JPH04125538A - 偏光板及び液晶パネル用冷却装置 - Google Patents

偏光板及び液晶パネル用冷却装置

Info

Publication number
JPH04125538A
JPH04125538A JP2246544A JP24654490A JPH04125538A JP H04125538 A JPH04125538 A JP H04125538A JP 2246544 A JP2246544 A JP 2246544A JP 24654490 A JP24654490 A JP 24654490A JP H04125538 A JPH04125538 A JP H04125538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
cooler
liquid
polarizing plate
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2246544A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Tokuda
徳田 純也
Yasunori Hiroshima
広島 康則
Masayuki Akiyama
秋山 政之
Manabu Akagi
学 赤木
Yoichi Sato
陽一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2246544A priority Critical patent/JPH04125538A/ja
Priority to US07/691,918 priority patent/US5170195A/en
Publication of JPH04125538A publication Critical patent/JPH04125538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、液晶プロジェクタ等に使用される偏光板及び
液晶パネルの高温劣化を防止するための冷却装置に関す
る。
[従来の技術] 液晶を使用したプロジェクタによってカラー画像を得る
とき、一般的に第9図に概略を示した横成により、スク
リーンに必要とする画像を投影している。
すなわち、投写光源りから出射された光Lsは、青色、
赤色及び緑色の成分をもった光であり、凹面鏡CMで反
射された後、コンデンサレンズCLによって平行な光束
にされる。次いで、ダイクロイックミラーDMbで青色
光Lbが分離された後、DMrで赤色光Lrが分離され
、残りの緑色光Lgが直進する。
青色光Lbは、ダイクロインクミラーDMbで反射され
て光軸を直角に曲げられ、ミラーMbで更に反射される
。また、赤色光Lrは、ダイクロイックミラーDMrで
反射されて光軸を直角に曲げられ、ミラーMrで更に反
射される。そして、青色光Lb及び赤色光Lrは、それ
ぞれミラーMb及びMrで直角に曲げられ、直進してき
た′ik色光Lgと平行な光束となって同一方向に進む
各色Lb、Lr、Lgの光路には、光路に対し直角に透
過型液晶表示パネルL Cb、  L Cr、 L C
gが設けられている。これら透過型液晶表示パネルLC
b、LCr、LCgを通過した各色Lb、Lr、Lgは
、各色の画像情報をもった透過光Ab、lr、Igとな
る。青色透過光1bは、ミラーMb及びダイクロインク
ミラーDMbで反射されて、緑色透過光1gの光路に入
る。他方、赤色透過光frは、ミラーMr及びダイクロ
インクミラーD M rで反射されて、緑色透過光1g
の光路に入る。
このようにして、全ての透過光fb、fr、1gが重な
りあった集合透過光λSとなる。ここで、各液晶表示パ
ネルL、 Cb、 L Cr、 L Cgと投写レンズ
PLまでの光路長をすべて等しくなるように、ミラーM
b、 Mrt Mgt 液晶表示パネルLCb、LCr
LCg等を配置している。そのため、集合透過光lSは
、投写レンズPLで屈折され、スクリーンS上に拡大し
た画像となる。
この種の投写装置においては、スクリーンS上に明るい
画像を投写させるため、強力な投写用光gLが使用され
る。また、光源りから出射した光Lsを凹面鏡CM及び
コンデンサレンズCLによって集束させ、平行光線とし
て液晶表示パネルLCb、LCr、LCgに出射してい
る。或いは、凹面鏡CMに代えて放物面鏡や楕円面鏡等
を使用することもある。
何れの場合にあっても、強力な投写用光源りを使用し、
集束された平行光線として液晶表示パネルL Cb、 
 L Cr、 L Cgに当てている。そのため、この
光熱によって液晶表示パネルL Cb、  L Cr。
LC4が高温に加熱される。ところが、液晶表示パネル
LCb、LCr、LCgに組み込まれている偏光板や液
晶パネルは、高温になると特性を著しく劣化させる。た
とえば、市販の偏光板は、70℃程度の温度に達すると
、偏光能を失ってしまう。また、液晶パネルも、所定の
液晶を形成することができなくなり、画像の解明度を劣
化させる。
高温による特性の劣化を避けるため、液晶表示パネルを
冷却し、定格温度以下に維持することが必要である。そ
こで、第10図に示した空冷式の冷却装置が従来から使
用されている。
この冷却装置においては、冷却される液晶表示パネルL
 Cb、  L Cr、  L Cgをベース板spに
取付け、ベース板SPの所定箇所に液晶表示パネルLC
b、  L Cr、  L Cgそれぞれの両面に臨む
開口wb。
Wr、Wgを形成している。そして、ベース板SPの反
対側に、冷却用ファンCFを配置し、ファンブレードF
Bの回転によって生じた冷却風c Wを液晶表示パネル
LCb、L、Cr、LCgの表面に沿って流すようにし
ている。
光の照射によって高温になった液晶表示パネルLCb、
LCr、LCgの表面に冷却風CWが接触しながら流れ
る。そのため、液晶表示パネルLCb。
LCr、LCgは、冷却風CWによって放熱され、冷却
される。また、受熱した冷却風CWは、高温になって系
外に流出する。
【発明が解決しようとする課題1 冷媒による冷却効果は、発熱体の発熱量をQ。
発熱面積をAとし、発熱体と冷媒との間の熱伝達率をα
とするとき、雰囲気温度に対する発熱体の温度上昇ΔT
は、次式で表される。
ΔT=Q/αA ここで、熱伝導率をλ9代表長さをり、プラントル数を
Pr、冷媒の流速をU、冷媒の動粘性係数をνとすると
き、熱伝達率αは、次式で表される。
CE : −Xo、664Pr” X  (:u L/
 −v )したがって、冷却@CWにより液晶表示パネ
ルLCb、LCr、LCgを冷却するとき、理論的には
冷却風CWの風量を増加するほど冷却効果が大きくなる
。しかし、 この冷却風の風量と冷却効果の上昇との間
には一定の限界があり、ある値を超えて冷却風を供給し
ても、風量の増加に見合った冷却効果の上昇が期待でき
ない。
たとえば、液晶表示パネルを構成する偏光板の表面に室
温の冷却風を当てて偏光板の温度を測定したところ、第
11図に示すような結果が得られた。すなわち、冷却風
の流速が小さな領域では、冷却風の流速上昇に伴って偏
光板の冷却が促進され、雰囲気温度より十数°C高い温
度まで偏光板の温度が下降する。しかし、この冷却曲線
は、冷却風の流速が大きくなるに従って次第に勾配が小
さくなる。そして、流速が1.om/秒を超えるように
なると、偏光板の温度降下はほとんどみられなくなる。
ところが、最近の液晶を使用した表示装置では。
大呂力の光源を使用し、鮮明な画像を得ようとする傾向
にある。この傾向に伴って、偏光板や液晶パネルの発熱
量も増加する。このような発熱量の大きな偏光板や液晶
パネルを空冷しても、第11図に示すように充分な冷却
効果が得られず、偏光板や液晶パネルが耐熱温度を超え
てしまい、表示装置の誤動作や故障の原因となる。この
点て、光量の増加が規制され、明るい画像を得ることが
困難であった。
そこで、本発明者等は、このような問題を解消するため
、熱容量の大きな冷却液を使用して偏光板及び液晶パネ
ルを冷却することを提案し、たとえば実開昭60−13
6045号公報等で紹介した。
本発明は、この冷却液を使用した冷却方法を更に発展さ
せて、偏光板、液晶パネル等から冷媒への熱伝達率を増
加させることにより、大出力の光源を使用する場合にあ
っても液晶表示パネルを確実に定格温度以下に維持し、
解明で明るい画像を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の自然対流により偏光板及び液晶パネルを冷却す
る装置は、この目的を達成するため、偏光板に面接触す
る一面をもち、他面側にコンデンサレンズ或いは液晶パ
ネルが配置された冷却装置であって、内部に冷却液が充
填され、少なくとも上部に放熱フィンが殻けられた中空
状の冷却器を備えていることを特徴とする。
ここで、冷却器の一面を湾曲した両面をもつレンズ本体
で形成し、該レンズ本体及び前記冷却器に充填された冷
却液によりコンデンサレンズを構成してもよい。
冷却器の内部に、側壁内面から一体的に延びた有孔板、
金網等の液透過性板体を配置するとき、冷却液から冷却
器の器壁に伝わる熱量が増加する。
また、冷却器の内部に、側壁内面から一体的に延びたフ
ィンを形成しても、同様に熱伝達率が向上する。
また、冷却器の側部に風洞を形成し、この風洞に冷風を
通過させるとき、冷却液から冷却器の器壁に伝達された
熱が冷風により効率よく持ち去られる。
冷却液の強制循環によって偏光板及び液晶パネルを冷却
する装置は、し・なくとも偏光板に面接触して配置され
た冷却器と、該冷却器の内部に冷却液を循環させる送液
ポンプと、前、記冷却器及び前記送液ポンプとを接続す
る流入管及び流出管とを備えており、該流入管及び該流
出管の途中で内部を流れる冷却液が冷風と熱交換される
ことを特徴とする。
[作   用] 発熱体を空冷するとき、冷却風の風量をある値以上に増
加させても、所与の冷却効果が得られないのは、冷却風
の熱容量が小さいこと、発熱体から冷却風への熱伝達及
び冷却風の間での熱伝導が充分に行われないこと等に起
因するものと考えられる。たとえば、発熱体の表面に沿
って流れる冷却風は、発熱体から受熱して温度が上昇す
るが、この昇温にともなって体積膨張する。そして、流
速が大きくなるほど、冷却風が層流状に流れる傾向が強
くなる。 その結果、膨張した高温の冷却風が発熱体の
表面に接し1発熱体と冷却風との間の温度差が小さくな
り、発熱体から冷却風への熱伝達率が低下する。
これに対し、冷却液を使用して発熱体を冷却する場合、
冷却液の熱容量が大きく、また発熱体から冷却液への熱
伝達も良好であるため、放熱効率が優れたものとなる。
また、発熱体からの放熱によって昇温した冷却液は対流
して、常に低温の冷却液が発熱体の表面に対向する。そ
のため、発熱体と冷却液との間の温度差も大きく、多量
の熱が発熱体から冷却液に伝達される。したがって、偏
光板、液晶パネル等の発熱体を定格温度以下に維持する
ことができ、液晶表示装置の確実な作動が保証される。
しかも、冷風に比較して熱伝導率の大きな冷却液を対流
させながら冷却が行われるため、偏光板及び液晶パネル
は、各部均一な低温に維持される2[実 施 例] 以下、第1図〜第7図を参照し7ながら、実施例によっ
て本発明を具体的に説明する。
実施例1: 本実施例においては、第1図に示すように偏光板10と
液晶パネル2oとの間に冷却器30を配置し、偏光板1
oとコンデンサレンズ40にギャップを設けて対向させ
ている。光源からの光は、矢印で示すように第1図の右
側からコンデンサレンズ40に出射され、透過した光が
偏光tf3.10に達する。
冷却器30の一面には、液晶パネル20が設けけられて
いる。また、反対面にはガラス板31が設けられており
、このガラス板31が偏光板1゜に接触或いは接着され
ている。液晶パネル20及びガラス板31は、接着又は
パツキンを介在させたネジ止めによってスペーサ32に
固定される。
偏光板10と液晶パネル2oとの間の距離は、スペーサ
32によって殻定僅に保たれる。スペーサ32は、内部
が空洞となった冷却器30の側壁としても働く。
冷却器30の内部空洞には、冷却液33が封入されてい
る。冷却液33としては、光の透過率が大きく、対流し
易いフッ素系不活性液体、エチレングリニール等の溶液
を使用する。ただし、昇温によって多量のガスを発生し
易い気化性の冷媒は、不向きである。
冷却液33は、偏光板10及びガラス板31を透過した
光が照射されることによって昇温し、体積膨張を起こす
。そこで、この体積膨張に起因する冷却器30の変形を
防止するため、体積膨張による冷却液33の圧力上昇分
に対応して膨張する調圧弁34を備えている。ll圧弁
34とし7ては、たとえば本発明者等が実開昭60−1
36045号公報で提案した冷却液の圧力を受けて伸縮
する弾性体が使用される。
冷却器30の上部側壁には、ヒートシンク35が設けら
れている。また、ヒートシンク35のフィンに冷風が接
触して、ヒートシンク35から放熱されるようになって
いる。なお、放熱を促進させるため、ヒートシンク35
を通過する風洞を設けたり、強制的に冷却風をヒートシ
ンク35に供給してもよい。
この配列によると、偏光板10及び液晶パネル20を相
互に離間させ、それぞれを冷却器30の表面に接触させ
ている。そして、高温になった偏光板10及び液晶パネ
ル20は、冷却液33との熱交換によって冷却される。
熱交換により昇温した冷却液33は、比重が/hさくな
り、冷却器30内をヒートシンク35方向に上昇する。
次いで、昇温した冷却液33は、ヒートシンク35との
熱交換によって冷却され、比重が大きくなり、冷却器3
0内を下降する。
その結果、冷却器30内で対流36が生じ、常に低温の
冷却液33が偏光[10及び液晶パネル20近傍に供給
される。そのため、偏光板10及び液晶パネル20の冷
却を効率よく行うことができる。たとえば、第10図に
示した強制空冷装置を使用して冷却を行ったところ、液
晶表示パネルの温度を58°Cまでしか下げることがで
きなかったのに対し、本実施例の液冷方式を採用したも
のにあっては偏光板10及び液晶パネル20共に定格温
度より充分低い55°C以下の温度に維持することがで
きた。
また、偏光板10及び液晶パネル20の一面が冷却器3
0に密接しているので、それらの面にダスト等が付着す
ることも避けられる。そのため、ダスト付着に起因する
透過率の低下を防ぐことができた。これに対し、強制空
冷方式で冷却能を上げるため風量を大きくしたとき、偏
光板10や液晶パネル20にダストが付着し、透過率の
低下が発生した。
冷却器30に対する偏光板上○、液晶パネル20及びコ
ンデンサレンズ40の配列は、第1図に限ったものでは
なく、種々の配列を採用することができる。
たとえば、第2図は、偏光板10にコンデンサレンズ4
0を密着させた配列を示す。この場合、偏光板10の両
面がガラス板31及びコンデンサレンズ40に密着して
いるので、ダスト等の付着が完全になくなる。
また、偏光板10の両面を周囲雰囲気から遮断する方法
としては、第3図に示すように、冷却器30の一面側に
偏光板10及び液晶パネル20を配置し、偏光板10を
液晶パネル20とガラス板31との間に挟持することも
できる。
更に、コンデンサレンズ40としては、第4図に示すよ
うな両面が凹皿に成形されたレンズを使用することもで
きる。この場合、コンデンサレンズ40が冷却器30の
器壁の一面を構成する。そして、冷却器30に封入され
た冷却液33がコンデンサレンズ40と共同して、第1
図のコンデンサレンズ40と同様な働きをする。
実施例2: 本実施例においては、冷却液からの熱伝達を促進させる
ため、第5図に示すように内部に熱伝導部37を設けた
ピートシンク35を備えた冷却器を使用した。熱伝導部
37では、板状部分に孔を穿設したものや、金JK製ワ
イヤを網状にしてヒートシンク35の内部に調節したも
のが使用される。
また、ヒートシンク35には、三面にフィン38を形成
した、 第6図は、この冷却器30を使用して5 片側にガラス
板31を介して偏光板10を、液晶22をカラス:!2
1,23で挟んだ液晶パネル20を配置した場合を示す
3 なお、24は、液晶パネル20のフレームである。
熱伝導部37は、その両面が冷却液33に接触し、冷却
器30の内部空洞を量分するように配置される。そして
、左右の冷却液33は、熱伝導部37に設けられている
孔部、網q等を経由して自由に流動する。
光源からの光が図示するように偏光板1oに照射された
とき、偏光板10及び液晶パネル20は、実施例1と同
様に発熱する。この熱量は、偏光板10及び液晶パネル
20に間接或いは直接に接触する冷却液33によって持
ち去られる。
受熱によって昇温した冷却液33は、冷却器30の内部
を対流して、ヒートシンク35と熱交換を行って冷却さ
れる。このとき、 冷却液33の対流部に熱伝導部37
が配置されているため、冷却液33と熱伝導部37との
熱交換も行わ九る。
熱伝導部37によって冷却液33から放熱された熱量は
、熱伝導部37の内部を伝わり、ヒートシンク35のフ
ィン38に送られた後、放熱される。ここで、熱伝導部
37がヒートシンク35の内壁に接続されているため、
熱伝導性の良好な金属で放熱路が形咬される5 したが
って、冷却液33の熱量が効率よくヒートシンク35に
伝えられ5偏光板10及び液晶パネル20を低温に維持
することが可能となる。
たとえば、実施例1と同じ光源からの光を偏光板10に
照射しながら冷却を行ったところ、実施例1よりも更に
低い50°C以下の温度に偏光板10及び液晶パネル2
0を維持することができた。
この場合にも、第2〜4図に示すように偏光板10、 
 液晶パネル20.  冷却器30及びコンデンサレン
ズ40の配列等を適宜変更することができる。
実施例3: 本実施例においては、I!7図に示したヒートシンクで
冷却器を形成した。
このヒートシンク5oは、アルミニウム等の熱伝導率が
高い金属でできた割型51及びガラス板61を気密に接
着することによって組み立てられる。
割型51には、図示するように中央部に液晶パネル20
或いはガラス板31が気密に嵌め込ま4る窓部52が形
成されている3 そして、この窓部52に向けて延びる
多数のフィン53が、内壁54から窓部52の平面に沿
って設けられている。
窓部52のサイズは、光源より照射された光が通過する
有効面Sがフィン53の内縁よりも内方に位置するよう
に、使用する偏光板や液晶パネルよりも若干大きく設け
られている。また、内壁54は、上方で絞られて、冷却
液注入管55となっている。
内壁54の外側には、所定の間隔をおいて外壁56が形
成されている。外壁56の下方は開放されて、冷風取入
れ口となる。他方、外壁56の上方は、若干絞られた排
気口58となる。そし7て、内壁54と外壁56との間
の空間部が、風洞59となる。
ガラス板61の表面には、割型51の窓部52に対応す
る位置に偏光板10.  液晶パネル20或いはコンデ
ンサレンズ40等の部材62が気密に装着される。更に
、図示を省略したが、割型51の内壁54に対応する位
置に、内壁54の側極を収容する溝部が形成されている
窓部52とガラス板61の対応する位置に偏光板10.
液晶パネル2o或いはコンデンサレンズ4oを装着した
後、割型51とガラス板61を密着させ、両者を樹脂封
止する。これによって、割型51とガラス板61の間に
、冷却液収容部及び風洞59が形成される8 冷却液収容部は、窓部52とガラス板61の対応する位
置に装着された液晶パネル20或いはコンデンサレンズ
40及び内壁54で気密に区画された内部空間である。
この冷却液収容部に、冷却液注入管55を介してエチレ
ングリコール等の冷却液を注入した後、注入管55の開
口部に調圧用ゴム等を装着して封入する。
このようにして構成された冷却器においては、偏光板1
0.  液晶パネル20等から冷却液に伝えられた熱量
は、フィン53を介して内壁54に伝達され、風洞59
を通過する冷風によって系外に持ち去られる。このとき
、フィン53から内壁54までの熱移動は、熱伝導性の
良好な金属材質内の熱伝導によって行われる。そのため
、偏光板10や液晶パネル20の発熱は、風洞59を流
れる冷風に迅速に伝えられる。
また、冷却液を注入した後で冷却液収容部に気泡が残留
することがあっても、残留気泡は、有効面Sよりも上方
にある高温域Hに集められる。そのため、有効面Sを通
過する光に対して悪影響を及ぼすことがない。
実施例4: 本実施例においては、実施例1〜3の自然対流に代えて
、第8図に示すように冷却液を強制循環させる方式を採
用し7た。すなわち、この方式の強制循環装置7oでは
、青色、赤色及び緑色のそれぞれに対応した偏光板1o
と液晶パネルとの間に、冷却器71を配置した。そして
、冷却器71と液送ポンプ72との間を、流入管73及
び流出管74で接続したヨ 流入管73は冷却器71の下方に開口しており、流出管
74は冷却器の上方に開口している。また。
冷却器71内部に所定流量の冷却液が循環するように、
冷却器71のサイズに応じて5 単数又は複数の流入管
73及び流出管74をそれぞれの冷却器71に接続した
送液ポンプ72から流入管73を経て冷却器71に送り
込まれた冷却液は、冷却器71内部を上昇する過程で偏
光板10及び液晶パネル20を放熱し、高温となる。高
温になった冷却液は、それぞれの冷却器71の上部に集
められた後、流出管74を経て液送ポンプ72に循環さ
九る。
また、冷却器71と液送ポンプ72とを結ぶ流入管73
及び流出管74に対して冷風が吹き付けられており、流
入管3及び流出管74の内部を流動する冷却液は、管壁
を介して冷風と熱交換し。
冷却される。
熱交換を効率よく行うため、流入管73及び流出管74
の途中に、熱交換部75を設けることもできる2 熱交
換部75としては、たとえば流入管′73或いは流出管
74の途中を屈曲させて表面積を大きくし、その屈曲部
分に放熱フィン76を取り付けたものが使用される。
このように冷却器71と液送ポンプ72との間で、流入
管73及び流出管74内を流れる冷却液が冷却され、冷
却器71には常に低温の冷却液が導入だれる。そのため
、偏光板10及び液晶パネル20の放熱が効率よく行わ
れ、偏光板1o及び液晶パネルを確実に定格温度以下に
維持することができる。また5 大出力の光源を使用し
た表示装置にあっても、偏光板10及び液晶パネル20
に発生する熱量に対応した低温の冷却液を多量に循環さ
せることにより、偏光板10及び液晶パネルが定格温度
を超えることを防止することができる。
[発明の効果] 以上に説明し、たよう(二 本発明においては、冷却液
を使用して表示装置の偏光板及び液晶パネルを冷却して
いるため、従来の空冷方式に比較して格段に冷却能力を
大きくすることが可能となる。
そのため、偏光板や液晶パネルが耐用温度を超えること
かなくなり、表示装置が確実で安定した作動し、鮮明な
画像を得ることができ、装置に対する信頼性が高いもの
となろう また、大出力の光源を使用した場合にあって
も、偏光板及び液晶パネルの昇温を抑制することができ
、明るい画像が得られ、大型の液晶表示装置にも適した
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
ji1図は本発明の実施例1て使用し7た冷却装置の概
略を示し、第2〜4図はその変形例を数例示し・、第5
図及び第6図は実施例2て使用した冷却装置の概略を示
し、第7図は実施例3で使用した冷却装置のヒートシン
クを示し、第8図は冷却液を強制循環させる冷却装置を
示す。 他方、第9図はカラー用液晶プロジェクタの作
動を説明するための図、第10図は従来の空冷方式の冷
却装置を使用し7て液晶表示装置を冷却している状態を
説明するための図、第11図は空冷方式の冷却における
問題を説明するための図である。 lO・・・偏光板、20・・・液晶バえル、30.71
・・・冷却器、31・・・ガラス板、32・・・スペー
サ、33・・・冷却液、34・・・調圧弁、  35.
 50・・・ヒートシンク、37・・・熱伝導部、38
.53・・・フィン、59・・・風洞、72・・・送液
ポンプ、73・・・流入管、74・・・排液ポンプ、7
5・・・熱交換部、76・・・放熱フィン 特許呂罪人 パイオニア株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)偏光板に面接触する一面をもち、他面側にコンデ
    ンサレンズ或いは液晶パネルが配置された冷却装置であ
    って、内部に冷却液が充填され、少なくとも上部に放熱
    フィンが設けられた中空状の冷却器を備えていることを
    特徴とする偏光板及び液晶パネル用冷却装置。
  2. (2)請求項1記載の冷却器の一面が、湾曲した両面を
    もつレンズ本体で構成され、該レンズ本体及び前記冷却
    器に充填された冷却液によりコンデンサレンズを構成す
    ることを特徴とする偏光板及び液晶パネル用冷却装置。
  3. (3)請求項1記載の冷却器の内部に、側壁内面から一
    体的に延びた有孔板、金網等の熱伝導部を配置している
    ことを特徴とする偏光板及び液晶パネル用冷却装置。
  4. (4)請求項1記載の冷却器の内部に、側壁内面から一
    体的に延びたフィンが形成されていることを特徴とする
    偏光板及び液晶パネル用冷却装置。
  5. (5)請求項1記載の冷却器の側部外方に冷風が通過す
    る風洞を設けたことを特徴とする偏光板及び液晶パネル
    用冷却装置。
  6. (6)少なくとも偏光板に面接触して配置された冷却器
    と、該冷却器の内部に冷却液を循環させる送液ポンプと
    、前記冷却器及び前記送液ポンプとを接続する流入管及
    び流出管とを備えており、該流入管及び該流出管の途中
    で内部を流れる冷却液が冷風と熱交換されることを特徴
    とする偏光板及び液晶パネル用冷却装置。
JP2246544A 1990-09-17 1990-09-17 偏光板及び液晶パネル用冷却装置 Pending JPH04125538A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2246544A JPH04125538A (ja) 1990-09-17 1990-09-17 偏光板及び液晶パネル用冷却装置
US07/691,918 US5170195A (en) 1990-09-17 1991-04-26 Cooling device for a liquid crystal panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2246544A JPH04125538A (ja) 1990-09-17 1990-09-17 偏光板及び液晶パネル用冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04125538A true JPH04125538A (ja) 1992-04-27

Family

ID=17149991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2246544A Pending JPH04125538A (ja) 1990-09-17 1990-09-17 偏光板及び液晶パネル用冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04125538A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249120A (ja) * 1998-03-03 1999-09-17 Sharp Corp 透過型表示装置
JP2001201728A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタ装置
JP2002006281A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Toshiba Corp 液晶プロジェクタ
US6447121B1 (en) 1999-05-17 2002-09-10 Samsung Electronics, Co., Ltd. Reflection type projector
JP2003195254A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Seiko Epson Corp 光学装置、およびこれを備えたプロジェクタ
US6950308B2 (en) 2002-12-20 2005-09-27 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
JP2005284138A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Seiko Epson Corp 光学装置およびプロジェクタ
JP2006023709A (ja) * 2004-06-09 2006-01-26 Seiko Epson Corp プロジェクタ
US7018054B2 (en) 2002-12-20 2006-03-28 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US7023504B2 (en) 2002-12-20 2006-04-04 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US7139062B2 (en) 2002-06-07 2006-11-21 Seiko Epson Corporation Display panel assembly, display panel case, display panel module, projection display device, and cooling method for the display panel module
US7218373B2 (en) 2003-04-22 2007-05-15 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
JP2009163075A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249120A (ja) * 1998-03-03 1999-09-17 Sharp Corp 透過型表示装置
US6447121B1 (en) 1999-05-17 2002-09-10 Samsung Electronics, Co., Ltd. Reflection type projector
JP2001201728A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタ装置
JP2002006281A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Toshiba Corp 液晶プロジェクタ
JP2003195254A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Seiko Epson Corp 光学装置、およびこれを備えたプロジェクタ
US7139062B2 (en) 2002-06-07 2006-11-21 Seiko Epson Corporation Display panel assembly, display panel case, display panel module, projection display device, and cooling method for the display panel module
US7023504B2 (en) 2002-12-20 2006-04-04 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US7018054B2 (en) 2002-12-20 2006-03-28 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US6950308B2 (en) 2002-12-20 2005-09-27 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US7218373B2 (en) 2003-04-22 2007-05-15 Seiko Epson Corporation Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
JP2005284138A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Seiko Epson Corp 光学装置およびプロジェクタ
JP2006023709A (ja) * 2004-06-09 2006-01-26 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2009163075A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4227969B2 (ja) 投写型表示装置
JP5273636B2 (ja) 光学系および投射装置
JP5023711B2 (ja) 冷却装置
JP5085888B2 (ja) 電子機器用冷却装置
US6523959B2 (en) Cooling device for liquid crystal projectors
JP2585003Y2 (ja) 液晶プロジェクタの液晶冷却器
TW591322B (en) Liquid crystal projector
JPH04125538A (ja) 偏光板及び液晶パネル用冷却装置
JP4266959B2 (ja) 電子機器の冷却装置および投写型光学装置
WO2018166301A1 (zh) 散热系统和电子设备
US11520219B2 (en) Heat dissipating module and projection device
CN101986195B (zh) 半导体致冷器全密封冷却系统dlp投影机
US20100245779A1 (en) Projector
JPH07248480A (ja) 液晶プロジェクタの冷却装置
JP4359105B2 (ja) 液晶パネル装置
CN101907820A (zh) Dmd散热结构及其应用的投影机
CN111856855B (zh) 光机模块与投影机
JP2006098759A (ja) 液晶プロジェクタとその液冷装置
JP2016200657A (ja) プロジェクター
CN114563902A (zh) 投影光机与投影设备
JP4860663B2 (ja) 液晶ユニット部の冷却方法
CN208399876U (zh) 一种电子投影仪内循环制冷系统
JPH1054985A (ja) 液晶装置
JP2008130746A (ja) 電子機器用沸騰冷却装置及びそれを利用した電子機器
JPH04125615A (ja) 液晶表示装置用冷却装置