JPH04121719U - イグニツシヨンコイルエアギヤツプ構造 - Google Patents

イグニツシヨンコイルエアギヤツプ構造

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JPH04121719U
JPH04121719U JP3470391U JP3470391U JPH04121719U JP H04121719 U JPH04121719 U JP H04121719U JP 3470391 U JP3470391 U JP 3470391U JP 3470391 U JP3470391 U JP 3470391U JP H04121719 U JPH04121719 U JP H04121719U
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JP
Japan
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cylindrical bobbin
iron core
core
air gap
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Withdrawn
Application number
JP3470391U
Other languages
English (en)
Inventor
政彦 高木
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状ボビン1の内周側に鉄心11が配置さ
れ、外周側に2次コイル5及び1次コイル7が同心に巻
かれ、該鉄心11は、2分割された略U形の分割鉄心1
1a,11bの先端が突き合わされて略O形を成し、一
方の突合部は筒状ボビン1の内周側でスペーサ15を介
して対向し、他方の突合部は筒状ボビンの外周側で溶接
されるイグニッションコイルにおいて、組付時のスペー
サ15の位置合せを容易にする。 【構成】 筒状ボビン1の内周側の壁面25に対し、分
離しやすい状態で樹脂製のスペーサ15を一体成形す
る。この位置は突合部から鉄心挿入側へずらしておく。
分割鉄心11aの先端部12aを筒状ボビン1の内周側
へ押し込むと、スペーサ15を押圧して壁面25から分
離させ、いわば自動的に分割鉄心11a,11bの先端
部12a,12b間に位置合せされて挾持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、イグニッションコイルの構造に関し、特に、イグニッションコイル の1次コイル及び2次コイルの中心に設けられる鉄心のエアギャップ構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
イグニッションコイルは、バッテリーの電圧を変圧してイグニッションに必要 な高電圧を発生させる装置である。すなわち、バッテリーの電圧は6V、12V ,24Vなどの低い電圧であり、この電圧を1次コイル側に導き、この1次コイ ルよりも巻数の多い2次コイルに数十Kvの高電圧を発生させるものである。
【0003】 これら1次コイル及び2次コイルは同心に巻かれ、中心には鉄心が配置される 。この鉄心は棒状のものもあるが、発生する磁力線を強力にするため略O形を成 すものがある。すなわち、2分割された略U形の分割鉄心の先端が突き合わされ て略O形を成すが、一方の突合部は1次コイル及び2次コイルの中心側でスペー サを挾持して対向し、他方の突合部は外側で溶接される。エアギャップを形成す るスペーサは、略O形の鉄心の中を電磁誘導により誘導電流が流れてしまわない ようにするたるのものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、略U形の分割鉄心の先端をスペーサを介して所定の位置で突き 合わせる作業は、スペーサを分割鉄心の端部にうまく位置合せしにくいため、面 倒なものであった。
【0005】 そこで本考案の目的は、スペーサの位置合せが容易になり、これによりイグニ ッションコイルの組付作業も容易に実施できるようにしたイグニッションコイル エアギャップ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために成されたもので、樹脂製の筒状ボビン の内周側に鉄心を配置し、外周側に2次コイルおよび1次コイルを同心に巻き、 前記鉄心は2分割された略U字形の分割鉄心の先端部が突き合わされて略O形を 成し、該突合部の一方は筒状ボビンの外周側で溶接され、他方はエアギャップと なるスペーサを挾持して筒状ボビンの内周側で対向しているイグニッションコイ ルにおいて、前記スペーサを筒状ボビンの内周側壁面に突合部からの位置をずら して分離しやすい状態で一体成形しておき、前記鉄心を筒状ボビンの内周に挿入 して組立てる時、前記鉄心の先端で突き破って分離せしめた前記スペーサを鉄心 間に挾持してエギャップを形成したことを特徴とするイグニッションコイルエア ギャップ構造である。
【0007】
【作用】
組付けをおこなうため、略U形の分割鉄心の先端部を筒状ボビンの内周側で突 き進める際に、突合部に達する前に先端部がスペーサに当接して押圧することに なる。この力は、筒状ボビンに一体成形されているスペーサを壁面から分離させ るせん断力として作用する。このせん断力を受けて鉄心の先端部に突き破られ分 離が行われた直後に、スペーサは突合部に位置決めされている他方の鉄心の先端 部との間に挾持される。従って、いわば自動的に、スペーサが分割鉄心の先端部 に位置合せされて挾持されることになる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。筒状ボビン1は樹脂 製であり、軸方向の両端にフランジ3を有する。筒状ボビン1の外周側には、2 次コイル5及び1次コイル7が絶縁材9を介して同心に巻かれる。2次コイル5 は、例えば直径が0.05〜0.08mm程度の銅線を約15,000〜30,00 0回巻いたものである。この2次コイルには数十Kv程度の高電圧が発生するた め、この高電圧に耐える絶縁が施される。1次コイル7は、例えば径が0.5〜 1.3mm程度の銅線を約200〜350回巻いたものである。この一次コイル には、例えば自動車のバッテリーの電圧が導かれる。筒状ボビン1の内周側には 、鉄心11が配置され強力な磁力線が発生する。これにより、2次コイル5に高 い電圧が発生するようにしている。この鉄心11は略O形を成している。すなわ ち、2分割された略U形を成している。すなわち、2分割された略U形の分割鉄 心11a,11bの両先端が突き合わされている。一方の突合部13は筒状ボビ ン1の内周側に挿入され、スペーサ15を挾持して対向している(図3)。他方 の突合部17は、筒状ボビン1の外周部で溶接され、溶接部19を形成している 。このように中心に鉄心11が配置された2次コイル5及び1次コイル7には、 樹脂モールド21(図2)を形成して絶縁が施される。
【0009】 さて、前記スペーサ15は、イグニッションコイルの組付前においては、筒状 ボビン1の内周側の壁面に対し、図1(b)に示すように、4ケ所の細いつなぎ 部23によりつながれた状態で樹脂によって円筒状ボビンと一体に成形される。 これにより、スペーサ15は軸方向に強い力を受けると壁面25から分離しやす い状態となる。このスペーサ15を一体成形する位置は、前記鉄心11の内周側 の突合部13から鉄心挿入方向へ少しずれた位置(図中上側にずれている)にな っている(図1(a))。なお、端子27,29はフランジ3の孔31を介して 取付けられ、プラグ33付きのコード35に接続される。なおまた、つなぎ部2 3は適宜その数を変更しうるものである。
【0010】 以下本実施例における鉄心11の組付作業について説明する。図1(a)に示 すように、外周側に2次コイル5及び1次コイル7が巻かれた筒状ボビン1に対 し、分割鉄心11a,11bの先端部のうち、各々一方の端部12a,12bが 内周側に挿入される。この挿入において、一方の分割鉄心11bを所定の突合部 13に位置決めしておくのが好ましく、また、図中上側の分割鉄心11aの先端 部12aは、筒状ボビン1の内周側を突き進むうち、突合部13(図3参照)に 達する前にスペーサ15に当接して押すことになり、スペーサ15はつなぎ部2 3が破れ壁面25から分離する。この分離により、スペーサ15は分割鉄心11 a,11bの先端部12a,12bに、平行に位置合せが成される。これにより 、筒状ボビン1の内周側において、分割鉄心11a,11bの突合部13は、ス ペーサ15を挾持して対向することになる。筒状ボビン1の外側に位置する他方 の突合部17は、溶接19が行われる。これにより略O形の鉄心11が形成され る。そして、外側の突合部17がしっかりと突き合わされ溶接されることにより 、内側の突合部13はスペーサ15によって形成されるエアギャップの位置及び 寸法が正確に保たれる。このようにエアギャップとして機能するスペーサ15が 存在することにより、鉄心11に強力な磁力線が発生しても、鉄心11の中を電 磁誘導による誘導電流が発生してしまわないようにすることができる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のイグニッションコイルエアギャップ構造によれ ば、分割鉄心の先端部が円筒状ボビンの内周側を突き進み突き合わせの位置に達 する前に、一方の分割鉄心の先端部がスペーサを押して壁面から分離させ、いわ ば自動的にスペーサが分割鉄心の先端部間に位置合せされるので、イグニッショ ンコイルの組付けが容易になる。
【0012】 また、このスペーサは樹脂製の円筒状ボビンと一体に形成されたものであり、 従来のような別体のスペーサを用意する必要がなくなり、部品点数を低減するこ とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施例に係るイグニッショ
ンコイルの組付状態を示す縦断面図であり、(b)は
(a)筒状ボビンの平面図である。
【図2】図1のイグニッションコイルの組付後の外観側
面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【符号の説明】
1 筒状ボビン 3 フランジ 5 2次コイル 7 1次コイル 9 絶縁材 11 鉄心 11a,11b 分割鉄心 12a,12b 先端部 13,17 突合部 15 スペーサ(エアギャップ) 19 溶接部 21 樹脂モールド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製の筒状ボビンの内周側に鉄心を配置
    し、外周側に2次コイルおよび1次コイルを同心に巻
    き、前記鉄心は2分割された略U字形の分割鉄心の先端
    部が突き合わされて略O形を成し、該突合部の一方は筒
    状ボビンの外周側で溶接され、他方はエアギャップとな
    るスペーサを挾持して筒状ボビンの内周側で対向してい
    るイグニッションコイルにおいて、前記スペーサを筒状
    ボビンの内周側壁面に突合部からの位置をずらして分離
    しやすい状態で一体成形しておき、前記鉄心を筒状ボビ
    ンの内周に挿入して組立てる時、前記鉄心の先端で突き
    破って分離せしめた前記スペーサを鉄心間に挾持してエ
    ギャップを形成したことを特徴とするイグニッションコ
    イルエアギャップ構造。
JP3470391U 1991-04-17 1991-04-17 イグニツシヨンコイルエアギヤツプ構造 Withdrawn JPH04121719U (ja)

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JP3470391U JPH04121719U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 イグニツシヨンコイルエアギヤツプ構造

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JP3470391U JPH04121719U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 イグニツシヨンコイルエアギヤツプ構造

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JPH04121719U true JPH04121719U (ja) 1992-10-30

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JP3470391U Withdrawn JPH04121719U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 イグニツシヨンコイルエアギヤツプ構造

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JP (1) JPH04121719U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014027087A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Keihin Corp リアクトル装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713