JPH0412059Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動ワインダーで巻上げられた満巻パ
ツケージを格納する装置に関する。

〔従来の技術〕

精紡機上りの精紡ボビンを所定の糸量、形状の
パツケージに巻返す自動ワインダーにおいては、
多数のワインデイングユニツトを並設し、各ワイ
ンデイングユニツトで巻上げられた満巻パツケー
ジを玉揚装置によりユニツトより玉揚し、ユニツ
トに沿つてワインダー長手方向に走行する搬送コ
ンベアによつて、ワインダー機台端部まで上記パ
ツケージを搬送することが行われている。さら
に、機台端部に達したパツケージは、待機する作
業者によつて遂時、取り上げられて箱詰めされる
か、あるいは、出願人が先に出願した特公昭54−
24587号に示されるように、天井レールに沿つて
走行するハンガーにパツケージを昇挙させて移載
し、ハンガーに１個ずつ吊下げてパツケージ貯溜
所まで搬送させる方法が行われている。

即ち、前者の場合は、ワインダーから玉揚され
るパツケージは時間的にランダムであり、作業者
は絶えず機台端部に待機しておくか、他の場所で
の作業中にも注意を払う必要があり、極めて面倒
である。また後者の場合には、天井走行ハンガー
で吊下げたパツケージを貯溜所でいつたんプール
する際にも、極めて広いスペースを必要とする等
の問題点がある。

〔考案が解決しようとする課題〕

本考案は上記点に着目してなされたものでワイ
ンダーから時間的、空間的にランダムに玉揚、搬
送される満巻パツケージを、ワインダーの機台端
部に配したパツケージ格納ボツクス内に、遂時格
納し、ワインダーからランダムに搬送されるパツ
ケージを整然と格納する装置を提供することを目
的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本考案は、ワインダーから排出されるパツケー
ジを移送するワインダー側コンベアに続いて別の
パツケージコンベアを設け、該コンベアの側方に
は、該コンベアの進行方向と直角方向に払い出さ
れるパツケージを受入れるための複数列のズグザ
グ状通路を有するストツカーを配置し、上記パツ
ケージコンベアには、該コンベア上を移送される
パツケージを上記ストツカの上記複数通路の内の
収容されるべき通路に対応する位置に停止させる
位置決め機構を設け、かつ該位置決め機構が上記
パツケージコンベアに沿つて移動可能なパツケー
ジ感知板を有しており、上記パツケージ位置決め
機構により位置決めされたパツケージを上記スト
ツカの通路へ払出すパツケージ払い出し機構を設
け、該払い出し機構は、上記パツケージ位置決め
機構のパツケージ感知板がパツケージの到着を検
出した時に作動するパツケージ押し出し板を有
し、ワインダーから排出されたパツケージをスト
ツカのジグザク通路内へ転動収容するようにした
ものである。

〔実施例〕

本考案の実施例を図面に従つて説明する。

第１，２図において自動ワインダー１の機台端
部側方には、ワインダー側のパツケージ搬送コン
ベア２に続いて、パツケージ格納装置Ｔが設けら
れる。

上記パツケージ格納装置Ｔは、ワインダーに対
して定位値に設置したパツケージコンベア２およ
び払出し機構３と、上記パツケージコンベア近傍
に設けられる移動可能なストツカー７とよりな
る。

本実施例では、パツケージコンベア２は２本の
丸ベルト４ａ，４ｂを一定の間隔を有して平行に
走行させるタイプであり、パツケージ払出し機構
３はコンベア上の定位置に到つたパツケージをコ
ンベアの走行方向と直交する方向へ押出す押し出
し板５ａ〜５ｄ、および、パツケージの払い出し
位置を決める払出し位置決め機構６等を有し、さ
らに払出されたパツケージを格納するストツカー
７は、第１図示のようなジグザグ状通路内にパツ
ケージを転動させて収容するものである。

次に各機構について詳述する。第１，２図およ
び第３図において、自動ワインダーの側方に固定
設置したフレーム台８上に、設けられるパツケー
ジコンベア２は、フレーム９上に立設した対向す
る２枚の長板状のブラケツト１０，１１間に一定
間隔で支持されるシヤフト１２ａ〜１２ｅの両端
に固定されたプーリ１３ａ〜１３ｅ，１４ａ〜１
４ｅにかけられた無端の丸ベルト４ａ，４ｂ、お
よび、駆動用モータ１５より構成される。即ち、
第３図示の如く、ブラケツト１１に支承されたモ
ータ１５の駆動プーリ１６とシヤフト１２ｅ端部
の従動プーリ１７間にかけられたベルト１８によ
り丸ベルト４ａ，４ｂをかけたプーリ１３ｅ，１
４ｅが回転する。なお上記各シヤフト１２ａ〜１
２ｅは、第２図示の如く、ストツカー７のストツ
ク通路１９ａ〜１９ｄ、および押し出し板５ａ〜
５ｄとの関連で、各通路１９ａ〜１９ｄと対向す
る位置の押し出し板５ａ〜５ｄが旋回動するのに
支障にならない位置、即ち、隣接する押し出し板
５ａ〜５ｄ，５ｂ〜５ｃ等の間に位置して設けら
れている。

上記コンベア４ａ，４ｂ上を移送されて定位置
に到つたパツケージをストツカー側へ押し出す払
出し機構３は、前記した、分割した押し出し板５
ａ〜５ｄと、該押し出し板を駆動させる流体シリ
ンダ２０等の駆動源よりなる。なお、本実施例で
は、パツケージストツカー７には４列のストツク
通路を有するものを示し、従つて押し出し板５ａ
〜５ｄも４位置に配置されている。第２，３図に
おいて、コンベア４ａ，４ｂ上のパツケージ搬送
長さ全域に渡つて延びたシヤフト２１の各払出し
位置に、押し出し板５ａ〜５ｄが固着される。シ
ヤフト２１の一端にはレバー２２が固定され、フ
レーム上に軸支された流体シリンダー２０のピス
トンロツド２３が上記レバー２２に連結され、第
３図示の場合、ピストンロツド２３の後退に伴つ
て、シヤフト２１は時計針方向に回転し、４箇所
の押し出し板５ａ〜５ｄはいつせいにシヤフト２
１回りに旋回し、コンベアベルト４ａ，４ｂの下
方から上方へ突出しつつ旋回し、コンベアベルト
４ａ，４ｂ上のパツケージＰをベルト４ａを横切
つてストツカー側へ押出し、払出すのである。上
記各押し出し板５は第３図の如く、平板を折曲
げ、押圧面５Ｐと、装置の各部材との干渉を避け
る逃げ部分５Ｘとを有し、実線で示す待機位置５
と払出し位置５Ｚ間を旋回移動する。

なお、パツケージコンベアの払出し側にはコン
ベアに沿つてパツケージガイド板２４が、ブラケ
ツト１０と一体的に形成されており、ガイド板２
４上には、第６図示のように、通路を規制する規
制片２５ａ〜２５ｅが等間隔に固定されている。

次に、前記パツケージコンベア２を移送される
パツケージの払出し位置に位置決めする装置６に
ついて説明する。

第３，４，６図において、位置決め装置６は、
コンベア２に沿つて移動のみ可能な支承体２６
と、該支承体２６に蝶番２７結合されて、支承体
２６上で旋回変位可能なパツケージ感知板２８よ
りなり、上記位置決め装置６はコンベア２に沿つ
て移動可能である。即ち、第３，６図示の如く、
支承体２６は底板２６ａと、パツケージ搬送方向
と直交する平面を有する垂直板２６ｂとが一体的
にＬ形に形成されたもので、上記底板２６ａの下
面の両端部にはスライダ２９、およびローラ３０
が固定されて、スライダ２９はコンベア２と平行
にのびるスライドシヤフト３１に挿通支持され、
ローラ３０はブラケツト１０上面のガイド面３２
上に載置されて支持される。上記スライダ２９は
チエーン３３と金具３４を介して連結され、チエ
ーン３３の回動に伴い、支承体２６がコンベア２
に沿つて移動できる。なお、上記チエーン３３は
第２、３図のようにスプロケツト３５，３６、駆
動モータ３７側のスプロケツト３８、およびテン
シヨン用のスプロケツト３９を巻回して設けら
れ、モータ３７の正逆回転によつて第２図の左右
いづれの方向へも移動が可能である。なお、モー
タ３７はブレーキ付モータが適当である。

上記支承体２６の垂直板２６ｂの一端には蝶番
２７を介してパツケージ、感知板２８が取付けら
れる。該感知板２８は、第４、６図の如く、平面
視で略Ｌ形の板で、パツケージ押接面４０と、パ
ツケージ感知用ドツグ４１の支持面４２を有す
る。上記支持面４２と支承体２６間にはスプリン
グ４３がかけられ、第４図において、感知板２８
を支点４４回りに反時計針方向に付勢しており、
支持面４２の端部４２ａが支承体の底板２６ａに
当接して、感知板２８が実線位置に位置決めされ
ている。上記支持面に突出して設けられるドツグ
４１は突出量が調整可能なボルトが使用され、ド
ツグに対応する位置に配置される感知フイーラ４
５ａ〜４５ｄを作動させる。

上記感知フイーラ４５ａ〜４５ｄは、第３，６
図示の如く、コンベア２に平行に設けられたロツ
ド４６の各パツケージ払出し位置に固着されてお
り、ロツド４６両端はブラケツト４７，４８に回
転自在に支持され、前記感知板２８の作動でドツ
グ４１がフイーラ４５ａ〜４５ｄのいづれかを押
すことにより、ロツド４６が回転し、ロツド４６
の一箇所に固定した鉄片４９が作動して近接スイ
ツチ５０を作動させる。本実施例では、上記感知
フイーラ４５ａ〜４５ｄの一つ４５ｄが鉄片４９
と一体的に形成されたものを示している。即ち、
第５図において、端部の感知フイーラ４５ｄのド
ツグ当接部分に続いて下方に鉄片４９が延び、第
３図示の如く、鉄片４９の下端が折曲げられて、
近接スイツチ５０の作用面５１を形成している。
なお、上記鉄片４９と、フレーム９間には第５図
示の如く、スプリング５２が連結され、鉄片４９
を近接スイツチ５０から離反させる位置に位置決
めする方向に付勢している。５３は鉄片４９の位
置決め用ストツパーである。

なお、上記鉄片４９、近接スイツチ５０は第６
図の各払出し位置の感知フイーラのどの感知フイ
ーラに設けてもよく、さらには、分割して配置さ
れている感知フイーラ４５ａ〜４５ｄを一枚の連
続した板状体とすることも可能で、パツケージの
所定の払い出し位置への到着を機械的に検出する
手段の一例である。従つて、例えば、上記感知板
２８、感知フイーラ４５ａ〜４５ｄ、近接スイツ
チ５０の代りに、支承体２６の垂直板２６ｂのパ
ツケージ当接面には直接的に、パツケージが押す
ことにより作動するリミツトスイツチを設けるこ
とによりパツケージの到着を感知したり、各払出
し位置にパツケージ検出用の光電管センサーを配
置しておき、該センサによつて非接触式のパツケ
ージ検出器を配することも可能である。

なお、前記パツケージ位置決め装置６自体の払
出し位置への位置決めは、第３、６図に示すよう
に支承体２６の底板２６ａ下方に設けられる近接
センサ５４ａ〜５４ｄによつて行われる。即ち、
ブラケツト５５の各払出し位置に近接サンサ５４
ａ〜５４ｄ、が配置され、払い出すべき位置の一
箇所のセンサー、例えば、第６図ではセンサー５
４ｄのみ作動可能にセツトしておき、他のセンサ
ー５４ａ〜５４ｃは底板２６ａを検出不可能にセ
ツトしておけば、チエーン３３の回動により移動
する支承体の底板２６ａが上記所定のセンサ５４
ｄ位置に到るとモータ３７が停止し、該位置にパ
ツケージ位置決め装置６が停止し、さらにブレー
キモータ３７の作用により、固定され、パツケー
ジが感知板２８を押圧した際、支承体自体が押圧
力により移動することもない。

第６図において、５６，５７はコンベア２上に
パツケージが移載されたことを検出するセンサ
で、投受光器５６と反射板５７で構成される。該
センサの信号を利用して、自動ワインダー側のコ
ンベアが停止し、コンベア２上に複数個のパツケ
ージが同時に載置されることが防止される。

次に、上記コンベア２から払出されるパツケー
ジを格納するストツカー７について説明する。

第１，６図において、本実施例のストツカー７
は、パツケージを整然と並べて収納するようにし
たもので、コンベアから払出されるパツケージを
自動的に整列させる構造を有している。即ち、台
車５８上に立設された支柱５９ａ，５９ｂ，６０
ａ，６０ｂ間に案内板６１，６２，６３，６４が
ジグザグ状の傾斜したパツケージ通路を形成して
固定される。案内板６２，６３，６４にはパツケ
ージ反転用の曲面６２ａ，６３ａ，６４ａが形成
され、矢印６５の如くパツケージPrが案内板６
１〜６４上に転動し、最下段の案内板６４の端部
に設けた停止板６６に最初のパツケージＰ１が到
り次々と後続のパツケージＰ２〜Pnが格納され
ていく。

さらに、本実施例では上記ストツカーはパツケ
ージを４列に収納するため、各案内板６１〜６３
上には、第６図のように仕切用のパイプ６７〜７
１が固定され、パツケージの転動方向が規制され
ている。上記仕切用パイプ６７〜７１はストツカ
ーの構造材としても機能し案内板のたわみを防止
し、ストツカーを構成する。７２，７３は最上段
の両側方の案内板６１上を転動するパツケージＰ
の落下防止および姿勢規制ガイドロツドである。

台車５８の下部には車輪７４が設けられ、コン
ベア２側方への搬入搬出は作業者により行われ
る。搬入の際のガイド棒７５，７５が第２図示の
フレーム８，８に設けられており、又、ストツパ
６に当接するまで台車を押し込めば、台車最上段
の案内板６１がコンベア側の傾斜ガイド板２４下
方に進入し、第６図示のように、コンベア側の払
出し位置Ａ１〜Ａ４とストツカー７側のパツケー
ジ格納用通路Ｂ１〜Ｂ４が一致する。

なお、第２図の光電管センサー７７，７８はス
トツカー７の定位置搬入確認用のセンサーで、該
センサーがストツカーの確認をしない間はコンベ
ア、払出し機構は作動しない。また第６図の光電
管センサー７９，８０はコンベア２から払出され
たパツケージがガイド板２４上に止まつた場合
に、コンベア２側、および、自動ワインダー側の
コンベアの駆動が停止される破防用センサーであ
る。第１図の８１は制御回路を収容したボツクス
である。

次に上記装置の作用について説明する。

第１図のように空のストツカー７を定位置に搬
入した後、格納装置の作動スイツチをオンする
と、第２図のワインダー側コンベア８２および払
出し側のコンベア２が回動し、ワインダーから玉
揚された満巻パツケージＰはランダムな間隔で第
２図矢印８３方向へ搬送され、コンベア８２から
別のコンベア２へ移載される。この時、パツケー
ジＰは軸心が搬送方向と平行な状態で、姿勢を崩
すことなく移載される。即ち、第３図のように丸
ベルト４ａ，４ｂ間に糸層表面が載置された状態
で移送される。

空のストツカーに対してパツケージを格納する
場合は、例えば第７図Ｉのように、パツケージ位
置決め装置６は予め、ストツカー７の通路Ｂ１に
対応する位置に位置決め停止しており、移送され
てきたパツケージＰ１が感知板２８に押接する
と、感知板２８は第４図のように実線位置から二
点鎖線位置２８ａへスプリング４３に抗して旋回
し、ストツプ片８４が支承体２６に当接する位置
まで旋回する。該位置でパツケージＰ１の移送が
ストツプされ、ストツカー７の通路Ｂ１に対する
払出し位置に位置決めされる。感知板２８の旋回
によつて、第４図示のドツグ４１がフイーラ４５
ａを押圧し、該フイーラ４５ａは第３図のように
ロツド４６を回転させ、該ロツド４６の一箇所に
固定されている鉄片４９が近接スイツチ５０をオ
ンさせる。近接スイツチ５０のオンによつて、流
体シリンダー２０が作動し、ピストンロツド２３
の後退により、押し出し板５ａ〜５ｄがいつせい
に実線位置から二点鎖線位置５Ｚまで旋回動し、
パツケージが位置する場所の押し出し板５ａがパ
ツケージＰ１を下方から押し出し、ベルト４ａを
越えてストツカー側へ払出す。払出されたパツケ
ージＰ１は第１図のように傾斜した案内板６１〜
６４に沿つてストツカーの下方まで転動し１個の
パツケージ払出し動作が完了する。なおシリンダ
２０の動作はタイマー等で設定しておき、パツケ
ージを押出した後は直ちに元位置へ復帰するか、
またはパツケージが払い出されることにより、第
４図の感知板２８ａも元位置２８へ復帰するの
で、近接スイツチ５０もオフとなり、この信号で
流体シリンダ２０を切換えるようにすることもで
きる。

即ち、第７図Ｉの如く、ストツカー７の通路Ｂ
１内へ次々とパツケージが格納されていくのであ
る。なお、ワインダー側の先頭のパツケージが払
出し側コンベアに移載されて、第６図示のセンサ
５６がパツケージの通過を検出すると、ワインダ
ー側の次のパツケージＰ２が第７図Ｉの位置、即
ちコンベア８２の端部に到るとセンサ８５が作動
するとタイミングをとつてコンベア８２の回動が
停止し、パツケージＰ２は払出しコンベア２への
移載に備えて待機するようになつている。

このようにして、ストツク通路Ｂ１内にパツケ
ージが所定量格納されたことを例えば、パツケー
ジ感知板２８によつて作動する近接センサ５０の
オン・オフ信号をカウントし、該カウント数が設
定回数に至ると、通路Ｂ１内が満杯となつたもの
とみなし、チエーン回動用モータ３７に駆動信号
が出される。チエーンの回動で、第３図の支承体
２６はコンベア２に沿つて移動し、第６図の近接
スイツチ５４ｂが底板２６ａを検出した時点でモ
ータ３７が停止し、位置決め装置６は第７図１の
位置、即ち通路Ｂ１の隣の通路Ｂ２位置に位置決
めされる。上記モータ３７の停止と共に、ワイン
ダ側コンベア８２、払い出し側のコンベア２が再
び駆動され、前記同様にして通路Ｂ２内へのパツ
ケージ払出し動作が行われる。

このようにして、第７図の状態で、全ての通
路Ｂ１〜Ｂ４内にパツケージＰが格納されると、
ストツカー７への格納が完了したことを、作業者
にブザー、光点滅信号等によつて伝達し、作業者
は満杯になつたストツカー７を格納位置から搬出
し、新たな空ストツカを搬入するのである。

なお、上記コンベア２からストツカーへの払出
し動作は、上記説明では、パツケージ１個毎に行
う場合について説明したが、第６図の位置決め装
置をなくし、コンベア２上に４個のパツケージが
等間隔、即ち通路Ｂ１〜Ｂ４のピツチに合わせて
並んだ状態で押出し板５ａ〜５ｄをいつせいに作
動させれば４個同時の払い出しも可能であり、こ
の場合、各押し出し板の間にコンベア上へ出没す
るパツケージストツパを設け、通路Ｂ１位置のス
トツパがパツケージを検出した際に押し出し板を
作動させるようにするのである。

また、上記ストツカー７についても上記実施例
では手押し式台車タイプのストツカーを示した
が、第１図のストツカー７位置をストツカーのス
テーシヨンとし、例えばストツカーは車輪を有し
ない、単なる箱体とし、該ストツカーの排出入は
無人台車によつて行うようにすれば、さらに、玉
揚パツケージの搬送の自動化が可能となる。

〔考案の効果〕

以上のように、本考案では自動ワインダーから
搬出されるパツケージを能率よく払い出し格納す
ることができ、従来の処理方法の欠点を解消する
ことができるものである。

さらに、本考案では、ワインダーから払出され
たパツケージはジグザグ通路を有するストツカー
内へ転動収容するので、コンベア上の所定位置、
即ちジグザグ状通路に対応する位置に位置決めさ
れたパツケージを上記コンベアから払い出す装置
のみで、ストツカー内の空間に効率よくパツケー
ジが収容でき、移載機構も簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の実施例を示す側面断面
図、第２図は同正面図、第３図は払い出し機構の
側面図、第４図はパツケージ位置決め装置の平面
図、第５図はパツケージ感知板、フイーラ、近接
スイツチの関係を示す背面図、第６図は本考案装
置の実施例の平面図、第７図は作用説明図であ
る。 １……ワインダー、２……パツケージコンベ
ア、３……払い出し機構、６……位置決め機構、
７……ストツカー、１９ａ〜１９ｄ……ストツク
通路、Ｐ……パツケージ、Ｔ……パツケージ格納
装置、５ａ〜５ｄ……押し出し板、２８……パツ
ケージ感知板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ワインダーから排出されるパツケージを移送す
   るワインダー側コンベアに続いて別のパツケージ
   コンベアを設け、該コンベアの側方には、該コン
   ベアの進行方向と直角方向に払い出されるパツケ
   ージを受入れるための複数列のジグザグ状通路を
   有するストツカーを配置し、上記パツケージコン
   ベアには、該コンベア上を移送されるパツケージ
   を上記ストツカの上記複数通路の内の収容される
   べき通路に対応する位置に停止させる位置決め機
   構を設け、かつ該位置決め機構が上記パツケージ
   コンベアに沿つて移動可能なパツケージ感知板を
   有しており、上記パツケージ位置決め機構により
   位置決めされたパツケージを上記ストツカの通路
   へ払出すパツケージ払い出し機構を設け、該払い
   出し機構は、上記パツケージ位置決め機構のパツ
   ケージ感知板がパツケージの到着を検出した時に
   作動するパツケージ押し出し板を有し、ワインダ
   ーから排出されたパツケージをストツカのジグザ
   ク通路内へ転動収容するようにしたことを特徴と
   するパツケージ格納装置。