JPH04124437U - 軸受の締付力計測装置 - Google Patents

軸受の締付力計測装置

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JPH04124437U
JPH04124437U JP3879991U JP3879991U JPH04124437U JP H04124437 U JPH04124437 U JP H04124437U JP 3879991 U JP3879991 U JP 3879991U JP 3879991 U JP3879991 U JP 3879991U JP H04124437 U JPH04124437 U JP H04124437U
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
collar
nut
tightening force
pressure gauge
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Pending
Application number
JP3879991U
Other languages
English (en)
Inventor
周太郎 内藤
Original Assignee
オークマ株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3879991U priority Critical patent/JPH04124437U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械等の実機内部品を利用して、軸受の
実際の締付力を精確に計測する。 【構成】 軸1にアンギュラ玉軸受2を挿着し、その軸
受2をカラー5を介してナット4により締付ける。カラ
ー5にタップ孔5aを穿設し、そこに油圧計6を取付け
る。油圧計6のパイプ7に油を封入し、カラー5の内部
応力を油圧によって表示部8に表示する。作業者は表示
部8の表示に基きナット4のバックラッシュによる推力
低下を確認しつつナット4を締付ける。これによって、
締め過ぎが防止され、軸受2に適正な予圧が設定され
る。計測後はカラー5を軸受2の押さえ部材としてその
まま使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械等の軸に装着した軸受のナットによる締付力を計測する 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来工作機械の軸には、図4示すように、軸1に一対のアンギュラ玉軸受2を 挿着するとともに、軸1のねじ部3にナット4を螺着し、そのナット4とアンギ ュラ玉軸受2との間にカラー5を介装し、そのカラー5は、アンギュラ玉軸受2 の内輪2aに当接するように、そのサイズが規格化されていて、ナット4を締付 けることによりカラー5を介してアンギュラ玉軸受2が軸1上に保持されてる。 そして工作機械の軸に軸受を組付ける場合には、前記ナット4の締付力をトルク レンチで計測し、その計測値に基いて軸受の推力を換算していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、トルクレンチは軸受の締付力を間接的に計測するものであるから、 ナットのバックラッシュにより軸受の締付力が低下した場合にこれを確認できな いなど、軸受に作用する実際の推力を精確に検知することが困難で、いきおい締 め過ぎてしまうこともあった。このため、近年、工作機械の高速化に伴い軸受の 予圧管理が重要視されているにも拘らず、これに充分対応できないという問題点 があった。
【0004】 そこで、この考案の課題は、工作機械等の実機内部品を利用して軸受の実際の 締付力を精確に計測できる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案の締付力計測装置は、軸に軸受を挿着 するとともに、軸受を締付けるナットを螺着し、ナットと軸受との間にカラーを 介装し、そのカラーには内部応力を検出する圧力計を取付けて構成される。
【0006】
【作用】
この考案の締付力計測装置によれば、圧力計が検出したカラーの内部応力に基 いて軸受の締付力が計測されるので、ナットのバックラッシュによる推力の低下 を容易に確認できるなど、軸受に作用する実際の締付力を工作機械等の実機内部 品を利用して精確に計測でき、締め過ぎを防止して軸受に適正な予圧を設定でき る。
【0007】
【実施例】
以下、この考案を具体化した実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案 の一実施例による締付力計測装置を示す断面図、図2は図1のカラーを拡大して 示す断面図、図3は図1の油圧計に表示される油圧とナットによる推力との関係 を示す特性図である。
【0008】 図1に示すように、工作機械等の軸1には一対のアンギュラ玉軸受2が挿着さ れるとともに、軸1のねじ部3にはナット4が螺着され、そのナット4とアンギ ュラ玉軸受2との間にはカラー5が介装されている。カラー5は、アンギュラ玉 軸受2の内輪2aに当接するように、そのサイズが規格化されていて、ナット4 を締付けることによりカラー5を介してアンギュラ玉軸受2が軸1上に保持され ている。
【0009】 前記カラー5には底付きのタップ孔5aが径方向に穿設され、そのタップ孔5 aには圧力計としての油圧計6が取付けられている。油圧計6にはタップ孔5a に螺着されるパイプ7と表示部8とが設けられている。図2に示すように、パイ プ7の内部には油9が封入され、この油9の圧力すなわちカラー5の内部応力が 表示部8に表示される。
【0010】 前記表示部8の油圧はナット4によるスラスト方向の推力に伴い図3に示すよ うに変化する。この推力F(kgf)−油圧P(kgf/mm2 )の相関特性を 実験により得て、この実験データを軸受承認図に予めプロットしておくことによ り、作業者はその軸受承認図及び表示部8の表示を照合してアンギュラ玉軸受2 に作用する締付力を検出することができる。なお、図3において、Sはナット4 のねじ部の破壊限界点を示す。
【0011】 上記構成において、軸1にアンギュラ玉軸受2を組付ける場合には、軸受承認 図に指定された締付力に相当する油圧までナット4を締める。ここで、ナット4 のバックラッシュにより油圧が若干低下するので、作業者は油圧計6の表示部8 を見ながらナット4を微調整して締付ける。そして、表示部8が所望の推力に相 当する油圧を表示した時点でナット4の締付けを停止する。その後、油圧計6を カラー5から取外し、カラー5はそのままの状態で軸1に組付けておく。
【0012】 こうすれば、油圧計6が検出したカラー5の内部応力に基いてアンギュラ玉軸 受2の締付力が計測されるので、ナット4のバックラッシュによる推力の低下を 容易に確認できるなど、アンギュラ玉軸受2に作用する実際の締付力を工作機械 等の実機内部品を利用して精確に検知できる。その結果、締め過ぎを防止して、 アンギュラ玉軸受2に適正な予圧を設定できる。また、計測後には、カラー5を アンギュラ玉軸受2の内輪2aの押さえ部材として使用できる利点もある。
【0013】 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、スラスト玉 軸受、ラジアル玉軸受等の各種軸受の締付力を計測したり、軸受承認図を照合し なくとも油圧計6の表示部8に推力を直接表示できるように構成したり、油圧配 管が困難な計測条件下において歪ゲージまたは圧電素子を内蔵した圧力計を使用 したりするなど、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜 に変更して具体化することも可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上に詳述したように、この考案によれば、圧力計が検出したカラーの内部応 力に基いて軸受の締付力が計測されるので、ナットのバックラッシュによる推力 の低下を容易に確認できるなど、軸受に作用する実際の締付力を工作機械等の実 機内部品を利用して精確に検知でき、締め過ぎを防止して軸受に適正な予圧を設 定できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による締付力計測装置を示す
断面図である。
【図2】図1のカラーを拡大して示す断面図である。
【図3】図1の油圧計に表示される油圧とナットによる
推力との関係を示す特性図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・軸、2・・アンギュラ玉軸受、2a・・内輪、3
・・ねじ部、4・・ナット、5・・カラー、5a・・タ
ップ孔、6・・油圧計、7・・パイプ、8・・表示部、
9・・油、S・・破壊限界点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に軸受を挿着するとともに、前記軸受
    を締付けるナットを螺着し、前記ナットと軸受との間に
    カラーを介装し、前記カラーにはその内部応力を検出す
    る圧力計を取付けてなることを特徴とする軸受の締付力
    計測装置。
JP3879991U 1991-04-25 1991-04-25 軸受の締付力計測装置 Pending JPH04124437U (ja)

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JP3879991U JPH04124437U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 軸受の締付力計測装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3879991U JPH04124437U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 軸受の締付力計測装置

Publications (1)

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JPH04124437U true JPH04124437U (ja) 1992-11-12

Family

ID=31920221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3879991U Pending JPH04124437U (ja) 1991-04-25 1991-04-25 軸受の締付力計測装置

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JP (1) JPH04124437U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07159260A (ja) * 1993-12-10 1995-06-23 Agency Of Ind Science & Technol 工作機械主軸の荷重検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07159260A (ja) * 1993-12-10 1995-06-23 Agency Of Ind Science & Technol 工作機械主軸の荷重検出装置

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