JPH04121626A - 分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置 - Google Patents

分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置

Info

Publication number
JPH04121626A
JPH04121626A JP24516090A JP24516090A JPH04121626A JP H04121626 A JPH04121626 A JP H04121626A JP 24516090 A JP24516090 A JP 24516090A JP 24516090 A JP24516090 A JP 24516090A JP H04121626 A JPH04121626 A JP H04121626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
values
value
tristimulus values
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24516090A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Kumazawa
熊澤 達郎
Yoshimitsu Ishii
石井 善満
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUYOUBOU ENG KK
Original Assignee
TOUYOUBOU ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOUYOUBOU ENG KK filed Critical TOUYOUBOU ENG KK
Priority to JP24516090A priority Critical patent/JPH04121626A/ja
Publication of JPH04121626A publication Critical patent/JPH04121626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は物体等の色を測定するための分光測色装置お
よびこの分光測色装置の調整装置に関し、特に、基準と
なる分光測色装置による測定データと高い相関関係を有
する測定データを得ることができる分光測色装置および
、この分光測色装置の測定特性を調整するための分光測
色装置の調整装置に関する。
[従来の技術] 従来、布、紙、綿などの色の測定は、分光測色装置によ
りXYZ系の色の三刺激値を求めることにより行なわれ
ている。このXYz系の三刺激値については、たとえば
JIS  28701に指定されている。得られた三刺
激値を所定の変換式により変換することにより、色相、
明度、彩度の色の三属性表示(HVC) 、あるいはL
”aゝb*表色系による表現を得ることができる。
第18図は従来のこの種の装置の一例の分光lpj色装
置の模式的ブロック図である。第18図を参照して、こ
の分光測色装置は、測定対象物に所定の基準光を照射し
、測定対象物から反射してくる光を分光することにより
、測定対象物の可視光線域の波長毎の反射率を得、所定
の演算を施してXYZ系の三刺激値を出力するための分
光光度計52と、分光光度計52から得られたXYZ系
の三刺激値に所定の演算を施して、HVCSL”a”b
率表色系の値に変換して色を表現するためのコンピュー
タ54とを含む。
分光光度:+52は、測定対象物57を保持するための
測定試料ホルダー56を有し、所定の光源からの光をそ
の内部で拡散させ、所定の基準光を作り出して測定試料
ホルダー56にセットされた測定対象物57に照射する
ための積分球94と、測定試料ホルダー56にセットさ
れた測定対象物57から反射してくる光のみを積分球9
4の外部に導くための受光範囲規制f?i58と、受光
範囲規制筒58の他端に設けられ、測定対象物57から
の反射光を分光し、たとえば可視波長領域を16分割し
てそれぞれにつき分光エネルギを表わす分光スペクトル
信号を出力するための分光器60と、分光器60から出
力されるアナログの分光スペクトル信号をディジタル変
換するためのA/D変換器62と、積分球94内部の光
を受けるように設けられ、センサ71により積分球94
中で拡散している光を検知し、電気信号に変換して出力
するための拡散光検知器70と、積分球94内部に設け
られたキセノン光源66と、キセノン光源66から発せ
られる光線の色温度を所定の色温度に調整するための色
温度フィルタ68と、キセノン光源66を瞬間的に閃光
させるためのフラッシュ電源64と、A/D変換器62
、拡散光検知器70、フラッシュ電源64に接続され、
これら各回路をコントロールするためのコントロール回
路72と、コントロール回路72からディジタル化され
た分光スペクトル信号を受取り所定の演算を施してXY
Z系三刺激値を求め、コンピュータ54に対して送信す
るためのマイクロコンピュータ74とを含む。
分光器60は、受光範囲規制筒58の端部に設けられ、
測定対象物からの反射光を集光するための集光レンズ8
2と、集光レンズ82の焦点位置に設けられた入射スリ
ット84と、入射スリット84を通過した光線を平行光
線にするためのコリメイトレンズ86と、コリメイトレ
ンズ86によって平行光線にされた光の光路中に設けら
れ、この光線を分光するための反射型回折格子88と、
反射型回折格子88によって分光された光線を集光する
ためのインチグレイティングレンズ9oと、インチグレ
イティングレンズ9oにより集光された光線が結像する
面上に配置され、16個のセンサによって、可視波長領
域を16分割し、各領域について分光エネルギを検出し
アナログ信号に変換して出力するための並列受光素子9
2とを含む。
コンピュータ54は、マイクロコンピュータ74に接続
され、マイクロコンピュータ74からディジタル化され
たXYZ系の三刺激値および分光スペクトル分布値を受
取り、これをデータ処理してHVC系、L亭a*b*表
色系の数値などに変換して出力するためのCPU76と
、CPU76に接続され、データを表示したり、あるい
はスペクトル分布図を表示するためのCRT78と、C
PU76に接続され、操作員が分光測色装置に対し操作
を指示したり、必要なデータを設定したりするためのキ
ーボード80とを含む。コンピュータ54には、プリン
タが接続されることも多い。
従来の分光測色装置は以下のように動作する。
操作者は、測定対象物をaPj定試料ホルダー56にセ
ットする。操作者がキーボード80によって測定開始を
指示することにより、分光光度計52が以下のように動
作する。コントロール回路72はフラッシュ電源64を
操作し、キセノン光源66を瞬間的に閃光させる。キセ
ノン光源66から発せられた光線は色温度フィルタ68
によって所定の色温度に補正され、積分球94中に拡散
する。
拡散光検知器70は積分球94中に拡散した光を受光し
、コントロール回路72に出力する。
積分球94中に拡散した光の一部は1TFI定対象上に
おいて反射され、受光範囲規制筒58中に進入する。こ
の光は集光レンズ82によって入射スリット84のスリ
ット部分に集光される。入射スリット84は、集光レン
ズ82により集光された光の一部を透過させ、コリメイ
トレンズ86に与える。コリメイトレンズ86はこの光
線を平行光線に直し、反射型回折格子88上に入射させ
る。
反射型回折格子88は入射光を各波長ごとに異なる反射
角度で反射することによって分光し、インチグレイティ
ングレンズ90に入射させる。インチグレイティングレ
ンズ90は、入射光を並列受光素子92の受光面上に集
光する。これにより、測定対象によって反射された光は
、波長ごとに分光され、対応受光素子上に集光する。
並列受光素子92は、16個のセンサによって、可視波
長領域を16分割しそれぞれの受光素子に入射した光の
強度に応じた電流をA/D変換器62に与える。A/D
変換器62は二のアナログ信号をディジタル変換し、コ
ントロール回路72に与える。
コントロール回路72は拡散光検知器70から入力され
る信号を演算処理することにより、照明光の光量の変動
を検知する。コントロール回路72はこの変動を補償す
るように、A/D変換器62から入力される受光信号(
スペクトル分布信号)を演算処理しマイクロコンピュー
タ74に与える。
マイクロコンピュータ74は、所定の演算を行なうこと
により測定対象のXYZ系の三刺激値を求め、スペクト
ル分布値とともにコンピュータ54に与える。
コンピュータ54はマイクロコンピュータ74から与え
られるXYZ系の三刺激値に基づき、所定の演算式にし
たがってHVC表色系、L*a*b本表色系での表現な
どに変換し、CRT78上に表示する。
しかしながら、上述の従来の分光測色装置には、以下の
問題点があった。従来の装置においては、測定に積分球
を用いている。そのため、n1定対象としては積分球に
設けられた測定試料ホルダーに取付は可能なもの、もし
くは測定試料ホルダーを接触させることができるものに
限られていた。したがって、測定可能領域は径8〜20
mmと狭かった。その上、測定対象面全体を平均した測
光値しか得られないという問題点もある。
これに対し、入射光をたとえばダイクロイックミラーで
分光し、RGBの各色成分につき電荷結合素子(CCD
)を用いて受光電流を得てRGB系の三刺激値を求め、
これを一定の数式にしたがって他のたとえばXYZ系、
LIa*b率系表色値、HVC系表色値に変換する分光
測色装置も最近提案されている。
CCDは画素20万〜40万を有し、各画素単位でデー
タを得ることができる。したがって、CCDを用いた分
光測色装置においては、測定対象領域を自由に設定でき
るという利点を有する。さらに、非接触で、高速に、か
つ簡便に領域内の全要素について三刺激値を得ることが
できる。制御も容易なため、CCDを用いた分光測色装
置はインライン化することが容易にでき、これが実用化
されれば工業上その応用範囲は広いと思われる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、CCDを用いた分光測色装置にはさらに
以下の問題点がある。それは、分光のためのミラーやC
CDの特性により、得られる三刺激値が従来の装置によ
り得られたものと食違うということである。従来装置に
おいては、測定可能な対象が限られているとはいうもの
の、その測定値自体は広く受入れられている。したがっ
て、CODを用いた装置であっても従来装置により得ら
れたものと相関性の高い測定特性を有することが望まし
い。
したがって、この発明の目的は、受光手段などの特性の
相違にかかわらず、基準となる分光測色装置の測定値と
極めて相関性の高い測定値を得ることができる分光測色
装置、およびそのような分光測色装置の測定特性を、基
準となる分光測色装置のそれと極めて相関性が高くなる
ように調整することができる、分光測色装置の調整装置
を提供することである。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の発明に係る分光測色装置は、測定対象
からの入射光を分光し、分光エネルギの分布を検知して
入射光の三刺激値に変換して出力するための分光手段と
、予め定める基準測定対象について分光手段により測定
された三刺激値と、基準測定対象について予め準備され
た基準三刺激値との間の多重回帰を含む過程により定め
られた関数関係に従って、測定対象について分光手段に
より測定された三刺激値を補正するための補正手段と、
関数関係を記憶するための記憶手段とを含む。
請求項2に記載の発明に係る分光測色装置の調整装置は
、測定対象からの入射光を分光し、分光エネルギの分布
を検知して入射光の三刺激値に変換して出力するための
分光手段と、三刺激値相互の間の予め定める関数関係に
従って各三刺激値を補正するための補正手段と、関数関
係を記憶するための記憶手段とを含む分光測色装置の測
光特性を調整するための装置である。この調整装置は、
予め定める第1および第2の基準測定対象を含む複数個
の基準測定対象の各々について、基準三刺激値を準備す
る手段と、基準測定対象の各々について、調整対象とな
る分光測色装置の分光手段によりn1定された三刺激値
を得る手段と、第1および第2の基準測定対象の各々に
ついて測定された三刺激値の各々が、第1および第2の
基準測定対象の各々についての、対応する基準三刺激値
と実質的に等しくなるような線形変換を定め、測定され
た三刺激値を線形変換に従って変換することにより較正
するための較正手段と、較正された三刺激値と、準備さ
れた基準三刺激値との相関を表わす実験式を、三刺激値
の間の多重回帰により推定するための多重回帰手段と、
較正手段により定められた線形変換および多重回帰手段
により推定された実験式とにより定められる関数関係を
記憶手段に書込むための手段とを含む。
[作用] 請求項1に記載の発明に係る分光測色装置においては、
分光手段により得られた入射光の刺激値は、基準測定対
象についての基準値と、測定値とによる多重回帰を含む
過程により定められる関数関係により補正される。多重
回帰を含む過程により定められた関数関係を用いること
により、この分光測色装置の測定特性を、基準測定対象
についての基準値を得た基準となる分光測色装置の測定
特性と極めて高い相関を有するようにすることができる
請求項2に記載の発明に係る分光測色装置の調整装置は
、調整対象の分光測色装置の分光手段により基準測定対
象を測定することにより得られた三刺激値と、予め準備
された基準三刺激値との間において、多重回帰を含む推
定過程を行なう。この過程により、測定された三刺激値
に基づいて、基準三刺激値を高い精度で推定することが
できる関数関係が得られる。この関数関係を分光測色装
置の記憶手段に書込むことにより、分光測色装置による
測定値は、基準三刺激値を作成した基準の分光測色装置
と高い相関性を有することになる。
[実施例] 第3図は、この発明に係る分光測色装置のブロック図で
ある。第3図を参照して、この分光測色装置は、測定対
象物から入射する光を分光することにより三刺激値を得
るためのCCDを用いた、分光カメラ10と、分光カメ
ラ10から入力される三刺激値に所定の演算処理を行な
うことにより、xyz系の三刺激値、L*a*b*表色
系、 HVC表色系の色表示値などを求めるためのデー
タ処理用コンピュータ26と、データ処理用コンピュー
タ26から出力されるディジタルのRGB信号をアナロ
グ変換するためのD/A変換器28R128G、28B
と、D/A変換器28R,28G。
28Bから入力されるアナログのRGB信号に基づいて
、分光カメラ10の測定対象の色を画面上に再現するた
めのデイスプレィ30とを含む。
データ処理用コンピュータ26にはさらに、操作用のC
RT32. キーボード34と、プリンタ36とが接続
されている。
分光カメラ10は、測定対象からの入射光を集光して所
定の結像面上に結像させるためのレンズ系12と、レン
ズ系12により集光された入射光をB、G、Hの3色の
光に分光するためのダイクロイックミラー14と、ダイ
クロイックミラーによって分光されたB、G、R光の光
路上に設けられ、B、G、R光を受光して画像信号に変
換するためのCCD16B、16G、16Rと、CCD
16B、16G、16Rの出力に入力がそれぞれ接続さ
れ、CCD16B、16G、16Rの出力するアナログ
信号をディジタル変換するためのA/D変換器18B、
18G、18Rと、A/D変換器18B、18G、18
Rの出力するディジタル信号を一画面分記録するための
画像メモリ20B、20G、2ORと、画像メモリ20
B、、20G、2ORに記録された画像信号に基づき、
所定の演算を行なうことによりROB系の三刺激値を得
るためのマイクロコンピュータ22と、マイクロコンピ
ュータ22に接続され、マイクロコンピュータ22にお
いて行なわれる補正のための関数に関するデータが格納
された記憶装置24とを含む。
記憶装置は、ROM等の不揮発性のものであればよい。
あるいは、RAMに電源バックアップを設けたものでも
よい。さらに、ディスクドライバにより、フロッピーデ
ィスク等を利用してもよい。
マイクロコンピュータ22は得られた三刺激値をデータ
処理用コンピュータ26に与えるとともに、データ処理
用コンピュータ26を介して操作者の操作に応じて動作
する。
第3図を参照して、この発明に係る分光測色装置は以下
のように動作する。この装置は、マイクロコンピュータ
22において行なわれるデータの補正式を決定するため
の調整モードと、決定された補正式に基づいて測定対象
の三刺激値を測定する測定モードの2つのモードを有す
る。このモードの選択はデータ処理用コンピュータ26
のキーボード34を介して操作員によりマイクロコンピ
ュータ22に通知される。
今、1N−1定モードが選択されたものとする。このと
き、この分光測色装置は以下のように動作する。
レンズ系12は測定対象からの入射光をダイクロイック
ミラー14上に集光させる。ダイクロイックミラー14
は測定対象からの入射光をB、G。
Rの3つの色の光に分光し、CCD16B、16G、1
6Rの受光面に入射させる。
CCD16B、16G、16Rは、その各画素の受光素
子に蓄積された、入射光に応じた電荷を順次A/D変換
器18B、18G、18Rにそれぞれ与える。A/D変
換器18B、18G、18Rによってディジタル変換さ
れた測定値は画像メモリ20B、20C;、2ORにそ
れぞれ各画素の配列に応じた配列形式で格納される。
マイクロコンピュータ22は画像メモリ20B。
20G、2ORの、対応する画素のデータを順次読出し
ていき、記憶装置24に格納された補正式に従ってこれ
らB、G、Rの値を計算し直し、データ処理用コンピュ
ータ26に与える。
データ処理用コンピュータ26は入力されたRlG、B
の値に所定の演算を行なうことにより、XYz系の三刺
激値、’1.*a*b*表色系、HVC表色系の値を求
める。このデータはデータ処理用コンピュータ26から
外部にディジタルデータとして与えられ利用される。デ
ータ処理用コンピュータ26はまた、RGBの信号をデ
イスプレィ30に与え、入射光により表わされる色をデ
イスプレィ30上に再現する。このように視見的に表現
することにより、色成分の変化を目で見て確認すること
ができる。
また、ときには標準板により測色装置を補正して、測定
環境の標準化を行ない、精度の向上を計ることもできる
調整モードが選択されたときには、分光11色装置は以
下のように動作する。まず、従来の分光11?1光装置
により標準黒板および標準白板についてのXYzの三刺
激値が測定される。、l測定データは入力装置を介して
データ処理用コンピュータ26に与えられる。
同じ標準黒板についてのRGBの値が、通常の測定方法
により測定される。この場合、マイクロコンピュータ2
2は測定データを補正することをせず、補正前のデータ
をそのまま出力する。同様に白板についてもRGB値が
マイクロコンピュータ22より出力される。
コンピュータ26は、従来の装置により測定された標準
黒板および標準白板のXYz系の三刺激値から、RGB
値を次式により求める。
R−(0,580264*X−0,162124*Y−
0,08787*Z)*2.5510.30374 G−(X−0,179946*Z−0,607*RI2
.55)$2.5570 、162124B−(Z−0
,066零〇/2.55)*2.55/1.117・・
・ (1) コンピュータ26はさらに、この発明に係る分光測色装
置により測定された標準黒板および標準白板のRGB値
が、従来の装置により算出されたRGB値とほぼ一致す
るように、測定されたRGB値を線形変換する式を定め
る。
次に、複数(〜100個)の標準カラーについて、本発
明に係る分光測色装置によりRGB値が測定される。測
定データは線形変換式によって変換された後、コンピュ
ータ26に順次蓄積される。
同じ標準カラーについて、従来の分光測色装置によって
得た基準測定RGBIが、キーボード34によりデータ
処理用コンピュータ26に与えられる。
コンピュータ26はさらに、線形変換された後の測定R
GB値と、基準測定RGB値との関数関係を近似する変
換式として、多項式または特定の型の関数を定める。多
項式の例としては1次あるいは3次関数がある。特定の
型の関数としては次のようなものがある。
Re−A ((R+α)/ (A+a)l  r−(2
)ただし、式(2)はR値を例としたものであって、R
eは変換後のR値、Rは線形変換された後のR値、Aは
従来の分光測色装置により測定されたR値、α、γは標
準の白板、黒板のR値および推定の直線性に応じて定め
られる定数である。式(2)を以後「指数式」と呼ぶこ
とにする。
コンピュータ26は、多項式または指数式により測定R
GB値を変換する。これにより、たとえば変換後のR値
をX軸、基準R値をy軸にとってプロットしていくと、
はぼ直線y−xに沿って分布した散布図を得ることがで
きる。
さらにコンピュータ26は、変換後のRGB値と基準測
定RGB値との三重回帰式を求める。コンピュータ26
は、求められた三重回帰式に従って、RGB値をさらに
変換する。
コンピュータ26はこの後、以下の手順に従って、三重
回帰式による変換後のRGB値と基準RGB値との色差
ΔEを求める。
(1) まず以下の式(3)によって、RGB値をXY
z値に変換する。
X−0,607本R/2.55+0.174本G72.
55+0.201零B/2.55Y−0,299本R/
2.55+0.587零G/2.55+O,114*B
/2.55Z−0,08[1本〇72.55+1.l1
7本B/2.65・・・(3) (2) さらに、以下の式(4)によって、XYz値を
XP、YP、ZPI:変換する。
X/98.2 >0.008856(7)時XP−(X
/9g、2 )’/3Xノ98.2≦0.00885[
’)時XP−7,787*(X/98.2)+18/1
16Y/100  )0.008856ノ時YP−(X
/100)1/3Y/100 ≦0.008856の時
YP−7,787*(Y/100)+16/116Z/
118J >0.008850 ノ時ZP−(Z/11
8.3)’ハZ/11g、3 ≦0.0088513の
時ZP−7,787*(Z/118.3)+1[i/1
16・・・ (4) (3) さらに、以下の式(5)によって、L本al′
kb車を求める。
L ”−116*YP−116 a 車−500本(xp−yp) b ”−2001(YP−ZP)         ・
(5)(4) 最終的に色差ΔEは次の式により導かれ
る。
ΔE−[(ΔLwl)2+(Δa率)2 +(Δb車)
 2 ]  1/2          ・・・ (6
)なお、式(6)において、ΔL*、Δa*、Δb率は
2つの色刺激の間の座標り車、a率、b率の差を表わす
上述のようにして色差ΔEを求めた後、色差ΔEが4以
下であるかどうかが判断される。色差ΔE≦4以下であ
れば基準RGB値と補正後のRGB値とは高い精度で一
致していると言える。
色差ΔEが4以下であれば、以上の過程により定められ
た線形変換式、多項式または指数式、三重回帰式を記憶
装置24に書込む。この書込みは、記憶装置24がRO
MのときにはROMライタによって行なわれる。RAM
やフロッピーディスク等のときには、コンピュータ26
によって行なわれる。
これにより、次回の測定のときには、この記憶装置24
に書込まれた補正式に従ってn1定ROB値が補正され
る。標準カラーについて精度よくデータが得られれば、
他のカラーについても同様の精度が得られると考えられ
る。したがって、従来の分光測色装置による測定データ
と高い相関関係を有する測定データを得ることができる
第1図、第2図は、コンピュータ26において、補正式
の決定時に実行されるプログラムのフローチャートであ
る。第1図を参照して、プログラム開始後ステップ50
01において、白黒較正を行なうか否かが判断される。
白黒較正とは、従来装置により測定された標準白板およ
び黒板のRGB値と、本発明に係る分光測色装置におい
て測定された標準白板および黒板のRGB値とをほぼ等
しい値に設定することを言う。白黒較正をするか否かの
指定は、キーボード34などの入力手段により、操作者
がデータ処理用コンピュータ26に与え、データ処理用
コンピュータ26がマイクロコンピュータ22にその旨
の情報を与える。
ステップ5001における判断の答えがYESであれば
制御は5002に進み、前述の白板および黒板による較
正処理が行われ、その後制御はステップ8003に進む
。ステップ5001における判断の答えがNOであれば
ステップ5002の処理は省略され、制御は直接ステッ
プ8003に進む。
ステップ8003においては、標準カラー板のRGB値
が測定される。ステップ5004において、標準カラー
板のRGB値の測定が所定個数行なわれたか否かが判断
される。答えがNoであれば制御は5OO3に戻る。ス
テップ5OO3,5004により、所定個数の互いに異
なる標準カラー板について、RGB値の測定が行なわれ
る。
続いてステップ5005においては、ステップ5OO3
,5OO4において測定された標準カラーについて、従
来の分光測色装置により測定された標準RGB値がキー
ボード34から入力される。
ステップ5006においては、+1?J定されたRGB
値および標準RGB値の散布図を直線に変換するための
実験式が推定される。この実験式は、前述のように多項
式または指数式である。
ステップ5007においては、ステップso。
6において推定された実験式に従って測定RGB値がま
ず変換される。さらに、変換後の測定RGB値と標準R
GB値の散布図について、三重回帰式の回帰係数が推定
される。この後、推定された三重回帰式によって測定R
GB値が補正される。
ステップ8008においては、補正されたRGB値に基
づいて、式(3)〜式(6)によりΔEが計算される。
ステップ5009においては、計算された色差ΔEが4
より小であるかどうかが判断される。この判断の答えが
YESであれば制御はステップ5010に進み、さもな
ければ制御はステップ5006に戻る。
制御がステップ5006に戻った場合、直線変換の実験
式、三重回帰式の回帰係数が別のものに取られ、再びス
テップ5006〜ステツプ5009の処理が繰返される
ステップ5010に制御が進んだ場合には、所望の変換
式を得ることができたわけであるから、記憶装置24に
この補正式が書込まれる。その後プログラムは終了する
第2図は、ステップ5OO2において行なわれる白板・
黒板較正処理のフローチャートである。
ステップ5101において、標準白板のRGBIが本発
明に係る分光測色装置によりn1定される。
ステップ5102において、同じく標準黒板のRGB値
が測定される。
ステップ5103において、従来の分光測色装置により
測定された標準白板および標準黒板のRGB値がキーボ
ード34によりコンピュータ26とマイクロコンピュー
タ22に与えられる。
ステップ5104において、本発明に係る分光測色装置
によって測定された白板RGB値および黒板RGB値と
、従来の分光測色装置により測定された白板RGB値と
黒板RGB値とがほぼ一致するように、本発明に係る分
光測色装置によって測定された白板RGB値と黒板RG
B値とを線形変換する式が定められる。この式により、
白黒較正が行なわれることになる。
この白黒較正の処理は分光111色装置の初期調整のと
きのみでな(、その後随時行なうことができる。これに
より、たとえば温度、湿度などの測定条件の変化による
測定誤差を可能な限り小さくすることができる。
サンプル測定は以下のように行なわれる。第2A図を参
照して、ステップ5201において、白板、黒板較正処
理が選択されたか否かが判断される。答えがYESであ
れば制御はステップ5202に進み、さもなければ制御
はステップ5204に進む。
ステップ5202においては前述の白黒板較正処理が行
なわれる。ステップ8203においては、較正式の決定
がされ記憶装置24に書込まれる。
ステップ5204においては、測定対象が分光測色され
、CCDからのRGB値が入力される。
ステップ5205においては、調整時および白黒較正時
において確定された補正式に従って、RGB値が補正さ
れる。RGB値はさらに加工され、XYZ値が求められ
る。
ステップ8206においては、得られたXYZ値がデー
タ処理用コンピュータ26に与えられる。
プログラムはこれにより終了する。もしくは制御はプロ
グラム先頭に戻る。
以上のように、ステップ5002、ステップ8005〜
ステツプ5010の処理により、記憶装!24には三重
回帰式に基づく補正式が記録される。この三重回帰式に
基づく補正は極めて精度が高く、ステップ5204にお
いて測定されたデータが補正されることにより、得られ
るRGB値、XYZ値は従来の分光測色装置によって得
られたものと極めて高い相関を有する。
以下、より具体的な数値を用いて本発明に係る分光測色
装置の動作およびその2整処理の内容が詳述される。
第1の具体例 第4図を参照して、従来の分光測色装置を用いて標準白
板および標準黒板を測定したXYZ値より式(1)によ
って計算したところ、第4図の最左列に示されるような
RGB値を得た。本発明に係る分光測色装置で同じ標準
白板および標準黒板を測定したところ、第4図の中列に
示されるRGB値を得た。測定された値による色差ΔE
−15゜57であった。
この場合、まず次の式で表わされるようなリニア変換を
行なって、測定された標準黒板および標準白板のRGB
値が基準測光装置の測定値に対応した値となるようにさ
れる。
Rl −239/170*R+(249−239/17
0*200)G 、 −241/170*G+(252
−241/170*200)B 、 −241/17H
11+(252−241/170*200)・・・ (
7) 式(7)は以下のような考え方によって導かれるもので
ある。従来の分光測色装置によって測定された標準白板
のRGB値をWRSWG、WBとする。同様に従来の分
光測色装置により測定された標準黒板のRGB値をBR
,BG、BBとする。
本発明に係る分光測色装置のCCDによる標準白板の測
定RGB値をMWR,MWG、MWBとする。同様にC
CDによる標準黒板の測定RGB値をMBR,MBGS
MBBとする。
CCDによってnj定されたn1定対象の試料のRGB
値をSR,5OSSBとすると、たとえばRをリニヤ変
換する式は次式で求められる。
R,WR−BRxSR MWR−MBR +(WR−WR−BRxMWR) MWR−MBR・・・(8) 式(8)は、第5図に示される曲線PQを、第6図に示
される曲線P′Q′に変換するためのものである。
本発明に係るCCDを用いた分光測色装置によって50
個の標準カラーを測定したところ、第5図に示される散
布図を得た。第5図において、縦軸は従来の装置によっ
て同じ標準カラーを測定したときのR値を示す。第5図
を参照して、この散布図は直線y−xからかなり外れた
ところにあり、その色差ΔE−15,57である。
第5図に示される測定データを、式(7)に従ってリニ
ヤ変換を行なったのが第6図に示される散布図である。
第6図を参照して、白板(点P′)及び黒板(点Q’ 
)に対応する点は、それぞれ直線y−x上に載っている
。しかしながら、リニヤ変換後のR値に基づいてΔEを
計算すると、12゜90であった。
第6図に示される散布図を直線化するために、リニヤ変
換後のRGB値をそれぞれ次の式に従って変換する。
R2−249((R1+163)/(249+163)
)”・2゜G 2−252((G 、 + 48)バ2
52+ 48))’・92B 2−252((B 、 
+158)/(252+158))”・16・・・ (
9) 式(9)の第1式目は、前述の「指数式(2)」におい
て、A−249、α−163,7−3,20とした場合
に相当する。GSBについても同様である。
式(9)によって示される変換を行なった結果が、R値
について第7図に示されている。第7図を参照して、こ
の散布図はかなり直線y−xに近づいている。しかしな
がら、色差ΔEを計算すると、依然として5.62であ
って、目標の4以下とはなっていない。
そこで、指数式による変換後のR値を三重回帰式により
変換することにより、推定RGB値、すなわちRe、G
e、Beを求めた。回帰式は次のようなものである。
Re−1,0067R2−0,1144302”0.0
033282十3.45049 Gc−0,08877R2+1.05205G 2−0
.18888B 2+2.34389 Be−0,02041R2−0,13314G 2 ”
1.09646B 2+3.07406 ・・・ (10) 式(10)に従ってReを求め、最終推定R値として散
布図を描いたのが第8図である。第8図に示される散布
図は第7図に示されるものよりもさらに直線y−xに近
づいている。色差ΔE−2゜87であった。したがって
、上述のようにして最終的に推定されたR値は従来の測
光装置によって測定されたRGB値と高い精度で一致し
ていると考えられる。
第9図は、最終的に推定されたRGB値によってXYZ
値を求め、従来の測光装置によって求められたXYZ値
との相関関係を表わす散布図として描いたものである。
また第10図は、最終的に推定されたRGB値に基づい
て、Lsa*b*表色値を求め、それぞれ従来の測光装
置によって求められた1−*a*b*の値との相関関係
を示す散布図として描いたものである。第9図、第10
図を参照してすぐわかるように、本発明に係る分光測色
装置において、調整機能を用いて補正式を定めることに
より補正したRGB値からXYZ値、Lma本b*値を
それぞれ求めた場合、従来の測光装置によって求めた値
と極めて高い精度で一致する。
第2の具体例 第2の例においては、第4図の左列に示される白板およ
び黒板を測定した際に、第4図の右列に示されるRGB
値が出力されるように照明などの測定条件を設定した。
このように測定条件を設定することにより、白黒較正の
式は用いずにすむ。
第1の例と同様にして、21個の標準カラーについてR
GB値を本発明に係る分光測光器装置で測定したところ
、第11図の散布図によって示されるようなデータが得
られた。第11図は例としてR値を示している。
第11図に示されるデータの分布を最小二乗法を用い、
3次式で近似したところ次の式(11)を得た。
R、−18,818−0,4016R+0.00899
991R2−0,0000114B2R3・・・(11
)同様にGSBについても次の式(12)を得た。
G 、 −22,397−0,4284G+0.008
8007702−0.00001339G ’ B 、 −19,386−0,2987B+0.007
6589482−0.0000108GB ”    
  ・・・(12)式(11)、(12)を用いて、本
発明に係る分光測色装置で測定したRGB値を変換し、
再度散布図を描いた。その結果が、R値を例として第1
2図に示されている。
第12図を参照して、式(11)によって変換された後
のデータは、1次式でほぼ近似できることがわかる。
第11図に示される3次式変換前のデータ、および第1
2図に示される3次式変換後のデータについて色差ΔE
を求めた。それによると、変換前は16.38、変換後
は5.73であった。第12図に示される散布図はおお
むね直線で近似されるが、上述の色差ΔEの結果から見
て、依然として満足すべき精度が得られていないことが
わかる。
そこで、3次式変換後のRGB値について従来装置によ
り得られたRGB値への多重回帰式を求めた。その結果
、式(13)を得た。
Re−7,938+1.0869R+ −0,1422
(it −0,0362B+Ge−5,574+0.0
352R+ +1.0798G+ −0,2040B+
Be”5.066+0.0364R+ −0,1715
C+ +1.0985B。
・・・(13) この式を用いて再度RGB値を変換した。第13図には
、例として最終変換後のR値の散布図が描かれている。
第13図を参照して、最終的に得られたR値と従来の装
置により得られたR値とは極めて高い精度で一致してい
る。G、R値それぞれについても同様の変換を行なって
、色差ΔEを求めた。その結果、色差ΔEとして2.6
6を得た。すなわち、式(11)〜(13)に示される
変換により、十分な精度で従来装置と同じ特性で測光で
きる分光測色装置を得ることができた。
第3の具体例 市販のCCDカメラを用いて、第4図最左列に示される
標準白板、標準黒板を8p1定した。測定条件を適当に
設定することにより、標準黒板についてのRGB値はと
もに10、標準白板についてのRGB値はともに250
となった。この条件で標準白板および標準黒板を含む2
1個の標準カラーを測定したところ、第14図の散布図
で示されるデータを得た。第14図は例としてR値のみ
について示している。
第14図を参照して、このデータは従来の装置によって
測定されたR値とかなり高い相関を有することがわかる
。色差ΔEは5.45であった。
色差かられかるように、このデータはかなり良好に従来
装置で測定した値と一致しているが、未だ十分な精度と
はいえない。
そこで比較のために、1次回帰式を用いて測定RGB値
を変換した。用いられた1次回帰式は式(14)に示さ
れるものである。
R−4,461+0.901451? G 、 −3,038+1.02060GB 、 −4
,949+0.98537B      ・・・(14
)式(14)によって変換されたデータについて散布図
を描いたものが第15図である。第15図を参照して、
1次回帰式による変換では、精度はあまり上がらないよ
うに思われる。ちなみに、色差ΔEは5.18であって
、色差の面からもこれが裏付けられる。
得られたデータが比較的良好な近似値であるため、この
例においては第1の具体例および第2の具体例において
用いられたような指数式または多項式による変換を行な
わず、測定データに直接多重回帰を施すこととした。そ
の結果、式(15)に示される回帰式を得た。
Re−0,98494R+0.01510G−0,03
888B+2.9072Ge=0.04135R+1.
07704G−0,1827813+3.5237Be
−0,02658R−0,072780+1.0410
3B+6.2140・・・(15) 式(15)で示される多重回帰式によってR値を変換し
、さらに散布図を描いたものが第16図である。この変
換の結果、この発明に係る分光411色装置によって測
定されたデータは、従来の装置によってn1定されたデ
ータとさらに粘度よく一致するようになることがわかる
R値と同様にG値、B値についても多重回帰式によって
変換し、色差ΔEを求めたところ、2゜45であった。
したがって、得られたデータから直接多重回帰式を求め
て変換することによっても、従来の装置によって測定さ
れたデータと高い相関性を有するデータを得ることがで
きる。第17図は、得られたROB値からXYZ値を求
め、散布図を描いたものである。第17図からも、XY
Z値が従来装置の測定値と極めてよく一致していること
がわかる。
以上のようにこの発明によれば、分光器の特性が基準と
なる装置の特性と異なっていても、得られたデータに対
して少なくとも多重回帰を含む変換を施すことにより、
基準となる装置によって得られたデータと極めて島い正
の相関を有するデータを得ることか゛できた。
上述の実施例においては、コンピュータ26において実
行されるプログラムに、データの補正式を決定するため
のプログラムを組込んだ。また、マイクロコンビュ゛−
夕22に決定された補正式によってデータを補正するプ
ログラムを組込んだ。
これによりコンピュータ26を用いて分光カメラ10の
調整を行なうことができ、また分光カメラ10により、
補正されたXYZ値を得ることができる。
しかしながらこの発明はこれには限定されない。
たとえば、測定装置と調整装置とを一組とし、出荷時以
外にも記憶装置に補正式を書込むようなものも考えられ
る。補正式は記憶装置に書込む代わりに、出荷時にプロ
グラム内の補正式を書換えてもよい。
上述の実施例においてはまた、CODを用いた分光測色
装置が示されている。しかしながらこの発明はこれには
限定されない。たとえば、従来装置と同様に複数個に分
割された受光素子を用い、各波長ごとに重み付けをして
三刺激値を求めるようなものであってもよい。この場合
であっても、多重回帰式を用いてRGB値を補正するこ
とにより、基準となる分光7TPI色装置の測定データ
と極めて高い正の相関性を有する測定データを得ること
ができる。
また、分光カメラには従来の補正なしのCCDを用いた
ものを使用し、データ処理側で上述の補正式で補正を行
なうこともできる。
[発明の効果] 以上のように請求項1に記載の発明に係る分光fil1
色装置色装−ては、分光手段により得られた測定対象の
三刺激値は、基準aPj定対象についての予め準備され
た基準値と、測定された三刺激値とによる多重回帰を含
む過程により定められる関数関係で補正される。したが
って、基準となる分光測色装置と極めて高い相関を有す
る三刺激値を測定できる分光測色装置を提供することが
できる。
請求項2に記載の発明に係る分光測色装置の調整装置は
、調整対象の分光n+色装置の分光手段により基準測定
対象を測定することにより得られた三刺激値と、予め準
備された基準三刺激値との間において、多重回帰を含む
推定過程を行なう。この過程により、測定された三刺激
値に基づいて、基準となる三刺激値を高い精度で推定す
ることができる関数関係が得られる。この関数関係は、
基準測定対象のみならず広く一般の色彩についても適用
できるものである。したがってこの関数関係を分光測色
装置の記憶手段に書込むことにより、分光測色装置によ
る測定値は、基準三刺激値を作成した基準となる分光測
色装置の測定値と高い相関性を有する。したがって、分
光測色装置の測定特性を、基準となる分光測色装置の測
定特性と極めて高い相関を有するものにすることができ
る分光測色装置の調整装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分光測色装置の調整装置としての
データ処理用コンピュータにおいて実行されるプログラ
ムのフローチャートであり、第2図は第1図に示される
プログラムの一部のフローチャートであり、 第2A図は、試料D)定時に実行されるプログラムのフ
ローチャートであり、 第3図は本発明の一実施例に係る分光測色装置のブロッ
ク図であり、 第4図は本発明の一実施例の適用例における、標準白板
、標準黒板のRGB値を表わす図であり、第5図は本発
明の一実施例の第1の適用例の、おノ定データの散布図
であり、 第6図は第1の適用例においてリニヤ変換をした後のR
値の散布図であり、 第7図は、第1の適用例においてさらに指数変換をした
後のR値の散布図であり、 第8図はさらに多重回帰によって推定したR値の散布図
であり、 第9図は第1の適用例によって得られたRGB値に基づ
いて計算されたXYZ値の散布図であり、第10図は同
様に求められたL車allb亭の散布図であり、 第11図は第2の適用例における、測定されたR値の散
布図であり、 第12図は3次式によって直線に変換された後のR値の
散布図であり、 第13図は第2の適用例において最終的に推定されたR
値の散布図であり、 第14図は第3の適用例において得られた測定されたR
値の散布図であり、 第15図は第3の適用例において、比較のために1次回
帰によって推定されたR値の散布図であり、 第16図は第3の適用例において、本発明に係る方法に
より最終的に推定されたR値の散布図であり、 第17図は第3の適用例において最終的に推定されたR
GB値に基づいて計算されたXYZ値のそれぞれの散布
図であり、 第18図は従来の分光測色装置のブロック図である。 図中、10は分光カメラ、12はレンズ系、14はダイ
クロイックミラー、16B、16G、16RはCCD、
20B、20G、2ORは画像メモリ、22はマイクロ
コンピュータ、24は記憶装置、26はデータ処理用コ
ンピュータを示す。 特許出願人 東洋紡エンジニアリング株式会社地 図 見2ダ 死4圀 第 図 /f−発明 ネ山’i−膚3  Rイi /¥−装置袖ltR価 も6圀 本装置 R41J!(リニャー:5:挟後) 匙 図 *:”、 Rイ1 (nZ’i、変t*4L見 図 !IT5へR1直(五体准定) も10図 2季ミ禰5明0享イJi 4kBF!r b”4.@ 参売吐R倫(3次へ受様伎) ち13図 /v4BF’4  R4M  (?JMtL’寮 4図 本発明 R4直(生↑°−タ) 本発明 Rイ、H(−ン欠巨弓゛)4町) 彰 6図 ンシミ・≠−78月 Rブ直<4二15誓ミ44)λ辷
)も 7図 ント?央トB月2イ直

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測定対象からの入射光を分光し、分光エネルギの
    分布を検知して前記入射光の三刺激値に変換して出力す
    るための分光手段と、 予め定める基準測定対象について前記分光手段により測
    定された三刺激値と、前記基準測定対象について予め準
    備された基準三刺激値との間の多重回帰を含む過程によ
    り定められた関数関係に従って、前記測定対象について
    前記分光手段により測定された前記三刺激値を補正する
    ための補正手段と、 前記関数関係を記憶するための記憶手段とを含む分光測
    色装置。
  2. (2)測定対象からの入射光を分光し、分光エネルギの
    分布を検知して前記入射光の三刺激値に変換して出力す
    るための分光手段と、前記三刺激値相互の間の予め定め
    る関数関係に従って各前記三刺激値を補正するための補
    正手段と、前記関数関係を記憶するための記憶手段とを
    含む分光測色装置の測光特性を調整するための、分光測
    色装置の調整装置であって、 予め定める第1および第2の基準測定対象を含む複数個
    の基準測定対象の各々について、基準三刺激値を準備す
    る手段と、 前記基準測定対象の各々について、調整対象となる前記
    分光測色装置の前記分光手段により測定された前記三刺
    激値を得る手段と、 前記第1および第2の基準測定対象の各々について測定
    された前記三刺激値の各々が、前記第1および第2の基
    準測定対象の各々についての、対応する前記基準三刺激
    値と実質的に等しくなるような線形変換を定め、前記測
    定された三刺激値を前記線形変換に従って変換すること
    により較正するための較正手段と、 前記較正された三刺激値と、前記準備された基準三刺激
    値との相関を表わす実験式を、前記三刺激値の間の多重
    回帰により推定するための多重回帰手段と、 前記較正手段により定められた前記線形変換および前記
    多重回帰手段により推定された前記実験式とにより定め
    られる関数関係を前記記憶手段に書込むための手段とを
    含む、分光測色装置の調整装置。
JP24516090A 1990-09-13 1990-09-13 分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置 Pending JPH04121626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24516090A JPH04121626A (ja) 1990-09-13 1990-09-13 分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24516090A JPH04121626A (ja) 1990-09-13 1990-09-13 分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04121626A true JPH04121626A (ja) 1992-04-22

Family

ID=17129508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24516090A Pending JPH04121626A (ja) 1990-09-13 1990-09-13 分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04121626A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05306955A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Kanebo Ltd 色差判定装置
JP2003042848A (ja) * 2001-08-03 2003-02-13 Otsuka Denshi Co Ltd フィルター測色方法
JP2014134527A (ja) * 2013-01-12 2014-07-24 Oh'tec Electronics Corp Led測定装置の校正方法、及びその方法を用いたled測定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05306955A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Kanebo Ltd 色差判定装置
JP2003042848A (ja) * 2001-08-03 2003-02-13 Otsuka Denshi Co Ltd フィルター測色方法
JP2014134527A (ja) * 2013-01-12 2014-07-24 Oh'tec Electronics Corp Led測定装置の校正方法、及びその方法を用いたled測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11193830B2 (en) Spectrocolorimeter imaging system
US5432609A (en) Two-dimensional colorimeter
US5485284A (en) Image processing system for performing color image data calibration
US7012633B2 (en) Color calibration method for imaging color measurement device
TWI411769B (zh) Metering device
JP2016145829A (ja) ディスプレイ検査のための測色システム
JPH11514174A (ja) 機械視覚システムにおいてカラーカメラを自動的に較正するための方法及びそのシステム
KR100323503B1 (ko) 촬상장치의 분광응답도 특성 측정방법 및 촬상데이타의 구성방법
JP5412694B2 (ja) 光源測定法および光源測定システム
JP2003511662A (ja) 電子撮像装置によるカラーマッチングの方法
JP2002303548A (ja) 平坦な測定対象物の光電測定用装置
JP2003214951A (ja) 分光計測装置及び分光計測方法
US4989982A (en) Spectral sensitivity correcting device in a photoelectric tristimulus colorimeter
KR20180028952A (ko) 광학 측정 방법 및 광학 측정 장치
JP2007093477A (ja) 色測定装置の校正方法および校正装置、色測定方法、色測定装置
JP7238296B2 (ja) プロジェクター、色補正システム及びプロジェクターの制御方法
JP7428090B2 (ja) 校正装置、校正方法、校正プログラム、及び分光カメラ
JPH04121626A (ja) 分光測色装置およびこの分光測色装置の調整装置
JP7172294B2 (ja) プロジェクター、色補正システム、及びプロジェクターの制御方法
US7538870B2 (en) Multi-channel colorimeter and method for measuring spectral intensity characteristics
CN217358748U (zh) 一种提高光谱成像仪精确度的装置及光谱成像系统
EP3993382B1 (en) Colour calibration of an imaging device
JPH0546885B2 (ja)
JP7491084B2 (ja) 校正装置、校正方法、校正プログラム、分光カメラ、及び情報処理装置
US8849026B2 (en) Method of adjusting output level of measurement pixel, color sensor and virtual slide apparatus