを提供するもので
ある。 〔構成〕 本考案のコンクリート解砕用たがねは、たが
ね先端部を薄肉状に形成し、かつ該先端部の刃先部を弧
状に形成してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート構造物の解体等に当り、コンクリート層を裂開して破 壊するコンクリート解砕用たがねに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられているコンクリート解砕用たがねの刃先部分は、破砕機用、手掘 り用のいずれにおいても図5(A)(B)に示すように厚肉が、かつ正面からみ て広幅の直線刃に形成されているのが普通である。ところで従来のカッターを用 いてコンクリートを破壊するに当っては次のような理論が成り立つ。すなわち図 2において、ノーズ角度αをその角度で延長させた場合(点線)と途中から垂直 となっている場合(実線)とを比較すると、点線の場合は貫入部分(表面)にお ける破壊部分axが点線部分まで広くなるだけであって、押付力(P)が下方向 の力の増強することはない。そこで効率よく破壊させるには、カッターの入り込 み深さ(l)を最小限にして破砕を早く終了させる事である。また、貫入部分( 表面部)が破壊しない場合は、S部分が小さければ小さいほど単位面積荷重p/ sが大となり、コンクリート強度を越えた時点でコンクリートの下方向の破砕を 導くものである。従って、貫入部分(表面部)の破壊を最小限にして下方向の破 砕力を増大させるカッター形状が最小押付力、最小押付距離(l)で破砕させる 事ができるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上のことから、前記従来のたがねを用いて解砕を行うに当っては、図3(A )に示すように、厚肉の刃先のコンクリート中にくい込ませて行く際に、刃先の 抵抗力が大であるため多大の打撃力を要し、その割には開削される穴の周縁に生 じる破壊可能部a′の容積は小さく、つまり側方の自由面を利用した解砕が充分 に行われない不利がある。すなわち、刃先がコンクリート面に当ると、先づ最初 にL1 (約10mm)の深さにコンクリート表面が破砕された後、更にL2 (約 10mm)の深さに刃先が入り、こうして初めてコンクリート内部に縦割れが生 じ、コンクリートは破砕されるに至るものである。そして破砕されたコンクリー ト部分a′がたがねの傾斜した側面部に当り、その除去が円滑に行われていない 。また、たがね自体は解砕すべきコンクリート表面に対し、本来垂直に保ためる べきであるが、実際には図4(A)に示すように、一方に傾斜しやすく、このこ とは直線刃である刃先の一端で接することになり、打撃方向のずれた力で破砕が 行われることになり、打撃効力が低下する不利がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、このような欠点を排除するためには、たがね自体の先端部を薄肉 状に形成し、かつ刃先部を弧状に形成することによって達成できることを見出し 、本考案を完成するに至った。
【0005】
【考案の実施例】
本考案の実施例を図面について説明すると、図1(A)(B)に示すように、 刃先部は正面よりみてゆるい弧状に突出する刃縁1と、左右側方にも若干突き出 す張出し部2,2を有する「まさかり」状に作られており、またたがね先端は側 面からみると中央部を残して切り取られ、所要長さの薄肉部分3となっている。 この薄肉部分3の厚さは保持すべき強度の範囲内で定められることである。なお 、刃先角度αは従来のものと同じく30〜40°に作られている。
【0006】
【考案の効果】
本考案は上記の構成により、図4(B)に示すように、たがね自体が傾斜して も、刃先が弧状であるため在来のたがねのように打撃線が変化することなく、ま た図3(B)に示すように、刃先が薄肉であるため打込み抵抗が少なく、しかも 図3(A)に示した従来のものと同等の深さに達した点において開削された穴の 周縁に生じる破壊可能コンクリート部分aの容積は、はるかに大であり、したが って解砕が短時間で効率的に行われる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は、本考案のコンクリート解砕用
たがねの先端部分を現わす正面図および側面図。
【図2】一般的カッターを用いて解砕を行う場合の刃先
の要件を示す側面図。
【図3】(A)(B)は、従来のたがねと本考案のたが
ねによる打込状態を示す各側面図。
【図4】(A)(B)は、従来のたがねと本考案のたが
ねにより打撃方向のちがいを示す各正面図。
【図5】(A)(B)は、従来のコンクリート解砕用た
がねの先端部分を現わす正面図および側面図である。
【符号の説明】
1…刃縁 2…張出し部 3…薄肉部分 a…破壊可能コンクリート部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 たがね先端部を薄肉状に形成し、かつ該
    先端部の刃先部を孤状に形状に形成してなることを特徴
    とするコンクリート解砕用たがね。
JP4145491U 1991-05-09 1991-05-09 コンクリート解砕用たがね Pending JPH04125580U (ja)

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JP4145491U JPH04125580U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 コンクリート解砕用たがね

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JP4145491U JPH04125580U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 コンクリート解砕用たがね

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JPH04125580U true JPH04125580U (ja) 1992-11-16

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JP4145491U Pending JPH04125580U (ja) 1991-05-09 1991-05-09 コンクリート解砕用たがね

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105168A (en) * 1976-01-24 1977-09-03 Bayer Ag Production of 1*22 benzisothiazolinee33ones and use of same as pharmaceutical agent

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105168A (en) * 1976-01-24 1977-09-03 Bayer Ag Production of 1*22 benzisothiazolinee33ones and use of same as pharmaceutical agent

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