JPH04122008A - 異方性マグネットロールの製造方法 - Google Patents

異方性マグネットロールの製造方法

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JPH04122008A
JPH04122008A JP24296390A JP24296390A JPH04122008A JP H04122008 A JPH04122008 A JP H04122008A JP 24296390 A JP24296390 A JP 24296390A JP 24296390 A JP24296390 A JP 24296390A JP H04122008 A JPH04122008 A JP H04122008A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
injection
magnet roll
molding space
anisotropic magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP24296390A
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English (en)
Inventor
Keitaro Yamashita
恵太郎 山下
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は電子写真や静電記録等において主として現像ロ
ール用として使用するマグネットロール。
特に強磁性粉末と熱可塑性樹脂とを主体とする混練物を
磁場中において射出成形する工程を含む異方性マグネッ
トロールの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、電子写真複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画
像形成装置においては、磁性現像剤の搬送手段として、
非磁性材料からなるスリーブの内部に複数個の磁極を有
する永久磁石部材を同軸的に嵌挿し2両者を相対的に回
転させるように構成したマグネットロールが一般的に使
用されている。
上記マグネットロールには種々の構造のものが−あるが
1例えば実公昭57−9798号公報記載のような、フ
ェライト粉末を磁場中でプレス成形後、焼結して得られ
る長尺の異方性ブロック磁石を軸の周囲に固定して形成
した永久磁石部材を使用するものがある。またハードフ
ェライトからなる中空円筒状永久磁石を軸に固着して形
成した永久磁石部材を使用するもの(例えば特公昭55
−6907号。
同53−47043号公報参照)などがある。しかし前
者においては1組立工数が大であることおよび低温減磁
が起こる等の欠点があり、後者においては磁極間部分に
も磁石材料が存在し、かつ焼結体密度も大(約5 g 
7cm”)であるため7重量が大である等の欠点がある
上記の欠点を解消するために1強磁性材料粉末と熱可塑
性樹脂とを主体とする混練物を、押出成形若しくは射出
成形により2円筒状に成形した後冷却固化し着磁してな
る所謂複合磁石を使用するマグネットロールが提案され
、実用化されている(例えば特開昭56−108207
号、同57−130407.号同57−16450号公
報参照)。
これらの円筒状複合磁石を製造する場合には冷却固化が
完了するまでの間に1強磁性材料粉末の磁化容易軸を着
磁後の磁力線方向と一致させる所謂異方性化の工程が必
要であることは周知である(例えば特開昭51−623
96号公報参照)。
上記の異方性複合磁石を射出成形によって製造する場合
には、一般のプラスチックの場合と同様に原料混練物を
ノズル口からスプルー、ランナーを経て注入口から金型
の成形空間内に射出して成形品を得ている(例えば特開
昭51−21198号、同5121199号公報参照)
。この場合、成形空間内に原料混練物を均一かつ迅速に
注入するため、各種の注入方式が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のようなマグネットロールを構成する異方性円筒状
複合磁石は、長さ/直径が5以上の長尺であるため、原
料混練物を中空円筒状の成形空間内に均一に注入するた
めには、成形空間の外周面に注入口を設けることが有効
であるが、この部分番コは異方性付与のための磁場発生
用磁気回路が設置されているため、上記注入手段は採用
できない。
従って成形空間の端部に注入口を設けざるを得ない。こ
の場合、リング状の注入口とするのが均一注入には最も
有効であるが、離型時における注入口近傍の切断が困難
であるため、多点ピンポイントと称される注入口による
方式が多用されている。
しかしながら、上記注入口の設置位置を充分に考慮しな
いと、成形後着磁した際の磁束密度分布が不均一となっ
たり、所謂磁極捩れのような不都合が発生する。このよ
うな不都合を解消するために1本出願人は既に、成形空
間の端部に設ける注入口を夫々成形空間の周囲に設けた
磁気回路の磁極間に対応する位置に配設するという内容
の提案を行っている(特開昭60−202913号公報
参照)。
このような成形手段によって磁気特性が良好であり、成
形体に割れその他の欠陥のないものが得られることが認
められた。しかしながら、磁極の配役位置が円周方向不
等間隔である場合においては。
注入された混練物が成形空間を進行する間において軸線
と交差する方向に移動し、磁極上を横断する現象があり
、T111化容易軸の配向が乱れるという不都合が発生
することがあることが認められた。
本発明は上記従来技術に存在する問題点を解決し、軸方
向の磁束密度分布が均一であると共に磁化容易軸の配向
の乱れのない高品質の異方性マグネットロールの製造方
法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために9本発明においては。
強磁性粉末と熱可塑性樹脂とを主体とする混練物を、中
空円筒状の成形空間を有すると共に、この成形空間の周
囲に軸方向に延びる複数個の磁極を配設した金型内で射
出成形する工程を含む異方性マグネットロールの製造方
法において、前記成形空間の端部にこの成形空間と略同
心の円周上に複数個の注入口を設けると共に、これらの
注入口を前記成形空間の周囲に配設した磁極間に配設し
かつ夫々の注入口の横断面積を磁極間の中心角と対応す
る値とし、これらの注入口から前記混練物を前記成形空
間内に注入する。という技術的手段を採用した。
本発明において1強磁性粉末としてはBaフェライト若
しくはSrフェライト等のマグネトブランバイト型結晶
構造を有するフェライト粉末を初めとして、、6j!−
Ni−Co系磁石粉末、Fe−Cr−Co系磁石粉末、
希土類コバルト系磁石粉末、希土類鉄磁石粉末等の公知
の磁石粉末を使用できる。
また結合樹脂である熱可塑性樹脂としては1例えばポリ
アミド樹脂、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合
体、エチレンエチルアクリレート共重合体、ポリプロピ
レン等を使用できる。
なお上記原材料の他に、成形性改善のためのステアリン
酸カルシウム等の滑剤を数重量%加えてもよく、更に前
記強磁性粉末のぬれ性を改善するために その表面を有
機ケイ素化合物、有機チタネート化合物で予め処理する
こともできる。前記強磁性粉末の配合量は2強磁性粉末
:熱可塑性樹脂=80〜94:20〜6(重量比)とな
るようにすることが好ましい、すなわち強磁性粉末の配
合量が上記範囲未満であると磁気特性が低下し。
一方その配合量が上記範囲を超えると成形が実質的に困
難となるため不都合である。
次に注入口の配設位置のずれ、若しくは横断面積の誤差
は±20〜30%であれば成形体の磁化容易軸の乱れに
影響を及ぼすことがない。
〔実施例〕
第1図および第2図は各々本発明の実施例における射出
成形用の金型の例を示す要部横断面図および要部縦断面
図である。両図において1はスリーブであり1例えばB
e−Cu合金のような非磁性かつ熱伝導性良好な材料に
より中空円筒状に形成し、成形空間11を形成する。次
に21〜23は夫々磁極部材であり、横断面を矩形状に
形成した永久磁石(添字a)と横断面を台形状に形成し
た磁極(添字b)とからなり、夫々中心角を例えば70
° 90°および200°に配設する。3は外殻材であ
り、軟鉄のような軟磁性材料によって中空円筒状に形成
し、前記磁極部材21〜23の外周に被着する。4はス
ペーサであり、非磁性材料によって形成すると共に、外
殻材3.スリーブlおよび磁極部材21〜23の隙間を
充填する。
次に5.6は各々上蓋および下蓋であり、前記成形空間
11の上下端部に嵌着する。なお上蓋5にはノズルロア
を設けると共に2 このノズルロアと成形空間11との
間に夫々スプルー8.ランナー9および注入口10を設
ける。12は下台、13は突出棒であり、上蓋5と下台
12との間にシャフト14を保持する0次に注入口10
は前記磁極部材21.22間、同22.23問および同
23゜21間に10a、10b、10cの3個を設ける
と共に、これらの横断面積を夫々磁極間の中心角70″
″、90”、200°に略比例した大きさに設定する。
次に平均粒径1μmのBaフェライト粉末7.65kg
にポリアミド樹脂(ナイロン6 )1.35kgを加え
て250℃でニーダによって混練した。この混練物を前
記第1図および第2図に示す金型により射出成形した。
この場合の射出条件は、射出温度270℃、射出圧力9
00 kg/cs+”、射出時間6秒金型温度80℃、
冷却時間70秒であった。また永久磁石21a、22a
、23aには、Br9.Oi+c、  +Hc 10 
koeの希土類永久磁石(日立金属製H−22A)を使
用し、外径18m5.長さ260mm、  シャフト外
径10m−のマグネットロール素材を成形し、冷却後着
磁してマグネットロールとした。なお比較例として、前
記第1図に示す注入口10a、10b、10cを夫々同
一横断面積とした金型により、上記同様のマグネットロ
ールを製造した。これらのマグネットロールの特性を表
に示す。
注(1)Bo:表面磁束密度(スリーブ上)(2)ΔB
o:表面磁表面皮の軸方向のバラツキ(スリーブ上) (3)永久磁石部材の外径:1Bms (4)スリーブの外径=20−園 表から明らかなように9本発明方法によるものは、磁極
のねしれが少ないので軸方向の直線性が極めて良好であ
ると共に、磁化容易軸の配向の乱れのないことが認めら
れる。
本実施例においては、永久磁石部材とシャフトとを一体
成形する例について記述したが、金型内にコアを設けて
、中空円筒状の永久磁石部材を成形する場合においても
作用は同様である。またマグネットロールの円周方向に
3極の磁極を設ける例について記述したが、成形金型内
に配設する磁極部材の数および位置を変更すれば、他の
磁極数および磁極配置のマグネットロールが得られるこ
とは当然である。更に成形用金型としては、永久磁石方
式のみでなく、永久磁石とパルス磁場を使用した方式や
、電磁石方式のものも使用できるが。
設備の小型化および簡略化の点から、永久磁石方式の成
形用金型が最も適当である。
〔発明の効果] 本発明は以上記述のような構成および作用であるから、
軸方向の磁束密度分布が均一、すなわち直線性が極めて
良好であると共に、磁化容易軸の配向の乱れのない高品
質の異方性マグ7ノトロールを安定して製造し得るとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々本発明の実施例における射出
成形用の金型の例を示す要部横断面図および要部縦断面
図である。 10.10a、10b、10c:注入口11:成形空間
、21,22.23:磁極部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  強磁性粉末と熱可塑性樹脂とを主体とする混練物を、
    中空円筒状の成形空間を有すると共に、この成形空間の
    周囲に軸方向に延びる複数個の磁極を配設した金型内で
    射出成形する工程を含む異方性マグネットロールの製造
    方法において、前記成形空間の端部にこの成形空間と略
    同心の円周上に複数個の注入口を設けると共に、これら
    の注入口を前記成形空間の周囲に配設した磁極間に配設
    し、かつ夫々の注入口の横断面積を磁極間の中心角と対
    応する値とし、これらの注入口から前記混練物を前記成
    形空間内に注入することを特徴とする異方性マグネット
    ロールの製造方法。
JP24296390A 1990-09-13 1990-09-13 異方性マグネットロールの製造方法 Pending JPH04122008A (ja)

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