JPH04123917U - 建築板用吊り具 - Google Patents

建築板用吊り具

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JPH04123917U
JPH04123917U JP2015791U JP2015791U JPH04123917U JP H04123917 U JPH04123917 U JP H04123917U JP 2015791 U JP2015791 U JP 2015791U JP 2015791 U JP2015791 U JP 2015791U JP H04123917 U JPH04123917 U JP H04123917U
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JP
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building board
building
piece
hanging
parallel
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JP2015791U
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Inventor
良一 松島
Original Assignee
松下電工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下地バー材に固定する建築板用吊り具の位置
調整が容易に出来て、建築板用吊り具に建築板が容易に
並設することが出来る。 【構成】 適宜間隔をおいて平行に並設された角棒状の
下地バー材1,1,・・・と直交して一定間隔をあけて
平行に並設され、一定の間隔で垂設した略T字状の対向
する係止片2a,2a,・・・の係止凹部2b,2bに
長さ方向と直交して建築板3,3,・・・の長手方向の
両側端に形成してある係着片3a,3aを係着して建築
板3,3,・・・が係止される建築板用吊り具2,2,
・・・であって、上面に一定間隔をあけて長さ方向と平
行に長孔2c,2c,・・・を形成し、該長孔2cを介
して固定部材4で前記下地バー材1にスライド調整して
固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として浴室や台所等の壁材、天井材等として使用される建築板を 係着保持する建築板用吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の建築板用吊り具としてはなく、図3及び図4に示すように、浴 室(イ)の上部開口に一定の間隔で平行に架設した複数本の下地材(ロ),(ロ ),・・・と直交させて、複数枚の建築板本体(ハ),(ハ),・・・を並設し て、天井材として使用するものが汎く知られていた。
【0003】 建築板本体(ハ)は、アルミニウム材を押し出し成形して作成したものである 。尚、建築板本体(ハ)は長尺な平板の両側に立ち上がり片(ニ),(ニ)を全 長に亘って形成したものであって、一方の立ち上がり片(ニ)が他方の立ち上が り片(ニ)より高くなっている。又、高さが高いほうの立ち上がり片(ニ)の上 端には、支持片(ホ)が外方に向かって突出しており、該支持片(ホ)の下方に は、挿入凹部(ヘ)が同支持片(ホ)と隣接して形成されている。更に、該挿入 凹部(ヘ)の下方の立ち上がり片(ニ)には、当接片(ト)が支持片(ホ)と略 略平行に、支持片(ホ)より短い突出寸法でもって外方に突出している。又、高 さが低いほうの立ち上がり片(ニ)の上端には、当板(チ)が内方に向かって突 出しており、該立ち上がり片(ニ)の中程には、係止片(リ)が外方に向かって 突出している。更に、建築板本体(ハ)の両立ち上がり片(ニ),(ニ)間には 、発泡ウレタン樹脂製の断熱材(ヌ)が充填されている。
【0004】 このような建築板本体(ハ),(ハ),・・・を並設する場合には、予め取着 した建築板本体(ハ)の挿入凹部(ヘ)に、隣接する建築板本体(ハ)の高さが 低いほうの立ち上がり片(ニ)の係止片(リ)を挿入した後、該建築板本体(ハ )の支持片(ホ)をそれぞれの下地材(ロ),(ロ),・・・に釘(ル),(ル ),・・・で打ちつけて同建築板本体(ハ)を固定する。この固定した建築板本 体(ハ)の挿入凹部(ヘ)へ、更に隣接する建築板本体(ハ)の係止片(リ)を 挿入した後、該建築板本体(ハ)の支持片(ホ)を釘(ル),(ル),・・・で 下地材(ロ),(ロ),・・・に固定して並設し、これを繰り返して行い浴室の 上部開口に並設するのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の技術にあっては、建築板本体(ハ)の支持 片(ホ)を下地材(ロ),(ロ),・・・に釘(ル),(ル),・・・で打ちつ けてを固定するため、釘打ちによって建築板本体(ハ)が破損したり、各建築板 本体(ハ),(ハ),・・・をそれぞれの下地材(ロ),(ロ),・・・に釘打 ちしなければならず煩わしいという問題があった。
【0006】 そこで、建築板本体(ハ),(ハ),・・・の施工が容易にできるようにする ため、図5のような建築板用吊り具が検討されている。このものは、天井開口に 所定の間隔で平行に架設した棒状の下地材(ロ),(ロ),・・・と直交させて 、適宜間隔をあけて並設し、一定間隔をあけて垂設してある引っ掛け片(ヲ), (ヲ),・・・の対向する引っ掛け凹部(ワ),(ワ)に、建築板本体(ホ)を 直交して該建築板本体(ハ)の長手方向の上面両側端に形成した係着片(カ), (カ)を係着し、建築板本体(ハ),(ハ),・・・を並設するものである。
【0007】 建築板用吊り具(ヨ)は、細長い平板状をした板体(タ)の一側端の全長に亘 って垂下片(レ)を一体に形成した断面略L字状の長尺な金属製のものであって 、該垂下片(レ)の下端には、長さ方向に一定間隔をあけて複数の引っ掛け片( ヲ),(ヲ),・・・が下方に向かって突設されている。尚、該引っ掛け片(ヲ )は、略T字状をしており、該引っ掛け片(ヲ)の突起部(ソ),(ソ)の上縁 には、引っ掛け凹部(ワ),(ワ)が形成されている。又、板体(タ)には長さ 方向に一定間隔をあけて円形の取付け孔(ツ),(ツ),・・・が形成されてい る。
【0008】 そして、このような建築板用吊り具(ヨ),(ヨ),・・・を適宜間隔をあけ て並設する際には、先ず、天井開口に下地材(ロ),(ロ),・・・を所定の間 隔をあけて平行に架設する。このとき、隣接する下地材(ロ),(ロ)間の寸法 は、建築板用吊り具(ヨ)の隣合う取付け孔(ツ),(ツ)間の寸法と略同一と なっている。次に、下地材(ロ)と直交して建築板用吊り具(ヨ),(ヨ),・ ・・を適宜間隔をあけて平行に並設する。尚、建築板用吊り具(ヨ)の取付け孔 (ツ),(ツ),・・・が下地材(ロ),(ロ),・・・の下面にくるように建 築板用吊り具(ヨ)の位置を合わせた後、建築板用吊り具(ヨ)の取付け孔(ツ )から木ねじ(ネ)を挿通して下地材(ロ)に螺合し、建築板用吊り具(ヨ)を 下地材(ロ)に固定する。建築板用吊り具(ヨ)を位置合わせするときには、建 築板用吊り具(ヨ),(ヨ),・・・のそれぞれの引っ掛け片(ヲ),(ヲ), ・・・がそれぞれ一直線になるように位置決めをして配置する。次いで、建築板 用吊り具(ヨ)と直交して建築板本体(ハ),(ハ),・・・を並設する。尚、 建築板本体(ハ),(ハ),・・・を並設する際には、建築板用吊り具(ヨ)の 対向する引っ掛け凹部(ワ),(ワ)に、建築板本体(ハ)の係着片(カ),( カ)を係着し並設するのである。
【0009】 このような建築板用吊り具にあっては、建築板本体(ハ),(ハ),・・・を 並設することは容易にできるが、建築板用吊り具(ヨ),(ヨ),・・・を下地 材(ロ),(ロ),・・・に並設した際に、建築板用吊り具(ヨ),(ヨ),・ ・・のそれぞれの引っ掛け片(ヲ),(ヲ),・・・が一直線になっておらず、 ずれている建築板用吊り具(ヨ)があるときには、ずれている建築板用吊り具( ヨ)を木ねじ(ネ)を取り外してからそれぞれの引っ掛け片(ヲ),(ヲ),・ ・・が一直線になるように再度位置決めを行い、木ねじ(ネ)で建築板用吊り具 (ヨ)を下地材(ロ)に再度固定しなければならず、大変煩わしいという問題が あった。
【0010】 本考案は、係る上記の問題を解決するために考案されたものである。すなわち 、その課題は、建築板本体の施工が容易で、しかも、建築板用吊り具の長さ方向 の調整が容易な建築板用吊り具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の建築板用吊り具は、上述した問題を解決するものであり、適宜間隔を おいて平行に並設された下地バー材と直交して一定間隔をあけて平行に並設され 、垂設した係止片に長さ方向と直交して建築板の長手方向の両側端に形成してあ る係着片を係着して建築板が係止される建築板用吊り具であって、上面に一定間 隔をあけて長さ方向と平行に長孔を形成し、長孔を介して固定部材で前記下地バ ー材に固定されることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
本考案の建築板用吊り具は、上記した構成をしており、適宜間隔をおいて平行 に並設された下地バー材と直交させて、該下地バー材に建築板用吊り具の上面に 一定間隔をあけて長さ方向と平行に形成してある長孔を介して固定部材を取付け て、建築板用吊り具を一定間隔をあけて平行に並設するとともに、各建築板用吊 り具の長さ方向の取付け位置を長孔内で移動調整して一致させ、固定部材で各建 築板用吊り具を固定し、建築板用吊り具の垂設した係止片に長さ方向と直交して 建築板の長手方向の両側端に形成してある係着片を係着して建築板を係止するも のである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案を図面に示した実施例に基づいて詳細に説明する。
【0014】 図1及び図2に示す建築板用吊り具は、本考案の一実施例であり、適宜間隔を おいて平行に並設された角棒状の下地バー材1,1,・・・と直交して一定間隔 をあけて平行に並設され、一定の間隔で垂設した略T字状の対向する係止片2a ,2a,・・・の係止凹部2b,2bに長さ方向と直交して建築板3,3,・・ ・の長手方向の両側端に形成してある係着片3a,3aを係着して建築板3,3 ,・・・が係止される建築板用吊り具2,2,・・・であって、上面に一定間隔 をあけて長さ方向と平行に長孔2c,2c,・・・を形成し、該長孔2cを介し て固定部材4で前記下地バー材1にスライド調整して固定されることを特徴とす るものである。
【0015】 建築板3,3,・・・は、天井材として浴室の天面開口を塞ぐように並設され たものであって、角棒状の下地バー材1,1,・・・が天面開口に一定間隔をお いて平行に架設され、該下地バー材1,1,・・・の下面に同下地バー材1,1 ,・・・と直交して、複数本の建築板用吊り具2,2,・・・を適宜間隔をあけ て並設し、各建築板用吊り具2,2,・・・の長孔2c,2c,・・・から木ね じである固定部材4,4,・・・を挿通して下地バー材1,1,・・・に螺合し て仮止めし、各建築板用吊り具2,2,・・・の長さ方向の調整を行い、各固定 部材4,4,・・・を増し締めして建築板用吊り具2,2,・・・が下地バー材 1,1,・・・に固定され、更に、該建築板用吊り具2,2,・・・と直交して 、複数枚の建築板3,3,・・・を並設し、各建築板3,3,・・・の係着片3 a,3aを建築板用吊り具2,2,・・・の対向する係止片2a,2aの係止凹 部2b,2bに引っ掛けて、各建築板3,3,・・・が建築板用吊り具2,2, ・・・に係着されるとともに、各建築板3,3,・・・の隣接する建築板3,3 の近接している突片3bと重合片3cとを上下に重ねて建築板本体3,3,・・ ・が並設される。
【0016】 下地バー材1は断面略方形状の長尺なものであって、天面開口に所定の間隔を おいて平行に架設されており、該下地バー材1,1,・・・の下面には、建築板 用吊り具2,2,・・・の上面が接触するとともに、長孔2c,2c,・・・が 位置するようになっている。
【0017】 建築板用吊り具2は、細長い平板状をした板体の一側端の全長に亘って垂下片 を一体に形成した断面略L字状の長尺な金属製のものであって、該建築板用吊り 具2の垂下片の下端には、長さ方向に一定間隔をあけて複数の係止片2a,2a ,・・・が下方に向かって突設されている。尚、該係止片2aは、略T字状をし ており、該係止片2aの一方の突起片2dは、他方の突起片2eよりも長い寸法 で突出している。尚、突起片2dの上縁の中程には、係止凹部2bが形成されて おり、突起片2eの上縁の奥端にも係止凹部2bが形成されている。又、隣合っ て対向する係止片2a,2aの両突起片2d,2eの係止凹部2b,2bには、 建築板3の係着片3a,3aの先端に設けてある下方に向かって突出する引っ掛 かり突部3d,3dが挿入係止されるようになっている。又、建築板用吊り具2 の板体の上面には、長さ方向と平行に一定間隔をあけて複数の長孔2c,2c, ・・・が形成されており、建築板用吊り具2が下地バー材1,1,・・・と直交 して並設された状態で、長孔2c,2c,・・・が下地バー材1,1,・・・の 下面に位置するようになっている。しかも、長孔2cの長手方向の側端部には墨 打ち線合わせ用の切欠き部2fが、長孔2cの長手方向と直交して形成されてい る。
【0018】 又、建築板3は、アルミニウム材を断面略コ字状の薄肉に押し出し成形したも のを所定の長さ寸法に切断して作成したものであり、内面には発泡ウレタン樹脂 や発泡フェノール樹脂等でできた断熱材3eが充填されている。尚、建築板3の 上面両側端には、建築板用吊り具2の対向する係止片2a,2aの両突起片2d ,2eの係止凹部2b,2bに係着なし得る係着片3a,3aが、外方に向かっ て突出している。更に、建築板用吊り具2の係止片2aの長さ寸法が長い突起片 1dに係着される係着片3aの突出長さは、長さ寸法が長い突起片1dと略同一 寸法となっており、建築板用吊り具2の係止片2aの長さ寸法が短い突起片2e に係着される係着片3aの突出長さは、長さ寸法が短い突起片2eと略同一寸法 となっている。又、建築板3の突出長さの短い係着片3a側の下面側端には、突 片3bが外方に向けて突設しており、突出長さの長い係着片3a側の下面側端に は、突片3bと重なり得る重合片3cが外方に向けて突設しており、突片3bの 先端から重合片3cの先端までの幅寸法は200mm程度となっている。又、建 築板3の下面全面には、波状をした複数の凹凸が長さ方向と平行に全長に亘って 形成されている。
【0019】 そして、建築板3,3,・・・の係着片3a,3aを建築板用吊り具2,2, ・・・の対向する係止片2a,2aの係止凹部2b,2bに引っ掛けて、建築板 3,3,・・・を並設した状態では、建築板用吊り具2の係止片2aの係止凹部 2b,2bに引っ掛けられている隣接する建築板3,3の近接している突片3b と重合片3cとが先端部で重なり接触して気密性を有するするようになっている 。尚、建築板3の突出長さの短い係着片3a側の突片3bの下面の先端部には、 上方に位置する平面を形成する段部3fが設けられており、該段部3fの先端側 の下面に、隣接する建築板3の突出長さの長い係着片3a側の重合片3cの上面 の先端部が重なって接触して気密性を有し、建築板3,3の接続部分の表面が波 状をした複数の凹凸を連続したように接続されているので、室内の湿気や水分等 が天井裏側へ出ず、熱による建築板3の膨張や伸縮があっても突片3bと重合片 3cでもって隣接する建築板3,3の移動による隙間の発生を防止し、美観を損 なわないようになっている。
【0020】 建築板3の係着片3a,3aの両先端には、下方に向かって突出する引っ掛か り突部3d,3dが形成されており、該引っ掛かり突部3d,3dは、建築板用 吊り具2の対向する係止片2a,2aの係止凹部2b,2b内に遊嵌するような 大きさとなっている。又、建築板3の内側には、断熱材3eが両係着片3a,3 aの上縁部まで充填されている。
【0021】 このような建築板用吊り具を使用して建築板を施工する場合には、先ず天面開 口の対向する両側に建築板用吊り具2の隣合う長孔2c,2c間の長さ寸法と略 同一寸法の間隔で複数本の下地バー材1,1,・・・を平行に架設する。次に、 該下地バー材1,1,・・・の下面の長さ方向にそれぞれ墨打ちを行う。尚、隣 接する下地バー材1,1間のそれぞれの墨打ちの間隔は、建築板用吊り具2の隣 合う長孔2c,2cの墨打ち線合わせ用の切欠き部2f,2f間の長さ寸法に合 わせて行う。次いで、下地バー材1,1,・・・と直交させて、複数本の建築板 用吊り具2,2,・・・を一定の間隔で平行に並設する。尚、このとき建築板用 吊り具2,2,・・・の係止片2a,2a,・・・を下方に向けてそれぞれ同じ 向きにして、各建築板用吊り具2,2,・・・のそれぞれの係止片2a,2a, ・・・が一直線上になるように、下地バー材1,1,・・・の下面の墨打ちに建 築板用吊り具2,2,・・・の墨打ち線合わせ用の切欠き部2f,2f,・・・ をそれぞれ合わせる。そして、建築板用吊り具2の長孔2cから固定部材4を挿 通し、該固定部材4を下地バー材1に螺着して建築板用吊り具2を仮止めする。 次に、各建築板用吊り具2,2,・・・のそれぞれの係止片2a,2a,・・・ 同志が一直線にそれぞれなるように、ずれている建築板用吊り具2を長さ方向に スライドさせて調整し、各建築板用吊り具2,2,・・・を仮止めしているそれ ぞれの固定部材4,4,・・・を増し締めして各建築板用吊り具2,2,・・・ を下地バー材1,1,・・・に固定する。
【0022】 次に、天面開口の一端側から建築板3,3,・・・を建築板用吊り具2,2, ・・・の長さ方向と直交して天面開口の他端側に向かって各建築板用吊り具2, 2,・・・の係止片2a,2a,・・・に係着する。尚、建築板3を建築板用吊 り具2に係着する際には、先ず、建築板3の長さ寸法の長い係着片3aの先端を 、建築板用吊り具2の長さ寸法の長い突起片2dの上方の隙間に奥側いっぱいま で差し込む。次いで、該建築板3の長さ寸法の短い係着片3aの先端を、建築板 3の長さ寸法の長い係着片3aを差し込んでいる建築板用吊り具2の突起片2d と対向して隣合う突起片2eの上方の隙間の前方に位置させる。そして、該建築 板3の長さ寸法の短い係着片3aを建築板用吊り具2の突起片2eの上方の隙間 内にずらしながら、該建築板3の長さ寸法の長い係着片3aの先端の引っ掛かり 突部3dを建築板用吊り具2の係止凹部2bに挿入するとともに、該建築板3の 長さ寸法の短い係着片3aの先端の引っ掛かり突部3dを建築板用吊り具2の突 起片2eの係止凹部2bに挿入して、建築板用吊り具2に建築板3を係着する。 同様にして隣接する建築板3の係着片3a,3aの引っ掛かり突部3d,3dを 建築板用吊り具2の係止凹部2b,2bに引っ掛けていくのである。尚、このと き、先に係着してある建築板本体3の突片3bの下方に、隣接する建築板3の重 合片3cを位置させた後、長さ寸法の長い係着片3aの先端を、建築板用吊り具 2の長さ寸法の長い突起片2dの上方の隙間に差し込んでから行うのである。
【0023】 尚、上記実施例においては、建築板用吊り具2の長孔2cに墨打ち線合わせ用 の切欠き部2fを設けたので、下地バー材1,1,・・・を天面開口に配設した 後、該下地バー材1,1,・・・に墨打ちをしておけば、同下地バー材1,1, ・・・に各建築板用吊り具2,2,・・・を正確に取着することが出来る。
【0024】 尚、上記実施例においては、建築板3をアルミニウム材を押し出し成形して作 ったが、銅材や鉄材等の他の金属を板状にして曲げて作っても良いし、硬質な合 成樹脂材のもので作っても良い。
【0025】 又、上記実施例においては、建築板用吊り具2を金属製のものとしたが、建築 板用吊り具2が合成樹脂や木材等で作成されたものであっても良い。
【0026】 尚、上記実施例においては、建築板3の突片3bの先端側の下面と、隣接する 建築板3の重合片3cの上面の先端部が重なって接触し気密性を有するようにし たが、建築板3の突片3bと、隣接する建築板3の重合片3cとの間に隙間を設 けても良い。
【0027】
【考案の効果】
本考案の建築板用吊り具は、上記したような構成をしており、適宜間隔をおい て平行に並設された下地バー材と直交して一定間隔をあけて平行に並設され、垂 設した係止片に長さ方向と直交して建築板の長手方向の両側端に形成してある係 着片を係着して建築板が係止される建築板用吊り具であって、上面に一定間隔を あけて長さ方向と平行に長孔を形成し、長孔を介して固定部材で前記下地バー材 に固定されるようにしたので、建築板を容易に係止することが出来るし、建築板 用吊り具を長孔内で位置調整が容易に出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建築板用吊り具を斜め下方から見た斜
視図である。
【図2】本考案の建築板用吊り具の要部斜視図である。
【図3】従来例の建築板の全体斜視図である。
【図4】従来例の建築板の要部断面図である。
【図5】従来の改良例である建築板用吊り具を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 下地バー材 2 建築板用吊り具 2a 係止片 2c 長孔 3 建築板 3a 係着片 4 固定部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜間隔をおいて平行に並設された下地
    バー材と直交して一定間隔をあけて平行に並設され、垂
    設した係止片に長さ方向と直交して建築板の長手方向の
    両側端に形成してある係着片を係着して建築板が係止さ
    れる建築板用吊り具であって、上面に一定間隔をあけて
    長さ方向と平行に長孔を形成し、長孔を介して固定部材
    で前記下地バー材に固定されることを特徴とする建築板
    用吊り具。
JP2015791U 1991-03-29 1991-03-29 建築板用吊り具 Pending JPH04123917U (ja)

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