JPH04118070U - マツトレス装置 - Google Patents

マツトレス装置

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JPH04118070U
JPH04118070U JP2153191U JP2153191U JPH04118070U JP H04118070 U JPH04118070 U JP H04118070U JP 2153191 U JP2153191 U JP 2153191U JP 2153191 U JP2153191 U JP 2153191U JP H04118070 U JPH04118070 U JP H04118070U
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JP
Japan
Prior art keywords
cushion body
cushion
spring
hardness
coil spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2153191U
Other languages
English (en)
Inventor
実 池田
Original Assignee
フランスベツド株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、異なるクッション性を有する2つ
のクッション体を重ねて形成されたマットレス装置にお
いて、2つのクッション体の硬さに大きな差を持たせる
ことができるようにしたマットレス装置を提供すること
を目的とする。 【構成】第1のクッション体1と、この第1のクッショ
ン体1に重合されるとともに、第1のクッション体1と
異なるクッション性を有する第2のクッション体8と、
第1のクッション体1と第2のクッション体8とを被覆
した外装体15とを具備し、第1のクッション体1は多
数のコイルスプリング3を行列状に連結したスプリング
ユニット2から形成され、第2のクッション体8は所定
の厚さの発泡弾性体9に厚さ方向に貫通する複数の保持
孔11を設け、各保持孔11にコイルスプリング12を
収容して形成されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は一方の面あるいは他方の面のいずれを上にして使用するかによって 利用者に与えるクッション性を変えることができるマットレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、マットレス装置は多数のコイルスプリングを行列状に連結してスプリ ングユニットを構成し、このスプリングユニットの上下面に弾性材を重合し、そ れらを外装体で被覆して構成されている。
【0003】 したがって、このような構成のマットレス装置のクッション性は上面側あるい は下面側のどちらを使用しても同じである。すなわち、1つのマットレス装置は 一定の硬さ(クッション性)しか備えていないから、利用者によって快適である と感じるクッション性が異なる場合や利用者の体調などによってクッション性を 変えたい場合などには非常に不便であった。
【0004】 そこで、本件出願人は特公平1−61047号公報に示されるマットレス装置 を提案した。この公報に示されるマットレス装置は、クッション体としての第1 のスプリングユニットと第2のスプリングユニットとが重合され、この重合体は 上下面にそれぞれ弾性体が添設され、これらが外装地で被覆されている。上記第 1のスプリングユニットと第2のスプリングユニットとは同荷重に対する弾性変 形量が異なるように形成されている。
【0005】 したがって、利用者は第1のスプリングユニット側を上にして利用するか、あ るいは第2のスプリングユニット側を上にして利用するかによってマットレス装 置を異なる硬さで利用することができる。
【0006】 従来、このようにして2つの硬さを備えるようにしたマットレス装置は、クッ ション体としてそれぞれ線材を曲成したスプリングからなる第1のスプリングユ ニットと第2のスプリングユニットとが用いられていた。
【0007】 そのため、第1のスプリングユニットと第2のスプリングユニットとのクッシ ョン性を変えるためには、これらのスプリングを構成する線材の線径や材質を変 えなければならない。
【0008】 しかしながら、線材の特性を変えて各スプリングユニットの硬さを異なるよう にする場合、スプリングの製造や経済性などの点から使用可能な線径の太さに制 限を受ける。つまり、通常使用されている線径に対して細すぎたり、太すぎる線 材を用いる場合には、その線径に応じてスプリングの製造装置も変えなければな らない。しかも、線径が極端に太い線材を用いるようにすると、コスト高となる ばかりか、高重量化を招くなどのこともある。
【0009】 したがって、このような制限を受けることで、第1のクッション体の第1のス プリングユニットと第2のクッション体の第2のスプリングユニットとの硬さを 大きく変えることが難しいということがあった。
【0010】 また、コイルスプリングは軸方向と交差する横方向に揺れ易い。そのため、2 つのスプリングユニットを重合して形成されたマットレス装置は、横方向の揺れ が大きくなり、寝心地が大きく低下するということもあった。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のマットレス装置は、2つのスプリングユニットを形成する スプリングの硬さを変えることで、異なる硬さを備えるようにしているので、こ れらスプリングユニットから形成されるクッション体の硬さに大きな差を持たせ ることができないということがあった。
【0012】 この考案は上記事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、2 つのクッション体の硬さに大きな差を持たせることができるようにするとともに 、横揺れを少なくすることができるようにしたマットレス装置を提供することに ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、第1のクッション体と、この第1のク ッション体に重合されるとともに、上記第1のクッション体と異なるクッション 性を有する第2のクッション体と、上記第1のクッション体と第2のクッション 体とを被覆した外装体とを具備し、上記第1のクッション体は多数のコイルスプ リングを行列状に連結したスプリングユニットから形成され、上記第2のクッシ ョン体は所定の厚さの発泡弾性体に厚さ方向に貫通する複数の保持孔を設け、各 保持孔にコイルスプリングを収容して形成されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】
上記構成によれば、第2のクッション体は、コイルスプリングと発泡弾性体と の組合わせで構成されているから、この発泡弾性体によってコイルスプリングだ けで形成された第1のクッション体と大きく硬さ変えることができ、しかも発泡 弾性体の保持孔にコイルスプリングが収容されることで、コイルスプリングの横 揺れが少なくなる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0016】 図1に示すマットレス装置は第1のクッション体1を有する。この第1のクッ ション体1は、矩形板状に形成されたスプリングユニット2からなる。このスプ リングユニット2は、多数のコイルスプリング3を行列状に配置し、これらコイ ルスプリング3の隣り合う上下端面をヘリカル線4によって連結するとともに、 上下面周縁部にそれぞれ枠線5を連結して形成されている。
【0017】 上記第1のクッション体1を構成するスプリングユニット2の下面にはウレタ ンフォ−ムなどからなる第1の弾性シ−ト6が接合され、上面にはコットンフェ ルトやサイザルなどの第1の保護シ−ト7を介して第2のクッション体8が積層 されている。
【0018】 上記第2のクッション体8はウレタンフォ−ムなどを所定の発泡率で発泡させ て所定の厚さの板状体に形成した発泡弾性体9を有する。この発泡弾性体9には 厚さ方向に貫通した複数の保持孔11が穿設されている。この保持孔11は図2 に示すように平面形状が菱形に形成されている。そして、各保持孔11にはそれ ぞれコイルスプリング12がその一部を保持孔11の内面に圧接させた状態で収 容保持されている。
【0019】 上記発泡弾性体9の上面には第2の保護シ−ト13と、第2の弾性シ−ト14 とが順次積層されている。そして、重合された第1のクッション体1と第2のク ッション体8とは外装体15によって被覆されている。この外装体15は第1の クッション体1の下面側、つまり第1の弾性シ−ト6を被覆した下鏡地16を有 する。この下鏡地16の周辺部には、第1のクッション体1と第2のクッション 体8との外周面を被覆したまち地17の下端部が下部テ−プエッジ18によって 縫合されている。
【0020】 上記第2のクッション体8の上面側である第2の弾性シ−ト13は上鏡地19 によって被覆されている。この上鏡地19の周辺部には上記まち地17の上端部 が上部テ−プエッジ20によって縫合されている。
【0021】 上記構成のマットレス装置によれば、図1に示すように第1のクッション体1 を下にし、第2のクッション体8を上にして仰臥すれば、利用者はこのマットレ ス装置を第2のクッション体8のもつクッション性によって利用することができ る。
【0022】 また、逆に第2のクッション体8を下にし、第1のクッション体1を上にして この第1のクッション体1上に仰臥すれば、利用者は第1のクッション体1のク ッション性によって利用することができる。
【0023】 第1のクッション体1はスプリングユニット2から形成され、第2のクッショ ン体8は発泡弾性体9の保持孔11にコイルスプリング12を収容保持して形成 されている。発泡弾性体9は、発泡率を変えることでその硬さを広範囲にわたっ て任意に設定することができる。
【0024】 つまり、第2のクッション体8の硬さは、保持孔11に収容されるコイルスプ リング12を第1のクッション体1のスプリングユニット2を形成するコイルス プリング3と同じ硬さのものを用いたとしても、発泡弾性体9のもつ硬さによっ て第1のクッション体1の硬さと異なる硬さにすることができる。 なお、第2のクッション体8のコイルスプリング12を第1のクッション体1 のコイルスプリング3と異なる硬さにしてもよいこと無論である。
【0025】 上記発泡弾性体9の硬さは、それを成形するときの発泡率を変えることで所定 の硬さに設定することができ、しかも発泡弾性体9を成形する時の発泡率の変更 は広い範囲にわたって容易に行うことができる。したがって、第1のクッション 体1と第2のクッション体8との硬さを容易かつ確実に変えることができる。
【0026】 上記第2のクッション体8は、発泡弾性体9の保持孔11にコイルスプリング 12を収容して形成されている。そのため、コイルスプリング12は上記発泡弾 性体9の保持孔11によって保持されていることで横揺れしずらいから、第1の クッション体1の安定性がよくなり、寝心地の向上が計れる。さらに、発泡弾性 体9は、コイルスプリング12によって圧縮され過ぎるのが防止されるから、早 期にへたりずらいということもある。
【0027】 なお、この考案は上記一実施例に限定されず、種々変更可能である。たとえば 、発泡弾性体に形成される保持孔は、板状の発泡弾性体にスリットを形成し、こ のスリットと交差する方向に発泡弾性体を引き伸ばして上記スリットを開かせる ことで、そのスリットを保持孔として利用するようにしてもよい。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案は、一対のクッション体の一方を、コイルスプリン グを行列状に連結したスプリングユニットから形成し、他方のクッション体を所 定の厚さの発泡弾性体に保持孔を穿設し、その保持孔にコイルスプリングを収容 して形成した。
【0029】 そのため、第2のクッション体を形成する発泡弾性体の発泡率を変えることで 、この第2のクッション体をスプリングユニットから形成された第1のクッショ ン体に対して硬さに大きな差を持たせることができる。しかも、発泡弾性体の発 泡率の変更は容易に行うことができるから、第2のクッション体の硬さの設定範 囲の変更も容易となる。さらに、第2のクッション体を形成するコイルスプリン グを発泡弾性体の保持孔に収容保持したから、クッション体をスプリングユニッ トから形成する場合に比べて横揺れが生じずらくなるばかりか、コイルスプリン グによって発泡弾性体が早期にへたるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の全体構成の断面図。
【図2】同じく一部断面した平面図。
【符号の説明】
1…第1のクッション体、2…スプリングユニット、3
…コイルスプリング、8…第2のクッション体、9…発
泡弾性体、11…保持孔、12…コイルスプリング、1
5…外装体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクッション体と、この第1のクッ
    ション体に重合されるとともに、上記第1のクッション
    体と異なるクッション性を有する第2のクッション体
    と、上記第1のクッション体と第2のクッション体とを
    被覆した外装体とを具備し、上記第1のクッション体は
    多数のコイルスプリングを行列状に連結したスプリング
    ユニットから形成され、上記第2のクッション体は所定
    の厚さの発泡弾性体に厚さ方向に貫通する複数の保持孔
    を設け、各保持孔にコイルスプリングを収容して形成さ
    れていることを特徴とするマットレス装置。
JP2153191U 1991-04-03 1991-04-03 マツトレス装置 Pending JPH04118070U (ja)

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JP2153191U JPH04118070U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 マツトレス装置

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JP2153191U JPH04118070U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 マツトレス装置

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JPH04118070U true JPH04118070U (ja) 1992-10-22

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ID=31907275

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JP2153191U Pending JPH04118070U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 マツトレス装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148513A (ja) * 1984-01-11 1985-08-05 フランスベッド株式会社 マツトレス装置
JPS62159612A (ja) * 1985-12-28 1987-07-15 アイシン精機株式会社 マツトレス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148513A (ja) * 1984-01-11 1985-08-05 フランスベッド株式会社 マツトレス装置
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