JPH0412327Y2 - - Google Patents

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JPH0412327Y2
JPH0412327Y2 JP1983033206U JP3320683U JPH0412327Y2 JP H0412327 Y2 JPH0412327 Y2 JP H0412327Y2 JP 1983033206 U JP1983033206 U JP 1983033206U JP 3320683 U JP3320683 U JP 3320683U JP H0412327 Y2 JPH0412327 Y2 JP H0412327Y2
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JP
Japan
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combustion gas
water pipe
finned
water
cross
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JP1983033206U
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JPS59139708U (ja
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  • Air Supply (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、熱伝達の効率を図つたフイン付水
管からなる給水予熱器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、フイン付水管からなる給水予熱器におい
ては、図1および図2のように、格子状または千
鳥状配列が多く用いられていた。この場合、フイ
ン2の高さを高くし、伝熱面積を増加させるので
あるが、フイン2の高さを高くすれば、互いの水
管1間の距離が離れて、燃焼ガスの通過面積が増
え、燃焼ガスの通過速度が低下して、熱伝達率を
高くすることができなかつた。図2のように、千
鳥状配列ではフイン付水管3と両側の支持板8と
の間に燃焼ガスの流れ方向に対して交互にフイン
付水管3の設置できない空間ができ、燃焼ガスの
通過流速の低下および伝熱面積が減少する不利が
あつた。
また、図1の場合、燃焼ガスはほぼ直線状に各
水管1間を通過するのであるが、隣り合う水管1
間を通過するときはその流路断面積が縮小し、通
過後はその流路断面積が拡大し、そしてつぎの隣
り合う水管1間を通過するときはその流路断面積
がまた縮小する。すなわち、燃焼ガスは、その流
路断面積が縮小と拡大を繰り返して水管組立体を
通過する。このような場合、その流路断面積が拡
大した部分には燃焼ガスの滞留域が形成され、こ
の滞留域において燃焼ガスに含まれる煤が蓄積
し、この煤が水管1に付着して燃焼ガスの流路を
狭められることになる。このように、燃焼ガスの
流路が狭められると、圧力損失を伴うのみなら
ず、熱伝達率が低下することとなり、燃焼ガスの
供給圧力を強くしなければならない等の問題点が
あつた。この問題点は、図2の場合においてもほ
ぼ同様である。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来技術の問題点は、要するに燃焼
ガスの滞留域が形成されるのを阻止することがで
きず、熱伝達率を高くすることができない点であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、燃焼ガスの滞留域が形成されるの
を阻止するために、燃焼ガスを蛇行状に通過させ
るとともに燃焼ガスの蛇行状流路断面積を実質上
一定にするように働くバツフル棒を配設したこと
を主要な特徴とする。燃焼ガスの蛇行状流路面積
を実質上一定にすることで、燃焼ガスの滞留域の
形成を阻止することができた。
〔実施例〕
この考案を図面に基づいて詳細に説明すると、
図3はこの考案における一実施例の説明図であ
り、図4は図3のA−A断面図である。
水管1の外面に円板状のフイン2を軸方向に多
数枚取り付けたフイン付水管3を2列の格子状に
配列し、この各フイン付水管3の両端を上下の管
寄せ7にそれぞれ連通して水管組立体を構成して
いる。このようにした水管組立体は、燃焼ガス路
4に燃焼ガスの流れ方向に対してほぼ直交した状
態となつている。
フイン付水管3の隣り合う2本の谷間に配設し
た第一バツフル棒5は、フイン付水管3の隣り合
う2本の間を通過する燃焼ガスを蛇行状に通過さ
せ、かつ燃焼ガスの蛇行状流路断面積を実質上一
定にするように働く。したがつて、燃焼ガスは、
蛇行状となつて各フイン付水管3の間を通過し、
その蛇行状流路断面積が縮小または拡大すること
なく、実質上一定した状態で通過する。この第一
バツフル棒5は、断面四角形の棒またはパイプと
し、燃焼ガスの流れに対し、その辺の傾きが斜め
になるように配置されることが望ましい。
前記水管組立体の両側に設けた両支持板8に設
けた第二バツフル棒6は、前述と同様に、この両
支持板8とこの両支持板8側にそれぞれ位置する
フイン付水管3との間を通過する燃焼ガスを蛇行
状に通過させ、かつ燃焼ガスの蛇行状流路断面積
を実質上一定にするように働く。したがつて、燃
焼ガスは、蛇行状となつて支持板8とフイン付水
管3との間を通過し、その蛇行状流路断面積が縮
小または拡大することなく、実質上一定した状態
で通過する。この第二バツフル棒6は、断面三角
形の棒またはパイプとすることが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案において、フイン
付水管の伝熱面を通過する燃焼ガスは、第一バツ
フル棒と第二バツフル棒とによつて蛇行状に偏向
させられ、この偏向流がフインの隙間を通過する
ことになり、燃焼ガスはフインの根元まで充分に
流れる。このため熱伝達率が大幅に向上すること
になる。また、燃焼ガスは、その蛇行状流路断面
積が縮小または拡大することなく、実質上一定し
た状態で通過するものであるから、燃焼ガスの滞
留域が形成されることはなく、燃焼ガスに含まれ
る煤が蓄積し、この煤が燃焼ガスの流路を狭める
こともない。この結果、熱伝達率の低下を防ぐこ
とができるとともに、比較的小さな供給圧力で燃
焼ガスを供給することができる。したがつて、こ
の考案によれば、熱伝達特性にすぐれ、かつ圧力
損失を大巾に減じることのできるフイン付水管に
よる給水予熱器を提供することができ、引いては
より小型の送風機の適用を可能にする等の実用的
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図1および図2は従来のフイン付水管の配列を
示した断面図であり、図3はこの考案の一実施例
の説明図、図4は図3のA−A断面図である。 1……水管、2……フイン、3……フイン付水
管、4……燃焼ガス路、5……第一バツフル棒、
6……第二バツフル棒、7……管寄せ、8……支
持板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水管1の外周に円板状のフイン2を軸方向に多
    数枚取り付けたフイン付水管3を格子状2列に配
    列するとともに、前記各フイン付水管3の両端を
    上下の管寄せ7にそれぞれ連通して水管組立体を
    構成し、該水管組立体を燃焼ガス路4に設けてな
    る給水予熱器において、前記フイン付水管3の隣
    り合う2本の谷間に、前記フイン付水管3の隣り
    合う2本の間で燃焼ガスを蛇行状に通過させると
    ともに該燃焼ガスの蛇行状流路断面積を実質上一
    定にするように働く第一バツフル棒5をそれぞれ
    配設し、さらに前記水管組立体の両側に設けた両
    支持板8に対し、それらと該両支持板8側にそれ
    ぞれ位置する前記フイン付水管3との間で燃焼ガ
    スを蛇行状に通過させるとともに該燃焼ガスの蛇
    行状流路断面積を実質上一定にするように働く第
    二バツフル棒6をそれぞれ取着したことを特徴と
    する給水予熱器。
JP3320683U 1983-03-07 1983-03-07 給水予熱器 Granted JPS59139708U (ja)

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JP3320683U JPS59139708U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 給水予熱器

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JP3320683U JPS59139708U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 給水予熱器

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JPS59139708U JPS59139708U (ja) 1984-09-18
JPH0412327Y2 true JPH0412327Y2 (ja) 1992-03-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5719775B2 (ja) * 1977-07-21 1982-04-24

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034938Y2 (ja) * 1980-06-30 1985-10-17 古河電気工業株式会社 ヒ−トパイプ式熱交換器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5719775B2 (ja) * 1977-07-21 1982-04-24

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JPS59139708U (ja) 1984-09-18

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