JPH04122347U - 容器収納体 - Google Patents

容器収納体

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JPH04122347U
JPH04122347U JP5682691U JP5682691U JPH04122347U JP H04122347 U JPH04122347 U JP H04122347U JP 5682691 U JP5682691 U JP 5682691U JP 5682691 U JP5682691 U JP 5682691U JP H04122347 U JPH04122347 U JP H04122347U
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JP
Japan
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container
shutter
storage body
opening
reagent
Prior art date
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Pending
Application number
JP5682691U
Other languages
English (en)
Inventor
孝一 若竹
Original Assignee
株式会社ニツテク
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 必要なときだけ容器の開口を開け、不要なと
きには自動的に容器の開口を閉じて、容器内に収容され
た液体の蒸発を防止する。 【構成】 複数室R,Rに画成された液収納部を有
し、かつ、各室R,Rの上面に開口a,bが開設さ
れてなる容器Bを収納する容器収納体1を、その天井部
5に上記各開口a,bを閉塞するシャッター30を有す
る蓋体3と、このシャッター30を常態において開口
a,bを閉じる方向に付勢するバネ体40と、から構成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、2室に画成された液収納部を有し、かつ、各室の上面に開口が開 設されてなる容器を収納する試薬容器収納体等に好適な容器収納体に係り、特に 、各室内の液体を吸引する場合にのみ容器の開口を開けることができる容器収納 体に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
例えば、生化学的分析や免疫学的分析を行なう臨床検査装置においては、血清 試料に測定項目に対応する試薬を分注して呈色反応させ、その呈色濃度を光学的 に測定することで、目的項目の定量測定を行なうように構成されているものが殆 どである。そして、このような臨床検査装置においては、近年、反応をより高精 度に行なうため2試薬系のものが汎用されている。
【0003】 ところで、このような臨床検査に用いられる試薬は、反応を均一化するために 一定濃度を保持することがきわめて重要であり、これを保つためには、使用する 場合にのみ、各試薬容器のを開口するのが望ましい。
【0004】 しかしながら、使用の都度、上記試薬容器を開口するのは、非常に煩雑であり 、また、一日に多くの試料を検査しなければならない現状においては、かかる操 作は事実上不可能であることから、実際には、試薬容器は、検査が開始されると 開口されたまま放置されているのが現実であり、その結果、臨床検査を行なう機 器熱や設置場所の熱条件によって、試薬が経時的に蒸発し濃縮されることとなり 、測定精度を均一に保つことが非常に難しい、という問題を有していた。
【0005】 この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするとこ ろは、必要なときだけ容器の開口を開け、不要なときには自動的に容器の開口を 閉じることで、液体の蒸発を有効に防止することができ、その結果、例えば、こ れを自動分析装置に適用した場合には、測定精度の均一化を容易に図ることがで きる容器収納体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案にあっては、複数室に画成された液収納部 を有し、かつ、各室の上面に開口が開設されてなる容器を収納する容器収納体を 、その天井部に上記各開口を閉塞するシャッターを有する蓋体と、このシャッタ ーを常態において開口を閉じる方向に付勢するバネ体と、から構成されてなり、 上記シャッターには、該蓋体がバネ体の付勢力に抗して押圧されたときに、その 開口が上記容器の各開口と連通状態となるように構成されていることを特徴とす るものである。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面に示す一実施例に基き、この考案を詳細に説明する。
【0008】 図1に示すように、この実施例に係る容器収納体1は、直列状に複数個の試薬 容器Bを収容できる大きさに形成されており、断熱効果に優れた材質で断面略凹 状に形成された収納本体2と、この収納本体2の上部開口部に軸4を介して開閉 自在に被蓋された蓋体3と、から構成されている。
【0009】 蓋体3は、平板状に形成された天井部5と、この天井部5の両側後端部から下 方に垂設され上記軸4が軸支される支持片部6と、上記天井部5の前端部から下 方に延設された垂下片部7と、から構成されている。
【0010】 天井部5は、図1乃至図4に示すように、その長手方向に沿って所定間隔毎に 断面逆凹状のシャッター溝11が形成された上板10と、その長手方向に沿って 所定間隔毎に断面凹状のシャッター溝21が形成された下板20と、が組み合わ されて構成されており、これら上板10と下板20との間に形成された空隙内に は、シャッター30が摺動可能に嵌装されている。
【0011】 そして、上記上板10には、図1と図6に示すように、上記天井部5の前端部 から中央部方向に向かって切欠溝12が天井部長手方向に沿って所定間隔毎に開 設されていると共に、これら各切欠溝12と隣接する部位には、上記試薬容器B の各開口a,bと連通するピペット挿入口13,14が開設されている。
【0012】 また、上記上板10の下面部に形成されたシャッター溝11より後方には、図 5と図7に示すように、2条のコイルスプリング嵌装溝15,15が形成されて いる。
【0013】 また、上記下板20には、図8と図9に示すように、前記シャッター溝21が 形成されていると共に、上記上板10に開設されたピペット挿入口13,14と 対向する部位には、ピペット挿入口23,24が開設されており、また、上記下 板20の上面部に形成されたシャッター溝21より後方には、図8と図10に示 すように、2条のコイルスプリング嵌装溝25,25が形成されている。
【0014】 従って、上記のように構成されてなる上板10と下板20とを対向させて固着 した場合には、上板10と下板20との間には、シャッター30がスライド自在 な空隙が天井部長手方向に沿って所定間隔毎に形成されると共に、該シャッター 30を常態において天井部前端部方向へ付勢する2本のコイルスプリング40が 収納される溝が、上記上板10のコイルスプリング嵌装溝15,15と下板20 のコイルスプリング嵌装溝25,25によって天井部長手方向に沿って所定間隔 毎に形成される。
【0015】 一方、上記シャッター30は、図11と図12に示すように、平板部31と、 この平板部31に開設された通孔32と、上記平板部31の前端部一側から立上 り形成された起立片部33と、から構成されている。
【0016】 この起立片部33は、前記上板10の切欠溝12に嵌装され、図1に示すよう に、上記ピペットPと協動する押圧体41によって押圧されるように構成されて いる。尚、この押圧体41は、上記ピペットPと別体に形成することもでき、こ の場合には、上記ピペットPの試薬吸引作動と連動して起立片部33を押圧し、 或は、この押圧状態を解除するように構成することもできる。
【0017】 また、上記平板部31は、シャッター30がコイルスプリング40の付勢力に よって押圧され停止している状態のときには、図2に示すように、上板10のピ ペット挿入口13,14と下板20のピペット挿入口23,24の連通状態を夫 々遮断するように構成されていると共に、該シャッター30が上記押圧体41に よって押圧され、シャッター30の前端部が上記ピペット挿入口13,23を通 り過ぎて該ピペット挿入口13,23を開放したときに、平板部31に開設され た通孔32がピペット挿入口14,24と連通するように構成されている。
【0018】 尚、前記試薬容器Bは、第1試薬が収納される室Rと第2試薬が収納される 室Rとが画成されて構成されており、これら各室R,Rの上面には、収納 試薬を吸引するためのピペットPが挿入されるための前記開口a,bが開設され ている。勿諭、この試薬容器Bの上記開口a,bは、該試薬容器Bが収納体本体 2に収納されたときに、ピペット挿入口13,23及び14,24の真下に位置 するようにセットされる。
【0019】 次に、上記のように構成されてなる容器収納体1の作用について説明する。
【0020】 尚、その前提として、該容器収納体1内は、複数個の試薬容器Bが収納された 状態で、例えば、前記収納体本体2がレール(図示せず)に沿って往復移動可能 に構成され、自動分析装置にセットされた血清試料の測定項目に対応する試薬が 収納されてなる試薬容器Bが前記ピペットPによる試薬吸引位置まで移送される ように構成されているものとする。
【0021】 かかる状態において、測定項目に対応する試薬容器が試薬吸引位置まで移送さ れ停止すると、ピペットPが試薬吸引作動するために第1試薬或は第2試薬が収 容された開口aまたはbの位置まで移動する。このとき、ピペットPには、図1 に示すように、押圧体41が協動するように一体的に取り付けられているため、 該押圧体41が前記上板10の切欠溝12内に入り込んだ後、シャッター30の 起立片部33と当接つつシャッター30をコイルスプリング40の付勢力に抗し て押圧して後退させ、ピペット挿入口13,23を開口させると共に、ピペット 挿入口14,24と通孔32とを連通状態にセットする。
【0022】 この後、ピペットPは、試薬容器Bの室RまたはR内へと下降し、目的の 試薬を吸引して上昇した後、試薬分注位置まで復動する。このピペットPの復動 により、上記シャッター30はコイルスプリング40の付勢力によってピペット 挿入口13,23及び14,24を閉じる方向に自動的に復動するため、必要な ときだけ試薬容器Bの開口a,bが開放され、不必要なときには開口a,bは閉 じられるため、試薬の蒸発による濃縮を有効に、かつ、確実に防止することがで きる。
【0023】 尚、上記実施例では、この考案を自動分析装置の試薬装置に適用した場合を例 にとり説明したが、かかる機構は、液の蒸発防止が必要な各種装置に適用するこ ともできる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る容器収納体によれば、必要なときだけ容 器の開口を開け、不要なときには自動的に容器の開口を閉じるように構成したの で、容器内に収容された液体の蒸発を有効に防止することができ、その結果、例 えば、これを自動分析装置に適用した場合には、試薬等の蒸発による濃縮を確実 に防止することができるので、測定精度の均一化を容易に図ることができる、と いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る容器収納体の構成を
一部切断して示す分解斜視図である。
【図2】同容器収納体のシャッターが閉じている状態を
示す縦断面図である。
【図3】同容器収納体のシャッターが開いている状態を
示す縦断面図である。
【図4】同容器収納体のシャッターが開いている状態を
示す部分平面図である。
【図5】上板の底面図である。
【図6】同上板の右側面図である。
【図7】同上板の左側面図である。
【図8】下板の平面図である。
【図9】同下板の右側面図である。
【図10】同下板の左側面図である。
【図11】シャッターの平面図である。
【図12】同シャッターの右側面図である。
【符号の説明】
1 容器収納体 3 蓋体 5 天井部 30 シャッター 40 バネ体(コイルスプリング) B 容器 R,R 室 a,b 容器の開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数室に画成された液収納部を有し、か
    つ、各室の上面に開口が開設されてなる容器を収納する
    容器収納体であって、該容器収納体は、その天井部に上
    記各開口を閉塞するシャッターを有する蓋体と、このシ
    ャッターを常態において開口を閉じる方向に付勢するバ
    ネ体と、から構成されてなり、上記シャッターには、該
    蓋体がバネ体の付勢力に抗して押圧されたときに、その
    開口が上記容器の各開口と連通状態となるように構成さ
    れていることを特徴とする容器収納体。
JP5682691U 1991-04-19 1991-04-19 容器収納体 Pending JPH04122347U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5682691U JPH04122347U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 容器収納体

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JP5682691U JPH04122347U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 容器収納体

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JPH04122347U true JPH04122347U (ja) 1992-11-02

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ID=31929899

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JP5682691U Pending JPH04122347U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 容器収納体

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