JPH0411849A - ビタミンd↓3高濃度含有家禽卵または家禽肉の生産方法 - Google Patents

ビタミンd↓3高濃度含有家禽卵または家禽肉の生産方法

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JPH0411849A
JPH0411849A JP2111688A JP11168890A JPH0411849A JP H0411849 A JPH0411849 A JP H0411849A JP 2111688 A JP2111688 A JP 2111688A JP 11168890 A JP11168890 A JP 11168890A JP H0411849 A JPH0411849 A JP H0411849A
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fowl
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poultry
egg
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Hiroshi Horikawa
堀河 博
Eiji Motosawa
本澤 英二
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Itochu Feed Mills Co Ltd
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Itochu Feed Mills Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビタミンD3を高濃度で含有した家禽卵また
は家禽肉を生産する方法に関するものである。
[従来の技術] ビタミンDが欠乏すると、骨の石炭化が正常に行なわれ
ず、タル病になることが古くから知られている。これは
、ビタミンDは腸管からのカルシウム(Ca)の吸収に
必須なビタミンであり、これが不足するとCa@収能が
低下し、骨の石灰化が阻害されるからである。
ビタミンDには、代表的なものとしてD2およびD3の
2種類が存在し、D3は哺乳類、鳥類ともCa吸収効果
を有するが、D2は鳥類にこの効果を与えない。
ビタミンDは、動物性食品では魚肉類、鶏卵の卵黄、牛
乳に含まれており、植物性食品ではしいたけに含まれて
いる。しかし、これらの食品以外にはほとんど含まれて
いない。我国は水産国であったことから、魚肉の摂取量
が多く、ビタミンDの欠乏の問題はほとんど認められな
かった。しかし、近年の食生活の変化により、若者の魚
ばなれが著しく、ビタミンDの摂取量が著しく減少して
いる。
また、皮膚には日光の紫外線照射によってビタミンD3
に転換するビタミンD3前駆体が含まれている。しかし
、近年の住活習償の変化により、屋内での生活時間が増
加し、特に、日照時間に恵まれない地方に住んでいる人
や、屋内生活が多い高齢者にはビタミンD3の補強が不
可欠である。
さらに、近年、幼児および青少年の骨折が増加しており
、骨の発育過程にある乳幼児にビタミンDを十分に摂取
させる必要性が強くなってきた。
さらにまた、近年の高齢化社会を迎え、老人、特に、閉
経以後の女性に多(見られる骨がもろく骨折しやすくな
る骨粗鬆症は、西暦2000年に60〜64歳の女性の
約35%、65歳以上の女性の50%に達するといわれ
ており、我国の国民病的存在として重要な問題になろう
としている。
以上のようにビタミンDは、人体に対して極めて重要な
役割を果たしており、現在、我国におけるビタミンD所
要量は、乳幼児(5歳以下)が1日当り400IU、青
少年(6歳以上)および成人が100II、妊婦および
授乳婦が4001Uとなっている。
〔発明が解決しようとする課題] しかし、乳幼児、妊婦および授乳婦に必要とされる40
0 I UのビタミンDを食品から摂取することは困難
である。すなわち、卵であれば1日14個程度1牛乳で
あれば31程度摂取しなければならず、通常の食事で摂
取できるものでわなかった。
したがって、現在は、総合ビタミン剤のような薬剤から
ビタミンDを補給する以外有効な摂取方法がないのが現
状であった。
なお、アメリカおよびカナダでは、市販の牛乳に1バン
ク(1り当り4001LI程度のビタミンD3を強化(
添加)し、ビタミンDの不足を補おうとするものがあっ
た。
本発明は、通常の食事でビタミンDを充分に摂取できる
、ビタミンDを高濃度で含有した家禽卵または家禽肉を
生産する方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、以上の目的を達成するために、ビタミン
Dを高濃度で含有する家禽卵または家禽肉の生産方法に
ついて鋭意研究し、本発明を完成させたものである。
ビタミンD3は、正常な発育と産卵のために、一般の家
禽用飼料に添加配合されている。しかし、この際のビタ
ミンD3量は飼料1kg中に500〜1000IU程度
であるに過ぎず、これらの場合、家禽肉にビタミンD3
はほとんど移行していなかった。また、鶏卵においては
、卵1個に約301U含まれている程度で、乳幼児、妊
婦等の1日当りの所要量4001 Uと比べほど遠い量
であり、成人にとっても十分な量ではなかった。
しかし、本発明者らは、通常配合されている量よりはる
かに多い量を与えると、家禽卵および家禽肉にビタミン
D3が多量に移行することを発見した。
ところが、ビタミンD3を多量に与えると、ビタミンD
3が多量に移行して好ましものであるが、ビタミンD3
の過剰摂取による障害−採卵成績悪化、発育悪化−が発
生するものであった。
そこで、本発明者らは、この点についてさらに鋭意研究
し、ビタミンD3に胆汁酸を併用することにより、ビタ
ミンD3の過剰摂取の障害を発生させることなく、ビタ
ミンD3を多量に移行させることができることを発見し
た。
本発明は、以上の研究の結果初めて完成させられたもの
で、胆汁酸と1日当り40010以上のビタミンD3と
を投与して採卵用または肉用家禽を飼育することを特徴
として構成されている。
ビタミンD3は、粉末状にして、オイルに溶かして、若
しくは乳化剤を入れて水に溶かして飼料に混ぜたり、又
は乳化剤を入れて懸濁して飲水に混ぜて投与する。
家禽卵および家禽肉中のビタミンD3′a度は、給与す
るビタミンD3の量にほぼ比例して増大するので、飼料
の当該濃度を調節することによって所望のビタミンD3
濃度の家禽卵および家禽肉を得ることが出来る。
飼料中ビタミンD3の濃度は、家禽卵では4,000〜
20.000IU/kg飼料、好ましくは5,000〜
10,0OOIU/kg飼料、家禽肉では4,000−
1oo、000111/kg飼料、好ましくは4000
〜200,000111/kg飼料となるよう調整する
胆汁酸は、粉状、オイルに溶かした状態、または水に溶
かした状態で投与する。
胆汁酸の添加量は、1日当り0.05〜1.OOgが好
ましく、特に0.1〜0.5gが好ましい。
ビタミンD3および胆汁酸を飼料に添加して投与する場
合は、投与時に試料原料に添加配合して投与しても、予
め添加配合した飼料を投与してもよい。
〔作用〕
本発明は、ビタミンD3が家禽卵または家禽肉に大量に
移行し、かつ胆汁酸がビタミンD3の大量摂取による障
害を防止する。
〔実施例〕
実施例1 400週齢採卵鶏60羽を使用し、ビタミンD3がほと
んど含まれていない採卵鶏用飼料1kg中に、ビタミン
D3を2000.4000.10000、および200
00IU添加するとともに、胆汁酸0.1.065%添
加し、給与60日後の産卵量およびビタミンD3の含有
量を測定した。
結果を下表に示す。
*検出せず(検出限界30IU/100g)〔発明の効
果] 本発明は、即用または肉用家禽に何ら悪影響を与えるこ
となく、ビタミンD、を家禽卵または家禽肉に大量に含
有させることができる。
したがって、ビタミンD、欠乏症を予防する食品を安価
に提供でき、現在問題となっている閉経以後の女性に多
く得られる骨粗鬆症の防止および幼児、青少年の骨折の
防止に大きく貢献することができる。
特許出願人 伊藤忠飼料株式会社 代 理 人 弁理士 国中 政治 はか1名実施例2 ブロイラー初生雌雄100羽を使用し、ビタミンD3が
ほとんど含まれていないブロイラ用飼料1kg中に、ビ
タミンD、を2000.20000および200000
1U添加するとともに、胆汁酸0.1.0.5%添加し
、8週齢まで給与し、この時の体重および脚肉中のビタ
ミンD3量を測定した。
結果を下表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 胆汁酸と1日当り400IU以上のビタミンD_3とを
    投与して採卵用または肉用家禽を飼育することを特徴と
    するビタミンD_3高濃度含有家禽卵または家禽肉の生
    産方法
JP2111688A 1990-05-01 1990-05-01 ビタミンd▲下3▼高濃度含有家禽卵または家禽肉の生産方法 Expired - Fee Related JPH0655110B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06100456A (ja) * 1992-02-27 1994-04-12 Itochu Shiryo Kk 骨成分改善組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06100456A (ja) * 1992-02-27 1994-04-12 Itochu Shiryo Kk 骨成分改善組成物
JPH0764739B2 (ja) * 1992-02-27 1995-07-12 伊藤忠飼料株式会社 骨成分改善組成物

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