JPH04121454A - ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH04121454A
JPH04121454A JP23934390A JP23934390A JPH04121454A JP H04121454 A JPH04121454 A JP H04121454A JP 23934390 A JP23934390 A JP 23934390A JP 23934390 A JP23934390 A JP 23934390A JP H04121454 A JPH04121454 A JP H04121454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
plunger
valve
chamber
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23934390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2955339B2 (ja
Inventor
Takeo Yoshida
武雄 吉田
Takahiro Suzuki
隆広 鈴木
Giichi Nakamura
義一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2239343A priority Critical patent/JP2955339B2/ja
Priority to EP91114779A priority patent/EP0474168B1/en
Priority to DE69110582T priority patent/DE69110582T2/de
Publication of JPH04121454A publication Critical patent/JPH04121454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2955339B2 publication Critical patent/JP2955339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディーゼルエンジン用の燃料噴射装置に係り
、特にその燃料の吐出量を変化させるための構造に関す
る。
[従来の技術] ディーゼルエンジンに用いられる燃料噴射装置は、適量
の燃料を加圧するプランジャ形の燃料噴射ポンプと、こ
の加圧された燃料をエンジンの燃焼室内に噴射する燃料
噴射弁を備えている。
上記燃料噴射ポンプは、ポンプハウジングのシノンダ内
に、エンジンからの動力伝達によって駆動されるプラン
ジャを軸方向に摺動可能に収容してなり、このプランジ
ャの先端とシリンダの終端との間に、燃料を吸入・圧縮
するためのポンプ室か形成されている。そして、このポ
ンプ室の吐出口に、加圧された燃料を上記燃料噴射弁に
導く燃料噴射通路か接続されている。
ところで、二の種の燃料噴射装置において、従来、燃料
噴射弁に供給される燃料圧力を均一化したり、燃料噴射
ポンプが吸入行程にある時期でも燃料噴射を行うことを
目的として、上記燃料噴射通路の途中に、加圧された燃
料を蓄える大容量の蓄圧室を設けたものが知られている
そして、この蓄圧式の燃料噴射装置でも、燃料噴射量を
エンジンの運転状況に応じてコントロルする機構か付加
されている。この従来のコントロール機構は、上記燃料
噴射通路あるいは蓄圧室に接続された燃料逃し通路と、
この燃料逃し通路に設けられた燃料逃し弁を備えており
、この燃料逃し弁を開閉することにより、ポンプ室で加
圧された燃料の一部を逃す方式が採られている。
[発明か解決しようとする課題] ところが、この従来の構成によると、燃料噴射ポンプの
プランジャは、燃料の要求噴射量が少ない運転領域でも
、ポンプ室に吸入された燃料の全てを圧縮しているので
、このプランジャが圧縮行程に至った際に、プランジャ
を押し戻そうとする抵抗力が大きくなる。
このため、プランジャの駆動に必要なトルクが増大し、
エンジンのロス馬力が多くなるといった問題がある。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので
、プランジャの駆動トルクを少なくして、エンジンの駆
動力の損失を低減することができ、しかも、万−燃料逃
し弁が故障して、燃料逃し通路が開いたままとなっても
、燃料噴射弁にエンジンの運転に必要な燃料を供給でき
るディーゼルエンジンの燃料噴射装置の提供を目的とす
る。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、プランジャが臨むポンプ室
に、このプランジャのストローク範囲内に位置して燃料
逃し通路を接続し、この燃料逃し通路のポンプ室への開
口部を、上記プランジャの圧縮方向への最大ストローク
位置よりもプランジャの吸入方向にずれた位置に設ける
とともに、上記燃料逃し通路の途中に、少なくともエン
ジンの始動時に閉じられる燃料逃し弁を設けたことを特
徴としている。
[作用] この構成によれば、少なくともエンジンの始動時を除き
、ポンプ室に吸入された燃料の一部は、プランジャが燃
料逃し通路の開口部を閉塞するまでの期間中、・この燃
料逃し通路を介してポンプ室の外方に流出することにな
り、ポンプ室内の燃料は、プランジャで圧縮される以前
の低圧のうちにポンプ室から逃される。このため、燃料
の要求噴射量が少ない運転領域では、プランジャによっ
て圧縮される実質的な燃料量が少なくなり、その分、プ
ランジャの駆動トルクを低減できる。
その上、万一、燃料逃し弁が故障して燃料逃し通路が開
いたままの状態に陥ったとしても、燃料逃し通路のポン
プ室への開口位置は、プランジャの最大圧縮位置よりも
このプランジャの吸入方向にすれているので、プランジ
ャは、このずれ分に対応したストロークだけポンプ室内
で燃料を加圧することかできる。このため、燃料噴射弁
に燃料を供給し続けることができ、エンジンの運転状態
を維持できる。
[実施例] 以下本発明の第1実施例を、第1図ないし第11図にも
とづいて説明する。
第1図および第6図は、燃料噴射装置1を示しており、
この燃料噴射装置1は、ケーシング2を備えている。ケ
ーシング2内には、駆動軸3か支持されており、この駆
動軸3は、ディーゼルエンジン4のクランク軸5によっ
て回転駆動される。
駆動軸3は、ケーシング2内のロータリー式フィードポ
ンプ6を回転駆動している。このフィードポンプ6は、
燃料タンク7内の燃料を吸い上げた後、この燃料をケー
シング2内の低圧燃料室8に供給するようになっている
駆動軸3の一端には、カップリング9を介してカムフレ
ート10が連結されている。カムプレート10の一端面
には、エンジン4の気筒数に対応した複数のフェイスカ
ム11が形成され、これらフェイスカム11は、複数の
ローラ12に接している。ローラ12は、リング状のロ
ーラホルダ13を介してケーシング2に支持されている
したかって、駆動軸3が回転すると、カムプレート10
のフェイスカム11がローラ12に順次接触していくの
で、このカムプレート10は、回転する間にエンジン4
の気筒数に対応した数だけ駆動軸3の軸方向に往復動さ
れる。
ケーシング2には、ポンプハウジング14が連結されて
いる。ポンプハウジング14は、カムプレート10に対
向しており、このポンプハウジング14内には、プラン
ジャ形の燃料噴射ポンプ15か設けられている。
燃料噴射ポンプ15は、低圧燃料室8に開口するシリン
ダ16を備えている。シリンダ16内には、プランジャ
17か軸方向に摺動可能に装着されている。プランジャ
17の一端は、カムブレト10に同軸状に連結されてお
り、このプランジャ17は、カムプレート10と一体に
回転しつつ軸方向に往復動される。
プランジャ17とシリンダ16の終端との間には、ポン
プ室18が形成されている。ポンプ室]8の周面には、
低圧燃料室8に連なる吸入通路]9か開口されている。
吸入通路19のポンプ室18への開口端は、プランジャ
17かシリンダ16から引き出された際に、ポンプ室1
8に連通ずる構成となっており、二の連通により低圧燃
料室8内の燃料が、逆止弁19aを介してポンプ室]8
に吸入される。
ポンプハウジング14の側面には、凹部20が形成され
ている。凹部20は、ポンプハウジング14にボルト締
めしたチャンバケース21によって覆われており、この
チャンバケース21と凹部20との間には、大容量の蓄
圧室22が形成されている。二の蓄圧室22は、ポンプ
室18に隣接した状態でポンプハウジング14内に一体
に設けられている。また、ポンプ室18の終端には、加
圧された燃料の吐出口23が形成されている。この吐出
口23は、ポンプハウジング14内で蓄圧室22に開口
されている。
二のため、プランジャ17がシリンダ16内に押し込ま
れると、ポンプ室18に吸入された燃料が加圧されて、
吐出口23から蓄圧室22に吐出され、この蓄圧室22
に蓄えられるようになっている。
吐出口23と蓄圧室22との連通部分には、ポンプ室1
8から蓄圧室22に向かう燃料の流れのみを許容する送
出し弁24が設けられている。送出し弁24は、弁体2
5を保持する筒状のバルブボデー26を備えている。バ
ルブボデー26は、蓄圧室22内に突出されており、こ
のバルブボデ26の突出先端には、加圧された燃料を蓄
圧室22に導く開口部27が形成されている。
ポンプハウジング14とチャンバケース21との間には
、燃料フィルタ30が挾み込まれている。
燃料フィルタ30は、蓄圧室22をポンプ室18からの
燃料か流れ込む上流室22aと、チャンバケース21側
の下流室22bとに区画している。
そして、チャンバケース21には、上記下流室22b内
の燃料を燃料噴射弁32に供給する燃料分配管31が接
続されている。
したがって、本実施例の場合は、ポンプ室18から燃料
分配管31に至るまでの糸路によって、加圧された燃料
を燃料噴射弁32に導く燃料通路33か構成され、この
燃料通路33の途中に上記蓄圧室22が位置されている
なお、上記燃料噴射弁32は、例えば「特開平2−10
8848号公報」に開示されているように、そのバルブ
ボデー32a内に電磁弁で開閉される燃料蓄圧室を有す
る蓄圧式のものである。そして、この燃料噴射弁32は
、電磁弁を所定のタイミングでコンピュータ制御するこ
とにより、燃料を噴射するとともに、この燃料噴射期間
は、アイドリングを含む全回転域に亘って、略一定のク
ランク角の範囲内に規定されている。
一方、ポンプハウジング14の上面には、凹陥部35か
形成されている。凹陥部35には、圧力可変装置36が
取り付けられている。圧力可変装置36は、凹陥部35
に嵌合されたハウジング37を有している。ハウジング
37の中央部には、第1のシリンダ38が形成されてお
り、このシリンダ38は、ハウジング37の上面に開口
されている。そして、ハウジング37は、凹陥部35に
ねし込んだ円筒状のナツト39によって、ポンプハウジ
ング14に抜は止め固定されている。第1のシリンダ3
8は、ハウジング37の底面およびポンプハウジング1
4に形成した導入路40を介して蓄圧室22の上流室2
2aに連なっており、この第1のシリンダ38内には、
上記プランジャ17で加圧された燃料の一部が導入され
る。
ポンプハウジング14の上面には、ピストンケス42か
取り付けられている。ピストンケース42は、上記ハウ
ジング37やナツト39を覆い隠しており、このピスト
ンケース42の内部には、ピストンケース42の下面に
開口する第2のシリンダ43か形成されている。第2の
シリンダ43は、第1のシリンダ38と同軸状に配置さ
れており、しかも、この第1のシリンダ38よりも格段
に大径に形成されている。この第2のシリンダ38内に
は、ピストン44が軸方向に摺動可能に嵌合されている
。ピストン44の下面中央部には、小径部45が同軸状
に突設されている。小径部45は、第1のシリンダ38
に軸方向に摺動可能に嵌合されており、この小径部45
の先端と第1のシリンダ38の底面との間には、上記導
入路40か開口する下部加圧室46か形成されている。
ピストン44の上面には、略全面に亘る大きさの凹部4
7が形成されている。この凹部47と第2のシリンダ4
3の上端面との間には、下部加圧室46よりも容量の大
きな上部加圧室48か形成されている。凹部47の底面
には、小径部45内に延びる縦通路49が形成されてい
る。この縦通路49は、小径部45の先端面に開口する
連通口50に連なっており、これら縦通路49と連通口
50により、下部加圧室46と上部加圧室48とが互い
に連通されている。そして、下部加圧室46には、上記
蓄圧室22から上部加圧室48に向かう燃料の流れのみ
を許容するボール弁51が設けられている。
したがって、蓄圧室22内の燃料の一部は、下部加圧室
46と上部加圧室48の双方に導入されるか、この際、
上部加圧室48に臨むピストン44は、下部加圧室46
に臨む小径部45よりも大径で、燃料の受圧面積が大き
いため、ピストン44を上向きに押圧する力よりも、下
向きに押圧する力の方が大きくなる。このことから、ピ
ストン44は、小径部45を介してボール弁51を導入
路40の開口部に押し付けており、蓄圧室22と下部加
圧室46との連通を遮断している。
第5図に示すように、ピストンケース42の側面には、
圧力センサ55か取り付けられている。
圧力センサ55は、ピストンケース42の圧力導入路5
6を介して上部加圧室48に臨んでおり、この上部加圧
室48内の燃料圧力を検出するようになっている。
また、ピストンケース42の上面には、装着凹部57が
形成されている。装着凹部57の底面には、上部加圧室
48に連なる燃料逃し孔58か形成されている。装着凹
部57内には、ホルダ59が嵌合され、ナツト60によ
って抜は止め固定されている。ホルダ5つは、上面が閉
塞された円筒状をなしており、このホルダ59内には、
第7図に示すように、燃料逃し孔58を開閉する電磁式
の開閉弁61が収容されている。
開閉弁61は、上記燃料噴射弁32に供給される燃料圧
力を、エンジン運転状況に応じて変化させるだめのもの
で、上記装着凹部57内に位置するベース62を備えて
いる。ベース62には、燃料逃し孔58に連なる弁孔6
3か形成されており、この弁孔63のホルダ59内への
開口端には、弁孔63を開閉するボール形の弁体64が
設けられている。
ホルダ5つ内には、開閉弁61の駆動部となる電磁石6
5が収容されている。電磁石65は、コア66と、この
コア66の外周に巻回されたコイル67と、このコイル
67やコア66の周囲を覆うヨーク68とで構成され、
そのコア66がベス62の上方に位置されている。ヨー
ク68の下端部は、ベース62の外周にねじ込まれてお
り、このヨーク68とホルダ59との間には、燃料流通
用の間隙69か形成されている。
コア66とベース62との間の空間70には、弁体64
を開閉するためのアーマチュア71が配置されている。
アーマチュア71は、コア66の中心部を貫通するガイ
ド軸72を備えており、このガイド軸72の先端部が線
状のばね部材73によって下向きに押圧されている。こ
の押圧により、アーマチュア71は、弁体64を弁孔6
3の開口縁部に押し付けており、この弁孔63が閉じら
れている。
さらに、ヨーク68には、上記空間70と間隙69とを
連通させる連通ロア4が形成されている。
二の連通ロア4は、間隙69を介してホルダ59の上部
の燃料戻しロア5に連なっている。この燃料戻しロア5
は、燃料戻し管76を介して燃料タンク7に接続されて
いる。
したかって、本実施例の場合は、蓄圧室22に連なる導
入路40からホルダ59の燃料戻しロア5までの各種の
孔や通路および隙間等によって、プランジャ17で加圧
された燃料の一部を燃料タンク7に戻す燃料戻し通路7
7が構成されている。
ところで、このような構成の燃料噴射g置1は、開閉弁
61の電磁石65を励磁させることで、燃料噴射弁32
に供給する燃料圧力を変化させ、燃料の実質的な噴射量
をエンジンの運転状況に応じて制御している。
すなわち、電磁石65が励磁されると、アーマチュア7
1か吸引されるので、弁体64の押圧か解除され、この
弁体64が弁孔63内の燃料の圧力を受けて弁孔63か
ら離脱する。すると、弁孔63が開放され、上部加圧室
48内の燃料か燃料戻し管76に流出する。
このため、ピストン44を下向きに押圧する力か消失す
るので、このピストン44は、小径部45に加わる燃料
圧力を受けて上昇する。このピストン44の上昇により
、ボール弁5]も導入路40内の燃料圧力を受けて導入
路40の開口端から離脱するので、蓄圧室22内の燃料
の一部かポル弁51や縦通路49を経て上部加圧室48
に流出する。
したかって、この燃料の流出分だけ、蓄圧室22内の燃
料圧力が低くなるので、燃料噴射弁32に供給される燃
料圧力も低くなる。そして、二の場合、電磁石65に印
加される電圧の大きさによって、アーマチュア71を吸
引する力が変化するので、この電圧が高ければ、アーマ
チュア71を吸引する力が大きくなって、弁孔63から
弁体64が大きく離間し、燃料の流出量が多くなる。 
 これに対し、電磁石65に印加される電圧が低いと、
アーマチュア71を吸引する力が弱くなるので、逆に弁
孔63の開度が小さ(なり、燃料の流出量が減少する。
このことから、電磁石65に印加される電圧の大きさに
よって、燃料の流出量、ひいては燃料噴射弁32に供給
される燃料圧力か変化することになる。
一方、電磁石65の励磁を解除すると、アーマチュア7
1かばね部材73によって下方に押圧され、弁体64が
弁孔63を閉じるので、上部加圧室48の圧力が上昇し
、ピストン44が再び下向きに押圧される。この抑圧に
より、下部加圧室46と蓄圧室22との連通が遮断され
て、蓄圧室22の燃料の流出か停止され、燃料噴射弁3
2に供給される燃料圧力が高くなる。
そして、このように電磁石65に印加される電圧は、エ
ンジン運転中、マイクロコンピュータ80から出力され
る信号によって制御される。
すなわち、マイクロコンピュータ80には、エンジン運
転中、エンジンの運転状況を示すデータとして、エンジ
ン回転数およびアクセル開度に対応するエンジン負荷と
、上記圧力センサ55からの燃料圧力を示す信号か入力
される。そして、マイクロコンピュータ80は、これら
信号にもとづいてエンジン運転状況を判断し、電磁石6
5に印加すべき電圧を決定する。
この電圧を決定するに際して、マイクロコンピュータ8
0には、上記エンジン回転数およびエンジン負荷等を基
準として、その時のエンジン運転状況に最適な電磁石6
5の印加電圧を導くためのマツプが予め記憶されている
第8図は、電磁石65の印加電圧を導くためのマツプの
一例を示しており、第9図は、エンジン回転数およびエ
ンジン負荷を基準として、その時のエンジン運転状況に
最適な燃料圧力を導くマツプの一例を示している。
これらマツプから分かるように、基準電圧V2は、0.
47 (V)〜4.8 (V)の範囲内で変化し、この
基準電圧■2の変化に応じて、燃料噴射弁32に供給さ
れる燃料圧力は、83.5(kg/ c4 )〜300
 ()cg/ cj)の範囲内で変化するように規定さ
れている。
ここで、上記マイクロコンピュータ80が行う処理内容
について、第10図を加えて説明する。
ます、マイクロコンピュータ80は、圧力センサ55か
ら送られてくる燃料圧力を電圧■、に変換する。それと
ともに、このマイクロコンピュータ80は、検出された
実際のエンジン回転数およびエンジン負荷にもとづいて
、上記マツプ上から電磁石65に印加すべき電圧、つま
り、基準電圧V2を検索し、この基準電圧V2と上記実
際の燃料圧力を示す電圧V1とを比較する。
二の比較により、実際の検出電圧■1か基準電圧v2を
上回っていると判断すると、マイクロコンピュータ80
は、電磁石65にこれを励磁させる駆動パルスを送出す
る。
すなわち、第11図は、プランジャ17の動きと上部加
圧室48(蓄圧室22)の燃料圧力との関係を示すもの
で、圧力センサ55から送られてくる圧力信号は、電圧
v1と比例関係にある。ここで、第11図中(a)は、
燃料圧力を制御しない場合のプランジャ17の動きと電
圧V1との関係を示し、第11図中(b)は、燃料圧力
を制御する場合のプランジャ17の動きと電圧V1との
関係を示している。
この第11図中(b)に示すように、上部加圧室48の
燃料圧力を示す電圧■1が、その時の運転状況に最適な
基準電圧V2を上回ると、マイクロコンピュータ80か
ら駆動パルスか送出され、電磁石65が励磁される。こ
の電磁石65の励磁により、開閉弁61が開操作されて
、蓄圧室22や上部加圧室48の燃料が燃料戻し管76
に逃され、蓄圧室22や上部加圧室48の燃料圧力か低
下する。このため、電圧V1が低下するとともに、燃料
噴射弁32に供給される燃料圧力も低くなる。
この燃料の流出により、電圧V1が基準電圧V2を下回
ると、電磁石65への通電が停止され、電磁石65の励
磁が解除される。すると、開閉弁61が閉操作され、蓄
圧室22や上部加圧室48からの燃料の流出が停止され
るので、これら蓄圧室22や上部加圧室48の燃料圧力
が再び上昇する。このため、電圧■1か上昇するととも
に、燃料噴射弁32に供給される燃料圧力か高くなる。
電圧V、の上昇により、この電圧VIが基準電圧v2を
上回ると、再び電磁石65に駆動パルスが出力され、以
降、開閉弁65は、電圧v1が基準電圧V2に一致する
ように開閉動作を繰り返すことになる。
したかって、実際に燃料噴射弁32に供給される燃料圧
力は、予め決定されたエンジン運転状況に最適な燃料圧
力に合致するように制御されることになる。
一方、ポンプハウジング14には、ポンプ室18の周面
に開口する燃料逃し通路85が形成されている。燃料逃
し通路85のポンプ室18への開口部、つまり、逃し口
86は、第2図に示すように、プランジャ17のストロ
ーク範囲S内に位置している。しかも、この逃し口86
は、ポンプ室18に対し、プランジャ17の圧縮方向へ
の最大ストローク位置よりもプランジャ17の吸入方向
にずれた位置、本実施例の場合は、プランジャ17のス
トローク量の半分S/2だけ、このプランジャ17の吸
入方向にずれた位置に開口されている。
そして、燃料逃し通路85は、上記燃料戻し管76に接
続されており、この燃料逃し通路85の途中には、ここ
を開閉する電磁式の燃料逃し弁87が設けられている。
この燃料逃し弁87は、ディーゼルエンジン4の始動時
とこのエンジン4か最大トルクを発生させる回転数に至
った際に閉じられるようになフており、この燃料逃し弁
87が燃料逃し通路85を開閉するタイミングは、上記
マイクロコンピュータ80によって制御される。
すなわち、例えばエンジン4がアイドリングを含む低負
荷・低回転域にあるような運転状況では、上記第9図か
らも明らかなように、燃料噴射弁32に供給される燃料
圧力は低いので、上記圧力可変装置36の開閉弁61は
、単位時間当たりの作動回数が多くなる。したがって、
第3図に示すように、マイクロコンピュータ80は、こ
の開閉弁61の作動回数を検知し、この作動回数からエ
ンジン4が燃料逃し弁87を開く運転領域にあるか否か
について判断する。
ここで、マイクロコンピュータ80には、開閉弁61の
作動回数からエンジン4が燃料逃し弁87を開く運転領
域にあるか否かを判断するためのマツプが予め記憶され
ている。そして、上記マイクロコンピュータ80は、エ
ンジン4が燃料逃し弁87を開く運転領域にあると判断
すると、内蔵された作動回数−開きタイミングマツプか
ら、その時のエンジン4の運転状況に対応する燃料逃し
弁87の開きタイミングを読み出し、これを実現するだ
めの信号を燃料逃し弁87の駆動部に送出する。
このため、第4図に示すように、燃料噴射弁32に供給
される燃料圧力が低い領域では、上記プランジャ17の
圧縮方向へのストロークに対して燃料逃し弁87が開き
始めるタイミングAが早くなる。すると、プランジャ1
7が圧縮方向にストロークしている過程でも、このプラ
ンジャ17が逃し口86を閉じるまでの期間tは、ポン
プ室18に吸入された燃料か、透し口86から燃料逃し
通路85を通って流出するので、燃料の吐出量は変化せ
ず、プランジャ17の1ストローク当たりの実質的な燃
料吐出量が少なくなる。
同様に、高負荷・高回転域のように、燃料噴射弁32に
供給される燃料圧力か高い領域では、燃料逃し弁87が
開き始めるタイミングAか遅れるので、燃料の吐出量が
変化しない期間tが短くなり、プランジャ17の1スト
ローク当たりの実質的な燃料吐出量が多くなる。
また、ディーゼルエンジン4の始動時やこのエンジン4
が最大トルクを発生させる回転数での運転中のように、
燃料の要求噴射量が多い領域では、燃料逃し弁87は全
閉となる。このため、第4図中Bで示すよう1手、ポン
プ室18に吸入された燃料の全てか圧縮され、燃料の吐
出量が最大となる。
このような本発明の第1実施例によれば、燃料噴射弁3
2に供給される燃料圧力が低く、燃料の要求噴射量が少
ない運転領域では、ポンプ室18に吸入された燃料の一
部は、燃料逃し通路85を通じて燃料タンク7に流出さ
れるので、このポンプ室18内の燃料は、圧縮される以
前の低圧のうちにポンプ室18から逃がされる。
すると、プランジャ17で圧縮される実質的な燃料量が
少なくなるので、その分、プランジャ17を押し戻そう
とする力も小さくなる。したがって、プランジャ17の
駆動トルクを低減することができ、ディーゼルエンジン
4の駆動力の損失(ロス馬力)を少なく抑えることがで
きる。
しかも、燃料逃し通路85の逃し口86は、ポンプ室1
8内において、プランジャ17の圧縮方向への最大スト
ローク位置よりもプランジャ17のストローク量の半分
S/またけ、このプランジャ17の吸入方向にずれた位
置に開口されているので、万一、燃料逃し弁87が故障
して、燃料逃し通路85が開いたままとなっても、第4
図中Cて示すように、プランジャ17は、その半分のス
トロークで燃料を圧縮することができる。
このため、燃料逃し弁87が故障しても、燃料噴射ポン
プ15は、燃料噴射弁32に対し最大吐出量の半分の吐
出thQの燃料を供給することができ、ディーゼルエン
ジン4の運転状態を維持することかできる。
なお、本発明は、上記第1実施例に特定されるものでは
なく、第12図および第13図に本発明の第2実施例を
示す。
この第2実施例で上記第1実施例と相違する点は、燃料
逃し弁87の開閉タイミングを、エンジン回転数および
エンジン負荷にもとづいて制御するようにした点にある
すなわち、マイクロコンピュータ80には、工ンジン4
の運転状況を示すデータとして、エンジン回転数と、ア
クセル開度に対応したエンジン負荷を示す信号が入力さ
れる。この際、マイクロコンピュータ80には、上記エ
ンジン回転数およびエンジン負荷を基準として、その時
の運転状況に対応した燃料逃し弁87の開きタイミング
を導くためのマツプか予め記憶されている。
第13図は、エンジン回転数およびエンジン負荷から燃
料逃し弁87の開きタイミングを導くマツプの一例を示
している。このマツプから分かるように、アイドリング
を含む低負荷・低回転運転時には、マイクロコンピュー
タ80は、燃料逃し弁87の駆動部に、燃料逃し弁87
を全開とする信号を送出し、中負荷・中回転運転時には
、燃料逃し弁87の開度をエンジン回転数等に応じて変
化させる信号を送出する。
また、要求噴射量が多くなるディーゼルエンジン4の始
動時と、エンジン4が最大トルクを発生させる回転数で
の運転中を含む高負荷・高回転運転時には、燃料逃し弁
87を全閉とする信号を燃料逃し弁87の駆動部に送出
するプログラムが組まれでいる。
この二とから、マイクロコンピュータ80は、上記エン
ジン回転数等を示すデータが入力されると、上記マツプ
から燃料逃し弁87の開きタイミングを読み出し、これ
を実現するための信号を燃料逃し弁87の駆動部に送出
する。
したかって、この第2実施例においても、燃料の要求噴
射量か少ない運転領域において、ポンプ室18に吸入さ
れた燃料の一部を逃すことができ、上記第1実施例と同
様の効果を得ることができる。
なお、この第2実施例においては、エンジン4が最大ト
ルクを発生させる回転数での運転中を含む高負荷・高回
転運転時に、燃料逃し弁87を全閉とするようにしたか
、本発明はこれに限らす、燃料逃し弁87の開度か小さ
くして、ポンプ室18内の燃料を僅かに流出させるよう
にしても良い。
また、上記実施例では、開閉弁とこの開閉弁によって作
動される圧力可変装置、ならびに燃料逃し弁を、燃料噴
射装置のポンプハウジングに一体的に組み込んだが、本
発明はこれに限らず、上記開閉弁、圧力可変装置および
燃料逃し弁をポンプハウジングと別体としても良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、燃料の要求噴射量が少な
い運転領域では、ポンプ室内の燃料は、圧縮される以前
の低圧のうちにポンプ室から逃されるので、プランジャ
によって圧縮される実質的な燃料量が少なくなる。この
ため、プランジャの駆動トルクを低減でき、エンジンの
駆動力の損失を少なく抑えることかできる。
それとともに、万一、燃料逃し弁が故障して、燃料逃し
通路が開いたままとなっても、プランジャは、その圧縮
行程の末期において燃料を加圧することができる。この
ため、燃料噴射弁に燃料を供給し続けることができ1、
ディーゼルエンジンの運転状態を維持できるといった利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は、本発明の第1実施例を示し、 第1図は、燃料噴射装置全体の断面図、第2図は、燃料
噴射ポンプのプランジャと燃料逃し通路の位置関係を示
す断面図、 第3図は、燃料逃し弁を駆動する際のマイクロコンピュ
ータの処理内容を示すフローチャート、第4図は、プラ
ンジャのストローク量と燃料の吐出量との関係を示す特
性図、 第5図は、第1図中■−V線に沿う断面図、第6図は、
燃料噴射装置の概略を示す構成図、第7図は、圧力可変
装置回りを拡大した断面図、第8図は、エンジン回転数
およびエンジン負荷を基準として、その時のエンジン運
転状況に最適な電磁石の印加電圧を説明するための図、
第9図は、エンジン回転数およびエンジン負荷を基準と
して、その時のエンジン運転状況に最適な燃料圧力を説
明するだめの図、 第10図は、開閉弁を駆動する際のマイクロコンピュー
タの処理内容を示すフローチャート、第11図は、基準
電圧と検知電圧との関係と、マイクロコンピュータから
出力される駆動パルスとの関係を示す図、 第12図および第13図は、本発明の第2実施例を示し
、 第12図は、燃料逃し弁を駆動する際のマイクロコンピ
ュータの処理内容を示すフローチャート、第13図は、
エンジン負荷およびエンジン回転数を基準として、その
時の運転状況に対応した燃料逃し弁の開きタイミングを
説明するための図である。 4・・・ディーゼルエンジン、14・・・ポンプハウジ
ング、15・・・燃料噴射ポンプ、17・・・プランジ
ャ、18・・・ポンプ室、19・・・吸入通路、32・
・・燃料噴射弁、33・・・燃料通路、85・・・燃料
逃し通路、86・・・開口部(逃し口)、87・・・燃
料逃し弁。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 第10 図 qフ 通0 エレブン負葡 =8 浦− 工ンヅン負荷 第12 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  ポンプハウジング内にエンジンからの動力伝達によっ
    て駆動されるプランジャを軸方向に摺動可能に収容する
    とともに、このプランジャの先端とポンプハウジングと
    の間にポンプ室を形成してなる燃料噴射ポンプと、 この燃料噴射ポンプのポンプ室に燃料を導くための吸入
    通路と、 上記燃料噴射ポンプのポンプ室に連なり、上記プランジ
    ャで加圧された燃料を燃料噴射弁に導くための燃料通路
    と、 を具備し、 上記ポンプ室に、上記プランジャのストローク範囲内に
    位置して燃料逃し通路を接続し、この燃料逃し通路のポ
    ンプ室への開口部を、上記プランジャの圧縮方向への最
    大ストローク位置よりもプランジャの吸入方向にずれた
    位置に設けるとともに、 上記燃料逃し通路の途中に、少なくともエンジンの始動
    時に閉じられる燃料逃し弁を設けたことを特徴とするデ
    ィーゼルエンジンの燃料噴射装置
JP2239343A 1990-08-31 1990-09-10 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 Expired - Fee Related JP2955339B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2239343A JP2955339B2 (ja) 1990-09-10 1990-09-10 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
EP91114779A EP0474168B1 (en) 1990-08-31 1991-09-02 High pressure fuel injection system for an internal combustion engine
DE69110582T DE69110582T2 (de) 1990-08-31 1991-09-02 Hochdruck-Kraftstoffeinspritzsystem für eine Brennkraftmaschine.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2239343A JP2955339B2 (ja) 1990-09-10 1990-09-10 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04121454A true JPH04121454A (ja) 1992-04-22
JP2955339B2 JP2955339B2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=17043330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2239343A Expired - Fee Related JP2955339B2 (ja) 1990-08-31 1990-09-10 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2955339B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112016A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Denso Corp 燃料供給ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112016A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Denso Corp 燃料供給ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2955339B2 (ja) 1999-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100373616B1 (ko) 고압 연료 펌프 및 고압 연료 펌프용 캠
US6024064A (en) High pressure fuel injection system for internal combustion engine
JP3598610B2 (ja) 電磁弁およびこれを用いた燃料ポンプ
JPS61261653A (ja) 燃料供給装置
JP4443051B2 (ja) 内燃機関のための燃料噴射弁
US4407249A (en) Fuel injection pump for self-igniting internal combustion engines
JPH0821337A (ja) 燃料噴射装置
US6637410B2 (en) High pressure fuel supply apparatus
EP0682177A1 (en) Fuel injection pump having reduced reflux pulsation effects
JPH04121454A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
JPS6010182B2 (ja) 分配型燃料噴射ポンプ
JP2955338B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
JPS5951156A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP3733928B2 (ja) 高圧燃料供給装置
US6447263B1 (en) Fuel pump with auxiliary pumping chamber
JPH1073064A (ja) 高圧供給ポンプ
JPH0341089Y2 (ja)
US6644287B2 (en) High pressure fuel supply apparatus
WO2000055495A1 (fr) Pompe d'alimentation en combustible
JPH04214941A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法
JPS63201330A (ja) 燃料噴射ポンプ
KR20030074222A (ko) 인젝션 펌프 및 이 인젝션 펌프를 구비한 디젤 엔진의연료 공급 장치
JPH10306761A (ja) 高圧燃料ポンプに用いる電磁弁
JPH1137012A (ja) ポンプ
JPH11351089A (ja) 燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees