JPH04120353U - 漏水検知ケーブル - Google Patents

漏水検知ケーブル

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JPH04120353U
JPH04120353U JP2420391U JP2420391U JPH04120353U JP H04120353 U JPH04120353 U JP H04120353U JP 2420391 U JP2420391 U JP 2420391U JP 2420391 U JP2420391 U JP 2420391U JP H04120353 U JPH04120353 U JP H04120353U
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JP
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water
permeable
insulating tape
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wire
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JP2420391U
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博 大島
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昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】導電性配管の漏水検知にも使用し得る漏水検知
ケーブルを提供する。 【構成】漏水検知ケーブル10は、透水性絶縁テープ1
と、絶縁テープ2と、それ等の間に挟み込んで固定され
た平行配置の2条の導体3で構成された漏水検知線13
と、コア線4で構成された漏水位置検知線14とを有
し、前記2条の導体3のそれぞれには絶縁線材の編組か
らなる透水被覆6を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は漏水検知ケーブルに係る。
【0002】
【従来の技術】
漏水検知ケーブルは、水または導電性液体(以下単に水と呼ぶ)の漏洩があっ た場合に、これを検知するとともに漏洩の発生箇所を検知するものである。
【0003】 図3は従来の漏水検知ケーブルの平面図、図4は図3のIV―IV線における断面 図である。これ等の図において、従来の漏水検知ケーブル20は絶縁テープ1と 透水性絶縁テープ1との間に、並列配置の2条の導体裸線(以下単に導体と呼ぶ )3からなる漏水検知線13と、この漏水検知線13に隣接する同じく並列配置 の2条のコア線4からなる漏水検知線14が挟み込んで形成されている。なお、 透水性絶縁テープ1には前記各導体3および各コア線4の直上に位置し、それ等 の軸方向に等間隔で分布され千鳥掛け配置とされた複数の透水口5が設けられて いる。
【0004】 漏水があった場合、水は透水性絶縁テープ1の透水口5から漏水検知ケーブル 20内に侵入する。この水によって導体3間は短絡させられ、導体3、3間の抵 抗は低下し、この変化値に基づいて漏水検出器が作動し、漏水検知および漏水位 置の検知がなされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成の従来の漏水検知ケーブルにおいては次のような問題がある。先ず、 透水性絶縁テープ1に導体3を露出させる透水口5が設けられているため、例え ば金属製配管等の導電性配管の漏水検出には使用できない。すなわち、配管等の 漏水を検出するためには前記透水性絶縁テープ1を配管表面に対向させて、漏水 検知ケーブルを配管に巻き付けなければならないが、このようにした時、外力に より配管に導体3が押し付けられて導体3間が短絡され、漏水の有無にかかわら ず漏水信号を発生するおそれがある。従って、導電性配管の漏水検知に使用する ことはできない。また、床面に布設した場合であっても導電性の部材が漏水検知 ケーブル上に落下し、導体2間を短絡し誤信号を発生させることがある。
【0006】 本考案は上記の事情に基づきなされたもので、導電性配管の漏水検出に使用す ることができ、しかも導電性部材の接触により誤信号を発生するおそれのない漏 水検知ケーブルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の漏水検知ケーブルは、複数の透水口を具えた透水性絶縁テープと、絶 縁テープと、それ等の間に挟み込んで配された平行配置の2条の導体裸線と、漏 水位置検知線とを有し、前記導体裸線には絶縁線材の編組からなる透水被覆を設 けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成の本考案の漏水検知ケーブルにおいては、導体裸線に絶縁線材の編組 からなる透水被覆が設けられているため、漏水検知ケーブル内に侵入した水は透 水被覆を通じて導体裸線に接触し、それ等を短絡して漏水信号を発生させること ができる。また、前記透水被覆は絶縁線材の編組からなるものであるから、例え ば金属製の導電性配管に巻き付けて布設した場合にあっても、外力の作用により 導体裸線間が配管により短絡されることはなく、誤信号を発生することはない。 さらに、床面に布設した場合においても、漏水検知ケーブル上への導電性部材の 落下により誤信号が発生されるおそれはない。
【0009】
【実施例】
図1は本考案一実施例の平面図、図2は前記図1のII―II線における断面図で ある。以下、上記従来例と同一の構成部材には同一の符号を付すものとする。
【0010】 これ等の図において、本考案の漏水検知ケーブル10は絶縁テープ2と透水性 絶縁テープ1との間に、並列配置の2条の導体3からなる漏水検知線13と、こ の漏水検知線13に隣接する同じく並列配置の2条のコア線4からなる漏水検知 線14が挟み込んで形成されている。
【0011】 前記絶縁テープ2には、全面にランダム状にパンチ孔を設けてなる接着材テー プいテープからなる接着剤層(図示せず)が設けられ、透水性絶縁テープ1は前 記絶縁テープ2に対して前記接着剤層によって接着されている。なお、透水性絶 縁テープ1には前記各導体3および各コア線4の直上に位置し、それ等の軸方向 に等間隔で分布され千鳥掛け配置とされた複数の透水口5が設けられている。 而して、導体3にはナイロン等の絶縁線材の編組からなる透水性被覆6が設けら れている。上記実施例において、漏水があった場合には水は透水性絶縁テープ1 およびその透水口5から検知線内に侵入し、透水性被覆6を通じて導体3に接触 し導体3間を短絡する。
【0012】 上記のようにして漏水の検知がなされるほか、漏水検知器による漏水位置の検 知がなされることは上記従来の漏水検知ケーブルにおけると同様である。
【0013】 而して、本考案においては導体2に絶縁線材の編組からなる透水性被覆6が設 けられているため、導体3の表面は露出されておらず透水性絶縁テープ1を導電 性配管表面に対向させて巻き付けても、外力により導電性配管表面と導体3とが 接触することはなく、誤信号が発生されるおそれはない。また、床面に布設した 場合に漏水検知ケーブル上に導電性部材が落下しても、これにより導体3間が短 絡されることはない。
【0014】 なお、透水性被覆6はナイロン等の絶縁線材の編組によって構成されているか ら、透水性被覆6による可撓性の低下は無視し得る程度であり、従来の漏水検知 ケーブルとほぼ同様の可撓性を得ることができる。
【0015】 本考案は上記実施例のみに限定されない。例えば、透水性絶縁テープを接着テ ープに透水口を設けたものとしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
上記から明らかなように本考案の漏水検知ケーブルは、導電性配管の漏水検出 に使用することができるだけでなく、床面布設の場合であっても誤信号を発生す るおそれはなく、信頼性の高い漏水検知せんとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の平面図。
【図2】前記図1のII―II線における断面図。
【図3】従来の漏水検知ケーブルの平面図。
【図4】図3のIV―IV線における断面図。
【符号の説明】
1…透水性絶縁テープ 2…絶縁性テープ 3…導体
4…漏水位置検知線 5…透水口 6…透水性被覆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の透水口を具えた透水性絶縁テープ
    と、絶縁テープと、それ等の間に挟み込んで配された平
    行配置の2条の導体裸線と、コア線とを有し、前記導体
    裸線には絶縁線材の編組からなる透水被覆を設けたこと
    を特徴とする漏水検知ケーブル。
JP2420391U 1991-04-12 1991-04-12 漏水検知ケーブル Expired - Lifetime JP2517840Y2 (ja)

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JPH04120353U true JPH04120353U (ja) 1992-10-28
JP2517840Y2 JP2517840Y2 (ja) 1996-11-20

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