JPH04123898A - 廃棄物の減容固形化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、バッキング材や容器に多用されてしする発泡
スチロールや木屑、紙屑、プラスチ・ツク屑及び金属屑
等を含む各種生活廃棄物、産業廃棄物等を圧縮減容固形
化する装置に関する。

（従来の技術） 各種生活廃棄物、産業廃棄物には木屑、紙、プラスチッ
クス及び金属片等が種々雑多に含まれる。

これらの廃棄物は、焼却処理、埋め立て処理或いは再生
処理等がなされるが、嵩張るものは事前に破砕し細粒化
乃至粗粒化して上記処理がなされる。

ところで、上記処理に至るまでは廃棄物の回集、貯蔵及
び輸送等を経なければならないことは当然であるが、排
出されたままの状態であると非常に嵩高い為、扱いにく
く貯蔵性及び輸送性も悪い。

亦、埋め立て処理する場合理め立て地のスペースに限り
がある為、出来るだけ嵩低いことが望まれる。一方上記
の如く破砕されたものは幾分嵩が低くなるが、上記問題
点を解消するには十分ではなく、その為上記廃棄物処理
の抜本的改善が強く望まれていた。

（発明が解決しようとする課題） そこで本出願人は、廃棄物を発生源において圧縮して減
容固形化し、爾後の処理に至る作業性、貯蔵性及び輸送
性の向上を約束する廃棄物の圧縮固形化装置を実願昭６
２−１４０７９２で提案した。斯かる圧縮固形化装置は
簡易な構造でありながら処理効率が高く、各方面で広く
好評を博するようになった。しかし、その実用化の段階
で次のようななお解決すべき点も指摘されるようになっ
た。即ち、本装置では圧縮固形化物を自然落下により取
り出すようにしている為、廃棄物の種類や状態によって
はその粘着力等の故に加工板からの離型性が悪く、これ
が原因で稼動効率が低下することがしばしばあった、ま
た、落下の際に固めたものがすぐこわれることが多かっ
た。

本発明は、上記蓄積技術をもとに更に研究した結果なさ
れたものであって、成形した固形物を強制排出手段によ
って取出すようにして詰りによる作動障害を皆無とする
と共に、この強制排出工程が介在しても従来同様に高い
圧縮押し固めの作業効率を維持することができ、また発
泡スチロール等のプラスチック廃棄物が混入しているも
のをヒ一タで周囲を溶着して固める新規な廃棄物の減容
固形化装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するための本発明の廃棄物の減容固形化
装置を添付図面に基づき説明する。第１図は本発明装置
の一実施例を示す部分切欠斜視図、第２図は同装置の縦
断面図、第３図は他の実施例の第２図と同様図、第４図
乃至第７図は固形化型と垂直圧縮手段の種々の変形例を
示す概略説明図である。

即ち、本発明の廃棄物の減容固形化装置１は、廃棄物Ａ
の供給ホッパー１０−と２、該ホッパー１０の下方開口
１１に近接して水平往復動可能とされ且つ上方及び側方
が開口した樋形圧縮室２１，２２を往復動方向に連設し
た固形化型２之、該固形化型２の上方の供給ホッパー１
０内に上下動可能に配設され且つ上記圧縮室２１．２２
のいずれかに充填された廃棄物Ａを上から圧縮する垂直
圧縮手段３と、上記圧縮室２１．２２内の廃棄物Ａを側
方より圧縮する側方圧縮手段４尤、上記垂直圧縮手段３
と側方圧縮手段４とによって押し固められた固形物Ｂを
固形化型２が前後に変位した後に圧縮室２１．２２の側
方開口２１ａ、２２ａより押し出す押し出し手段５，５
と、少なくとも上記固形化型２と垂直圧縮手段３とに設
けられたヒータ７とから構成されたことを要旨とするも
のである。

上記側方圧縮手段４としては、上記供給ホッパー１０の
下端開口１１の一側部に上記側方開口２１ａ、２２ａの
いずれかに符合する固定壁１２を垂下延設し、当該側方
圧縮手段４を固形化型２の反対側方より該固定壁１２に
向かって往復駆動させる場合（第１図及び第２図）の他
、側方圧縮手段４を固形化型２の両側方に２個配置し、
これらを同時に対向駆動するようにした場合（第３図）
等が採用される。更に熱溶着性廃棄物Ａから成る固形物
Ｂが垂直圧縮手段３に連れ上りするのを防ぐために、離
型手段８が該垂直圧縮手段３に付設される。固定壁１２
及び側方圧縮手段４にもヒタ７が設けられる。

本発明装置において圧縮され減容固形化される廃棄物と
しては、粉砕された木屑、プレーナ屑、紙屑、ワラ、牧
草、ダンボール、木皮、もみがら、バカス、繊維屑、粉
炭、発泡スチロールやプラスチック等の有機物や銅、ア
ルミ、鉄、真鍮等の切削屑を含む無機質等の産業廃棄物
が採用され、上述のように事前に破砕細片化されたり、
予熱されたものが望ましいが、多少嵩張るものであって
も処理可能である。亦、圧縮固形化された固形物を、例
えば固形燃料、再生プラスチック等に再利用する場合に
は、事前に廃棄物の選別がなされることが望ましい。

（作用） 上記のように構成された廃棄物の減容固形化装置１にお
いて、ホッパー１０内に投入された廃棄物Ａは、ホッパ
ー１０の下方開口１１の下端に近接して配置されヒータ
７によって加熱された固形化型２のいずれか一方の圧縮
室２１（２２）に入り、ヒータ７によって加熱されまた
制御手段の制御の下で垂直方向に上下動する垂直圧縮手
段３によって上から圧縮され、また側方圧縮手段４によ
って側方からも圧縮され、また熱溶融成分を含むものは
少なくても側面外の周囲部が溶着した固形物Ｂに成形さ
れる。その後、固形化型２が前後に移動し固形物Ｂを収
容した圧縮室２１（２２）が上記下方開口１１より離れ
、他方の圧縮室２２（２１）が該下方開口１１の下端に
位置する。そして押し出し手段５が作動して収容されて
いる固形物Ｂが押し出される。この間下方開口１１の下
端に位置する別の圧縮室２２（２１）にはホッパー１内
の廃棄物Ａが充填され、垂直圧縮手段３と側方圧縮手段
４とによって上記同様加熱しながら圧縮成形される。そ
の後、固形化型２が前後に移動しく上記とは逆の方向に
）、その移動側に配置された別の押し出し手段５が作動
して固形物Ｂが圧縮室２２　（２１）から強制的に押し
出される。

このように圧縮室２１．２２での交互の圧縮固形化並び
に押し出し排出を繰り返しながら、ホッパー１０内の廃
棄物Ａが逐次固形化処理されていく。

そして、圧縮固形化後必ず強制的に押し出し排出動作が
付加されるから、詰ることが皆無とされ、円滑な処理が
約束される。また、同時に熱溶着性成分を含む廃棄物に
あっては、少なくても上下・前後面が溶着してくずれに
くい固形物が形成される。

（実施例） 次に本発明の実施例について図面を参照にして説明する
。

第１図及び第２図において、供給ホッパー１０には廃棄
物投入用スクリューコンベア６が導入され、該スクリュ
ーコンベア６の後端部に設置された大容量の廃棄物貯留
ホッパー６０内の予熱された廃棄物が該スクリューコン
ベア６により所定量づつホッパー１０内に投入される。

供給ホッパー１０は、略逆四角錐形状の小型の一次貯留
槽として機能するもので、その下端が開口されて圧縮成
形の為の下方開口１１とされている。この間口１１の下
端に接して固形化型２が前後移動可能に配置され、該固
形化型２は側方及び上方が開口した離型の圧縮室２１．
．２２を前後に連設して成る。

圧縮室２１．２２を取囲む前後壁、仕切壁及び底壁には
約２００℃程に昇温する棒状電気ヒータ７が複数個側方
から埋設されており、圧縮室２１゜２２の内面が１５０
℃前後になるようになっている。ヒータ７への電気供給
線は適宜伸縮可能にコイル状に余裕をもたせておくか、
トロリー懸架されている。固形化型２は、油圧シリンダ
２０により、案内レール２３に沿って前後方向に間欠的
に往復動されるようになっている。この前後の間欠的往
復動は、前後の各圧縮室２１．２２が下方開口１１の下
部圧縮処理位置に交互に来るように設定されている。

ホッパー１０内には、垂直圧縮手段３が上下動可能に配
設され、該垂直圧縮手段３はホッパー１０の天面部に垂
直に設置された油圧シリンダ３０と、該シリンダ３０の
伸縮ロッドの下端に固設された圧縮型板３１とより成り
、油圧シリンダ３０が伸張して圧縮型板３１が下降した
時には該圧縮型板３１が上記下方開口１１の直上に至り
、圧縮室２１　（２２）内に廃棄物Ａを圧縮充填するよ
うになされている。圧縮型抜３１の前後壁と頂壁にも、
側方から複数の上記の棒状電気ヒータ７が埋設されてい
る。発泡スチロール等プラスチックを多く含む廃棄物の
固形物Ｂは成形後、型板３１上昇時につれ上りすること
があるため、固形化型２内にとどめておくために例えば
２組の離型手段８の離型捧８１が第２図や第３図に示す
ように型板３１を貫通してホッパー１０の天井板上から
スプリング８２を介して垂設されていると共に、ストッ
パー８３で上昇が当止されている。棒８１の下端には、
円盤８１ａが取付られ、型板３１の上昇時に固形化型２
の往復動を邪魔しない程度にスプリング８２によって円
盤８１ａも若干上昇し、その後型板３１の上昇に伴って
円盤８１ａが固形化物Ｂを突き落すように作用するよう
になっている。

型板３１の圧縮作業時には、円盤８１ａは窪み３１ａ内
に入り、側方圧縮手段４からの側圧を受けないようにな
っている。

ホッパー１０の側方には開口１１の直下に配置された固
形化型２のいずれかの圧縮室２１　（２２）に向かって
水平方向、即ち固形化型２の前後移動方向に直交方向に
伸張駆動する側方圧縮手段４が設置され、該圧縮手段４
は油圧シリンダ４０とその伸縮ロッドの先端に固設され
た押板４１とより成る。第１図及び第２図の場合、上記
開口１１の対向側（該圧縮手段４の反対側）に固定壁１
２が垂下延設され、油圧シリンダ４０が伸張した時には
押板４１とこの固定壁１２との間で圧縮室２１（２２）
に充填された廃棄物Ａを側方より圧縮する。固形物Ｂの
用途に応じて押板４１や固定壁１２にもヒータ７を適宜
埋設して、固形物Ｂの全入面を加熱して溶着することも
できる。

上記圧縮手段４の前後にはこれと平行、即ち固形化型２
の前後移動方向と直交する方向に駆動する２個の押出し
手段５，５が設置され、該押出し手段は夫々油圧シリン
ダ５０とその伸縮ロッドの先端に固設された押板５１と
より成る。該押出し手段５，５は、そのシリンダ５０．
５０が伸張した時には、前記開口１１から前後に遊離し
た圧縮室２１．２２の側方開口２１ａ、２２ａに向い、
該圧縮室２１．２２に収容されている固形物Ｂをその反
対側の側方開口２１ａ、２２ａより押し出すべく機能す
る。

次に本圧縮固形化装置１の作動機構について概説する。

先ず固形化型２の前方圧縮室２１を油圧シリンダ２０の
収縮によってホッパー１０の下方開口１１の下に位置さ
せ、スクリューコンベア６で所定量の廃棄物Ａを圧縮室
２１内に給送する。

この廃棄物Ａの給送完了をタイマー等で簡便的に管理し
、両側端を各々側方圧縮手段４の押板４１と固定壁１２
で囲んだ状態で圧縮室２１上の廃棄物Ａを油圧シリンダ
３０の伸長による圧縮型板３１の下動によって圧縮する
。次いで油圧シリンダ４０の伸長による押板４１の往動
によって廃棄物Ａを側方より圧縮して固形物Ｂを得る。

この間、廃棄物Ａに発泡スチロール等プラスチックが多
く含まれており周囲を溶着させたい時はヒータ７を昇温
させておき、固形化・型２と圧縮型板３１を加熱してお
くことで、固形物Ｂの前後上下面は溶着し、固形物Ｂは
くずれにくくなる。また、圧縮型板３１の下動時に離型
捧８の円盤８ａは型板３１の下面の窪み３１ａに入って
共に下降し、上動時に円盤８ａは若干上って、固形物Ｂ
が型板３１に連れ上りしている時は円盤８ａはとどまっ
て型板３１から固形物Ｂを突き落す。その後、油圧シリ
ンダ２０の伸長によって固形化型２の後方圧縮室２２を
開口１１の下部に移行させると共に圧縮室２１を固形物
Ｂと共に開口１１の前方に押しやる。

前方圧縮室２１内の固形物Ｂは、前方の押し出し手段５
の押板５１の往動によって該圧縮室２１の側方開口２１
ａから押し出される。この押板５１が待機位置へ復帰し
、後方圧縮室２２内で固形物Ｂが上記同様に形成され、
垂直及び側方圧縮手段３．４が待機位置へ復帰後に、油
圧シリンダ２０の収縮によって固形化型２の空になった
前方圧縮室２１が再び開口１１の下部に配置され、圧縮
室２１における廃棄物Ａの圧縮がなされる。その間に後
方押し出し手段５によって、上記同様に固形物Ｂを圧縮
室２２の側方開口２２ａから押し出す。

以上の作動を順次交互に繰返して廃棄物Ａを圧縮成形し
て固形物Ｂを排出して行くのである。

第３図は、上記開口の両側に一対の側方圧縮手段４，４
を配置し、面圧縮手段４，４の同時的対向駆動により圧
縮室２１（２２）に充填された廃棄物Ａを圧縮せんとし
たものである。この場合は、上記固定壁１２が不要であ
ることは云うまでもない。また、必要に応じて押板４１
にヒータ７を埋設することができる。

第４図乃至第７図は、固形化型２及び圧縮型板３１の種
々の変形例を示すもので、処理する廃棄物の性状及び目
的用途に応じて適宜選択使用される。特に、粘着性のあ
る廃棄物を処理する場合は、圧縮室２１．２２の側壁が
曲面或いは上方拡開状の傾斜状態に加工されたものが離
型性が良く望ましく採用される。

（発明の効果） 上述のような本発明の廃棄物の減容固形化装置によれば
、押し出し手段が強制排出手段として機能して順次成形
されてくる固形物を確実に固形化型の圧縮室から押し出
し排出するため、詰りによる作動障害が皆無となり、ス
ムースな連続運転が可能となる。また、２連設された圧
縮室でサイクリックに廃棄物の圧縮成形が行われるため
、作業効率の向上を図ることが出来る。更に少なくても
固形化型と圧縮型板にヒータ７が設けられているため、
発泡スチロール等プラスチックや熱溶着成分を含む廃棄
物を周面が溶着して崩れにくい丈夫な固形物とすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例髪示す部分切欠斜視図、
第２図は同装置の縦断面図、第３図は他の実施例の第２
図と同様図、第４図乃至第７図は固形化型と垂直圧縮手
段の種々の変形例を示す概略説明図である。 （符号の説明） １・・・廃棄物の減容固形化装置、　１０・・・供給ホ
ッパー、　１１・・・下方開口、　１２・・固定壁、２
・・・固形化型、　２１．２２・・圧縮室、　２１ａ。 ２２ａ・・・側方開口、　　３・・・垂直圧縮手段、　
４・側方圧縮手段、　５・・・押し出し手段、　７・・
ヒータ、 ・・離型手段、 Ａ・・・廃棄物、 Ｂ・・・同形 物。 一以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、廃棄物（Ａ）の供給ホッパー（１０）￥と￥、該ホ
   ッパー（１０）の下方開口（１１）に近接して水平往復
   動可能とされ且つ上方及び側方が開口した樋形圧縮室（
   ２１）（２２）を往復動方向に連設した固形化型（２）
   ￥と￥、該固形化型（２）の上方の供給ホッパー（１０
   ）内に上下動可能に配設され且つ上記圧縮室（２１）（
   ２２）のいずれかに充填された廃棄物（Ａ）を上から圧
   縮する垂直圧縮手段（３）￥と￥、上記圧縮室（２１）
   （２２）内の廃棄物（Ａ）を側方より圧縮する側方圧縮
   手段（４）￥と￥、上記垂直圧縮手段（３）と側方圧縮
   手段（４）とによって押し固められた固形物（Ｂ）を固
   形化型（２）が前後に変位した後に圧縮室（２１）（２
   ２）の側方開口（２１ａ）（２２ａ）より押し出す押し
   出し手段（５）（５）￥と￥、少なくとも上記固形化型
   （２）と垂直圧縮手段（３）とに設けられたヒータ（７
   ）￥と￥から構成された廃棄物の減容固形化装置。 ２、上記供給ホッパー（１０）の下端開口（１１）の一
   側部には上記側方開口（２１ａ）（２２ａ）のいずれか
   に符合する固定壁（１２）が垂下延設され、上記側方圧
   縮手段（４）は固形化型（２）の反対側方より該固定壁
   （１２）に向かって往復駆動されるものである請求項１
   記載の減容固形化装置。 ３、上記側方圧縮手段（４）が、固形化型（２）の両側
   方に２個配置され、これらが同時に対向駆動するように
   した請求項１記載の減容固形化装置。 ４、上記垂直圧縮手段（３）は、これに連れ上りする固
   形物（Ｂ）を上昇工程中に突き落す離型手段（８）を有
   したものである請求項１記載の減容固形化装置。