JPH0411843A - 多種成型商品の同時生産方法及びその生産装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、同一生産ラインで複数種の成型食品を同時に
製造できる多品種少量生産に適合した多種成型商品の同
時生産方法及びその生産装置に関する。

（従来の技術） 近年、商品の多様化、多品種少ロフト化１個性化等に伴
ない、生産工場に於て、これらの要求を迅速に満足させ
る製造設備の導入が望まれている。

例えば、多品種少ロット化傾向の強い食品分野に於ては
、一つの製品箱の中に形態や生地の異なる商品を入れた
りする。

商品の形態等を変えることによって、消費者に視覚的な
変化を与え、高級感や満足感を与えようとするものであ
る。

従来、形態の異なる商品を一つの生産ラインで同時に製
造する方法として次のものが知られている。

商品の成形型を複数備えたモールド板を一定間隔毎に複
数枚、ループコンヘア上に載置し、これを一定時間ごと
に循環させる。

そして、このループコンベア上に商品の製造工程順に従
って、充填機、冷却機、型抜き装置を順次並べ、各工程
で前記モールド板に対し、溶解した商品を充填、次に冷
却し、型抜き装置でモールド板から冷却固化した商品を
取り出し、成型食品を生産していいた。

成型食品は、主に上記の生産装置により作られている。

そして、この装置により、形態、生地の異なる複数の品
種の商品を同時に作るには、一つのモールド板上に複数
の型を備えたモールド板を流すと同時に、コンヘア上に
は各々の型に対応した充填機を複数台直列に並べそれぞ
れの充填機により異なる生地を仕込んで生産させていた
。

すなわち、モールド板上には異なる型を複数個まとめて
一区画とし、これを型の異なるごとに設けておき、一つ
のモールド板上に複数種の成形型を設けておく。

そして、コンベア上に配列された各充填機は、該当する
型にのみ充填するため、モールド上の該当する型にのみ
充填ノズルを設け、他の部分はメクラにしていた。

これにより、モールドには順次該当する充填機により充
填されてい（ため、同一ラインで同時に複数種の商品を
生産することができる。

（発明が解決しようとする課１）り しかし、モールド上には形態の異なる商品が混載してい
る状態で生産されていた。

このため、−枚のモールド板に何種類もの商品が混載し
ているので、商品毎に詰め合せるための仕分けが大変で
あった。

特に、品種が多くなると一つのモールド板上にその全て
の型を備えると大きなモールド板が必要となり、搬送設
備が大きくなり、高価な設備となってしまう。

このため、モールド板には数種の型を備え、所定量生産
後、このモールド板を切換え、生産を何回かに分けて生
産する方法がとられていた。

しかし、この方法によると、全ての品種を作るまでモー
ルドを中間仕掛りの形でストックしておかなければなら
ず、中間仕掛り保管のために広いスペースと、多くのモ
ールド板を必要とし、不経済なシステムとなってしまう
。

このため、多品種牛ロフト生産に迅速に対応させること
が出来なかった。

本発明は、上述した問題点に鑑みなされたもので、一つ
のモールドには一つの成形型のみを設け、複数種の商品
を生産するには、この成形型の異なるモールドをコンヘ
ア上に流しておくと同時に、該モールドに識別標識を設
けておいて、充填機へ該当する識別標識を備えたモール
ドが供給されてきたら、そのモールドにのみ充填させる
ことにより、同一モールド内に複数の品種の商品を混載
して生産させることをなくし、商品の中間仕掛り状態を
なくすと共に、同時に全品種の商品を生産することがで
きる多種成型商品の同時生産方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上述の目的は、複数の充填機を同一生産ライン上に配列
した多種成型商品の生産方法に於て、順次供給されるモ
ールドに成形型の異なるごとに異なる標識を設けると共
に、各充填機には、この供給されるモールドの標識を検
出し予め設定された標識番号と一致した時に、該充填機
を作動させることにより、同一生産ラインで多種の成型
商品を同時に生産することを特徴とする多種成型商品の
同時生産方法により達成される。

又、他の目的は、循環するコンヘア上に複数の成形型を
凹設したモールドを流し、このコンヘア上に生産順序に
従って複数の充填機並びに冷却機型抜き装置を直列に配
置し、前記モールドには成形型の異なるごとに異なる標
識を設けると共に、各充填機には、この供給されたモー
ルドを検出し、予め設定された標識番号と一致した時に
該充填機を作動させ同一生産ラインで多種の成形商品を
同時に生産することを特徴とする多種成型商品の同時生
産装置によって達成される。

又、モールドの標識は複数個の埋込みネジからなり、こ
のネジの個数及び埋込み位置によって標識番号を変える
ようにしても良い。

（作用） 本発明によれば、同一形状の成形型を複数備えたモール
ドには型の異なるごとに異なる標識を付与し、各充填機
には、このモールドの識別標識を検出し、該当する場合
は充填動作をさせる充填制御装置を設けたから、ある充
填機に、それに該当する成形型を備えたモールドが到着
したら、充填制御装置がその標識を検出し、その充填機
のみを作動させて、該モールドに所定の生地を充填させ
る。

この様に、モールドの種類に対応した充填機をモールド
搬送コンベア上に複数台直列に配列することによって、
そのモールドの標識に該当した充填機を順次作動させ、
異なる品種の成型商品を同時に生産させることが出来る
。

又、モールド上に出来た商品も一つのモールドには一つ
の品種（型）のもののみが生産されるため、商品の仕分
は作業、中間仕掛りスト・７りを不要とすることが出来
る。

（実施例） 以下、本発明の一実施例をチョコレートの製造を例に挙
げ図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明に係る製造装置の工程図、第２図は、
モールドの標識の一例を示す。

これらの図に於て、（１）はモールド（５）を搬送する
コンベアで、閉ループを構成し、コンベア（１）上のモ
ールド（５）を順次一定時間毎に循環させる。

このコンベア（１）の種類については特に限定−はない
が、一般にはチェーンコンベアが用いられる。

（２ａ）　（２ｂ）　（２ｃ）は充填機で、前記コンベ
ア（１）上に載置され、コンベア（１）上のモールド（
５）に対しチョコレート生地を充填させる。

そして、この充填機（２）には、後述するモールド（５
）の標識を検出する検出器（７）と、この検出器（７）
の信号により充填機を作動させる充填制御装置（６）と
からなり、該充填制御装置（６）は予めこの制御装置（
６）に記憶しておいた標識番号が検出器（７）から検出
されると、充填１）（２）の充填動作を開始させる公知
の制御回路が組み込まれている。又、この充填機（２）
は、種類を問わないが、モールド内に配列した複数の成
形型に対し、それに対応した位置にノズルを複数備えて
いれば良い。

（３）は冷却機で、搬送コンベア（１）上に横設され、
モールド（５）を冷却する冷却トンネルから構成され、
一定時間モールドを冷却させることによって溶解状のチ
ョコレート生地を冷却固化させる。

（４）は型抜き装置で、まず、取板供給装置（１０）に
よりモールド（５）の上に取り板（図示せず）を載せ、
これを一体として型抜き装置（４）で１８０゜反転させ
ると同時に、取り板の上に載っているモールドに衝撃を
与え、モールド（５）内の成型商品を取り板上に落下さ
せ、その後、空となったモー／ｌ、　Ｆｌ、を再度１８
０　”反転させた後、コンベア上に流し、次の充填に使
用される。

又、モールドと分離された取板は、その上のチョコレー
トを出口側コンベア上に脱荷した後、取板供給装置（１
０）へ回収される。そして、前記出口側コンヘアへ脱荷
されたチョコレートは、予メ、型抜き装置（４）で検出
識別された商品の出口側へ切換られているため、そのゾ
ーンへ順次切出されていく。

（５ａ）　（５ｃ）はモールドで、一つのモールド（５
）には同一の成形型が一定の規則に従って配列されてい
る。又、このモールド（５）の上面縁部には、該モール
ド（５）の種類を識別するためのネジ穴が複数個設けて
あり、このネジ穴に埋込むネジの個数と、壇込み位置に
よってモールド（５）の識別標識が変更できるようにな
っている。

この識別！Ｉｌｌとして、ネジ埋込み方式を例に挙げて
説明したが、これに限らず、モールド（５）の端縁部に
切込みを入れ、この切込みに、該切込みに係合するブロ
ックを挿入し、そのブロックの挿入位置と個数によって
識別標識を変えても良い。

本発明に係る製造装置は上述のように構成されるが、次
にその作動について第１図を基に説明する。

コンベア（１）上には、Ａ　（５ａ）　、　　Ｂ　（５
ｂ）　、　　Ｃ（５ｃ）の３種の成形型の異なるモール
ドが流れている状態を示す。

各モールド（５）には、成形型が同一のものは同じ標識
を、異なるモールド（５）には異なる標識となる様、所
定のネジ穴にネジが埋込まれている。

そして、これらのモールド（５）がコンベア（１）の簡
欠運転により順次充填機（２）へと供給されると、充填
１ｌ（２）　の検出器（７）（近接スイッチ）がこれを
検出し、予め設定されている標識と一致するモールド（
５）が到着すると、充填制御装置（６）がこれを識別し
、充填開始の制御信号を該充填器（２）に出力し、直下
に到着したモールド（５）　に対し、充填動作を開始さ
せる。

そして、充填動作が完了すると、このモールド（５）を
１ピッチ動かし、次のモールド（５）の供給を受ける。

以上の動作を順次繰返しながら各充填１）１　（２）が
該当するモールドが到着する毎にそのモールド（５）に
チョコレート生地を充填させていく。

そして、充填完了したモールド（５）は、冷却機（３）
、型抜き装Ｗ（４）　を経て、固化した成形商品に分離
され、出口側でそれぞれ該当したゾーンへ選別振り分け
られる。したがって、従来のように人手で異なる商品ご
とに仕分ける作業が不要となる。

すなわち、１つのモールドには１つの型のみが形成され
ているため、型抜き装置（４）にこのモールド（５）を
検出するセンサを設け、成形型の異なる商品ごとにそれ
に対応した排出ラインに切換え、同一成形型の商品ごと
に集合させるものである。

（発明の効果） 以上のように本発明は、成型商品の生産ライン上にｉ数
種のモールドを流し、このモールド番こは同一の成形型
を設けると共に、型の異なるモールドには異なる標識を
付与しておき、充填機にはこのモールドの標識を識別す
る検出器と充填制御装置を設けたから、同一ライン上で
異なる品種の商品を同時に生産させることが出来、近年
の多品種化生ロット生産に迅速に対応させることが出来
る様になった。

又、一つのモールドには、一つの型のみを設けである為
、従来のように複数種の型を備えたモールドの場合と異
なり、中間仕掛りストックを必要とせず、生産効率を上
げることが出来る。

又、生産ラインを勅かしながら品種の切換を並行して出
来るため、装置の稼動率を向上させることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る製造装置の工程図、第２図は、
標識を備えたモールドの外観図を示す。 （１）　　・・・コンヘア、　　　　（２ａ）　、　＜
２ｂ）　、　（２ｃ）−充填機、（３）・−・冷却機、
　　　　（４）・・・型抜き装置、（５ａ）　、　（５
ｂ）　、　（５ｃ）−モールド、（６）・・・充填制御
装置、 （７）・・・検出器。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の充填機を同一生産ライン上に配列した多種
   成型商品の生産方法に於て、順次供給されるモールドに
   成形型の異なるごとに異なる標識を設けると共に、各充
   填機には、この供給されるモールドの標識を検出し予め
   設定された標識番号と一致した時に、該充填機を作動さ
   せることにより、同一生産ラインで多種の成型商品を同
   時に生産することを特徴とする多種成型商品の同時生産
   方法。
2. （２）循環するコンベア上に複数の成形型を凹設したモ
   ールドを流し、このコンベア上に生産順序に従って複数
   の充填機並びに冷却機、型抜き装置を直列に配置し、前
   記モールドには成形型の異なるごとに異なる標識を設け
   ると共に、各充填機には、この供給されたモールドを検
   出し、予め設定された標識番号と一致した時に該充填機
   を作動させ同一生産ラインで多種の成形商品を同時に生
   産することを特徴とする多種成型商品の同時生産装置。
3. （３）モールドの標識が複数個の埋込みネジからなり、
   このネジの個数及び埋込み位置によって標識番号を変え
   るようにしたことを特徴とする請求項（２）記載の多種
   成型商品の同時生産装置。