JPH04124433U - 体温計 - Google Patents
体温計Info
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- JPH04124433U JPH04124433U JP3771691U JP3771691U JPH04124433U JP H04124433 U JPH04124433 U JP H04124433U JP 3771691 U JP3771691 U JP 3771691U JP 3771691 U JP3771691 U JP 3771691U JP H04124433 U JPH04124433 U JP H04124433U
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、測定中に測温センサ部が誤って脇
の下から外部に突き出てしまうことがなく、体温の測定
を良好に行なえる体温計を提供することを目的とする。 【構成】 本考案による体温計は、測温センサ部、体温
表示部2、信号処理手段および電池を一体に備えた体温
計本体1が、脇の下に全体を挟み込んで体温の測定を行
ない得る大きさに形成されている。
の下から外部に突き出てしまうことがなく、体温の測定
を良好に行なえる体温計を提供することを目的とする。 【構成】 本考案による体温計は、測温センサ部、体温
表示部2、信号処理手段および電池を一体に備えた体温
計本体1が、脇の下に全体を挟み込んで体温の測定を行
ない得る大きさに形成されている。
Description
[考案の目的]
【0001】
本考案は、センサ部、信号処理手段および表示部などを一体に備えた体温計本
体の全体を脇の下に挟み込んで使用できる体温計に関する。
【0002】
従来から知られる体温計は、図17に示すように箱型の体温計本体30の表面部
に体温をディジタルで表示する表示部31が備えられ、この本体30から引き出され
た信号ケーブル32の先端部に温度センサ部33が設けられている。この温度センサ
部33が身体の脇の下などに挟み込まれ、センサ部33で検出されたセンサ出力が本
体30内の信号処理手段に送られて処理されることにより、表示部31に測定した体
温が表示される。
また図18に示す体温計では、棒状の体温計本体34の先端部が温度センサ部35
となっており、把持部をなす本体上部の表面部に体温をディジタルで表示する表
示部36が備えられている。この体温計では、本体上部を摘んで温度センサ部35を
脇の下などに挟み込んで体温を測定する。
【0003】
ところで、図17および図18に示す従来の体温計では、温度センサ部33,35
を脇の下に挟み込んで体温を測定しようとした場合、特に子供や動作が鈍くなっ
た老人などでは、センサ部33,35が脇の下から突き出ているのを知らずに体温の
測定を行なっていることがあり、測定を良好に行なえないことがあったり、測定
中における脇の下での保持が苦痛となる場合があった。
【0004】
本考案は、このような従来の課題を解決するために提案されたものであり、脇
の下に挟み込んで体温の測定を行なうときに温度センサ部が誤って外部に突き出
てしまうことがなく、また測定する間も苦にならない体温計を提供することを目
的とする。
[考案の構成]
【0005】
この目的を達成するために本考案による体温計は、測温センサ部、体温表示部
、信号処理手段および電池を一体に備えた体温計本体が、脇の下に全体を挟み込
んで体温の測定を行ない得る大きさに形成されている。
また本考案による体温計は、上記体温計本体に測定終了報知手段が備えられ、
測定終了時にこの測定終了報知手段から機械的振動を発生することで、測定中の
被検者に測定の終了を知らせることができる。
また本考案による体温計は、脈波検出用電極と、この脈波検出用電極によって
検出された脈波を計数して脈拍数を求める信号処理手段と、この信号処理手段で
得られた脈拍数を表示する表示部とが上記体温計本体に備えられている。
【0006】
上述した請求項1に対応する構成によれば、体温計本体が脇の下に全体を挟み
込んで測定を行なえる大きさに形成されているので、測温センサ部が脇の下から
突き出てしまうような不具合は生じない。
また請求項2に対応する構成によれば、体温計本体が脇の下に埋没されている
状態で測定が行なわれているときに、測定終了報知手段から発生する振動によっ
て測定終了を知ることができる。
また請求項3に対応する構成によれば、体温の計測中に同時に脈拍数を測定す
ることができる。
【0007】
以下、本考案による体温計の具体的な実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。図1にこの体温計の外観斜視図、図2に平面図を示す。
これらの図で、体温計本体1は平面円形形状をなし、この本体1の表面部の略
中央部には、測定した体温をディジタルで表示する液晶表示部2が設けられてい
る。また本体1の外周部にはスライドスイッチからなる電源スイッチ3が設けら
れており、このスイッチ3をオンすることにより体温の測定を開始することがで
きる。
また体温計本体1の裏面部の略中央部には、図3および図4に示すように測温
部をなす温度センサ部4がやや膨出して設けられている。また本体裏面部には、
ボタン状の電池5を収納する電池収納部6が設けられており、この収納部6の表
カバー7を取り外すことで電池5の着脱を行なえる。
体温計本体1内には、図5に断面図を示すように信号処理手段8を構成する半
導体チップなどを実装した回路基板9や、機械的振動によって測定の終了を知ら
せるための測定終了報知手段10が設けられている。この測定終了報知手段10は、
マイクロモータまたは圧電素子によって構成される。
この体温計本体1は、身体の脇の下に挟み込んだときに全体が脇の下に埋没す
る程度の大きさを有している。
【0008】
つぎに、この体温計の回路構成を図6に示すブロック回路図に基づいて説明す
る。
この図で、温度センサ部4からの検出出力は、増幅回路11で増幅されたあと、
A/D変換器12でディジタル信号に変えられ、CPU(セントラル・プロセッシ
ング・ユニット)13に取り込まれる。このCPU13には、動作プログラムが格納
されているROM(リード・オンリー・メモリ)14A と、測定データを一時的に
記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)14B が接続されている。このC
PU13で体温が求められると、測定出力信号は表示駆動回路15に出力され、この
表示駆動回路15に接続される液晶表示部2に測定した体温がディジタル表示され
る。
電池5が接続される電源回路5Aでは、各回路部への給電用電源が作られ、電源
スイッチ3がオンされるとともに、各回路部に直流電源が供給されて、体温の計
測動作が開始される。
測定終了報知手段10は、CPU13から測定終了信号を受けると、体温計本体1
に周期的な振動を与える。被測定者はこの振動を身体に感じることにより測定の
終了を知ることができる。
【0009】
つぎに、このように構成される体温計の動作を図7の流れ図に基づいて説明す
る。
まず、電源スイッチ3をオンすると、CPU13において電池チェックが行なわ
れ、電池切れの場合、表示部2に表示される(ステップS1〜S3)。
続いて、脇の下に本体全体を埋没するように挟み込んで体温の測定を始める(
ステップS4)。CPU13に内蔵されたタイマにより時間が測定され、たとえば
3分間経過すると、体温の測定が終了される(ステップS5a〜S6)。
続いて、体温測定値がRAM14B に保持され、表示部2に体温測定値が表示さ
れるとともに(ステップS7〜S8)、測定終了報知手段10によって測定の終了
が知らされる(ステップS9)。
このときの温度計本体1の振動によって被測定者は、測定の終了を知ることが
でき、脇の下から取り出して表示部2を目視することで自身の体温がわかる。
【0010】
つぎに、測定終了の判定を体温測定値によって行なう場合の動作例を図8(a
)および(b)に基づき説明する。
体温の測定がスタートしてから(ステップS4)、図8(a)に示すように体
温の測定値が一定値に達すると、CPU13はステップS5bにおいて体温の測定が
終了したと判定する。その後は、図7の流れ図で説明した同様の手順で処理が行
なわれる。
【0011】
つぎに、脈拍数を同時に計測できる他の実施例の体温計を説明する。図9にこ
の体温計の外観斜視図、図10に平面図を示す。
この図で、平面円形形状の体温計本体16は、全体が脇の下に挟み込める大きさ
を有しており、この本体16の表面部の略中央部には上述した実施例のものと同様
、液晶表示部2が設けられている。この液晶表示部2には、本体外周部に設けら
れた電源スイッチを兼ねる切換えスイッチ17を切り換えることで、体温と脈拍数
を切換え表示することができる。この切換えスイッチ17は1回押し上げることで
電源をオンでき、表示部2を体温表示用として使うことができる。この切換えス
イッチ17を図11に示すようにさらに押し上げると、表示部2に脈拍数を表示す
ることができる。
体温計本体16の裏面部の略中央部には、図12および図13に示すように温度
センサ部4がやや膨出して設けられている。
また体温計本体16の表面と裏面部の外周縁部には、脈波検出用のリング状電極
18,19がそれぞれ張り付けられている。図14は、この体温計の断面図を示す。
【0012】
つぎに、この体温計の回路構成と動作を図15に示すブロック回路図と図16
の動作流れ図に基づいて説明する。なお、図6のものと同様部分については説明
を省略する。
この図で、測定がスタートすると(ステップS10)、本体表裏の脈波検出用
電極18,19にそれぞれ誘導された検出信号は、差動増幅回路20に入力され、この
作動増幅回路20から出力される脈波成分信号が波形整形回路21に供給される。こ
の波形整形回路21では、脈波成分信号が矩形波に波形整形されてカウンタ回路22
に出力される。このカウンタ回路22にはCPU13からのタイマ信号が入力されて
おり、ある時間間隔だけ矩形波を計数する。CPU13では、カウンタ出力を受け
て1分間の脈拍数を算出する(ステップS11)。測定された脈拍数測定値はR
AM14B に一時保持され、切換えスイッチ17によって表示切り換えが行なわれた
ときに表示駆動回路15に出力され、液晶表示部2に被測定者の脈拍数が表示され
る(ステップS12〜S14)。
【0013】
なお、上述した2つの実施例において、体温計本体1,16の形状は平面円形形
状に限定されず、脇の下に全体が挟み込める形状であればやや丸みを帯びた形状
や楕円形状などの他の形状であってもよく、脇の下の汗が内部に入り込まないよ
う防滴構造としてもよい。
また測定終了を測定終了報知手段10による機械的な振動で知らせるのではなく
、圧電スピーカから発せられる音声信号によって知らせるようにしてもよい。
またスイッチ3,17は本体1,16の外周部ではなく、本体表面部などに設ける
ようにしてもよい。
【0014】
以上説明したように本考案によれば、体温計本体の形状が脇の下に全体を挟み
込める大きさであるのから、従来のように測定中に誤って測温センサ部が脇の下
から外部に突き出てしまうような不具合が生ぜず、被検者が幼児や子供であって
も良好に体温を測定することができる。
また体温計本体が脇の下に埋没されたまま測定が行なわれていても、測定終了
を振動によって知らせてくれるので、使い勝ってがよい。
また体温の測定と同時に脈拍数を同時に測定できるので、病院などにおいて診
断の効率化が図れる。
【図1】本考案による体温計の一実施例を示す外観斜視
図。
図。
【図2】図1に示す体温計の平面図。
【図3】上記体温計の背面図。
【図4】上記体温計の側面図。
【図5】図2のA−A線断面図。
【図6】上記体温計の回路構成を示すブロック図。
【図7】上記体温計の動作流れ図。
【図8】上記体温計の他の動作の例を示す動作流れ図。
【図9】他の実施例の体温計を示す外観斜視図。
【図10】図9の体温計の平面図。
【図11】脈拍数の表示状態を示す平面図。
【図12】図9の体温計の背面図。
【図13】図9の体温計の側面図。
【図14】図10のB−B線断面図。
【図15】図9の体温計の回路構成を示すブロック図。
【図16】図9の体温計の動作流れ図。
【図17】従来の体温計を示す外観斜視図。
【図18】他の従来の体温計を示す外観斜視図。
1,16 体温計本体
2 液晶表示部
3 電源スイッチ
4 温度センサ部
5 電池
5A 電源回路
6 電池収納部
8 信号処理手段
9 回路基板
10 測定終了報知手段
11 増幅回路
12 A/D変換器
13 CPU
15 表示駆動回路
17 切換えスイッチ
18,19 脈波検出用電極
20 差動増幅回路
21 波形整形回路
22 カウンタ回路
Claims (3)
- 【請求項1】 測温センサ部、体温表示部、信号処理手
段および電池を一体に備えた体温計本体が、脇の下に全
体を挟み込んで体温の測定を行ない得る大きさに形成さ
れていることを特徴とする体温計。 - 【請求項2】 上記体温計本体に測定終了報知手段が備
えられ、測定終了時にこの測定終了報知手段から機械的
振動を発生することで、測定中の被検者に測定の終了を
知らせることができる請求項1記載の体温計。 - 【請求項3】 脈波検出用電極と、この脈波検出用電極
によって検出された脈波を計数して脈拍数を求める信号
処理手段と、この信号処理手段で得られた脈拍数を表示
する表示部とが上記体温計本体に備えられていることを
特徴とする請求項1および請求項2記載の体温計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3771691U JPH04124433U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 体温計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3771691U JPH04124433U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 体温計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124433U true JPH04124433U (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=31919384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3771691U Pending JPH04124433U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 体温計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04124433U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016090466A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | シチズンホールディングス株式会社 | 電子体温計 |
JP2018000911A (ja) * | 2016-07-09 | 2018-01-11 | 正幸 杉浦 | 脈拍体温計 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5462878A (en) * | 1977-10-28 | 1979-05-21 | Denken Kk | Device for measuring and indicating temperature and pulse |
JPS5886141A (ja) * | 1981-11-17 | 1983-05-23 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 脈拍計 |
JPS6048418A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 灰出装置 |
JPS6236923A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-17 | Fanuc Ltd | 光学式エンコ−ダ |
JPS6239140A (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-20 | Amada Co Ltd | 自動クランプ装置 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3771691U patent/JPH04124433U/ja active Pending
Patent Citations (5)
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JP2016090466A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | シチズンホールディングス株式会社 | 電子体温計 |
JP2018000911A (ja) * | 2016-07-09 | 2018-01-11 | 正幸 杉浦 | 脈拍体温計 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960109 |