JPH04124203U - 光フアイバ心線接続部収納器 - Google Patents

光フアイバ心線接続部収納器

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JPH04124203U
JPH04124203U JP2750791U JP2750791U JPH04124203U JP H04124203 U JPH04124203 U JP H04124203U JP 2750791 U JP2750791 U JP 2750791U JP 2750791 U JP2750791 U JP 2750791U JP H04124203 U JPH04124203 U JP H04124203U
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JP
Japan
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optical fiber
optical
storage container
core
light
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Withdrawn
Application number
JP2750791U
Other languages
English (en)
Inventor
安次 田村
孝二 荒川
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバ心線に触れることなく現用心線か
空き心線かを識別することができるようにする。 【構成】 光ファイバ心線同士の接続部及び余長部を収
納する光ファイバ心線接続部収納器100の収納器本体
101内に光ファイバ心線の接続端となる接続用光ファ
イバ心線107を有する光ファイバカップラ102を設
け、接続用光ファイバ心線107に連通する一次側光フ
ァイバ103の光を結合部106を介して二次側光ファ
イバ104へ分岐し、この一部の光を二次側光ファイバ
104の検出端に結合される光コネクタ用レセプタクル
109から取り出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバケーブルを利用した光伝送線路における光ファイバケー ブル接続点用の接続部収納器に関し、ケーブル内に収容されている光ファイバ心 線が光信号を通光しているか否かを識別できるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】
光伝送線路に用いられる光ファイバケーブル内には多数の光ファイバ心線が収 容されているが、一般に同一ケーブル内に、光信号を通光している心線(現用心 線という)と、通光していない心線(空き心線という)とが混在している。
【0003】 一方、光ファイバケーブルは、運搬やケーブル布設の都合上ある長さ以上には できないため、所定の長さとなるようケーブルを接続して光ファイバケーブル線 路を構成する。そして、ケーブル接続点には接続部を収納するための接続部収納 器が設けられている。
【0004】 図7及び図8にケーブル接続部及び光ファイバ接続部収納器の概要を示す。 図7に示すように、互いに接続される光ファイバケーブル1の端部は、その接 続部を保護するための筒状の接続函2の両端に固定され、各光ファイバケーブル 1内の光ファイバ心線3は相互に融着接続されている。そして、各光ファイバ心 線3の融着接続部及び余長心線をそれぞれ収納する接続部収納器4は、収納金具 5に保持された状態で接続函2内に収納されている。 図8に示すように、各接続部収納器4は、融着接続された1組の光ファイバ心 線3の接続部及び余長心線が接続部収納器本体6内にループ状に収納されること により構成されており、光ファイバ心線3同士の融着接続点7及びその近傍は接 続点補強器8に収められて補強固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、前述した光ファイバケーブル路線で接続点に異常が発生したことが 判明した場合、接続部収納器4を開けて接続部の修理を実施する必要がある。こ の時、異常が発生した接続部収納器や空き心線を収容している接続部収納器以外 の現用心線を収容した収容器を収容金具から誤って取り出してしまうと、光ファ イバ心線3に曲がりや捻じれを発生させ伝送損失を増加させる原因となり、ひい ては伝送特性を劣化させることになる。
【0006】 しかし、光ファイバ心線3に触れること無く現用心線と空き心線を識別する方 法は無く、事前に調べた心線情報と作業者の注意により、現用心線用の接続部収 容器4を誤って取り出すことのないようにしている。 また、光ファイバ心線3に触れて現用心線とを識別する方法としては、接続部 近傍の光ファイバ心線3に曲げを加えて曲げ部からの漏れ光の有無から識別する 方法があるが、曲げを加えることにより生じる損失増加により伝送特性を劣化さ せてしまうことになり、充分な使用心線識別技術とはいえない。
【0007】 さらに、接続部修理を円滑に行うために必要な光ケーブルの遠隔監視局と修理 現場間の打ち合わせ回線を確保するためには、ケーブル内に収容したメタリック 介在対の利用が行われているが、メタリック介在対の無いケーブルでは打ち合わ せ回線を確保することが非常に困難であるという問題もある。
【0008】 本考案はこのような事情に鑑み、光ファイバ心線に触れることなく現用心線と 空き心線とを識別するとができ伝送特性を安定に保ちながら接続点の補修作業等 を行うことができる光ファイバ心線接続部収納器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本考案の光ファイバ心線接続部収納器は、光ファイバ心線 同士の接続部及び余長部を収納器本体内に収納する光ファイバ心線接続部収納器 であって、上記各光ファイバ心線がそれぞれ接続される接続端を有すると共に両 接続端に接続された光ファイバ心線同士を接続し且つこれら光ファイバ心線の少 なくとも一方からの光の一部を分岐する光ファイバカップラを上記収納器本体内 に具え、この光ファイバカップラで分岐された一部の光を上記収納器本体外から 取り出す検出端を上記収納器本体に設けてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】
光ファイバ心線に信号光が伝搬していると、その光一部は光ファイバカップラ により分岐されて検出端に導かれる。したがって検出端から光が出射しているか 否かを検出することにより現用心線か空き心線かを識別することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
【0012】 図1には一実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器100の概略を示す。同 図に示すように、接続部収納器100の接続部収納器本体101内には光ファイ バカップラ(光方向性結合器)102が設けられている。光ファイバカップラ1 02は、一次側光ファイバ103及び二次側光ファイバ104と、これらを支持 する支持体105とからなると共に光ファイバ103,104の中央部同士を融 着した結合部106を有するものである。そして、一次側光ファイバ103の両 端部は支持体105の両端面から突出して接続用光ファイバ心線107となり、 その端部から、光ファイバ108が露出している。また、二次側光ファイバ10 4の両端は支持体105の側面に固定されている。 かかる光ファイバカップラ102は、二次側光ファイバ104の両端面が接続 部収納器本体101に設けらた開口101aに対応するように内側から取り付け られており、この開口101aが検出端となる。そして、開口101aの外側に は開口101aの外側には開口101a中の上記二次側光ファイバ104の端部 を結合する光コネクタ用レセプタクル109が設けられている。なお、接続部収 納器本体101には、接続用光ファイバ心線107に接続される光ファイバ心線 を通過させるための貫通孔101bが形成されている。
【0013】 ここで図1(B)に示すように、光ファイバカップラ102において、接続用 光ファイバ心線107の光ファイバ108の端部を入出力端A,Bとし、二次側 光ファイバ104の端部を入出力端C,Dとすると、Aから入射した光の大部分 はBから出射するが、一部は結合部106を介してCへ漏れ出す。また、Bから 入射した光の大部分はAから出射するが、一部は結合部106を介してDへ漏れ 出す。
【0014】 このような光ファイバ心線接続部収納器100は例えば図2に示すように使用 される。すなわち、各接続用光ファイバ107に、貫通孔101bを貫通する光 ファイバ心線110を接続点補強用スリーブ111を介してそれぞれ接続する。 これにより、光ファイバ心線110同士は光ファイバカップラ102の一次側 光ファイバ103を介して相互に接続される。そして、何れか一方の光ファイバ 心線110から入射された光は、他方の光ファイバ心線110に出射されると同 時に、光ファイバカップラ102を介して一部の光が光コネクタ用レセプタクル 109へ分岐される。すなわち、Eから入射された光はFとGへ分岐され、また 、Fから入射された光EとHへ分岐される。したがって、光コネクタ用レセプタ クル109に光パワーメータを取り付けることにより光を有無を判断すれば、現 用心線か空き回線かの識別が可能となる。
【0015】 図3には、上記実施例の光ファイバ心線接続部収納器100を離れた2箇所( ア点及びイ点)の接続点に配置し、ア点及びイ点の打ち合せ回線を形成する例を 示す。同図に示すように、ア点及びイ点の光ファイバ心線接続部収納器100は それぞれ図2と同様に接続され、ア点のFとイ点のEとが直接連結されており、 ア点のH及びイ点のFの光コネクタ用レセプタクル109には光コネクタ112 及び光ファイバ113を介して光通話用送受話器114が接続されている。これ によりア点及びイ点の光通話用送受器114はア点及びイ点の光ファイバカップ ラ112を介して連結されることになり、打ち合せ回線として使用することがで きる。なお、光通話用送受話器114から入射される光は通信用の光ファイバ心 線110に漏れ出ることになるので、現用心線を打ち合せ回線として使用する場 合には、波長を変えたり、光フィルタを使用したりするのが好ましい。
【0016】 本考案において、光ファイバカップラの結合度をどの程度にするかは、光伝送 方式の入射パワーや許容線路損失により考える必要があるが、一つの例として以 下のような場合を考えてみる。 光伝送放棄に使用される光源の最初に光ファイバに入射される光パワーを最悪 −3dBm程度とし、光線路に線路損失を24dB程度と仮定すると、光線路の 最終接続点近傍では−27dBm程度の光パワーがファイバ内を伝搬しているこ とになる。光パワーメータの最低受信感度は−70dBm程度のものもあるが、 ここでは、−50dBm程度を考えると、光ファイバ心線接続部収納器から出る 光パワーは最低−50dBm以上なければならないことになる。この条件を満足 するには光ファイバカップラの結合度を−20dB程度にすればよいことになる 。つまり、仮に、結合度−20dBの光ファイバカップラとした場合、光ファイ バ心線接続部収納器から出射される光パワーは−47dBmになる。
【0017】 しかし、ここで考えておく必要があるのは、全接続点に光ファイバカップラを 挿入したことによる線路損失の増加である。 例えば、図1(B)において、AからP0 を入射し、B,CにそれぞれP1 , P2 が出射するとした場合、この光ファイバカップラの結合度をxdBとすると 、挿入損失αI は、次記数1で表される。
【0018】
【数1】 α1 =10・log (P1 /P0 )=10・log (1−10-0.1x
【0019】 したがって、x=20dBとすると1箇所での挿入損失αI は0.044dB となる。例えば光線路全体に接続点が20箇所あり、すべてに−20dBの結合 度の光ファイバカップラを挿入したと仮定すると、全体での挿失増加は約0.8 8dBとなり、この値は光線路で許容される損失マージンの範囲であると考えら れる。
【0020】 次に、光ファイバカップラによる損失増加で問題が生じた場合に適用される実 施例を図4に示す。なお、図1と同一部材には同一符号を付してある。 図4の光ファイバ心線接続部収納器では、光ファイバカップラ102による損 失増加を補うため、ファイバアンプ115を一次側光ファイバ103に挿入した ものである。このファイバアンプ115は、例えば、エルビュームをドープした ものであり、一般に使用されているものを用いればよい。
【0021】 また、図5には現用心線か空き心線かの識別を容易にした実施例を示す。なお 、図4と同一部材には同一符号を付してある。 図5の光ファイバ心線接続部収納器では、一方の光コネクタ用レセプタクル1 09に赤外線感知フィルム116が設けられている。 ここで、この赤外線感知フィルム116、赤外線あるいは近赤外線が当たると エネルギ凖位が移転する物質を含有するものであり、このエネルギ凖位の差によ り可視光を発光するものである。代表的な物質としては、硫化カルシウムにユー ロビュームとサマリュームをドープしたものが挙げられる。 したがって、本実施例の光ファイバ心線接続部収納器では、光パワーメータを 用いることなく、赤外線感知フィルム116の発光状態を目視で観察すれば、現 用心線か空き心線かの識別が可能となる。なお、赤外線感知フィルム116は、 両方の光コネクタ用レセプタクル109に設けてもよいことは言うまでもない。
【0022】 図6にはさらに他の実施例を示し、図5と同一部材には同一符号を付してある 。 図6の光ファイバ心線接続部収納器では、光ファイバカップラ102の赤外線 感知フィルム116を設けた側の二次側光ファイバ104にファイバアンプ11 7を挿入したものである。この場合、赤外線感知フィルム116に入る光が増幅 されるので、赤外線感知フィルム116の感度があまり高くない場合にも容易に 識別可能である。なお、ファイバアンプ117はファイバアンプ115と同様な ものである。
【0023】 以上説明した実施例では、単心の光ファイバ心線としたが、勿論ファイバ心線 が4本等のテープ状ファイバ心線についても同様に適用できる。 また、本考案の光ファイバ心線接続部収納器では、光コネクタ用レセプタクル 109を可視光線の入射端として利用することができ、これにより、万が一ケー ブル接続点で断線が発生しても破断点の特定に役立てることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の光ファイバ心線接続部収納器を用いることによ り、現用心線の伝送特性に影響を与えることなく、現用心線か空き心線かの識別 が可能であり、接続点の補修作業を行うにあたり現用心線に誤って触れる事故を 未然に防げる大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器を
説明する概略図である。
【図2】実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器の使
用例を示す概略図である。
【図3】実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器の使
用例を示す概略図である。
【図4】他の実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器
に示す概略図である。
【図5】他の実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器
に示す概略図である。
【図6】他の実施例に係る光ファイバ心線接続部収納器
に示す概略図である。
【図7】光ファイバケーブルの接続部の概略図である。
【図8】従来技術に係る光ファイバ心線接続部収納器に
示す概略図である。
【符号の説明】
100 光ファイバ心線接続部収納器 101 接続部収納器本体 102 光ファイバカップラ 103 一次側光ファイバ 104 二次側光ファイバ 106 接続部 107 接続用光ファイバ心線 108 光ファイバ 109 光コネクタ用レセプタクル 110 光ファイバ心線 111 接続点補強スリーブ 114 光通話用送受話器 115,117 ファイバアンプ 116 赤外線検知フィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線同士の接続部及び余長部
    を収納器本体内に収納する光ファイバ心線接続部収納器
    であって、上記各光ファイバ心線がそれぞれ接続される
    接続端を有すると共に両接続端に接続された光ファイバ
    心線同士を接続し且つこれら光ファイバ心線の少なくと
    も一方からの光の一部を分岐する光ファイバカップラを
    上記収納器本体内に具え、この光ファイバカップラで分
    岐された一部の光を上記収納器本体外から取り出す検出
    端を上記収納器本体に設けてなることを特徴とする光フ
    ァイバ心線接続部収納器。
JP2750791U 1991-04-22 1991-04-22 光フアイバ心線接続部収納器 Withdrawn JPH04124203U (ja)

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