JPH04125142U - 空気取入口の雪侵入防止装置 - Google Patents

空気取入口の雪侵入防止装置

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Publication number
JPH04125142U
JPH04125142U JP3058391U JP3058391U JPH04125142U JP H04125142 U JPH04125142 U JP H04125142U JP 3058391 U JP3058391 U JP 3058391U JP 3058391 U JP3058391 U JP 3058391U JP H04125142 U JPH04125142 U JP H04125142U
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JP
Japan
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snow
air intake
net
air
airflow
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Withdrawn
Application number
JP3058391U
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Inventor
隆 高橋
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は豪雪地等で大量の空気取入れを行う
際にも、雪の侵入を防ぐことの可能な雪侵入防止装置を
提供するものである。 【構成】 雪を含んだ空気の気流の平準化及び侵入した
雪を捕獲するためのネットと、このネットに捕獲された
雪の排除機構とを設けた空気取入口の雪侵入防止装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は豪雪地域の原子力発電所等の大容量空気取入設備における雪の侵入防 止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の外気取入部の構造例を図4及び図5に示す。同構造の場合図6に示すよ うに偏流等により、流速の速い部分の気流によって雪が一緒に運び込まれてしま う。 図1〜図3において、1は隔壁、2はドライエリア空気流入口、3は空気取入 口であり、図6における矢印の長さは流速を表している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(1)ビル、工場、発電所など建築物では、新鮮空気を外部より取入れ換気、空 調を行う。空気取入部は雪の侵入を防ぐためフードやドライエリアなどを設置し 、更にルーバを設けるなどして雪と空気を分離して空気のみ取入れられるよう考 慮している。しかし、発電所や工場のように大量の外気を必要とする場合に於い ては、周辺の気流の乱れや偏流の影響を受け易く、雪が侵入することがある。
【0004】 本考案は、豪雪地等で大量の空気取入を行う際にも、雪の侵入を防ぐことの可 能な雪侵入防止装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ドライエリア方式(フード方式含む)は、一般的に気流を下から上に上昇させ 、雪の侵入を防止する構造を採用している。この場合空気流入路全域の流入風速 が雪と空気が分離される風速(ターミナルベロシテイ)以下であれば、雪は自重 により落下、分離し空気取入口から侵入することはない。しかし大容量設備の場 合、実際は図6に示すように周辺空気の影響や、空気流入路の形状などにより、 乱流、偏流が生じている。そこで全域をターミナルベロシティ以下とするには、 大規模な設備が必要となるので、気流の平準化を図るため、ドライエリア空気流 入口と空気取入口の間にネットを設ける。しかし完全な気流の平準化は出来ない が、このネットで侵入してくる雪を捕獲することが出来る。またネットについた 雪を排除する機能を付加する。
【0006】
【作用】
(1)雪侵入を防ぐため空気は下部から取入れ、上昇する過程で雪が自重により 落下する速度(ターミナルベロシティ)以下となる様に計画する。しかし上昇す る気流には乱れや偏流があるため、全域をターミナルベロヒティ以下とするには 、ドライエリアや空気取入口を大きくする(空気取入口の吸込流速を低くする) など設備への影響が多大であり、ドライエリア空気流入口と空気取入口の間に抵 抗を入れ気流の平準化を図る。 (2)上記(1)項の抵抗による気流の平準化効果を考慮に入れていても、周辺 の気流の乱れや雪の種類や性質(特に比重)により気流と一緒に侵入してくるこ とがあるので、侵入してくる雪を捕獲することも考慮してネットを選定する。 (3)捕獲された雪を放置しておくと、ネットが目詰まりして空気の取入量が減 少し、更にはネットの破損につながる。これを防止するため、ネット上部に移動 式ブロアを設け、このブロアを運転することによりネットに捕獲されている雪を ブローして払い落とす。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図1乃至図3について説明する。 図において、1は隔壁、2はドライエリア空気流入口、3は空気取入口、4は ネット、5はレール、6は除雪用移動式局所ブローファン、7は差圧計、8はグ レーチングである。
【0008】 図1,図2に示すように、ドライエリア空気流入口2と空気取入口3の間にネ ット4を設け気流の平準化を図る。 しかしそれでも周辺の気流の乱れや雪の種類や性質によっては、気流と一緒に 雪が侵入してくることがあり、このネット4で侵入してくる雪を捕獲する。 このネット4に捕獲される雪を排除するため、移動式ブローファン6を設け、 ネット4に捕獲された雪をブローして床に落とす。ここでは移動式ブロア方式を 用いたが他に移動式電動ブラシ(ガソリンスタンドの自動洗車機のブラシのイメ ージ)により払い落とす方法もある。
【0009】 ブローファン6の台数、容量、吐出風速はこのネット4の広さ、到達風速を考 慮して決定する。ブローファン6の設置箇所の壁面にレール5を設け、ブローフ ァン6を移動出来る構造とする。 床には侵入する雪の量に応じて(或いは想定して)ピットを設置する。或いは 流路を設け流れに用いて廃棄することも出来る。
【0010】 ネット4には差圧計7を設け外部から監視し、所定の差圧(ネットのメッシュ により決まる)になった時に、ブローファン6を運転する。またこの差圧計7と ブローファン6を連動させて自動化することもできる。
【0011】
【考案の効果】
本考案による空気取入口の雪侵入防止装置は、雪を含んだ空気の気流の平準化 及び侵入した雪を捕獲するためのネットと、このネットに捕獲された雪の排除機 構とを設けたことにより、次の効果を有する。 空気取入口から侵入する雪を効果的に削減することが出来る。またネットに捕 獲された雪を排除することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の側面断面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1における気流分布を示す図である。
【図4】従来装置の側面断面図である。
【図5】図4のB−B矢視断面図である。
【図6】図4における気流分布を示す図である。
【符号の説明】
2 ドライエリア空気流入口 3 空気取入口 4 ネット 6 移動式ブローファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雪を含んだ空気の気流の平準化及び侵入
    した雪を捕獲するためのネットと、このネットに捕獲さ
    れた雪の排除機構とを設けた空気取入口の雪侵入防止装
    置。
JP3058391U 1991-05-01 1991-05-01 空気取入口の雪侵入防止装置 Withdrawn JPH04125142U (ja)

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JPH04125142U true JPH04125142U (ja) 1992-11-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078057A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Shimizu Corp 寒冷地対応サーバ室空調システム

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