JPH04124369U - ダイアフラム - Google Patents
ダイアフラムInfo
- Publication number
- JPH04124369U JPH04124369U JP2930091U JP2930091U JPH04124369U JP H04124369 U JPH04124369 U JP H04124369U JP 2930091 U JP2930091 U JP 2930091U JP 2930091 U JP2930091 U JP 2930091U JP H04124369 U JPH04124369 U JP H04124369U
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- diaphragm
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- woven fabric
- plain woven
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- Pending
Links
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Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平織布が取着されていてもほとんどしわが発
生せず、圧力に伴って正確に移動することができ、しか
も耐久性に優れたダイアフラムを提供することである。 【構成】 平織布3が取着されたダイアフラム1の本体
1aを正方形状に形成するとともにその向きを平織布3
の糸目方向にほぼ合致させた。また、本体1aの中央部
には正方形状のプレート4を平織布3の糸目方向にほぼ
合致させて装着させた。
生せず、圧力に伴って正確に移動することができ、しか
も耐久性に優れたダイアフラムを提供することである。 【構成】 平織布3が取着されたダイアフラム1の本体
1aを正方形状に形成するとともにその向きを平織布3
の糸目方向にほぼ合致させた。また、本体1aの中央部
には正方形状のプレート4を平織布3の糸目方向にほぼ
合致させて装着させた。
Description
【0001】
本考案はダイアフラムに関するものである。
【0002】
従来、ダイアフラムは、ダイアフラム面に対して中央部がダイアフラム面と直
交する方向に移動することを利用して、その移動をセンサや針等に感知させ、バ
ルブやメータあるいは圧力センサ等に応用されている。
図5は従来一般的に用いられているダイアフラム11を示す平面図であり、図
6は図5のC−C線断面図である。これらの図に示すように、ダイアフラム本体
11aはゴム等により形成された薄膜12及びその裏面又は表面にその強度を向
上させるために一体的に取着された平織布13により形成されている。同ダイア
フラム本体11aは縁部が固定された薄肉円形状をなしている。
【0003】
前記ダイアフラム本体11aの中央部には、円環状のプレート14が装着され
ている。さらに、前記プレート14の周囲には、前記ダイアフラム11面に対し
てそれと直交方向へ移動が容易なように、円環状の突条15が形成されている。
そして、前記ダイアフラム11が圧力を受けた際には、前記プレート14はダイ
アフラム11面と直交する方向に移動し、その移動を図示しないセンサ等が検知
するようになっている。
【0004】
しかしながら、前記従来のダイアフラム11は以下に記すような問題があった
。すなわち、前記ダイアフラム本体11aに取着された平織布13は図5に示す
ように、経緯それぞれの糸は相互に直交する方向にしか編まれておらず、同図に
おいてα方向(織目方向)に応力が加わった場合とβ方向(バイアス方向)に加
わった場合とでは、各箇所における経緯糸の編目の向きは異なっているため、そ
の伸び具合がα方向は伸びにくく、β方向は伸びやすいというようにそれぞれ異
なっていた。そのため、前記ダイアフラム本体11aにはしわが発生し、正確な
移動量を検知するのに支障があった。また、前記しわにより、製品寿命が短縮さ
せるおそれがあった。
【0005】
本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は平織
布が取着されていてもほとんどしわが発生せず、圧力に伴って正確に移動するこ
とができ、耐久性に優れたダイアフラムを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、本考案は、本体のほぼ中央部に装着されたプレート
と、前記本体と一体となるよう取着された平織布とを備えたダイアフラムにおい
て、前記本体及びプレートを前記平織布の糸目方向にほぼ合致するように矩形状
に形成するとともに、同本体及びプレートの各コーナー部を湾曲状に形成したこ
とを特徴とするダイアフラムをその要旨とする。
【0007】
本体のほぼ中央部に装着されたプレートが移動した場合、本体及びプレートは
平織布の糸目方向にほぼ合致するように、ほぼ矩形状となっているとともに、コ
ーナー部が湾曲状に形成されたいるので、本体に加わる応力がその大部分のどの
位置においてもほぼ均等になり、しわが発生しにくい。
【0008】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜4に基づいて説明する。図1は本
実施例のダイアフラム1を示す平面図であり、図2は図1のA−A線断面図であ
る。これらの図に示すように、ダイアフラム1の本体1aはシリコーンゴムより
なる薄膜2及びその表面及び裏面に加硫接着により貼着されたナイロン−6製の
平織布3より構成されている。同本体1aは、平面ほぼ正方形状に形成されてい
るとともに、その4つのコーナー部R1 は湾曲状に形成されている。前記本体1
aの向きと平織布3の糸目は合致したものとなっている。そして、その外縁部は
隅丸正方形状の図示しない固定部材により、移動不能に固定されている。
【0009】
前記本体1aのほぼ中央部には、ほぼ正方形状をなす金属製のプレート4が前
記正方形状の本体1aの向きに合致するように取着されているとともに、前記プ
レート4の4つのコーナー部R2 も前記同様湾曲状に形成され、隅丸正方形状と
なっている。さらに、前記プレート4の周囲の本体1aは、前記ダイアフラム1
面と直交する方向への移動が容易なように、四角環状をなす断面山形状の突条5
が形成されている。
【0010】
そして、前記ダイアフラム1が圧力を受けた際には、前記プレート4はダイア
フラム1面と直交する方向に移動し、その移動を図示しないセンサ等が検知する
ようになっている。なお、前記ダイアフラム1の中心部には、透孔6が形成され
ている。
次に、前記ダイアフラム1の作用について説明する。例えば図2において、下
方から上方へ圧力を受けたとする。すると、図3,4に示すように、前記プレー
ト4は図4において上方へ移動するとともに、前記突条5は引き延ばされ、見か
け上ほぼ消滅するのであるが、このとき、本体1a及びプレート4は前記平織布
3の糸目方向にほぼ合致するように、ほぼ矩形状となっており、かつ、コーナー
部R2 が湾曲状に形成されているので、本体1aに加わる応力が本体1aの4つ
のバイアス部以外の大部分のどの位置においてもほぼ均等になる。従って、しわ
がほとんど発生しない。
【0011】
このように本実施例においては、ダイアフラム1の本体1a及びプレート4は
平織布3の糸目方向にほぼ合致するように、ほぼ矩形状とし、かつ、各コーナー
部R1 ,R2 を湾曲状に形成したので、しわがほとんど発生しない。従って、前
記平織布3には負担がかかりにくく、ひいてはダイアフラム1の製品寿命の延命
化を図ることができる。
【0012】
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな
い範囲で例えば以下のように構成してもよい。
(1)前記実施例においては、ナイロン製の平織布3を用いたが、素材は限定
されず、ポリエステルやアラミド繊維等の合成繊維や綿等の天然繊維であっても
よい。また、前記プレート4の素材も金属以外の樹脂等であってもよい。
【0013】
(2)前記実施例においては、ダイアフラム1は正方形状としが、長方形状で
あってもよい。
(3)前記実施例においては、中心部に透孔6を設けたが、同透孔6はなくて
もよい。
(4)前記実施例においては、プレート4は本体1aの両面に設けたが、片面
だけでもよい。
【0014】
本考案のダイアフラムによれば、平織布が取着されていてもほとんどしわが発
生せず、圧力に伴って正確に移動することができ、耐久性に優れるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるダイアフラムを示す平
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ダイアフラムの作用を示す平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】従来のダイアフラムを示す平面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
1…ダイアフラム、1a…本体、3…平織布、4…プレ
ート、R…コーナー部。
ート、R…コーナー部。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体(1a)のほぼ中央部に装着された
プレート(4)と、前記本体(1a)と一体となるよう
取着された平織布(3)とを備えたダイアフラム(1)
において、前記本体(1a)及びプレート(4)を前記
平織布(3)の糸目方向にほぼ合致するように矩形状に
形成するとともに、同本体(1a)及びプレート(4)
の各コーナー部(R1 ,R2 )を湾曲状に形成したこと
を特徴とするダイアフラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2930091U JPH04124369U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ダイアフラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2930091U JPH04124369U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ダイアフラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124369U true JPH04124369U (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=31913185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2930091U Pending JPH04124369U (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ダイアフラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04124369U (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP2930091U patent/JPH04124369U/ja active Pending
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