JPH0411917Y2 - - Google Patents

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JPH0411917Y2
JPH0411917Y2 JP1985111759U JP11175985U JPH0411917Y2 JP H0411917 Y2 JPH0411917 Y2 JP H0411917Y2 JP 1985111759 U JP1985111759 U JP 1985111759U JP 11175985 U JP11175985 U JP 11175985U JP H0411917 Y2 JPH0411917 Y2 JP H0411917Y2
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JP
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tilt
lever
attached
tilt lock
outboard motor
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JP1985111759U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、船外機のチルト装置であつて、特
に、後進時等に船外機本体がチルトアツプするの
を防止するためのチルトロツク機構の構造に関す
る。
従来の技術 船外機においては、後進時のプロペラ推力によ
つて船外機本体がチルトアツプするのを防止する
ため、該船外機本体側よりバネ付勢されたチルト
ロツクレバーを突設し、このチルトロツクレバー
を船体側のアスターンレバーへ連結している。
このチルトロツクレバーは、リンクを介してチ
ルトロツク解除用レバーに連結させ、これによつ
て、チルトロツクを解除できるよう構成するとと
もに、そのリンク系の途中には、前記チルトロツ
クレバーをある位置まで回動させると、該チルト
ロツクレバーをロツク方向へ付勢していたバネの
力が、ロツク解除位置に保持すべく作用するよう
働くデツドロツクレバーが設けられている。
即ち、このデツドロツクレバーは、チルトロツ
クレバーをある回動位置まで回動させると、その
作用によつて、チルトロツク解除状態に保持する
ものあるが、従来においてはこのデツドロツクレ
バーを特別の軸によつて支持している。
なお、船外機本体をチルトアツプ状態に保持す
る支持部材を、トランサムに固定するクランプブ
ラケツトに枢着し、この支持部材の先端を、デツ
ドロツクレバーを支持する軸に連結したものがあ
る(特開昭57−44597号公報)。
考案が解決しようとする問題点 上記の如く、デツドロツクレバーは特別の軸を
用いて支持しており、そのため、該デツドロツク
レバー用の支軸が必要となり、それだけ部品点数
が増大する等の欠点がある。なお、支持部材の先
端をデツドロツクレバーの軸に連結したものは、
単にその軸を介して船外機本体を支持するものに
過ぎず、支持部材は、あくまでもクランプブラケ
ツトに軸を介して支持するもので、デツドロツク
レバーはその軸とは別の軸によつてスイベルブラ
ケツトに取付けられており、デツドロツクレバー
用の特別の軸が必要である点に変わりはない。ま
た、従来においては、上記チルトロツクを解除す
るための操作部分が、トランサムよりも後方の船
外にあり、そのためチルトロツク解除操作を、船
内から船外方向に身を乗り出して行なわなければ
ならず、操作し辛いと言う欠点があつた。
この考案は、上記従来の欠点を解消して、デツ
ドロツクレバーを支持する特別の軸が不要で、し
かも、操作の容易なチルトロツク装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、船
体のトランサムに取付けたクランプブラケツト
へ、船外機本体を取付けたスイベルブラケツトを
チルトピンを介して上下方向回動自在に取付ける
一方、船外機本体のチルトアツプを防止すべく前
記スイベルブラケツトとクランプブラケツト側と
を連結し、かつ、常時連結状態に保持するように
バネ付勢されたチルトロツクレバーを有し、他
方、船外機本体をチルトアツプさせた状態に保持
するよう前記スイベルブラケツトに取付けた枢支
軸で軸支されるチルトアツプ用支持部材を備えた
ものにおいて、上記枢支軸に前記支持部材に対し
て相対的に回動自在としてデツドロツクレバーを
取付け、このデツドロツクレバーと前記チルトロ
ツクレバーとを、該チルトロツクレバーをある位
置まで回動させると前記バネの付勢力によつてチ
ルトロツクレバーを解除位置に保持するべく互い
に連結するとともに、更に、このデツドロツクレ
バーを、前記のチルトピンに回動自在に取付けた
チルトロツク解除用レバーへリンクを介して連結
し、かつ、このチルトピンは、船体トランサムよ
り船内側において上記クランプブラケツトに取付
けられていることを特徴とする。
作 用 船外機本体をチルトアツプさせた状態に保持す
る支持部材の軸と、デツドロツクレバーの軸が共
用されることになりそれだけ部品点数が減少され
る。また、チルトロツク解除用レバーを、船体ト
ランサムより船内側において上記クランプブラケ
ツトに取付けたチルトピンに取付けているから、
船外に身を乗り出すことなく容易に操作を行なう
ことができる。
実施例 以下、この考案の構成を図示の実施例に基づい
て説明すると、第5図は、この種船外機の取付け
構造を示しており、図において、1は船体のトラ
ンサムであつて、このトランサム1にクランプブ
ラケツト2が固定されている。3は、トランサム
1よりも船内側において、水平方向のチルトピン
4を介して上下方向回動自在としてクランプブラ
ケツト2へ取付けられたスイベルブラケツトであ
り、船外機本体5は、このスイベルブラケツト3
へ、垂直方向のスイベルピン6を介して左右方向
へ回動自在として支持されている。
第1図及び第4図で示すように、スイベルブラ
ケツト3には、左右側壁7,7を貫通して枢支軸
8が取付けられており、この枢支軸8の両端に
は、該スイベルブラケツト3の外側においてL形
のチルトアツプ用支持部材9が取付けられてい
る。この支持部材9は、枢支軸8と共に回動自在
であり、第4図の如くスイベルブラケツト3を、
船外機本体5とともに上方へチルトアツプさせた
状態で、支持部材9の水平片10が下向きとなる
よう回動させ、該水平片10を、クランプブラケ
ツト2上面へ当接してスイベルブラケツト3即ち
船外機本体5側をチルトアツプ状態に支持するも
のである。なお、図示していないが、この支持部
材9は、該支持部材9とスイベルブラケツト3側
面との間に設けたバネの摩擦等によつて、任意の
回動位置に保持できるようになつている。
次に、船外機本体5側がチルトアツプするのを
防止するためのチルトロツク機構について説明す
ると、第1図において、スイベルブラケツト3の
下端近傍には、前記両側壁7,7間において、コ
字形に折り曲げられたチルトロツクレバー11
が、ピン12,12によつて上下に回動自在とし
て支持されている。そして、このチルトロツクレ
バー11の両先端下部に形成した係合凹部13
が、クランプブラケツト2のスラストロツド14
へ係合し、この係合凹部13と反対側において、
チルトロツクレバー11ちスイベルブラケツト3
背面との間に設けたバネ15,15が、該チルト
ロツクレバー11をスラストロツド14へ常時係
合さすべく付勢している。また、上記係合凹部1
3の近傍において、チルトロツクレバー11先端
間に係合軸16が取付けられている。
他方、チルトロツクレバー11の上方に位置
し、かつ、前記支持部材9を軸支する枢支軸8に
は、コ字形に形成された本考案のデツドロツクレ
バー17が、該枢支軸8に対し回動自在に取付け
られている。第2図で示すように、このデツドロ
ツクレバー17と前記チルトロツクレバー11の
係合軸16との間に、第1のリンク18が取付け
られている。19は、スイベルブラケツト3を支
持するスイベルピン4へ、回動自在として取付け
たチルトロツク解除用レバーであり、この解除用
レバー19と前記デツドロツクレバー17とが、
第2のリンク20によつて連結されている。
解除用レバー19を下向き即ち図の矢印方向に
回動させると、両リンク18,20及びデツドロ
ツクレバー17を介して、第3図の如く、チルト
ロツクレバー11が上方へ引き上げられてチルト
ロツクを解除し、スイベルブラケツト3のチルト
アツプを許容する。この場合、チルトロツクレバ
ー11を付勢しているバネ15は、チルトロツク
レバー11の回動初期においては、該デツドロツ
クレバー17を図の右方向へ回動させるよう引つ
張るが、第3図の如く、第1リンク18を連結す
る連結軸16及びデツドロツクレバー17の連結
点と、デツドロツクレバー17を支持する枢支軸
8の中心点が相互に一直線となるP点を越える
と、該バネ15の付勢力が逆にデツドロツクレバ
ー17を逆方向に回動させるよう作用する。その
ため、デツドロツクレバー17への連結点近傍に
おいて、第1リンク18に形成した屈曲部21が
枢支軸18に当接した位置では、該バネ15の付
勢力によつてチルトロツクレバー11を解除状態
のままに保持する。なお、チルトロツクレバー1
1を再び元の位置に戻してやるには、デツドロツ
クレバー17の前記第1リンク18の連結点が図
のP点に来るまで押し戻してやればよく、これ
は、例えば、スイベルブラケツト3をチルトアツ
プさせると、該スイベルブラケツト3の一部が解
除用レバー19へ当たつて、逆方向へ回動させる
ような構造が用いられるが、ここでは、その構造
の説明は省略する。
考案の効果 以上の如くこの考案によれば、チルトロツクレ
バーを解除状態に保持するためチルトアツプレバ
ーに連結されるデツドロツクレバーを、船外機本
体側をチルトアツプ状態に保持するためスイベル
ブラケツトに取付けた支持部材の枢支軸へ枢着し
ており、それ故、これらデツドロツクレバーとチ
ルトアツプ用支持部材の軸が1つの部材によつて
兼用され、それだけ部品点数が減少し、かつ、該
デツドロツクレバー機構とチルトアツプ用の支持
構造とを一ヶ所にまとめてコンパクトに配置でき
るという効果が得られる。
さらに、この考案では、チルトロツク解除用の
操作レバーを、トランサムよりも船内側におい
て、スイベルブラケツトを支持するチルトピンへ
取付けて、前記のデツドロツクレバーに連結して
いるので、チルトロツクの解除操作を、従来のよ
うに船外に身を乗り出すことなく、船内で容易に
操作できるという効果がある。しかも、この場合
の解除用レバーもチルトピンを用いて取付けてい
るので、特別の軸が不要となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はスイベルブラケツトの背面部を船体前
方から見た斜視図、第2図及び第3図は解除用レ
バーとチルトロツクレバー間のリンク系の構造を
示す正面図であり、第2図は解除前の状態を、第
3図は解除操作途中の状態を示しており、第4図
はスイベルブラケツトをチルトアツプさせた状態
の支持状態を示す正面図、第5図は船外機の支持
構造を示す全体正面図である。 1……船体トランサム、2……クランプブラケ
ツト、3……スイベルブラケツト、4……チルト
ピン、5……船外機本体、8……枢支軸、9……
チルトアツプ用支持部材、11……チルトロツク
レバー、15……バネ、17……デツドロツクレ
バー、18……リンク、19……解除用レバー、
20……リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船体のトランサム1に取付けたクランプブラケ
    ツト2へ、船外機本体5を取付けたスイベルブラ
    ケツト3をチルトピン4を介して上下方向回動自
    在に取付ける一方、船外機本体5のチルトアツプ
    を防止すべく前記スイベルブラケツト3とクラン
    プブラケツト2側とを連結し、かつ、常時連結状
    態に保持するようバネ15付勢されたチルトロツ
    クレバー11を有し、他方、船外機本体5をチル
    トアツプさせた状態に保持するよう前記スイベル
    ブラケツト3に取付けた枢支軸8で軸支されるチ
    ルトアツプ用支持部材9を備えたものにおいて、
    上記枢支軸8に前記支持部材9に対して相対的に
    回動自在としてデツドロツクレバー17を取付
    け、このデツドロツクレバー17と前記チルトロ
    ツクレバー11とを、該チルトロツクレバー11
    をある位置まで回動させると前記バネ15の付勢
    力によつてチルトロツクレバー11を解除位置に
    保持するべく互いに連結するとともに、更に、こ
    のデツドロツクレバー17を、前記のチルトピン
    4に回動自在に取付けたチルトロツク解除用レバ
    ー19へリンク20を介して連結し、かつ、この
    チルトピン4は、船体トランサム1より船内側に
    おいて上記クランプブラケツト2に取付けられて
    いることを特徴とする船外機のチルト装置。
JP1985111759U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0411917Y2 (ja)

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JP1985111759U JPH0411917Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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JP1985111759U JPH0411917Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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Publication Number Publication Date
JPS6219495U JPS6219495U (ja) 1987-02-05
JPH0411917Y2 true JPH0411917Y2 (ja) 1992-03-24

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ID=30991982

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985111759U Expired JPH0411917Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744597A (en) * 1980-09-01 1982-03-13 Toohatsu Kk Outboard machine tilting apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744597A (en) * 1980-09-01 1982-03-13 Toohatsu Kk Outboard machine tilting apparatus

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JPS6219495U (ja) 1987-02-05

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