JPH04123719U - ハブクラツチ - Google Patents

ハブクラツチ

Info

Publication number
JPH04123719U
JPH04123719U JP2756591U JP2756591U JPH04123719U JP H04123719 U JPH04123719 U JP H04123719U JP 2756591 U JP2756591 U JP 2756591U JP 2756591 U JP2756591 U JP 2756591U JP H04123719 U JPH04123719 U JP H04123719U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
housing
opening
hub clutch
axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2756591U
Other languages
English (en)
Inventor
則幸 須藤
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栃木富士産業株式会社 filed Critical 栃木富士産業株式会社
Priority to JP2756591U priority Critical patent/JPH04123719U/ja
Publication of JPH04123719U publication Critical patent/JPH04123719U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ハウジングに侵入した水を外部に排出して内
部に滞留するのを防ぐことにより凍結などによる作動阻
害が生じないハブクラッチの提供を目的とする。 【構成】 この考案のハブクラッチ57は、車輪ホイー
ル27側のハウジング17と駆動車軸3とを連結するク
ラッチ57と、このクラッチを断続操作する操作手段7
1,73と、ハウジング17に設けられた開口85と、
開口から侵入した液体を重力下方位置の開口85へ流下
して外部へ排出させる流路91とを備えたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、駆動車軸と車輪間の断続を行うハブクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭61−238516号公報及び特開平2−200532号公報に車輪と 車軸間の断続を行う装置(ハブクラッチ)が記載されている。これらは、四輪駆 動(4WD)車において前輪又は後輪間の切離しを行い、切離し側駆動系の連れ 回りを防止して、振動や騒音を防止し燃費や耐久性を向上させるものであり、車 輪ホイールが固定されたハウジングと駆動車軸とをクラッチで断続するように構 成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このハウジングには内外を等圧にするなどの目的で開口が設けられており、こ の開口から雨水や雪解け水などが侵入する。この水が凍結するとハブクラッチの 正常な動作が阻害され、作動不良や作動不能に陥ることがある。
【0004】 そこで、この考案は、ハウジング内に侵入した水がそのまま外部に排出されて 滞留せず、従って水の凍結などによる機能阻害が生じないハブクラッチの提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のハブクラッチは、車輪ホイール側のハウジングと駆動車軸とを連結 するクラッチと、このクラッチを断続操作する操作手段と、ハウジングに設けら れた開口と、開口から侵入した液体を重力下方位置の開口へ流下して外部へ排出 させる流路とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】 開口から侵入した水などの液体は流路を通り、重力下方位置の開口に流れ落ち て外部に排出され、内部に滞留しない。従って、水の凍結などによってクラッチ や操作手段などの動作が阻害されることがなく、正常な機能が保たれる。
【0007】
【実施例】
図1ないし図3により一実施例の説明をする。
【0008】 この実施例は前輪を切離し側とするパートタイム4WD車の前輪側に用いられ ている。以下、右前輪側のハブクラッチ1を例に説明する。なお、左右の方向は この車両及び図1,2での左右の方向である。又、符号を付していない部材等は 図示されていない。
【0009】 図1に示すように、駆動車軸3は車体側の中空スピンドル5内にベアリング7 を介して支承されている。車軸3の右端部にはドライブギヤ9がスプライン連結 されており、止め輪11とワッシャ13とで位置決めされている。又、車軸3の 左端側には継手15が配置されている。スピンドル5の左端部と車軸3との間に はシール16が配置されている。
【0010】 ハウジング17はボルト19で一体化された頂部21と円筒部23とを有して いる。円筒部23のフランジ25には右前輪のホイール27がボルト29とナッ ト31とで固定されると共に、ブレーキディスク33がボルト35で固定されて いる。又、頂部21の右端部にはカバー37が螺着されている。
【0011】 ハウジング17は左側のベアリング39と右側のベアリングとによりスピンド ル5上に支承されている。ハウジング17の左端部とスピンドル5との間にはシ ール41が配置されている。
【0012】 ハウジング17の内側にはリング状のスライドギヤ43が配置され、頂部21 との間に設けられたスプライン部45により軸方向移動自在に連結されている。 スライドギヤ43の内周にはドライブギヤ9と係脱可能なギヤ47が設けられて いる。
【0013】 ドライブギヤ9とハウジング17との間にはセンターリング部材49が摺動回 転自在に配置されており、ギヤ47とドライブギヤ9との係脱を円滑にしている 。ドライブギヤ9にはセンターリング部材49の位置決めをする止め輪51が装 着され、頂部21にはスライドギヤ43とセンターリング部材49との接触を防 止する止め輪53が装着されている。センターリング部材49には空気の流通孔 55が設けられている。
【0014】 スライドギヤ43が図1の下半部に示すロック位置へ移動してギヤ9,47が 噛合うと、車軸3と右前輪とがスライドギヤ43を介して連結され、右前輪はエ ンジンにより駆動可能になる。又、スライドギヤ43が図1の上半部に示すフリ ー位置へ移動してギヤ9,47の噛合いが解除されると、右前輪は車軸3から切 離されてフリー回転状態になる。
【0015】 こうして、車軸3と右前輪とを断続するクラッチ57が構成されている。
【0016】 車軸3とカバー37との間には複数本の腕59をもったプレート61が配置さ れている。この腕59はスプライン部45に設けられた欠歯部63を挿通してス ライドギヤ43に固定されている。
【0017】 ダイヤフラム65は外縁部に保持リング67を内包した可撓性の隔膜であり、 この保持リング67により頂部21の内周に気密に装着されると共に、プレート 61とこれに支持された保持部材69との間に内縁側を気密に挟み込まれている 。保持部材69とカバー37との間にはスライドギヤ43をフリー位置方向に付 勢するリターンスプリング71(操作手段)が配置されている。
【0018】 こうして、ダイヤフラム65によりアクチュエータ73(操作手段)が構成さ れている。
【0019】 車軸3とスピンドル5との間にはスピンドル5に設けられたオリフィス75と アクチュエータ73とを連通する空気流路77が形成されている。オリフィス7 5には連結パイプ79によりエアホース81が接続されている。アクチュエータ 73はこのような圧力路により制御弁装置を介してエアポンプに接続されている 。
【0020】 エアポンプからアクチュエータ73に正圧を与え、リターンスプリング71の 付勢力に抗してダイヤフラム65を右方へ撓ませると、プレート61と共にスラ イドギヤ43がロック位置へ移動してクラッチ57が連結される。又、圧力供給 を停止してアクチュエータ73を大気開放状態にすると、リターンスプリング7 1の付勢力によりスライドギヤ43がフリー位置へ戻りクラッチ57が連結解除 される。
【0021】 図2に示したように、ハウジング17の頂部21とカバー37との間には金属 粉を焼結した多孔性のフィルター83が配置されている。図3に示したように頂 部21の右端面には円周方向等間隔に6箇の開口85が設けられている。カバー 37とダイヤフラム65との間に形成された隔室87はカバー37と頂部21間 の螺子部89を介し開口85とフィルター83とにより、大気に開放されている 。
【0022】 こうして、隔室87の内圧は常時大気圧に保たれており、従って隔室87の内 圧変動によりアクチュエータ73の動作が阻害されることがなく、又、温度変化 による隔室87の膨脹及び収縮によるクラッチ57の誤動作がない。
【0023】 図2と図3とに示すように、頂部21には外周溝91(流路)が形成されてお り、この溝91は各開口85と連通している。従って、矢印93のように開口8 5から侵入した水は溝91を通って流れ落ち、図1の矢印95で示すようにその 時下方にある開口85から外部に排出される。
【0024】 このように、侵入した水が内部に滞留しないから、水の凍結などによりプレー ト61や保持部材69の移動やリターンスプリング71の撓みが阻害されること がない。従って、冬期や寒冷地などでもアクチュエータ73やクラッチ57は円 滑に作動し、作動不良や作動不能に陥ることはない。
【0025】 こうして、ハブクラッチ1が構成されている。
【0026】 車両が二輪駆動走行するときは、2−4切換機構(前輪側への動力伝達を断続 するクラッチ機構)によりプロペラシャフトを含んだ前輪側の動力伝達系がエン ジン側から切離されると共に各ハブクラッチにより左右の前輪は各車軸から切離 されてフリー回転状態になる。従って、前輪側のデファレンシャル装置とプロペ ラシャフトなどからなる質量の大きい前輪駆動系の連れ回りが防止され、振動や 騒音、燃費の低下、前輪駆動系各部の摩耗などが防止されると共に、車両は後輪 駆動車の走行特性となる。
【0027】 車両が4WD走行するときは、2−4切換機構により前輪駆動系がエンジン側 に連結されると共に、各ハブクラッチにより左右の前輪は各車軸と連結される。 こうして、車両は4WD走行状態となり直進安定性や悪路走破性などが向上する 。
【0028】 このような2−4切換操作は、運転席から手動操作されるか、又は路面条件や 車両の操舵条件に応じて自動操作されるように構成されている。
【0029】 上記のように、車両は冬期や寒冷地でもハブクラッチが正常に作動することに より、耐久性及び燃費の向上効果や振動騒音の防止効果が得られる。
【0030】 なお、流路は溝に限らない。開口の数は任意ではあるが、停止時に幾つかの開 口が重力下方位置に来るように複数個形成することが望ましい。又、開口は流路 を形成できる箇所である限り配置場所は限定されない。カバー37と頂部21と は一体でもよい。
【0031】 操作手段は実施例のような流体アクチュエータに限らず、例えば電動式のもの でもよい。例えば内部の保守点検のためにカバーが設けられることがあり、ハウ ジングの内圧変動からシール41を保護するために開口が設けられることがある 。従って、カバーとハウジングとの合わせ目や開口から水が浸入することがある 。従って、アクチュエータの型式に拘らずこの考案の水の排出機能は有効である 。
【0032】
【考案の効果】
この考案のハブクラッチでは、ハウジングの開口から侵入した水は流路を通っ て下方位置の開口に流れ落ちて外部に排出され、内部に滞留しない。従って、水 の凍結などによる作動不良や作動不能が起らず、冬期や寒冷地でも正常な機能が 保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】カバーを外した状態のハウジング正面図であ
る。
【符号の説明】
3 駆動車軸 17 ハウジング 27 車輪ホイール 57 クラッチ 71 リターンスプリング(操作手段) 73 アクチュエータ(操作手段) 85 開口 91 外周溝(流路)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪ホイール側のハウジングと駆動車軸
    とを連結するクラッチと、このクラッチを断続操作する
    操作手段と、ハウジングに設けられた開口と、開口から
    侵入した液体を重力下方位置の開口へ流下して外部へ排
    出させる流路とを備えたことを特徴とするハブクラッ
    チ。
JP2756591U 1991-04-22 1991-04-22 ハブクラツチ Pending JPH04123719U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2756591U JPH04123719U (ja) 1991-04-22 1991-04-22 ハブクラツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2756591U JPH04123719U (ja) 1991-04-22 1991-04-22 ハブクラツチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04123719U true JPH04123719U (ja) 1992-11-10

Family

ID=31911830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2756591U Pending JPH04123719U (ja) 1991-04-22 1991-04-22 ハブクラツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04123719U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU632694B2 (en) Hub clutch device
KR830002124B1 (ko) 자동차 차동기어 장치의 액슬축 단절장치
US4817752A (en) Automatic free wheeling hub assembly
JPH04106020U (ja) ハブクラツチ
JPH04123719U (ja) ハブクラツチ
JPH04317825A (ja) ハブクラッチ
JPH04122228U (ja) ハブクラツチ
JP2702490B2 (ja) ハブクラッチ
JP2702494B2 (ja) ハブクラッチ
JP2675316B2 (ja) ハブクラッチ
JPH04123720U (ja) ハブクラツチ
JPH0523390Y2 (ja)
JP3025513B2 (ja) ハブクラッチ
JPH04135830U (ja) ハブクラツチ
JPH0316762Y2 (ja)
JPH0999754A (ja) ハブクラッチ装置
KR0143834B1 (ko) 4륜 구동차량의 전륜휠측 회전구동력 자동단속장치
JPH02200532A (ja) ハブクラッチ
JPH0411865Y2 (ja)
JPH0739693Y2 (ja) 建設車両用車軸のエアブリ−ザ装置
JPH09150641A (ja) 四輪駆動車
JP2507018B2 (ja) ハブクラッチ
JP3015322B2 (ja) ハブクラッチ
KR100282880B1 (ko) 4륜 구동차량의 전,후륜 구동력 분배장치
JPH01182133A (ja) ハブクラッチ