JPH0412331Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0412331Y2
JPH0412331Y2 JP1983137650U JP13765083U JPH0412331Y2 JP H0412331 Y2 JPH0412331 Y2 JP H0412331Y2 JP 1983137650 U JP1983137650 U JP 1983137650U JP 13765083 U JP13765083 U JP 13765083U JP H0412331 Y2 JPH0412331 Y2 JP H0412331Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
time
steam
valve
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983137650U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6050304U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13765083U priority Critical patent/JPS6050304U/ja
Publication of JPS6050304U publication Critical patent/JPS6050304U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0412331Y2 publication Critical patent/JPH0412331Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は弁を閉じるときに出力状態の如何に拘
らず、全閉までの時間が常に一定になるようにし
て制御性を向上させた蒸気加熱制御装置に関す
る。
加熱器によつて蒸気を過熱蒸気にするシステム
がある。このようなシステムでは、加熱器がトリ
ツプしたときに加熱器への蒸気流入をコントロー
ルする必要があり、場合によつては自発的に弁を
閉じる場合がある。従来のアナログ機器による計
装では、調節弁側にニードル弁やスピコンを用い
て、シヤツトダウン信号(以下S/D信号とい
う)を受けてから調節弁の全閉時間を設定してい
た。この種のシステムでは、ニードル弁やスピコ
ンを用いているため全閉までの時間の設定が困難
であつた。更に、S/D信号発生時から全閉まで
の変化率が一定であるため、ある出力点以外で
S/Dがかかつた時、設定時間どおりとならな
い。第1図は調節弁(以下単に弁という)が全閉
するまでの変化率特性を示す図である。横軸は時
間、縦軸は蒸気の流量出力を示す。Taは通常運
転期間を、TbはS/D運転期間をそれぞれ示し
ている。P1は例えば定格の70%出力を、P2は30
%出力をそれぞれ示す。このように全閉時間を適
当な値に設定しているのは、急激に弁を閉じて蒸
気流入を止めると加熱器内の配管が空だき状態に
なるし、遅すぎると配管内に多量のドレンが貯ま
るためである。図より明らかなように、P1出力
時に全閉時間T3を合わせると、P3出力時に全閉
時間をT3に合わせることができず必ず短くなつ
てしまう。スピコン等を用いて弁の開閉を行つて
いる限り、このような不具合を避けることができ
なかつた。そして、スピコン等を用いた場合、空
気を動力源として用いるため配管工事を必要と
し、調節弁自体もコスト高となつていた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので
あつて、調節計としてデイジタル式のものを用
い、全閉時間とS/Dがかかつたときの流量出力
が与えられたら、そのときの出力を全閉時間で割
つて下降率を算出し該変化率に応じた制御信号を
弁に与えるようにして、出力の値の如何に拘らず
全閉時間を調節することができる制御性のよい蒸
気加熱制御装置を実現したものである。以下、図
面を参照して本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例を示す構成図であ
る。図において、1は蒸気を通す配管、2は該配
管中に取付けられた流量検出器、3は出力(%)
を設定する出力設定器、4は流量検出器2の出力
を測定値として受ける流量調節計、5は該流量調
節計及び出力設定器3の出力を受けて予め定めら
れた全閉時間で割つて出力変化率を算出する演算
器である。図中破線で囲まれた部分3〜5は、デ
イジタル式のプログラマブル調節計を構成してお
り、例えばマイクロコンピュータが用いられる。
6は演算器5の出力で駆動される調節弁、7は加
熱器である。配管1は加熱器7を通過する間に加
熱され、この結果配管中の蒸気も加熱され過熱蒸
気となる。このように構成された装置の動作を説
明すれば、以下のとおりである。
通常運転状態においては、調節計4の出力は演
算器5をそのまま抜けて調節弁6に与えられる。
この結果、蒸気流量出力は例えば定格出力の70%
(第1図のP1参照)になるように流量制御が行わ
れる。この状態でS/D信号が発生し演算器5に
与えられると、そのときの出力を予め与えられて
いる全閉時間で割つて調節弁の下降変化率を求
め、当該変化率で徐々に減少する制御信号を出力
する。この結果、調節弁6は所定の全閉時間で閉
まることになる。第3図は本考案の変化率特性を
示す図である。第1図に示す従来装置の特性と比
較すると明らかなように、出力の程度の如何に拘
らず全閉時間Tbが一定になつていることがわか
る。配管内にドレンが貯まると、再起動時に過熱
蒸気になるまでの時間がかかる。本考案によれ
ば、加熱器トリツプ時におけるドレンの貯まる量
を少くし、再起動時間の短縮及び省エネ効果を期
待することができる。
上述の説明では、出力の段階の如何に拘らず全
閉時間一定にする場合を説明したが、必ずしも同
じにすることは必要でなく、出力の値に応じて異
なつた全閉時間をもたせるようにすることもでき
る。この場合、出力に応じた全閉時間を演算器5
内部に予め記憶させておく必要がある。最適な全
閉時間を予め設計時に求めておくことは不可能で
あるので、現場で変更できるようにしてしてい
る。この場合、設定器3から入力することができ
る。
以上詳細に説明したように、本考案によれば
S/Dがかかつたときの流量出力を全閉時間で割
つて弁の下降変化率を求める方法をとることによ
り流量出力の値の如何に拘らず全閉時間を同一に
することができ制御性が向上する。また、スピコ
ン等を用いる必要がないので空気配管も不要とな
り配管工事が省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の弁の変化率特性を示す図、
第2図は本考案の一実施例を示す構成図、第3図
は本考案装置の弁の変化率特性を示す図である。 1……配管、2……流量検出器、3……設定
器、4……流量調節計、5……演算器、6……調
節弁、7……加熱器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸気を加熱器によつて過熱蒸気にするシステム
    の蒸気加熱制御装置において、シヤツトダウン信
    号を受けたときにそのときの蒸気流量出力を弁が
    全閉になるまでの時間で割つて下降変化率を求め
    この変化率を用いて弁の全閉時間が常に一定とな
    るように弁の開閉制御を行うようにしたことを特
    徴とする蒸気加熱制御装置。
JP13765083U 1983-09-05 1983-09-05 蒸気加熱制御装置 Granted JPS6050304U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13765083U JPS6050304U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 蒸気加熱制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13765083U JPS6050304U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 蒸気加熱制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6050304U JPS6050304U (ja) 1985-04-09
JPH0412331Y2 true JPH0412331Y2 (ja) 1992-03-25

Family

ID=30309111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13765083U Granted JPS6050304U (ja) 1983-09-05 1983-09-05 蒸気加熱制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6050304U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543332A (en) * 1978-09-21 1980-03-27 Tokyo Shibaura Electric Co Steam pressure controller

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543332A (en) * 1978-09-21 1980-03-27 Tokyo Shibaura Electric Co Steam pressure controller

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6050304U (ja) 1985-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS595864B2 (ja) タ−ビン制御装置用速度監視装置
JPH0412331Y2 (ja)
JPS6019401B2 (ja) 蒸気ボイラの運転システム
JPS5661589A (en) Water-level controller for side stream type condenser
JPS585409A (ja) 変圧運転の加減弁制御方式
JPS6142899Y2 (ja)
JPS6124559B2 (ja)
JPH0368278B2 (ja)
JPS6151645B2 (ja)
JPS5815802B2 (ja) 流量制御装置
JP2523153B2 (ja) 給水加熱器ドレン水位制御装置
JP2557930B2 (ja) 蒸気タービン排気冷却用循環水ポンプ翼開度制御装置
JPS60101407A (ja) 給水制御装置
JPS5793611A (en) Turbine starting controller
JPS60159502A (ja) 蒸気ドラムの水位制御方法
JPH0196403A (ja) タービン加減弁ウォーミング装置
JPS58178105A (ja) 給水制御方式
JPH0118230Y2 (ja)
JPS5916679B2 (ja) 原子炉給水制御装置
JPS634160B2 (ja)
JPS60145486A (ja) ポンプ圧力制御方法
JPH0755257A (ja) 間接加熱型の温水製造装置
JPS5911121B2 (ja) プロセス制御方法
JPS63120880A (ja) 給水ポンプ再循環流量制御装置
JPS602115U (ja) 蒸気温度制御装置