JPH04121475A - スクロール形圧縮機 - Google Patents

スクロール形圧縮機

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Publication number
JPH04121475A
JPH04121475A JP24012590A JP24012590A JPH04121475A JP H04121475 A JPH04121475 A JP H04121475A JP 24012590 A JP24012590 A JP 24012590A JP 24012590 A JP24012590 A JP 24012590A JP H04121475 A JPH04121475 A JP H04121475A
Authority
JP
Japan
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crankshaft
oil
orbiting scroll
sub
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP24012590A
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English (en)
Inventor
Satoru Oikawa
及川 覚
Yutaka Sasahara
笹原 豊
Akira Morishima
明 森嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04121475A publication Critical patent/JPH04121475A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、旋回スクロールと固定スクロールとを組合わ
せて複数の三日月状の圧縮空間を形成し、旋回スクロー
ルを固定スクロールに対して旋回させながら被圧縮流体
を圧縮するスクロール形圧縮機に関する。
(従来の技術) 例えば、第6図に示すようなタイプのスクロール形圧縮
機(以下、圧縮機と称する)1が知られている。この圧
縮機1は、旋回スクロール2の中心部にクランク軸受部
3を有しており、このクランク軸受部3を渦巻状の帯板
からなるラップ4と同一な方向に突出させている。そし
て、圧縮機1は、クランク軸受部3にクランクシャフト
5のクランク部6を差込んており、クランクシャフト5
を族ロスクロール2に貫通させている。
そして、圧縮機1は、モータ7によりクランクシャフト
5を回転させるとともに、旋回スクロール2を、オルダ
ムリング9により回転を規制しながら、固定スクロール
8に対して旋回させる。そして、圧縮機1は被圧縮ガス
を、互いに組合った旋回スクロール2と固定スクロール
8の外側から両j!2.8の間に形成された複数の圧縮
空間10・・・に吸込み、圧縮したのち、高圧な被圧縮
ガスをクランク軸受部3の外周部から両翼2.8の外側
へ吐出する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述のような圧縮機1では、クランク軸受部
3の先端面と圧縮空間10・・どの間をシールするもの
は設けられていない。このため、従来の圧縮機1では、
クランク部6とクランク軸受部3との間に供給された油
が、旋回スクロール2の背面側に流出してしまい、クラ
ンク部6とクランク軸受部3との間の油か不足すること
が考えられる。
本発明の目的とするところは、クランク軸受部とクラン
ク部との間に常に十分な量の油を供給することか可能な
スクロール形圧縮機を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用)上記目的を達
成するために本発明は、主軸部とこの主軸部に対して偏
心したクランク軸部と主軸部と同心的に設けられた副軸
部とからなりその内部に軸心に沿って延びる油通路を有
し、回転して油通路に油を吸上げるクランクシャフトと
、クランク軸部の外周面に設けられクランク軸部の上端
部から軸方向途中の部位に達するとともにその下端部を
閉じた油溝と、この油溝に開口し油通路と油溝とを連通
させる油孔と、筒状のクランク軸受部とこのクランク軸
受部を中心として外側へ延びる渦巻状のラップとを有し
クランク軸受部にクランク軸部を差込まれてクランク軸
部に外装され、クランク軸受部とクランク軸部との間に
油溝を介在させながらクランクシャフトの回転に伴って
旋回する旋回スクロールと、クランクシャフトの主軸部
を差込まれる主軸受部と渦巻状のラップとを有し主軸部
に外装されて旋回スクロールと組合い、そのラップを旋
回スクロールのラップに噛合せて旋回スクロールとの間
に複数の圧縮空間を形成する固定スクロールと、クラン
クシャフトの副軸部を差込まれる副軸受部を有し固定ス
クロールとの間に旋回スクロールを介在させて固定スク
ロールと連結された副軸受部材と、旋回スクロールと副
軸受部材との間に配置され旋回スクロールを圧縮空間内
の圧力に応じてスラスト方向へ変位させるスラスト受リ
ングとを具備した。
また、主軸部とこの主軸部に対して偏心したクランク軸
部と主軸部と同心的に設けられた副軸部とからなりその
内部に′軸心に沿って延びる油通路を有し、回転して油
通路に油を吸上げるクランクシャフトと、筒状のクラン
ク軸受部とこのクランク軸受部を中心として外側へ延び
る渦巻状のラップとを有しクランク軸受部にクランク軸
部を差込まれてクランク軸部に外装され、クランクシャ
フトの回転に伴って旋回するとともに、油通路に吸上げ
られた油をクランク軸受部とクランク軸部との間に供給
される旋回スクロールと、クランクシャフトの主軸部を
Z込まれる主軸受部と渦巻状のラップとを有し主軸部に
外装されて旋回スクロールと組合い、そのランプを族ロ
スクロールのラップに噛合せて旋回スクロールとの間に
複数の圧縮空間を形成する固定スクロールと、クランク
シャフトの副軸部を差込まれる副軸受部を存し固定スク
ロールとの間に旋回スクロールを介在させて同長 定スクロールと連結され          Ma+)
軸受部材と、旋回スクロールと副軸受部材との間に配置
され上記旋回スクロールを上記圧縮空間内の圧力に応じ
てスラスト方向へ変位させるスラスト受リングと、副軸
受部に外装されるとともにスラスト受リングの内側に配
置され、クランク軸部とクランク軸受部との間に供給さ
れた油を塞止めてクランク軸部とクランク軸受部との間
に油を確保する油溜め部材とを具備した。
また、スラスト受リングと浦溜め部材とを一体に形成し
た。
そして、本発明は、クランク軸受部とクランク部との間
に常に十分な量の油を供給できるようにした。
(実施例) 以下、本発明の各実施例を第1図〜第5図に基づいて説
明する。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、図中の21は
例えば冷凍サイクルに用いられるスクロール形圧縮機(
以下、圧縮機と称する)である。
この圧縮機21は、密閉ケース22の中に駆動部23と
圧縮機構部24とを有しており、駆動部23を上側に、
また、圧縮機構部24を下側に配置している。
これらのうち駆動部23は、密閉ケース22の内壁面に
固定された固定子25とこの固定子25の内側に配置さ
れた回転子26とからなる駆動モータ27を有している
。そして、駆動部23は、回転子26に後述するクラン
クシャフト28を同心的に連結されており、このクラン
クシャフト28を回転子26と一体に回転させるように
なっている。
クランクシャフト28は、主軸部29、主軸部29に対
して偏心したクランク軸部30、および、主軸部2つに
対して同心的に形成された副軸部31からなっている。
さらに、クランクシャフト28は密閉ケース22の中央
部に配置されており、その軸心を密閉ケース22の軸心
に沿わせて副軸部31を下方に向けている。
また、クランクシャフト28はその内部に、軸心に沿っ
て延びクランクシャフト28の上端面と下端面とにそれ
ぞれ開口した油通路32を有している。そして、クラン
クシャフト29は油通路32内に、クランクシャフト2
8の最下端部からクランク軸1部30と主軸部29との
境界部に達する大きさの羽根ポンプ33を設けられてい
る。
また、第2図中に示すように、クランクシャフト28の
クランク軸部3oには油溝34が設けられている。この
油溝34はクランクシャフトの軸心と略平行に直線状に
延びており、クランク軸部30の上端面30aに開口し
ている。そして、油溝34はクランク軸部30の下端部
に達しており、さらに、クランク軸部30の軸方向途中
の部位においてその下端部を閉している。
さらに、油溝34の下端部に油孔35が設けられている
。この油孔35はクランクシャフト28の径方向に延び
るとともに油通路32と油溝34とのそれぞれの内壁面
に開口して、油通路32と油溝34とを連通させている
また、第1図中に36で示すのは固定スクロールであり
、37で示すのは固定スクロール36に対して偏心配置
された旋回スクロールである。これら固定スクロール3
6と旋回スクロール37とは、それぞれ円形状の鏡板3
8.39に渦巻状の帯板からなるラップ4.0,41を
突設してなるものである。そして、固定スクロール36
と旋回スクロール37とは、組合ってラップ40.41
を噛合わせ、互いの間に複数の圧縮空間42・・・を形
成している。
また、これらのうち固定スクロール36は、ラップ40
に対して逆回きに突設された段付円筒状の主軸受部43
を有している。さらに、固定スクロール36は、主軸受
部43の基端部に位置し、鏡板38を貫通する吐出孔4
4を有している。そして、固定スクロール36は、クラ
ンクシャフト28の主軸部29に外装されており、主軸
受部43に主軸部29を差込まれるとともに、密閉ケー
ス22に固定されている。
一方、旋回スクロール37は、ラップ41の略中心に位
置しラップ41と同方向に突出した円筒状のクランク軸
受部45を有している。そして、旋回スクロール37は
、クランクシャフト28のクランク軸部30に外装され
ており、クランク軸受部45にクランク軸受30を差込
まれている。
そして、固定スクロール36と旋回スクロール37とは
、クランクシャフト28を貫通させている。
また、旋回スクロール37の下側には副軸受部材46か
設けられている。この副軸受部材46は上端を開放する
とともに下側へ徐々に小さくなる段付形状のもので、そ
の中心部に副軸受部47を有している。そして、副軸受
部材46は副軸受部47に、クランクシャフト28の副
軸部31を差込まれている。そして、副軸受部材46は
旋回スクロール37を下側から覆うとともに、固定スク
ロール36に連結されている。
さらに、副軸受部材46と旋回スクロール37との間に
は、副軸受部材46と同心的に配置され副軸受部材46
と旋回スクロール37とに係止したオルダムリング48
と、副軸受部47に外装されたスラスト受リング49と
が設けられている。
これらのうちスラスト受リング49は、副軸受部材47
との間に板ばね50を介在させており、この板ばね50
によって上方に付勢されている。
そして、スラスト受リング49は旋回スクロール37に
圧接しており、板ばね50の弾性復元力に応じた力で旋
回スクロール37を押上げている。
そして、スラスト受リング49は、その内側の空間と外
側の空間とを気密的に仕切っている。
また、旋回スクロール37と副軸受部47の先端面との
間には、第2図中に示すように、所定量Aの隙間51か
形成されている。
ここで、第1図中に52で示すのは、密閉ケース22の
下側に接続されて圧縮空間42・・に冷凍サイクル中の
被圧縮ガスを導入する吸込管であり、53で示すのは、
密閉ケース22の上側に接続されて密閉ケース22内の
被圧縮ガスを冷凍サイクル中に戻す吐出管である。
また、第1図中に54で示すのは、貫通孔55を有し固
定スクロール36に嵌合して主軸受部43を覆った吐出
カバーである。
そして、56で示すのは、密閉ケース22に注入され油
溜め部22aに溜められた浦である。
次に、上述の構成の圧縮機21の作用を説明する。
駆動モータ27が駆動され、回転子26とクランクシャ
フト28とが一体に回転すると、クランク軸部30の偏
心回転に伴い旋回スクロール37か、オルダムリング4
8により自転を規制されながら、固定スクロール36に
対して旋回する。
さらに、冷凍サイクル中の低圧な被圧縮ガスが、吸込管
52を通過して固定スクロール36と旋回スクロール3
7との間に導入され、圧縮空間4201.をゆきわたり
、クランク軸受部43に面した中央側の圧縮空間42へ
達する。
そして、クランク軸受部45の周囲に達して高圧になっ
た被圧縮ガスは、クランク軸受部45の先端面の近傍に
位置する吐出孔44を通過して吐出カバー53内に一旦
吐出されたのち、吐出カバー53の貫通孔55から密閉
ケース22内へ流出する。さらに、密閉ケース22内に
流出した被圧縮ガスは、クランク軸受部45の周囲にあ
ったときよりも幾分減圧して適当な圧力となったのち、
吐出管53を通過して冷凍サイクル中に戻される。
また、旋回スクロール37と副軸受部材46との間に設
けられたスラスト受リング49は、固定スクロール36
と旋回スクロール37との間で圧縮される被圧縮ガスの
圧力が過度に高まった場合に、旋回スクロール37によ
って押返され、旋回スクロール37が下方へ所定量の変
位することを許す。
そして、旋回スクロール37の下降量は、第2図中の旋
回スクロール37と副軸受部47の先端面との間に形成
された隙間51の寸法への範囲内に調節される。
また、スラスト受リング49の内側の空間には被圧縮ガ
スが入込んでおり、旋回スクロール37は、スラスト受
リング49の内側の空間に入込んだ被圧縮ガスによって
スラスト方向に幾分押上げられている。
さらに、ケーシング22内の油溜部22aに溜められた
油56の一部は、クランクシャフト28内に設けられた
羽根ポンプ33により、油通路32内に吸上げられる。
そして、羽根ポンプ33により吸上げられた油の大部分
は油通路32を更に上昇するとともに、油の一部は、第
3図中に示すように、油孔35を通って油溝34に達す
る。
そして、油孔35から流出して油溝34に流入した油は
、油溝34内に満たされて、クランク軸部30の外周面
とクランク軸受部45の内周面との間の部分や主軸部等
の各摺動部に供給され、各摺動部の潤滑や冷却等を行う
また、油溝34内に流入した油は、油溝34の閉じた下
端部によって基土められる。そして、油溝34内で基土
められた油は、副軸受部47の周囲の被圧縮ガスの圧力
を受けても、旋回スクロール37と副軸受部47の先端
面との間の隙間51を通って旋回スクロール37と副軸
受部材46との間の空間56に押出されて油の流れが途
切れること、即ちショートサーキット現象を生じること
なく、油溝34に満たされる。
すなわち、上述のような圧縮機21においては、油溝3
4内に供給された油か、高圧な被圧縮ガスによって旋回
スクロール37と副軸受部47の先端面との間の隙間5
1から排出されることを防止でき、油の、上記隙間51
からの流出量を大幅に低減できる。
そして、各摺動部のクリアランス(例えば、ラップ40
.41の先端面とこれに対応する他方の翼の鏡板38.
39との間のクリアランスなど)を最適な値に保ちなが
ら、十分な量の油を上記各クリアランスに供給できる。
そして、上記各クリアランスの高いシール性を確保する
ことができ、圧縮空間42・・・からのガスリーク二を
抑制することができる。
さらに、各軸部29.30.31と各軸受部43.45
.47との異常摩耗を防止でき、圧縮機21の高い性能
および信頼性を実現できる。
また、油のショートサーキット現象を防止するための特
別な部品を必要とせず、さらに、加工工数が少なく、コ
スト安である。
また、油孔35を油溝34の下端部に設けているので、
油溝34内の油を順次入替えることができ、油溝34内
での油溜りを防止できる。そして、圧縮機21の高い潤
滑性を確保できる。
第4図は本発明の第2の実施例の要部を示している。
第4図において、副軸受部材46と旋回スクロ−ル37
との間には油溜め部材としての油溜め用リング61が設
けられている。この油溜め用リング61は、副軸受部4
7に外装されており、シール材48aによってその上側
と下側との間をシールされた取スラスト受リング49の
内側に配置されている。さらに、油溜め用リング61は
、副軸(受部材46と油溜め用リング61の下端面との
間に配置された板ばね62によって上方に付勢されてお
り、板ばね62の弾性復元力に応じた力で、その上端面
を旋回スクロール37に当接させている。
また、油溜め用リング61は、その内周部の軸方向途中
の部位に環状のシール材63を嵌込まれている。そして
、油溜め用リング61は、このシール材63を用いてそ
の内周部の上側の空間、すなわち、旋回スクロール37
と副軸受部47の先端面との間に形成された隙間51に
連通した空間64を閉じている。
そして、油溜め用リング61は、クランク軸部30とク
ランク軸受部45との間に供給され上記隙間51に入込
んだ油をシール材63によって富士める。そして、油溜
め用リング61は、クランク軸部30とクランク軸受部
45との間に供給された油か、上記隙間51を通過して
流出すること阻止する。
すなわち、このような油溜め用リング61を備えた圧縮
機においては、クランク軸部30とクランク軸受部45
との間に供給され油が、高圧な被圧縮ガスによって旋回
スクロール37と副軸受部47の先端面との間の隙間5
1から排出されることを防止できる。
そして、第1の実施例と同様に、各軸部29.30.3
1と各軸受部43.45.47との異常摩耗を防止でき
、圧縮機21の高い性能および信頼性を実現できる。
第5図は本発明の第3の実施例の要部を示している。
第5図中に71で示すのは、副軸受部材46と旋回スク
ロール37との間に設けられたスラスト受リングである
。このスラスト受リング71はその内周部の軸方向途中
の部位に油溜め用のフランジ部72を一体に突設されて
いる。そして、スラスト受リング71は、油溜め用のフ
ランジ部72の内周面を副軸受部47の外周面に対向さ
せている。
さらに、スラスト受リング71は、油溜め用のフランジ
部72の内径寸法を副軸受部47の外径寸法よりも幾分
大きく設定されている。また、スラスト受リング71は
、油溜め用フランジ部72の内周部に環状のシール材7
3を嵌込まれている。
そして、スラスト受リング71は、このシール材73を
用いてその内周部の上側の空間、すなわち、旋回スクロ
ール37と副軸受部47の先端面との間に形成された隙
間51に連通した空間74を閉じている。
そして、スラスト受リング71は、クランク軸部30と
クランク軸受部45との間に供給され上記隙間51に入
込んだ油を、シール材73によって富士める。そして、
スラスト受リング71は、クランク軸部30とクランク
軸受部45との間に供給された油が、上記隙間51を通
過して流出すること阻止する。
すなわち、上述のようなスラスト受リング71に油溜め
用のフランジ部72を一体に設けてなる油溜め用リング
61を備えた圧縮機においては、油溜め用のフランジ部
72により、クランク軸部30とクランク軸受部45と
の間に供給され浦が、高圧な被圧縮ガスによって旋回ス
クロール37と副軸受部47の先端面との間の隙間51
から排出されることを防止できる。
そして、第1の実施例および第2の実施例と同様に、各
軸部29.30.31と各軸受部43.45.47との
異常摩耗を防止でき、圧縮機21の高い性能および信頼
性を実現できる。
また、油溜め用のフランジ部72をスラスト受リング7
1に一体に設けているので、第2の実施例中に示したも
ののようにスラスト受リング49と油溜め用リング61
とを別体としたものに比べて部品点数が少ない。さらに
、油溜め用のフランジ部72を旋回スクロール37に直
接的に押し当てる必要がないので、摺動ロスか少ない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、主軸部とこの主軸部に対
して偏心したクランク軸部と主軸部と同心的に設けられ
た副軸部とからなりその内部に軸心に沿って延びる油通
路を有し、回転して油通路に油を吸上げるクランクシャ
フトと、クランク軸部の外周面に設けられクランク軸部
の上端部から軸方向途中の部位に達するとともにその下
端部を閉した油溝と、二〇油溝の下端部に開口し油通路
と油溝とを連通させる油孔と、筒状のクランク軸受部と
このクランク軸受部を中心として外側へ延びる渦巻状の
ラップとを有しクランク軸受部にクランク軸部を差込ま
れてクランク軸部に外装され、クランク軸受部とクラン
ク軸部との間に油溝を介在させながらクランクシャフト
の回転に伴って旋回する旋回スクロールと、クランクシ
ャフトの主軸部を差込まれる主軸受部と渦巻状のラップ
とを有し主軸部に外装されて旋回スクロールと組合い、
そのラップを旋回スクロールのラップに噛合せて旋回ス
クロールとの間に複数の圧縮空間を形成する固定スクロ
ールと、クランクシャフトの副軸部を差込まれる副軸受
部を有し固定スクロールとの間に旋回スクロールを介在
させて固定スクロールと連結された副軸受部材と、旋回
スクロールと副軸受部材との間に配置され旋回スクロー
ルを圧縮空間内の圧力に応じてスラスト方向へ変位させ
るスラスト受リングとを備えた。
また、旋回スクロールと副軸受部材との間に配置され旋
回スクロールを圧縮空間内の圧力に応じてスラスト方向
へ変位させるスラスト受リングと、副軸受部に外装され
るとともにスラスト受リングの内側に配置され、クラン
ク軸部とクランク軸受部との間に供給された油を塞止め
てクランク軸部とクランク軸受部との間に油を確保する
油溜め部材とを備えた。
また、スラスト受リングと油溜め部材とを一体に形成し
た。
したがって、本発明は、クランク軸受部とクランク部と
の間に常に十分な量の油を供給できるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示すもので、
第1図は断面図、第2図は油溝とその周囲の部分を示す
斜視図、第3図はクランク軸部の周囲における油の流通
状態を示す説明図、第4図は本発明の第2の実施例の要
部を示す断面図、第5図は本発明の第3の実施例の要部
を示す同じく断面図、第6図は従来例を示す説明図であ
る。 21・・・スクロール形圧縮機、28・・・クランクシ
ャフト、29・・・主軸部、30・・・クランク軸部、
31・・・副軸部、32・・・油通路、34・・・油溝
、35・・・油孔、36・・・固定スクロール、37・
・・旋回スクロール、40・・・固定スクロールのラッ
プ、41・・・旋回スクロールのラップ、42・・・圧
縮空間、43・・・主軸受部、45・・・クランク軸受
部、46・・・副軸受部材、47・・・副軸受部、49
.71・・・スラスト受リング、56・・・油、61・
・・油溜め用リング(油溜め部材)、72・・・油溜め
用のフランジ部(/[b溜め部材)。 第 図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主軸部とこの主軸部に対して偏心したクランク軸
    部と上記主軸部と同心的に設けられた副軸部とからなり
    その内部に軸心に沿って延びる油通路を有し、回転して
    上記油通路に油を吸上げるクランクシャフトと、上記ク
    ランク軸部の外周面に設けられ上記クランク軸部の上端
    部から軸方向途中の部位に達するとともにその下端部を
    閉じた油溝と、この油溝に開口し上記油通路と上記油溝
    とを連通させる油孔と、筒状のクランク軸受部とこのク
    ランク軸受部を中心として外側へ延びる渦巻状のラップ
    とを有し上記クランク軸受部に上記クランク軸部を差込
    まれて上記クランク軸部に外装され、上記クランク軸受
    部と上記クランク軸部との間に上記油溝を介在させなが
    ら上記クランクシャフトの回転に伴って旋回する旋回ス
    クロールと、上記クランクシャフトの主軸部を差込まれ
    る主軸受部と渦巻状のラップとを有し上記主軸部に外装
    されて上記旋回スクロールと組合い、そのラップを上記
    旋回スクロールのラップに噛合せて上記旋回スクロール
    との間に複数の圧縮空間を形成する固定スクロールと、
    上記クランクシャフトの副軸部を差込まれる副軸受部を
    有し上記固定スクロールとの間に上記旋回スクロールを
    介在させて上記固定スクロールと連結された副軸受部材
    と、上記旋回スクロールと上記副軸受部材との間に配置
    され上記旋回スクロールを上記圧縮空間内の圧力に応じ
    てスラスト方向へ変位させるスラスト受リングとを具備
    したスクロール形圧縮機。
  2. (2)主軸部とこの主軸部に対して偏心したクランク軸
    部と上記主軸部と同心的に設けられた副軸部とからなり
    その内部に軸心に沿って延びる油通路を有し、回転して
    上記油通路に油を吸上げるクランクシャフトと、筒状の
    クランク軸受部とこのクランク軸受部を中心として外側
    へ延びる渦巻状のラップとを有し上記クランク軸受部に
    上記クランク軸部を差込まれて上記クランク軸部に外装
    され、上記クランクシャフトの回転に伴って旋回すると
    ともに、上記油通路に吸上げられた上記油を上記クラン
    ク軸受部と上記クランク軸部との間に供給される旋回ス
    クロールと、上記クランクシャフトの主軸部を差込まれ
    る主軸受部と渦巻状のラップとを有し上記主軸部に外装
    されて上記旋回スクロールと組合い、そのラップを上記
    旋回スクロールのラップに噛合せて上記旋回スクロール
    との間に複数の圧縮空間を形成する固定スクロールと、
    上記クランクシャフトの副軸部を差込まれる副軸受部を
    有し上記固定スクロールとの間に上記旋回スクロールを
    介在させて上記固定スクロールと連結された副軸受部材
    と、上記旋回スクロールと上記副軸受部材との間に配置
    され上記旋回スクロールを上記圧縮空間内の圧力に応じ
    てスラスト方向へ変位させるスラスト受リングと、上記
    副軸受部に外装されるとともに上記スラスト受リングの
    内側に配置され、上記クランク軸部と上記クランク軸受
    部との間に供給された油を塞止めて上記クランク軸部と
    上記クランク軸受部との間に上記油を確保する油溜め部
    材とを具備したスクロール形圧縮機。
  3. (3)スラスト受リングと油溜め部材とを一体に形成し
    たことを特徴とする請求項(2)記載のスクロール形圧
    縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160047381A1 (en) * 2013-03-29 2016-02-18 Daikin Industries, Ltd. Compressor
US9447786B2 (en) * 2013-03-29 2016-09-20 Daikin Industries, Ltd. Compressor with trailing and leading edges of oil discharge passage displaced behind trailing and leading edges of oil supply hole

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