JPH04124098U - 液体加熱処理装置 - Google Patents

液体加熱処理装置

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JPH04124098U
JPH04124098U JP3865791U JP3865791U JPH04124098U JP H04124098 U JPH04124098 U JP H04124098U JP 3865791 U JP3865791 U JP 3865791U JP 3865791 U JP3865791 U JP 3865791U JP H04124098 U JPH04124098 U JP H04124098U
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treated
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直 塚田
聡 川俣
太 小塚
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キツコーマン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定攪拌装置を備えた間接加熱装置において、
固定攪拌装置を変形しにくい形状にすること。 【構成】外周部にジャケットを備えた円筒形部材11
に、中心軸17を貫装し、その中心軸17の周囲につる
まき状をしたラセン部材18を設置して、固定攪拌装置
21を構成する。そしてこのラセン部材18を中心軸1
7の長手方向に、順次位相をずらせながら設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、液体の殺菌や変性に用いられる加熱処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】
本出願人は先に濃縮魚肉エキス、豆乳、あるいは醸造用諸味等の高粘性液体の 殺菌や変性を目的とした加熱処理装置として「液体加熱処理装置」(特開昭61 −228250)を出願した。
【0003】 該従来装置は図1〜図4に示すごとく、被処理液体を流通させつつ外部加熱よ りする間接加熱装置1、および被処理液体に水蒸気を直接注入して成る直接加熱 装置2から構成され、間接加熱装置1の被処理液体処理液体流路3中に図3、図 4に示す平板を180度捻って形成した翼体4より成る固定攪拌装置5を、順次 90度づつ位相をずらせて設置して成る装置である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前述の従来装置において、固定攪拌装置5が翼体4を突き合わせて形成 されており、該突き合わせ部が変形し易い欠点があった。特に被処理液体が食品 に関するものである場合、固定攪拌装置5を本体から取り出して洗浄する必要が あり、洗浄時あるいは本体に組み込み時にその傾向が強い。 また固定攪拌装置5を製作する上でも、従来装置における形では製造コストが 高価になる等の欠点があった。
【0005】 かかる現状に鑑み、本願考案者は鋭意研究の結果、従来の固定攪拌機の中心部 に軸を貫装させれば、変形しにくく、分解組み立ても容易に行えること、さらに 貫装された軸をパイプ状に形成し、その中空部に加熱媒体を流通させれば、内外 から同時に加熱ができることを知見し本願考案を完成させた。
【0006】 すなわち本願考案は、被処理液体を流通させ該液体の流路と画成された加熱媒 体で間接加熱する装置において、間接加熱装置を円筒形部材、該部材の中心部に 挿通された中心軸、および該中心軸の周囲に設置された複数のラセン部材より構 成され、中心軸の軸方向にラセン部材を互いに位相をずらせて順次設置したこと を特長とする液体加熱処理装置、および被処理液体を流通させ該液体の流路と画 成された加熱媒体で間接加熱する装置において、間接加熱装置を円筒形部材、該 部材の中心部に挿通され中空状に形成された中心軸、および該中心軸の周囲に設 置された複数のラセン部材より構成され、中心軸の軸方向にラセン部材を互いに 位相をずらせて順次設置し、かつ中心軸の中空部を外部に開口してなることを特 長とする液体加熱処理装置である。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
まず図5において10は間接加熱装置で、11は周囲に間接加熱の手段である ジャケット12を有する円筒状部材であり、その設置方向は自由で、縦・横のど ちらでもよい。
【0008】 円筒状部材11の左右端は開放されており、被処理液体の出入口が形成されて いる。例えば左側の開口を供給口13、右側の開口を排出口14とそれぞれ称し 、供給口13は被処理液体の供給ポンプ15に、排出口14は次工程の装置にそ れぞれ連通される。 円筒状部材11の内部室16には中心軸17が挿通されており、該中心軸17 の外周部には帯状部材をつるまき状に形成したラセン部材18が、例えば2枚対 をなして設置されている。この場合2枚のラセン部材18は中心軸17の周方向 に180度隔てて、対照的に設けられている。この中心軸17とラセン部材18 で、固定攪拌装置21を構成する。
【0009】 このラセン部材18は、図のごとく中心軸17の軸方向に順次多数設置されて いるが、説明の都合上、左端部のものを第1のラセン部材19、その右隣のもの を第2のラセン部材20とそれぞれ称する。 第1のラセン部材19と第2のラセン部材20とは、位相をずらして設置する のであるが、例えばラセン部材18が2枚の場合は、90度ずらして設置する。 そしてこのラセン部材18は3枚あるいは4枚のごとく、その設置数には限定は なく、例えば3枚の場合は60度、4枚の場合は45度、それぞれ第1のラセン 部材19と第2のラセン部材20の位相をずらせばよい。
【0010】 そしてラセン部材18の外周部は、円筒状部材11の内壁と当接して設置、す なわちラセン部材18で形成される回転半径は、円筒状部材11の内径にほぼ等 しい。
【0011】 かく構成することにより、第1のラセン部材19で被処理液体は2等分され、 第2のラセン部材で4等分、以下順次8等分、16等分というように倍づつ等分 されてゆき、攪拌および混合がなされる。なお22は固定攪拌装置21のストッ パである。
【0012】 本願発明は以上のごとく構成されており、供給ポンプ15の作用で被処理液体 が先ず間接加熱装置10に供給口13を介して導入される。次いで被処理液体は 間接加熱装置10を通過時に前述のごとく攪拌されつつ、ジャケット12により 間接的に加熱される。その後排出口14へ導かれ、次工程へ送られる。
【0013】 次に図6に示すのは間接加熱装置10の他の実施例で、中心軸17を中空状に 形成し、中心軸17の空間部24を外部に開口し、該開口部より例えば飽和水蒸 気あるいは高温空気等の加熱媒体を導入すべく構成した例で、被処理液体を内外 の両面から間接的に加熱することができる。この場合供給口13と排出口14は 、円筒状部材11の長手方向に直交して設置する。
【0014】 図7に示す実施例は、図3,4に示す翼体4を90度捻って固定攪拌装置21 を構成した例である。 そして次に図8に示すのは、間接加熱装置10の排出口14にバルブ24で形 成した背圧調整装置25を設置した例で、被処理液体が加熱処理中に沸騰するの を防止する作用をするものであって、特に高温処理を必要とする液体に有効であ る。
【0015】
【考案の効果】
本願考案は以上のように構成されており、固定攪拌機が変形しにくく、また加 熱も効果的に行うことができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来装置のフローシート
【図2】図1における間接加熱装置の断面図
【図3】図2における翼体の正面図
【図4】図2における翼体の平面図
【図5】本願にかかる間接加熱装置の正面断面図
【図6】中心軸を中空に形成した間接加熱装置の他の実
施例図
【図7】固定攪拌装置の他の実施例図
【図8】間接加熱装置に背圧調整装置を設置した実施例
【0017】
【符号の説明】
10 間接加熱装置 11 円筒状部材 12 ジャケット 13 供給口 14 排出口 15 供給ポンプ 17 中心軸 18 ラセン部材 21 固定攪拌装置 25 背圧調整装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理液体を流通させ該液体の流路と画成
    された加熱媒体で間接加熱する装置において、間接加熱
    装置を円筒形部材、該部材の中心部に挿通された中心
    軸、および該中心軸の周囲に設置された複数のラセン部
    材より構成され、中心軸の軸方向にラセン部材を互いに
    位相をずらせて順次設置したことを特長とする液体加熱
    処理装置。
  2. 【請求項2】被処理液体を流通させ該液体の流路と画成
    された加熱媒体で間接加熱する装置において、間接加熱
    装置を円筒形部材、該部材の中心部に挿通され中空状に
    形成された中心軸、および該中心軸の周囲に設置された
    複数のラセン部材より構成され、中心軸の軸方向にラセ
    ン部材を互いに位相をずらせて順次設置し、かつ中心軸
    の中空部を外部に開口してなることを特長とする液体加
    熱処理装置。
JP1991038657U 1991-04-30 1991-04-30 液体加熱処理装置 Expired - Lifetime JP2551240Y2 (ja)

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