JPH04118301U - 物品の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シュート内の物品を最下位から順次待機させ
てある容器に自動的に落し込み供給する。 【構成】 座板１上で一定の距離進退をさせると共に、
物品の丈よりも上下面間の寸法を短かくしたスライダ２
と、このスライダ２の先端部に物品が落ち込むよう設け
た上下面の開放の貫孔４と、上記座板１の先端に前進停
止したスライダ２の貫孔４と合致するよう設けた透孔５
と、後退停止したスライダ２の貫孔４上縁に下縁を合致
させると共に、貫孔４内に落ち込んだ物品の上縁上方に
下縁が位置するよう設けたシュート６とから成り、待機
容器に物品を自動落し込みする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、待機させてある容器に物品を落し込み供給する装置に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、容器に例えばウエットティシュを収納する場合、ベルトコンベヤにより 搬送されているウエットティシュを人手によりつかみ、そして容器に詰め込む。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

人手により詰め込み作業するので、著しく能率が低下する問題があった。

【０００４】 そこで、この考案の課題は待機させてある容器に物品を自動供給するようにし た装置を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案は座板と、前記座板上で適宜の方法に より一定の距離進退するよう設けると共に、物品の丈よりも上下面間の寸法を短 かくしたスライダと、前記スライダの先端部に物品が落ち込むよう上下面を開放 させて設けた貫孔と、上記座板の先端部に進退停止した上記スライダの貫孔に合 致するよう設けた物品落下作用の透孔と、後退停止した上記スライダの貫孔上縁 に下縁を合致させると共に、上記貫孔内に落ち込んだ物品の上縁よりも上方に下 縁を位置させて設けた筒状のシュートとで構成したものである。

【０００６】

【作用】

スライダの後退停止にともない貫孔の上縁とシュートの下縁とが合致するので 、シュート内に溜った最下位の物品がスライダの貫孔内に落ち込むと共に、座板 によりストップする。 このとき、上記貫孔内の物品の上縁は、スライダの上面から上方に突出してい る。

【０００７】 次にスライダを前進させると、上記スライダにより座板上の物品が前進し、そ してスライダの前進停止にともない貫孔と透孔とが合致すると、上記貫孔内の物 品は、透孔をへて下方の待機容器内に落下する。

【０００８】 一方シュート内に位置する次下位の物品は、スライダの前進時上記シュート内 にとどまると共に、最下位の物品の上端面が次下位の物品の下端面から外れると スライダの上面に落下して受け止められる。

【０００９】 その後にスライダを定位置まで後退させると、後退停止時にシュートの下縁と 貫通の上縁とが合致するので、シュート内の最下位の物品が貫孔内に落下すると 共に、座板によりストップする。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案に係る実施例を添付図面に基づいて説明する。

【００１１】 図において、１は座板である。

【００１２】 ２は座板１上で一定の距離進退するよう設けたスライダである。 上記スライダ２の進退方法は、図示の場合座板１上の後端に据え付けたシリン ダ３をスライダ２の後端に接続し、上記シリンダ３を伸長、収縮作用させて行な うようにしたが、上記以外の方法を採用してもよい。 なお、上記スライダ２の上下面間の寸法は、物品Ａの丈よりも若干小さくして ある。

【００１３】 ４はスライダ２の前端部に上下面開放させて設けた物品Ａの落ち込み用貫孔で ある。

【００１４】 ５は座板１の先端部に前進停止したスライダ２の貫孔４に合致するよう設けた 物品Ａの落下用透孔である。

【００１５】 また、スライダ２の上方には、後退停止した上記スライダ２の貫孔４の上縁に 下縁を合致させると共に、貫孔４内に落ち込んだ物品Ａの上縁よりも上方に下縁 を位置させた筒状のシュート６が設けられている。 なお、シュート６には、ベルトコンベヤ７により物品Ａを順次供給するように なっている。

【００１６】 上記のように構成すると、スライダ２の後退停止にともない貫孔４の上縁とシ ュート６の下縁とが合致するので、シュート６内の最下位の物品Ａが上記貫孔４ 内に落ち込むと共に、座板１により受け止められてストップする。 このとき、貫孔４内の物品Ａの上縁は、スライダ２の上面から若干上方に突出 していると共に、最下位の物品Ａの上端面と次下位の物品Ａの下端面との重なり により上記次下位の物品Ａがシュート６内でストップしている。

【００１７】 次にスライダ２を前進させると、貫孔４内の物品Ａが座板１上ですべりながら 前進する。 このとき、シュート６内の次下位の物品Ａは、最下位の物品Ａの上端面から外 れてスライダ２上に落下すると共に、シュート６により拘束されて移動しない。

【００１８】 そして、貫孔４と透孔５とが合致してスライダ２の前進がストップすると、上 記貫孔４内の物品Ａは、透孔５をへて下方の待機容器Ｂ内に落下する。 上記の容器Ｂは、図示の場合ガイドレール８付テーブル９上でコンベヤ１０を 間歇走行させると共に、上記コンベヤ１０の表面に等間隔を存して設けてある係 合片１１間に嵌まり込んで搬送され、透孔５に上縁の開口を一致させて停止する ようにしたが、上記以外の方法で容器を供給するようにしてもよい。

【００１９】 物品Ａの落下（容器内への）後スライダ２を後退させて定位置に停止させると 、シュート６の下縁と貫孔４の上縁とが合致するので、シュート６内の最下位の 物品Ａが貫孔４内に落下すると共に、座板１によりストップする。

【００２０】 図中１２は物品Ａの落下した容器Ｂが次の位置に停止すると上記容器Ｂ内の底 迄物品Ａを押し込む押し込み装置、１３はスライダ２のガイドレールである。

【００２１】

【効果】

以上のように、この考案に係る物品の供給装置を使用することによりシュート 内の最下位の物品がスライダの進退スライド毎に待機させてある容器に確実に落 ち込み供給することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る供給装置の縦断側面図

【図２】同上の正面図

【符号の説明】

１ 座板 ２ スライダ ３ シリンダ ４ 貫孔 ５ 透孔 ６ シュート Ａ 物品 Ｂ 容器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 座板と、前記座板上で適宜の方法により
   一定の距離進退するよう設けると共に、物品の丈よりも
   上下面間の寸法を短かくしたスライダと、前記スライダ
   の先端部に物品が落ち込むよう上下面を開放させて設け
   た貫孔と、上記座板の先端部に進退停止した上記スライ
   ダの貫孔に合致するよう設けた物品落下作用の透孔と、
   後退停止した上記スライダの貫孔上縁に下縁を合致させ
   ると共に、上記貫孔内に落ち込んだ物品の上縁よりも上
   方に下縁を位置させて設けた筒状のシュートとから成る
   物品の供給装置。