JPH04120460A - ビタミンb↓6の分析方法 - Google Patents

ビタミンb↓6の分析方法

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JPH04120460A
JPH04120460A JP2240004A JP24000490A JPH04120460A JP H04120460 A JPH04120460 A JP H04120460A JP 2240004 A JP2240004 A JP 2240004A JP 24000490 A JP24000490 A JP 24000490A JP H04120460 A JPH04120460 A JP H04120460A
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JP
Japan
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vitamin
filler
carbon
column
particles
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Pending
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JP2240004A
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English (en)
Inventor
Takashi Obayashi
大林 隆
Makiko Ozawa
小澤 真樹子
Taichiro Kawase
川瀬 太一郎
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、充填剤として炭素系粒子を含む液体クロマト
グラフィーカラムを用いるビタミンB6の分析方法に関
する。
[従来の技術] ビタミンB、はピリドキシン、ピリドキサール、ピリド
キサミン等の数種類の化合物の総称であり、生理的に重
要な働きをするものである。ビタミンB6を分析するこ
とは、診断やビタミン製剤の製造、開発等において重要
である。
従来、ビタミンB6の分離、定量法としては、イオン交
換クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー及びバ
イオアッセイが行なわれている。イオン交換クロマトグ
ラフィーに用いられる充填剤としてはシリカ系のものと
有機ポリマー系のものがある。これらのうち、シリカ系
の充填剤は、使用可能pHが2〜8と比較的狭く、これ
よりも酸性又はアルカリ側で使用するとシリカの湧出が
起き、従って、カラム性能が低下した際にもアルカリ洗
浄による再生を行なうことができない。
また、有機ポリマー系の充填剤は、耐圧性、耐熱性が悪
く、また、溶媒により膨潤する性質を有している。また
、薄層クロマトグラフィーは、感度が低(、分離があま
り良好ではない、また、バイオアッセイは細菌を用いる
ので、細菌の管理、1養等の手間がかかる。
[発明が解決しようとする問題点] 従って、本発明の目的は、使用可能なpH@1広(、従
って、酸又はアルカリによる再生が可自であり、かつ、
耐圧性、耐熱性及び耐溶媒性に6れた充填剤を用い、ビ
タミンB6を高感度にか゛簡便に分析することができる
ビタミンB6の公事方法を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、鋭意研究の結果、炭素果粒:を充填剤と
して含む液体クロマトグラフィーカラムを用いるとき、
分離能が高(ビタミンB6を1感度に分析でき、かつ、
該充填剤は使用可能なp域が広く、従って、酸又はアル
カリによる再生f可能であり、かつ、耐圧性、耐熱性及
び耐溶媒中に優れていることを見出し本発明を完成した
すなわち、本発明は、炭素系粒子を充填剤遇して含む液
体クロマトグラフィーカラムを用いシことを特徴とする
ビタミンB6の分析方法を[する。
[発明の効果1 本発明により充填剤として炭素系粒子を含む液体クロマ
トグラフィーによるビタミンB6の分析法が提供された
。本発明の分析法によると、ビタミンB6を高感度に分
析することができる。また、本発明の方法に用いる炭素
系粒子は、使用可能なpn域が1−14と広く、従って
、酸又はアルカリによる再生が可能であり、かつ、耐圧
性、耐熱性及び耐溶媒性に優れている。
[発明の詳細な説明] 本発明の分析法は、充填剤として炭素系粒子を用いるこ
とを特徴とする。
本発明に用いる炭素系粒子の細孔容積指数(10−50
1/(1−501は好ましくは50%以上、より好まし
くは60%以上、最も好ましくは80%以上である。こ
こで、細孔容積指数flO−50+ / 11−501
とは、半径が10nmないし50nmの細孔の容積の和
と半径がlnmないし50口■の細孔の容積の和との比
を意味する。細孔容積指数+10−501/11−50
1が50%未満であると液体クロマトグラフィーカラム
の充填剤として用いた場合のクロマトグラフィーの分離
能が低下する。
本発明に用いる炭素系粒子の総組孔容積は好ましくは0
,15■L/g以上、より好ましくは0゜m17g以上
である。炭素系粒子の総組孔容積がo、1ml/gより
も少ないと、溶質を適度に保持することが困難になりク
ロマトグラフィー充填剤として用いた場合の分離能が低
下する。
本発明に用いる炭素系粒子の半径50n1以上の細孔の
容積は好ましくは0.1−1/g以下、より好ましくは
0.05 ml/g以下である。半径5onl1以上の
細孔の容積が0.1ml/gを越えると粒子の強度が弱
(なり、高圧下で行なう高速液体クロマトグラフィーの
充填剤として用いると粒子が破壊されて再現性良くクロ
マトグラフィー分離を行なうことができなくなるおそれ
がある。
なお、以上述べた炭素系粒子中の細孔容積は以下のよう
にして測定されるものである。
測定は窒素ガス吸着法による。装置はOMICRON 
 TECHNOLOGY社製OMN I 5ORP  
360  and  100型を用い、計算はBJH法
(Barret −Joyner−Halenda等に
より提出された方法)によった。
本発明の分析法に用いる炭素系粒子は、その炭素原子の
含有量が好ましくは97重量%以上、より好ましくは9
9%以上である。炭素含有率が97%未満であると炭素
以外の不純物であるS、0、H,N、メタル等が非特異
吸着点となり、分離能を低下させる。
また、本発明に用いる炭素系粒子の粒径は、特に限定さ
れないが、通常1μ園ないし30gm程度がクロマトグ
ラフィーカラムの充填剤として好ましい。
本発明に用いる炭素系粒子は、以下のようにして製造す
ることができる。
先ず、平均分子量300以上のピッチと、有機ポリマー
のモノマーと重合開始剤を含む混合物を懸濁重合反応さ
せ、生成したビーズを回収する。
ここで採用される有機ポリマーとしては実質的に球状の
網状ゲルを形成することができるものであればいずれの
有機ポリマーをも採用することができるが、好ましい有
機ポリマーの例としてポリジビニルベンゼン、ポリトリ
ビニルベンゼン等の芳香族ビニルポリマーやポリエチレ
ンジメタクリレートを挙げることができる。
また、用いられる原料ピッチの平均分子量は好ましくは
300以上、より好ましくは400以上である。平均分
子量が300未満であると、上記した細孔分布特性を有
する粒子を形成することが困難になる。平均分子量はク
ロロホルムを溶媒として一般的な手法である蒸気圧平衡
法を用いて測定する。また、原料としては石油処理工程
中で得られるピッチ、石炭の乾留工程で得られるピッチ
、ナフタリン、ポリ塩化ビニル等から得られる合成ピッ
チを使用できる。
懸濁重合の条件は基本的に従来の合成樹脂製造の場合と
同様である。出発時における溶媒中の有機モノマーの濃
度は通常2ないし20重量%、好ましくは4ないし10
重量%であり、原料ピッチの濃度は通常2ないし20重
量%であり、好ましくは4ないし10重量%である。重
合開始剤としては従来と同様、例えばa、α−アゾビス
イソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル及び2.2−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)等を用い
ることができる。好ましい溶媒は水である。また、従来
と同様、必要に応じてトルエン、キシレン、ベンゼン及
びベンゾニトリルのような有機溶媒を希釈剤として用い
ることができる。さらに、必要に応じ、例えばポリビニ
ルアルコール、メチルセルロースのような懸濁安定剤を
加えることもできる。
有機モノマー、ピッチ及び重合開始剤並びに必要に応じ
て希釈剤及び懸濁剤を溶媒中で撹拌して均一な懸濁物を
生ぜしめた後(20℃以下で高速撹拌することが好まし
い)、通常50℃ないし90℃で4時間ないし10時間
、好ましくは60℃ないし80℃で5時間ないし8時間
重合させるる。
上記操作により、有機モノマーが重合し、かつ架橋して
実質的に球状の有機ポリマーの網状ゲルが形成され、こ
の網状ゲルの中にピッチが包み込まれた粒子が得られる
のでこれを回収する0回収は、ろ過により行なうことが
できる。
次いで、このようにして得られたビーズを不融化する。
不融化はビーズを空気中で250℃ないし380℃程度
に数時間加熱することにより行なうことができる。
次いで、このようにして不融化したビーズを、1100
℃以上の温度下で、通常、1100℃ないし3000℃
の温度下で、真空中又は、アルゴンや窒素等のような不
活性雰囲気下で焼成する。焼成温度が1100℃未満で
あると、粒子の炭素含量が本発明で規定する97重量%
に到達しないおそれがある。
上記のようにして得られた炭素系粒子は、従来のものと
同様の態様で液体クロマトグラフィーカラム、特に高速
液体クロマトグラフィーカラムの充填剤として用いてビ
タミンB6を分析することができる。
炭素系粒子はカラムに充填した後液体クロマトグラフィ
ー装置に接続し、高速液体クロマトグラフィーを行なう
。ビタミンB6を含む試料液をカラムにかけ、水に可溶
で極性を有する適当な展開温媒、例えばアセトニトリル
、メタノールのようなアルコール類、テトラヒドルフラ
ンのようなエーテル類、ジメチルスルホキシド等で展開
することにより、ビタミンB6を分離することができる
[実施例] ・以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する
。もっとも、本発明は下記実施例に限定されるものでは
ない。
K立見ユ 平均分子量600の減圧蒸留残渣油5体積%、ジビニル
ベンゼン5体積%、ポリビニルアルコール1重量%、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.25重量%、トルエン5
体積%及びイオン交換水(残部)からなる混合物を20
℃以下の温度下でラボラトリ−デイパーザ−を用いて高
速撹拌した。次いで該混合物を撹拌しながら80℃に6
時間加熱した。次いで生成したビーズをろ過により回収
し、100℃で乾燥させた。次いでビーズを350℃で
3時間空気中で加熱して不融化した。
これを窒素ガス雰囲気下、2500℃で焼成した。焼成
後、ベンゼン中で超音波処理し、メタノール/エーテル
で洗浄し、100℃で乾燥し、分級し、炭素系粒子を得
た。
得られた粒子の元素分析結果は、炭素lOO%であり、
水素、酸素、窒素及びイオウは検出されなかった。また
、総組孔容積は0.4442■l/gであり、細孔半径
が1〜10nmの細孔の容積が0.0768 m17g
 %10〜50 nmの細孔の容積が0.3569 m
17g 、50 nm以上の細孔の容積が0.0105
 m17gであり、従って、細孔容積指数f10−50
1/+1−501は82.3%であった。
得られた炭素系粒子を内径4.6mm 、長さ10口m
mのステンレススチール製カラムに平衡スラリー法で充
填し、充填カラムを作製した。
本カラムを高速液体クロマトグラフに接続し、ピリドキ
サミン(PAM)、ピリドキサミン5°−リン酸、ピリ
ドキシン、ピリドキサール、ピリドキシン5゛ −リン
酸及びピリドキサミン5°−リン酸を含む標rP−混合
物を、アセトニトリルを展開媒体として、0容量%(0
,1容量%のTFAを含む)から10容量%(0,1容
量%のTFAを含む)の直線濃度勾配、1 ml/mi
nの流速で35分間溶出させ、UV275nmで検出し
クロマトグラムを得た。その結果を図1に示す。
図1から明らかなように本発明の分析法を用いると6つ
の試料成分が明確に分離されている。
また、保持時間も短(、ビタミンB6の検出が迅速に行
なえることが分かる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の分析法によるビタミンB6の高速液体
クロマトグラフィーの結果を示すクロマトグラムである
。 手 糸売 ネ由 上書 (方 式) %式% 事件の表示 平成2年特許願第240004号 発明の名称 ビタミンB6の分析方法 補正をする者 復代理人 (1+ 明細書の発明の名称を「ビタミンB6の分析方法」に訂
正する

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素系粒子を充填剤として含む液体クロマトグラ
    フィーカラムを用いることを特徴とするビタミンB_6
    の分析方法。
  2. (2)炭素系粒子の細孔容積指数(10−50)/(1
    −50)が50%以上、総細孔容積が0.15ml/g
    以上、半径50nm以上の細孔の容積が0.1ml/g
    以下であり、炭素の含量が97重量%以上であることを
    特徴とする請求項1記載のビタミンB_6の分析方法。
  3. (3)細孔容積指数(10−50)/(1−50)が8
    0%以上であることを特徴とする請求項2記載のビタミ
    ンB_6の分析方法。
JP2240004A 1990-09-12 1990-09-12 ビタミンb↓6の分析方法 Pending JPH04120460A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477307B1 (ko) * 1996-12-17 2005-08-17 주식회사 콘프로덕츠코리아 부분적인컬럼후반응을이용한비타민b1,b2,b6의동시분석방법
JP2017125812A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 日立化成株式会社 分離材及びカラム
CN109060991A (zh) * 2018-08-31 2018-12-21 深圳保时健生物工程有限公司 一种食品中维生素b6的含量测定方法
CN111830179A (zh) * 2020-07-24 2020-10-27 北京和合医学诊断技术股份有限公司 5-磷酸吡哆醛的检测方法

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KR100477307B1 (ko) * 1996-12-17 2005-08-17 주식회사 콘프로덕츠코리아 부분적인컬럼후반응을이용한비타민b1,b2,b6의동시분석방법
JP2017125812A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 日立化成株式会社 分離材及びカラム
CN109060991A (zh) * 2018-08-31 2018-12-21 深圳保时健生物工程有限公司 一种食品中维生素b6的含量测定方法
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