JPH04121497U - 遠心圧縮機 - Google Patents

遠心圧縮機

Info

Publication number
JPH04121497U
JPH04121497U JP2686091U JP2686091U JPH04121497U JP H04121497 U JPH04121497 U JP H04121497U JP 2686091 U JP2686091 U JP 2686091U JP 2686091 U JP2686091 U JP 2686091U JP H04121497 U JPH04121497 U JP H04121497U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
gas
refrigerant
centrifugal compressor
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2686091U
Other languages
English (en)
Inventor
淳 中村
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP2686091U priority Critical patent/JPH04121497U/ja
Publication of JPH04121497U publication Critical patent/JPH04121497U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠心圧縮機の気体を、大規模な熱交換器を用
いることなく、また気体流路に冷媒が漏れることなく冷
却するようにした。 【構成】 回転軸12と共に回転するインペラ7、回転
軸12の周囲に固定されたリターンベーン8、及びイン
ペラ7とリターンベーン8に沿って形成され内部に冷媒
を封入した密閉式のジャケット1を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外部熱交換器を用いることなく冷却を行なうようにした遠心圧縮機 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に、従来一般に使用されている多段の遠心圧縮機の例を示す。回転体b( ロータ)は、複数段のインペラ7,同インペラ7が取付けられた回転軸12,及 びバランスピストン9より構成され、別機器である駆動機とカップリングにより 連結されてい。また、静止部は、車室3,同車室3に取付けられたダイヤフラム 4,入口ガイド13,軸シール部10及び軸受部11より構成されている。
【0003】 この遠心圧縮機では、ロータb、即ち、インペラ7を回転させることにより、 気体は運動エネルギを与えられ、ディフェーザ部c及び回転軸12の周囲に固定 されたリターンベーン8を通過する間に動圧から静圧へ変換されつつ圧縮される 。この際気体の温度は、数式1の関係で上昇する。
【0004】
【数1】
【0005】 (ここで,Ts ,Td :各々圧縮前後の温度,Ps ,Pd :各々圧縮前後の気体 の圧力,K:比熱比,ηP :ポリトロープ効率) また、圧縮機各段の所要動力BHPは気体の流入温度に比例する。従って、軸 受・シール部等が高温にさらされることを防ぎ消費動力を軽減するために、中間 冷却が行なわれる。通常中間冷却としては車室外に冷却器15を置く外部冷却や 、車室内に冷却器を置く内部冷却等の方法がとられる。図3には外部冷却方式が 示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来の遠心圧縮機の内部冷却や外部冷却の場合には、設備が大きくなる こと及び構造が複雑になるという欠点がある。
【0007】 また、ダイヤフラム部に冷却水等の冷媒を循環させる場合には、通常,車室3 とダイヤフラム4は別物になっているので、車室3とダイヤフラム4との間にパ ッキン等が必要となり、かつ,冷却用冷媒が圧縮機の気体流路に漏れるおそれが ある。
【0008】 本考案は、以上の問題点を解決することができる遠心圧縮機を提供しようとす るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の遠心圧縮機は、回転軸と共に回転するインペラ、前記回転軸の周囲に 固定されたリターンベーン、及び前記インペラとリターンベーンに沿って形成さ れ内部に冷媒を封入した密閉式のジャケットを有するダイヤフラムを具備してい る。
【0010】
【作用】
本考案では、前段のインペラによって昇圧され温度が上昇した気体は、リター ンベーンを通って後段のインペラへ入って昇圧される。この時に、温度が上昇し た気体は、ダイヤフラムの密閉式ジャケット内の冷媒を加熱することによって冷 却されて温度が下る。このようにしてインペラによって温度が上昇した気体が冷 却され、従って圧縮機の所要動力が低減する。
【0011】 一方、加熱された冷媒は、密閉式ジャケット内で気化し、車室を流れる冷却水 等に放熱することによって冷却されて凝縮し、これによって、冷媒による前記ガ スの冷却が効果的に行なわれる。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を、図1及び図2によって説明する。本実施例は、図3に示 す遠心圧縮機と同様な型式のものに係り、以下図3に示す遠心圧縮機と異る部分 について説明し、重複する部分は図1及び図2において同一の符号を付し、その 説明を省略する。
【0013】 本実施例では、各段のダイヤフラム4内には、インペラ7及びリターンベーン 8に沿って周周方向に4個の扇状の密閉式ジャケット4が設けられ、その内部に は冷媒aがその一部を満たすように封入されている。また、車室3内には、各ダ イヤフラム4を取囲むように周周方向に複数個のジャケット2が設けられ、同ジ ャケット2には冷却水wが給排されるようになっている。なお、図中5は気体の 入口ノズル,6は気体の吐出ノズルである。
【0014】 本実施例においては、前段のインペラ7で昇圧され温度が上昇した気体は、次 の段のリターンベーン4へ入った上、インペラ7で昇圧される。各段のダイヤフ ラム4の内部ではヒートパイプが形成される。即ち、図1において、ダイヤフラ ム4の内部の密閉式ジャケット1では昇温された気体と接する側ア,イの側より 入熱が行なわれ、車室3と接する側ウの側では放熱が行なわれる。ウの側では車 室3とダイヤフラム4のメタルタッチにより熱伝達が行なわれ、更に車室3では ジャケット2を通る冷却水wに放熱が行なわれる。
【0015】 図2に示すように、密閉式ジャケット1のエの部分においては気体側からの入 熱により冷媒aが気化し、オの部分においては冷却水側への放熱が行なわれ、気 化した冷媒が凝縮液化する。このヒートパイプ効果により、ダイヤフラム4は、 気体に対して効果的に冷却作用を行なうことができる。
【0016】 このようにして、本実施例では、各段のダイヤフラム4において、密閉式ジャ ケット1内の冷媒aを介して昇温された気体の放熱が行なわれて気体が冷却され 、遠心圧縮機の所要動力を低減することができる。
【0017】 また、冷媒aは密閉式ジャケット1内に封入されていて、これが圧縮機の気体 の流路に漏れることもない。
【0018】 また更に、大規模な冷却器を設ける必要もなく、かつ構造を簡単にすることが できる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は、請求項1に記載されたように構成されているために、次の効果を奏 することができる。
【0020】 (1) 外部に大規模な熱交換器を設けることなく所要動力の低減と内部部品の 冷却を行なうことができる。
【0021】 (2) 冷媒が密閉式ジャケット内に封入されているため、気体流路内に冷媒が 混入する不安がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】従来の遠心分離機を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 密閉式ジャケット 2 車室のジャケット部 3 車室 4 ダイヤフラム 7 インペラ 8 リターンベーン 12 回転軸 a 冷媒 b ロータ c ディフェーザ部 w 冷却水

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と共に回転するインペラ、前記回
    転軸の周囲に固定されたリターンベーン、及び前記イン
    ペラとリターンベーンに沿って形成され内部に冷媒を封
    入した密閉式のジャケットを有するダイヤフラムとを具
    備してなることを特徴とする遠心圧縮機。
JP2686091U 1991-04-19 1991-04-19 遠心圧縮機 Withdrawn JPH04121497U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2686091U JPH04121497U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 遠心圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2686091U JPH04121497U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 遠心圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04121497U true JPH04121497U (ja) 1992-10-29

Family

ID=31911272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2686091U Withdrawn JPH04121497U (ja) 1991-04-19 1991-04-19 遠心圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04121497U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7704056B2 (en) Two-stage vapor cycle compressor
JPS643786Y2 (ja)
US6416281B1 (en) Method and arrangement for cooling the flow in radial gaps formed between rotors and stators of turbomachines
TW534971B (en) Heat pumping installation, in particular with a refrigeration function
US6503069B2 (en) Scroll-type compressor with an integrated motor and a compact cooling system
JP4692820B2 (ja) 電動機付過給機
US5249934A (en) Air cycle machine with heat isolation having back-to-back turbine and compressor rotors
US20080199326A1 (en) Two-stage vapor cycle compressor
US5533566A (en) Constant volume regenerative heat exchanger
CN108953146B (zh) 一种循环油冷的罗茨泵
JPH04365997A (ja) 遠心圧縮機
JPH1144297A (ja) ダブルラップドライスクロール真空ポンプ
CN104806305B (zh) 具有冷却式涡轮的内燃发动机
US4157013A (en) Water cooled automotive gas turbine engine
CZ295795A3 (en) Driving unit with internal combustion engine and hydrodynamic retarder
JPH0243038B2 (ja)
JPS5983557A (ja) 車輌用発電機における冷却構造
JPH04121497U (ja) 遠心圧縮機
KR100637643B1 (ko) 터빈식 기계의 로터와 스테이터 사이에 형성된 방사상간극에서의 유동을 냉각하는 방법 및 장치
US3612726A (en) Power transmission
US20240068382A1 (en) Rotary machine and refrigeration device using same
JPS62206282A (ja) スクロ−ル圧縮機
CZ295995A3 (en) Driving unit particularly for motor vehicles
JPS5844283A (ja) パツケ−ジ形空気圧縮装置
JP2017145724A (ja) 電動過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950713