JPH04119946U - 電磁継電器の部分耐熱構造 - Google Patents

電磁継電器の部分耐熱構造

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Publication number
JPH04119946U
JPH04119946U JP2393091U JP2393091U JPH04119946U JP H04119946 U JPH04119946 U JP H04119946U JP 2393091 U JP2393091 U JP 2393091U JP 2393091 U JP2393091 U JP 2393091U JP H04119946 U JPH04119946 U JP H04119946U
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JP
Japan
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electromagnetic relay
resistant structure
protective film
laser welding
welding
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Pending
Application number
JP2393091U
Other languages
English (en)
Inventor
隆一 佐藤
陽一 仲西
郁夫 竹ケ原
光弘 河合
Original Assignee
オムロン株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザー溶接により発生する反射光による不
具合を防止できる電磁継電器の部分耐熱構造を提供する
ことを目的とする。 【構成】 溶接部分近傍の樹脂成形部4に、耐熱性に優
れた保護膜5を形成し、レーザー溶接により、端子部2
等から反射した光を、直接、前記樹脂成形部4に照射す
ることなく、前記保護膜5で反射させるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁継電器の部分耐熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電磁継電器では、導電性部材同士を接続する場合、レーザー溶接を使用 するようになってきている。このレーザー溶接は、溶接したい箇所に、直接、レ ーザービームを当てることにより、他のスポット溶接等に比べて効率的に溶接で きるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記レーザー溶接では、溶接部分から反射光が発生し、この反 射光が溶接部分近傍の樹脂成形部に衝突して焼損を発生させることがある。この 場合、後工程でシールして内部を密封すると、前記樹脂成形部の焼損部分からガ スが発生して、接点の表面に酸化膜を形成する等の不良が発生する原因となって いた。 本考案は前記問題点に鑑み、レーザー溶接により発生する反射光による不具合 を防止できる電磁継電器の部分耐熱構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、ベースから突出する端子部に、ベース上に 設ける内部構成部品の電気接続部をレーザー溶接により溶接した電磁継電器にお いて、前記溶接部分近傍の樹脂成形部に、耐熱性に優れた保護膜を形成したもの である。
【0005】
【作用】
本考案によれば、レーザー溶接により、端子部等から反射した光は、直接、樹 脂成形部に照射されることなく、前記保護膜で反射することになる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案に係る電磁継電器の部分耐熱構造の一実施例について添付図面を 参照して説明する。 図1は、本考案を適用した第1ベースブロック1と、可動ブロック10,第2 ベースブロック16,コイルブロック20および図示しないケースとからなる。 前記第1ベースブロック1は、図2に示すように、樹脂製板状体の両側中央部 に共通端子2,2を一体化したもので、この共通端子2,2の上端部は上面から 突出して側方に折り曲げられることにより溶接部3,3となっている。
【0007】 また、前記各溶接部3,3の両側には、下記する可動ブロック10の接続部1 5,15を位置決め可能な断面略L字形のガイド部4が対向して立設している。 このガイド部4には、下記するレーザー溶接を行った際、その反射光が照射され る部分(図2中、斜線を施した部分)に耐熱性に優れた保護膜5が形成されてい る。この保護膜5は、例えば、白色のポリウレタン樹脂塗料(レタンNo.60 00,レタンPG─80(関西ペイント製)等)で形成する外、金属を蒸着して 形成するようにしてもよい。
【0008】 前記可動ブロック10は、可動鉄片11の両側に可動接触片12,12を並設 し、これらの中央部を樹脂製の支持部14で一体化したもので、前記各可動接触 片12,12の中央部から支持部14の側方に接続部15,15が延設されてい る。 前記第2ベースブロック16は、固定接触片17を一体化したもので、その固 定接点18は両端面から延設した部分に形成され、前記可動ブロック10の可動 接触片12に設けた可動接点13と接離可能となっている。 前記コイルブロック20は、図示しない鉄芯にスプール21を介してコイル2 2を巻回したもので、前記スプール21の両端鍔部には一対のコイル端子23, 23とダミーの端子部材24,24(共に同形状)とが一体化され、これらの脚 部にはそれぞれ樹脂製のサイドプレート25で一体化されている。
【0009】 前記構成からなる電磁継電器の組立は、まず、可動ブロック10の接続部15 を第1ベースブロック1のガイド部4によって位置決めして、第1ベースブロッ ク1に可動ブロック10を載置する。この状態では、前記接続部15は、図3に 示すように、第1ベースブロック1から突出する共通端子2の溶接部3に当接し 、その当接面の縁部は前記ガイド部4,4の間で側方に露出することになる。そ して、この当接面の縁部に、図中2点鎖線で示すように、レーザービームを照射 して接続部15および溶接部3を溶接して一体化する。
【0010】 このとき、レーザービームは、前記接続部15あるいは溶接部3から反射し、 その反射光は、この溶接箇所近傍のガイド部4、特に、図2中斜線を施した部分 に照射されることになる。ところが、この斜線部分には、前述のように、耐熱性 に優れた保護膜5が形成されているとともに、前記反射光はこの保護膜5でさら に反射して高温となることがないので、前記ガイド部4は焼損することはない。 特に、前記保護膜5が樹脂皮膜である場合、溶接時に前記接続部15等から金 属粉が飛散しても、この金属粉は前記保護膜5に付着して他の場所、例えば、接 点13,18の表面等にまで至ることはない。
【0011】 以下、第2ベースブロック16,コイルブロック20を載置し、コイルブロッ ク20のコイル端子23,端子部材24を折り曲げて、そのサイドプレート25 の下部を第1ベースブロック1の爪部6に係止して固定し、この第1ベースブロ ック1にケースを被せて組立作業が完了する。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る電磁継電器の部分耐熱構造によ れば、レーザー溶接により、端子部等からの反射光は、耐熱性に優れた保護膜で 反射することになるので、樹脂成形部での焼損の発生を防止できる。 この結果、シール後に前記樹脂成形部の焼損部分からガスが発生し、接点表面 に酸化膜ができる等の不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電磁継電器の分解斜視図である。
【図2】 第1ベースブロックの斜視図である。
【図3】 第1ベースブロックに可動ブロックを載置し
た状態での部分正面図である。
【符号の説明】
1…第1ベースブロック、2…共通端子、3…溶接部、
4…ガイド部、5…保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河合 光弘 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースから突出する端子部に、ベース上
    に設ける内部構成部品の電気接続部をレーザー溶接によ
    り溶接した電磁継電器において、前記溶接部分近傍の樹
    脂成形部に、耐熱性に優れた保護膜を形成したことを特
    徴とする電磁継電器の部分耐熱構造。
JP2393091U 1991-04-11 1991-04-11 電磁継電器の部分耐熱構造 Pending JPH04119946U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01298113A (ja) * 1988-05-26 1989-12-01 Hajime Watanabe レーザー光による加工用の塗布剤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01298113A (ja) * 1988-05-26 1989-12-01 Hajime Watanabe レーザー光による加工用の塗布剤

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