JPH04124963U - 合成樹脂中空体 - Google Patents

合成樹脂中空体

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JPH04124963U
JPH04124963U JP4087691U JP4087691U JPH04124963U JP H04124963 U JPH04124963 U JP H04124963U JP 4087691 U JP4087691 U JP 4087691U JP 4087691 U JP4087691 U JP 4087691U JP H04124963 U JPH04124963 U JP H04124963U
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layer
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resin hollow
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JP4087691U
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政七 西原
肇 川上
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川上産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂中空体1に、太陽光線反射機能及び
吸収機能を付与する。 【構成】 少なくとも一方の最外層を、反射層6とす
る。該反射層6は金属蒸着層8と保護層9の積層フイル
ム、もしくは、金属粉末10混練プラスチツクフイルム
で構成する。反射層6以外の、合成樹脂中空体1を形成
するフイルムの少なくとも1枚のフイルムを吸収層7と
する。黒色系以外の着色剤11を熱可塑性樹脂と混練し
フイルムとし、吸収層7として用いる。 【効果】 緩衝性、気密性、防水性を有する上に、反射
層6により大部分の太陽光線を反射し、一部の透過した
光線は吸収層7で吸収するので、本考案合成樹脂中空体
1で被覆した物品には、太陽熱の悪影響が及ばない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は包装材、特に屋外で使用される包装材、例えば電線リール、あるいは 鋼管などを屋外で保管する際に用いる包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の物品用の包装材の機能以外に、長期間屋外環境にさらされる物品は、湿 気などの水分、環境温度の変化、機械的な外力、太陽光線特に太陽光線中の熱線 などによる悪影響−すなわち劣化や発錆など−を防止するため、これらの悪影響 防止機能を付与した様々な包装材が用いられている。
【0003】 実開平1−104334号公報は複合シートで、多数の凸状突起を有するプラ スチツクフイルムの一方の面に平滑なプラスチツクフイルムを貼着して多数の空 気室を形成した気泡シートの、前記平滑なプラスチツクフイルムとは反対の多数 の凸状突起を有するプラスチツクフイルムの面に、接着層を介して、耐候性を有 する透明フイルムの一面に金属を蒸着させた金属蒸着層を接着している。更に、 前記気泡シートを構成する2枚のプラスチツクフイルムおよび接着層の少なくと も1枚を、カーボンブラツク練り込みフイルムとなし、水分または湿気、温度変 化、機械的外力、紫外線等の電磁波などの外的条件から保護する包装、梱包用の 複合シートである。
【0004】 実開平1−104334号公報記載は、気泡シートにより緩衝、気密、防水機 能を有する。また、金属蒸着層とカーボンブラツク練り込みフイルムにより太陽 光線の悪影響防止機能を有する。 しかしながら、黒色のカーボンブラツク練り込みフイルムは太陽光線を吸収し て蓄熱の結果温度上昇し、該複合シートを劣化せしめるという問題点があった。 また、金属蒸着層で太陽光線が反射して、例えば近くの道路上の自動車運転手 の目がくらむという問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
屋外で使用した場合、被包装物への紫外線と赤外線の到達を最小限に食い止め 、さらに過度に蓄熱せず、また、防眩性を有する合成樹脂中空体を提供すること である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
【図1】 図1は、本考案合成樹脂中空体の一実施例の部分断面図であって、1は本考案 合成樹脂中空体、2は多数の凸部を有するフイルム(キヤツプフイルム)、3は 平滑なフイルム(バツクフイルム)、4は中空室、5は平滑なフイルム(ライナ フイルム)、6は反射層、7は吸収層、8は金属蒸着層、9は保護層、11は着 色剤、Hは中空室4の高さ、Rは中空室4の直径である。
【0008】
【図2】 図2は、本考案合成樹脂中空体の別の一実施例の部分断面図であって、1〜9 および11は図1と同様である。また、12は接着層である。
【0009】
【図3】 図3は、本考案合成樹脂中空体の更に別の一実施例の部分断面図であって、1 〜7、11、12、HおよびRは図1と同様である。また、10は金属粉末であ る。
【0010】 図1、図2、図3を用いて本考案合成樹脂中空体1を説明するが、以下に説明 するように、本考案合成樹脂中空体1の構成は、図1、図2、図3の形状に限定 するものではない。
【0011】 図1に、多数の規則正しい凸部を有するキヤツプフイルム2の両側の面に、各 々、平滑なバツクフイルム3および平滑なライナフイルム5を貼着して、多数の 中空室4を有する本考案合成樹脂中空体1を示す。 但し、本考案合成樹脂中空体1は、ライナフイルム5を欠いて、キヤツプフイ ルム2とバツクフイルム3のみの構成でもよい。 また、キヤツプフイルム2、バツクフイルム3、ライナフイルム5は、何れも 、単層フイルムでも複層フイルムでもよい。
【0012】 図2に、本考案合成樹脂中空体1を2個用いて積層した本考案合成樹脂中空体 1を示す。 キヤツプフイルム2の両面に、各々、ライナフイルム5と反射層6とを積層し た複層フイルムと、バツクフイルム3とを貼着してなる図1に示す本考案合成樹 脂中空体1を、第1の本考案合成樹脂中空体1として用いた。 キヤツプフイルム2の片面に、バツクフイルム3を貼着してなる本考案合成樹 脂中空体1を、第2の本考案合成樹脂中空体1として用いた。 前記第1の本考案合成樹脂中空体1と第2の本考案合成樹脂中空体1とを、接 着層12を介して積層した本考案合成樹脂中空体1を、図2に示す。
【0013】 上記中空室4は、中空室の直径R=5〜40mmの範囲、中空室の高さHに対 する中空室の直径Rの比、R/H=1.5〜3.5倍の範囲が好ましい。
【0014】 前記キヤツプフイルム2、バツクフイルム3およびライナフイルム5としては 熱可塑性樹脂が用いられるが、加工性および本考案合成樹脂中空体1としての機 能上、ポリオレフイン樹脂、更にはメルトインデツクスが0.5〜5の範囲の、 ポリエチレンが好ましい。フイルム厚みは、被包装物の形状や重量によって変更 されるが、10〜150ミクロンの範囲のフイルム厚みが好ましい。 紫外線吸収剤や酸化防止剤のような、耐候剤を分散させてもよい。
【0015】 図1の反射層6は、バツクフイルム3側の最外層として図示したが、ライナフ イルム5側の最外層でもよい。前記いずれかの最外層が好ましいが、最外層でな くてもよい。
【0016】 吸収層7は、図1および図2に示すようにバツクフイルム3/吸収層7/反射 層6の順に積層してもよく、単層フイルムのキヤツプフイルム2、バツクフイル ム3、ライナフイルム5(図3)、接着層12の何れかを吸収層7としてもよく 、また、上記各フイルムのうちの複数のフイルムを吸収層7としてもよい。
【0017】 反射層6で紫外線と一部の赤外線を反射する。赤外線は、紫外線に比して透過 性が高いので、反射層6を透過する部分もあるが、これは吸収層7で吸収する。
【0018】 反射層6、吸収層7に用いる熱可塑性樹脂(ベースレジン)としては、ポリエ チレン、ポリプロピレンなどのポリオレフイン、ナイロンなどのポリアミド、ポ リエチレンテレフタレートなどのポリエステルなどを用いることができるが、何 れかに限定されるものではない。
【0019】 反射層6に用いる金属としては、アルミニウム、金、銀、銅、ニツケル、クロ ムなどを用いることができるが、太陽光線の反射率、熱伝導度、経済性などの点 からアルミニウムが好ましい。
【0020】 前記反射層6としては、金属蒸着層8、金属箔、金属粉末10練り込み層、あ るいはこれらを含む複合層の何れを用いてもよい。
【0021】 金属蒸着層8、金属箔を用いる場合には、表面にマツト処理(艶消し処理)を 施して、防眩性を付与する必要がある。 金属蒸着層8、金属箔を用いた場合、図1および図2に示すように表面に保護 層9を設けてもよい。
【0022】 金属粉末10練り込み層の場合、マツト処理は不要であり、経済性の点から最 も望ましい。ポリエチレンにアルミ粉末10を練り込んだ物が、特に望ましい。 アルミ箔を粉砕し、325メツシユのふるいでの通過が50%程度の粒度の粉 末を用いることが望ましい。325メツシユのふるいでの通過が90%程度の粒 度の粉末であれば、尚好ましい。
【0023】 反射層6に用いる粉末アルミ10は、低密度ポリエチレン100重量部に対し 2〜20重量部練り込むのが好ましい。
【0024】 吸収層7は、熱可塑性樹脂に黒色系以外の着色剤11を混練した、着色剤11 練り込みフイルムである。
【0025】 吸収層7に従来技術のカーボンブラツクのような黒色系着色剤11を用いた場 合、最も赤外線吸収率が高いが、反面、合成樹脂中空体1自身が蓄熱する為合成 樹脂中空体1の劣化を早め、結局被包装物に有害な紫外線や赤外線を防ぎきれな い結果になる。 そこで、本考案合成樹脂中空体1の吸収層7に用いる着色剤11は、黒色系以 外の着色剤11を熱可塑性樹脂と混練した着色剤11練り込みフイルムとして用 いる。考案者らの研究によれば、特に赤色系着色剤11、もしくは青色系着色剤 11を用いた場合、良好な結果が得られた。但し、赤色系着色剤11は一般に褪 色しやすいので、青色系着色剤11がなお好ましい。
【0026】 吸収層7は、低密度ポリエチレン100重量部に対して1〜10重量部の黒色 系以外の着色剤11を混練し、練り込みフイルムとなす。
【0027】
【作用】
熱可塑性樹脂であるポリオレフインフイルムは、無色透明であって太陽光線を 透過するが、波長によって透過率が変化する。たとえば厚みが30ミクロンの低 密度ポリエチレンでは、短波長の紫外線域即ち0.3ミクロン辺りからその透過 率は低く、更に0.2ミクロンの紫外線は約20%程しか透過しないが、可視部 (0.4〜0.7ミクロン)から赤外線(0.7ミクロン以上のいわゆる熱線) は約80%も透過する。しかしながら、太陽熱の悪影響以外は、熱可塑性樹脂フ イルムで雨水や大気特に大気中の湿気を防ぎ、緩衝性を有して外力の衝撃を緩衝 するので、屋外の保管物品を合成樹脂中空体1で被覆するのは有用である。
【0028】 大口径鋼管は、出荷までの長期間、例えば防錆用にタール等を塗布して屋外保 管するが、夏場など太陽熱で軟化した塗布面が部分的に薄くなり、鋼管が発錆す る。本考案合成樹脂中空体1で前記鋼管等屋外保管物品を被覆すれば、反射層6 によって太陽光線の大部分を反射し、太陽熱の蓄熱による該保管物品の温度上昇 を防止できる。
【0029】 マツト処理した蒸着アルミ8を用いた反射層6は、図1および図2に示すよう に、該蒸着アルミ8は保護層9によって大気と遮断されていて、蒸着アルミ8が 空気と接触して酸化し劣化はしない。高光沢タイプと違って、本考案合成樹脂中 空体1の反射層6が含有するマツト処理の蒸着アルミ8は、太陽光線をやわらか く反射する。
【0030】 熱可塑性樹脂に金属粉末10を混練し、練り込みフイルムとした反射層6は、 前記反射層6が含有する微細な金属粉末10によって太陽光線を乱反射するので 、物品および本考案合成樹脂中空体1の蓄熱は防止される。また、太陽光線は乱 反射でやわらげられるので、近辺を往来する人々の目にまぶしくない。
【0031】 黒色系以外の着色剤11を含有する吸収層7は、本考案合成樹脂中空体1の反 射層6によって大部分の太陽光線を反射した後、反射層6を透過した残余の太陽 光線を吸収するので、更に吸収層7を透過する太陽光線は大幅に低下する。しか しながら、従来技術の黒色のカーボンブラツク含有フイルムのように太陽熱を吸 収し過ぎないので、従来技術の被覆材のようには蓄熱による品質の劣化がない。
【0032】
【実施例1】 図1の本考案合成樹脂中空体1を、実施例1として用いた。 キヤツプフイルム2、バツクフイルム3、ライナフイルム5、吸収層7および 保護層9の熱可塑性樹脂としては、メルトインデツクス=2の低密度ポリエチレ ンを用い、フイルム厚みは、各々50ミクロンとした。 円柱形の中空室4の形状は、中空室の高さH=4mm、中空室の直径R=10 mmとした。 金属蒸着層8として、前記保護層9に0.1ミクロンのアルミニウム8を蒸着 した。 前記低密度ポリエチレンフイルムの100重量部に対し、2重量部の赤色着色 剤11を練り込んで着色剤11練り込みフイルムとし、吸収層7とした。図1に 示すように、前記バツクフイルム3の外側に、該吸収層7と更に反射層6を積層 した。
【0033】
【比較例1】 実施例1と同様にして、図1に示す従来技術合成樹脂中空体1を比較例1に用 いた。 但し、ポリエチレン100重量部に対して3重量部のカーボンブラツク11を 練り込んだ、カーボンブラツク練り込みフイルム7を吸収層7として用いた。反 射層6としては、2種(厚み=8〜10ミクロン)の高光沢アルミニウム箔を、 厚み=50ミクロンのポリエチレンフイルムと積層したフイルムを、バツクフイ ルム3の外側に、吸収層7、反射層6の順に積層した。
【0034】
【試験結果−1】 防錆用に黒色タールを塗覆装した外径=216.3ミリメートル、厚み=5. 8ミリメートル、長さ=6.0メートルの鋼管100本づつを載置した屋外保管 場所が道路に近接してある。 第1の上記鋼管100本の上を、反射層6を外側にした実施例2の本考案合成 樹脂中空体1で被覆した。 第2の上記鋼管100本の上を、反射層6を外側にした比較例2の従来技術合 成樹脂中空体1で被覆した。 合成樹脂中空体1で被覆されていない第3の上記鋼管100本は、直射日光で 表面の黒色タールが流出して厚みむらができて、1月後にチエツクしたところ発 錆を認めたが、第1および第2の各鋼管100本には発錆は認められなかった。 道路上を走行する自動車の運転手から、第2の鋼管100本を被覆する、比較 例2の従来技術合成樹脂中空体1の反射層6から反射する太陽光線がまぶしいと 苦情が続出したが、第1の鋼管100本を被覆する、実施例2の本考案合成樹脂 中空体1の反射層6からの太陽光線反射に対する運転手の苦情はなかった。
【0035】
【実施例2】 図3に示す本考案合成樹脂中空体1を、実施例2として用いた。 キヤツプフイルム2、バツクフイルム3、ライナフイルム5、吸収層7および 中空室4の形状は、吸収層7がライナフイルム5側にあるほかは実施例1と同様 である。但し、反射層6は以下のような構成とした。 アルミ箔を粉砕して、325メツシユのふるいでの通過分が90%程度の粒度 の粉末を、金属アルミ粉末10として、前記低密度ポリエチレンフイルムの10 0重量部に対し、前記金属アルミ粉末10の5重量部を練り込み、練り込みフイ ルムとし、図3に示す反射層6とした。
【0036】
【比較例2】 図3に示す従来技術合成樹脂中空体1を比較例2に用いた。 但し、厚み=0.15ミクロンの高光沢の蒸着アルミ8を前記低密度ポリエチ レンフイルムに蒸着して反射層6とした。低密度ポリエチレン100重量部に対 し、カーボンブラツクの10重量部を練り込んで、厚みが50ミクロンのカーボ ンブラツク練り込みフイルムとなし、吸収層7として用いた。
【0037】
【試験結果−2】 防錆用に黒色タールを塗覆装した外径=216.3mm、厚み=5.8mm、 長さ=6.0mの鋼管100本づつを載置した屋外保管場所が道路に近接してあ る。 前記実施例2と比較例2のそれぞれをバツクフイルム3側が太陽光線に当たる ようにして、3ケ月間屋外暴露したのち、黒色タールを塗覆装した鋼管の上部に 、これを十分に覆うようにして、実施例2と比較例2のそれぞれの更にその上1 5cmの距離においた200ワツトの赤外ランプ2個(合計400ワツト)で照 射した。 室温は22℃に保って、該塗覆装鋼管の表面の温度変化を測定した。 試験の最初の間は、温度上昇はほぼ同等か、若干比較例2の方が低かった。1 〜2日後に実施例2と比較例2の各塗覆装鋼管の表面温度は同一となり、その後 は比較例2の塗覆装鋼管の表面温度の方が高くなった。一ケ月以降は、実施例2 の塗覆装鋼管の表面温度=50〜70℃、比較例2の塗覆装鋼管の表面温度=7 0〜90℃で安定した。
【0038】
【考案の効果】
本考案の合成樹脂中空体1は、熱可塑性樹脂製のフイルムであるため柔軟性、 耐水性、気体不透過性を有し、屋外の保管物品を柔らかく被覆して雨水や大気中 の湿気から保護する。 本考案の合成樹脂中空体1は、中空室4を形成する構造上緩衝性を有し、外力 が加えられても内部の保管物品に対する衝撃を大幅に軽減する。 本考案の合成樹脂中空体1は、構成要素の反射層6によって熱線である赤外線 を含む太陽光線を遮断し、熱不良導体の空気を内蔵する中空室4構造とあいまっ て、内部の保管物品の温度上昇を大幅に軽減する。 金属蒸着層8による本考案の反射層6は、マツト処理された金属蒸着層8であ るので、鏡面状の金属反射面を有する従来技術の反射層6と違って反射光線がま ぶしくない。金属粉末10を含有する本考案の反射層6は、不規則な多面体の微 細粉末の集合体であり、太陽光線を乱反射するので、鏡面状の金属反射面を有す る従来技術の反射層6と違って反射光線がまぶしくない。 本考案の吸収層7は、黒色以外の着色材11練り込みフイルムであるから、黒 色のカーボンブラツク含有フイルムである従来技術の吸収層7のようには、反射 層6を透過した太陽光線を過度に吸収して温度が上昇することがないので、本考 案の合成樹脂中空体1および被覆された物品の品質低下を長期間防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案合成樹脂中空体の一実施例の部分断面図
である。
【図2】本考案合成樹脂中空体の別の一実施例の部分断
面図である。
【図3】本考案合成樹脂中空体の更に別の一実施例の部
分断面図である。
【符号の説明】 1 本考案合成樹脂中空体 2 多数の凸部を有するフイルム(キヤツプフイル
ム) 3 平滑なフイルム(バツクフイルム) 4 中空室 5 平滑なフイルム(ライナフイルム) 6 反射層 7 吸収層 8 金属蒸着層 9 保護層 10 金属粉末 11 着色剤 12 接着層 H 中空室の高さ R 中空室の直径

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の凸部を有するフイルムの片面もし
    くは両面に、平滑なフイルムを貼着してなる多数の中空
    室を有する合成樹脂中空体において、一層以上の反射層
    と黒色系以外の着色剤を混練した吸収層とを有すること
    を特徴とする合成樹脂中空体。
  2. 【請求項2】 反射層が、金属粉末練り込み層よりなる
    ことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂中空体。
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