JPH04117054U - 建設機械のアタツチメントの油圧増加装置 - Google Patents
建設機械のアタツチメントの油圧増加装置Info
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- JPH04117054U JPH04117054U JP2028691U JP2028691U JPH04117054U JP H04117054 U JPH04117054 U JP H04117054U JP 2028691 U JP2028691 U JP 2028691U JP 2028691 U JP2028691 U JP 2028691U JP H04117054 U JPH04117054 U JP H04117054U
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- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建設機械のアタッチメントへ掛かる油圧を一
時的に昇圧して作業力を増大し、作業終了時には自動的
に油圧を定常圧へ復帰させる。 【構成】 機体の旋回操作を検出するプレッシャースイ
ッチ26と、作動油の油圧を上昇させる昇圧手段35
と、油圧増加スイッチ38とを設ける。油圧増加スイッ
チ38がオンのときは昇圧手段35を作動させ、プレッ
シャースイッチ26がオンとなったときは昇圧手段35
の作動を停止するコントローラ36を設ける。
時的に昇圧して作業力を増大し、作業終了時には自動的
に油圧を定常圧へ復帰させる。 【構成】 機体の旋回操作を検出するプレッシャースイ
ッチ26と、作動油の油圧を上昇させる昇圧手段35
と、油圧増加スイッチ38とを設ける。油圧増加スイッ
チ38がオンのときは昇圧手段35を作動させ、プレッ
シャースイッチ26がオンとなったときは昇圧手段35
の作動を停止するコントローラ36を設ける。
Description
【0001】
この考案は建設機械のアタッチメントの油圧増加装置に関するものであり、特
に、アタッチメントに大きな負荷が掛かる作業のとき、一時的に作動油の油圧を
増加させる装置に関するものである。
【0002】
建設機械にて例えば地面を掘削するとき、硬い土質の掘削、岩石や立木の根の
掘り起こし並びに吊り荷作業等、アタッチメントに大きな負荷が掛かる場合があ
る。斯かる場合に、作動油の油圧を一時的に上昇させると掘削力や吊り荷重が増
加し、上記作業が円滑に行える。
【0003】
従来の此種アタッチメントの油圧増加装置としては、特開昭62−22470
2号公報及び実開平2−50454号公報に記載された構成が知られている。前
者は自動復帰式のスイッチ、ペダルを人力で操作し、この操作中のみ作動油の油
圧が昇圧状態となる。一方、後者はスイッチを操作すると油圧が昇圧状態となり
、一定時間が経過すると定常圧状態に復帰するようなプログラムを電子制御装置
のコントローラへ組み込んである。
【0004】
前記従来技術の前者は任意に昇圧状態又は定常圧状態にすることができるが、
スイッチ、ペダル等の操作を継続すれば連続的に昇圧状態にすることも可能であ
る。然るときは、アタッチメントに連続して高い油圧が掛かり、構造物の寿命低
下を招く虞がある。
【0005】
又、従来技術の後者は一定時間経過後は自動的に定常圧状態に復帰するため、
連続してアタッチメントへ高い油圧が掛かることはない。然し、予め昇圧状態の
時間が一定になっているので、掘削作業や吊り荷作業が終了しないうちに定常圧
状態に戻ってしまうことがあり、斯かる場合には再度スイッチ等を操作して油圧
を昇圧状態にしなければならない。従って、作業が中断したりスイッチの再操作
で作業が煩雑となっていた。
【0006】
そこで、アタッチメントへ掛かる油圧を一時的に昇圧させ、大きな負荷が掛か
る掘削作業や吊り荷作業を行った後には、自動的に油圧を定常圧に復帰させて作
業の流れを中断しないようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
【0007】
この考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、油圧によって作
動するアタッチメントを具備した建設機械に於いて、機体の旋回操作を検出する
検出手段と、作動油の油圧を上昇させる昇圧手段と、油圧増加スイッチとを設け
、該油圧増加スイッチがオンのときは前記昇圧手段により油圧を上昇させ、機体
の旋回操作を検出したときは油圧増加スイッチのオンオフに拘わらず、前記昇圧
手段の作動を停止して油圧を定常圧に復帰するような制御手段を設けたことを特
徴とする建設機械のアタッチメントの油圧増加装置を提供するものである。
【0008】
建設機械の作業中にアタッチメントの油圧を上昇させる場合には、油圧増加ス
イッチをオンにする。このとき、機体の旋回操作が検出されなければ昇圧手段が
作動し、アタッチメントの作動油の油圧が上昇して昇圧状態になる。この昇圧状
態は油圧増加スイッチがオフになるまで継続し、作業が中断することはない。
【0009】
そして、大きな負荷が掛かる作業が終了し、機体を旋回したときには該旋回操
作が検出され、前記油圧増加スイッチのオンオフに拘わらず、昇圧手段の作動を
停止して油圧が定常圧に復帰する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述する。図1は油圧回路図であり、
油タンク11の作動油はポンプ12により汲み上げられ、ポンプ12の吐出ポー
トは管路13,14,15により旋回用コントロールバルブ16、アタッチメン
ト用コントロールバルブ17、昇圧式リリーフバルブ18へ接続されている。
【0011】
旋回用コントロールバルブ16にはパイロットポートP1 ,P2 が設けられ、
何れかのパイロットポートへ作動油が出入りすることによりスプールが16a,
16b,16nの位置へ切り替わる。旋回用コントロールバルブ16と機体旋回
用の油圧モータ19とは管路20,21にて接続される。
22は旋回用のパイロットバルブであり、操作レバー22cの操作量に比例し
て二次圧ポート22a,22bの出力圧が変化するようになっており、高圧側を
圧力源23へ接続すると共に低圧側を油タンク11へ接続する。そして、二次圧
ポート22aのパイロット管路23は途中で分岐して、一方は前記旋回用コント
ロールバルブ16のパイロットポートP1 に接続し、他方はシャトルバルブ24
へ接続している。又、二次圧ポート22bのパイロット管路25も途中で分岐し
、一方は前記パイロットポートP2 に接続すると共に他方はシャトルバルブ24
へ接続する。
【0012】
シャトルバルブ24の出口は管路27によりプレッシャースイッチ26へ接続
されている。該プレッシャースイッチ26の作動圧力は予め所定の圧力に設定し
ておき、二次圧ポート22a又は22bの二次圧が発生し、シャトルバルブ24
を通過した管路27の作動油がこの設定圧に至ったとき、プレッシャースイッチ
26がオンとなるようにする。従って、油圧モータ19を作動しようとしてパイ
ロットバルブ22を操作すれば、二次圧によりプレッシャースイッチ26がオン
となって機体の旋回操作を検出し、該プレッシャースイッチ26が検出手段とし
て作用する。
【0013】
ここで、アタッチメントコントロールバルブ17にはパイロットポートP3 ,
P4 が設けられ、何れかのパイロットポートへ作動油が出入りすることにより、
スプールが17a,17b,17nの位置へ切り替わる。アタッチメントコント
ロールバルブ17とアタッチメントシリンダ28とは管路29,30にて接続さ
れる。
【0014】
昇圧式リリーフバルブ18にはスプリング31を介してパイロットポートP5
が設けられ、管路32によりこのパイロットポートP5 と電磁切替バルブ33を
接続する。電磁切替バルブ33は信号路34から電気信号が入ったときオンとな
り、スプールが33aから33bの位置へ移動し、圧力源23の作動油を昇圧式
リリーフバルブ18のパイロットポートP5 へ送る。そして、信号路34からの
電気信号がなくなったときはオフとなり、スプールが33bから33aの位置へ
復帰し、パイロットポートP5 の作動油は油タンク11へ戻る。即ち、昇圧式リ
リーフバルブ18と電磁切替バルブ33とで作動油の昇圧手段35を構成する。
【0015】
36はコントローラであり、前記プレッシャースイッチ26がオンとなると、
信号路37を通して電気信号がコントローラ36へ入力され、又、油圧増加スイ
ッチ38をオンにすると、信号路39を通して電気信号がコントローラ36へ入
力される。そして、この二つの電気信号の入力をコントローラ36内の制御手段
によって信号処理し、信号路34から電気信号を出力して電磁切替バルブ33を
オンオフする。
【0016】
次に、油圧回路の作動について説明する。機体を旋回する場合は、先ずパイロ
ットバルブ22を旋回側へ操作すると、左右何れかの二次圧ポート22a又は2
2bに二次圧が発生する。例えば二次圧ポート22aに二次圧が発生すれば旋回
用コントロールバルブ16のパイロットポートP1 へ作動油が入り、旋回用コン
トロールバルブ16のスプールが16aの位置に切り替わる。従って、管路13
の作動油が管路20へ流入し、油圧モータ19が一方向へ回転する。又、二次圧
ポート22bに二次圧が発生すればパイロットポートP2 へ作動油が入り、旋回
用コントロールバルブ16のスプールが16bの位置に切り替わる。従って、管
路13の作動油が管路21へ流入し、油圧モータ19が反対方向へ回転する。そ
して、上記二次圧がプレッシャースイッチ26で予め設定した圧力以上になった
とき、プレッシャースイッチ26がオンとなって信号路37を通してコントロー
ラ36へ電気信号を送る。
【0017】
一方、管路14の作動油はアタッチメント用コントロールバルブ17のスプー
ルが17aの位置にあるときは管路29へ流入してアタッチメントシリンダ28
を伸長させる。又、スプールが17bの位置にあるときは管路30へ作動油が流
入し、アタッチメントシリンダ28が収縮する。依って、アタッチメント用コン
トロールバルブ17の切り替えによって、例えばバックホーのブームやバケット
等を任意に操作し、掘削作業や吊り荷作業等を行う。
【0018】
ここで、硬い土質の掘削を行うとき、或いは岩石や立木の根の掘り起こしをす
るとき、並びに重量物の吊り荷作業のとき等アタッチメントに大きな負荷が掛か
る場合には、前記油圧増加スイッチ38をオンにする。然るときは、信号路39
を通してコントローラ36へ電気信号が入力される。
図2はコントローラ36の制御を示すフローチャートであり、油圧増加スイッ
チ38及びプレッシャースイッチ26のオンオフを監視し、油圧増加スイッチ3
8がオフのときは電磁切替バルブ33をオフにする。従って、図1に示した昇圧
式リリーフバルブ18のパイロットポートP5 へ作動油が入らず、該昇圧式リリ
ーフバルブ18はスプリング31の押圧力のみによるリリーフ圧で作動する。即
ち、昇圧手段35が作動せず、管路13,14,15の作動油は定常圧状態とな
る。
【0019】
そして、フローチャートに示すように油圧増加スイッチ38がオンとなり、且
つプレッシャースイッチ26がオフであれば電磁切替バルブ33をオンにする。
従って、図1に示した昇圧式リリーフバルブ18のパイロットポートP5 へ作動
油が入り、該昇圧式リリーフバルブ18はスプリング31の押圧力にパイロット
ポートP5 の作動油の圧力が付加され、リリーフ圧力が上昇する。即ち、昇圧手
段35が作動して、管路13,14,15の作動油は昇圧状態となる。従って、
アタッチメントシリンダ28の作動油の油圧が上昇し、掘削力や吊り荷重等作業
力を増大させることができる。
【0020】
この昇圧状態は油圧増加スイッチ38をオフにするか、プレッシャースイッチ
26がオンになるまで継続する。プレッシャースイッチ26のオンオフのタイミ
ングは予め設定でき、管路27の二次圧が設定圧以下だとプレッシャースイッチ
26をオフのままにできるので、例えば吊り荷作業で荷物を保持したままアタッ
チメントが僅かに旋回した程度であれば、昇圧手段35の作動が継続して昇圧状
態を維持でき、作業が不慮中断することはない。そして、例えば掘削作業が終了
して掘削した土砂を移動するとき等に機体を旋回すれば、昇圧手段35の作動が
停止して自動的に作動油は定常圧状態に復帰する。
【0021】
尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで
き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0022】
この考案は上記一実施例に詳述したように、油圧増加スイッチをオンにして一
時的に作動油の油圧を上昇させ、アタッチメントに大きな負荷が掛かる作業を円
滑に行うことができる。この昇圧状態は油圧増加スイッチをオフにするまで継続
でき、途中で作業が不慮中断することはない。そして、機体の旋回操作を検出し
たときは、油圧増加スイッチのオンオフに拘わらず昇圧手段の作動が停止するた
め、自動的に油圧が定常圧状態に復帰し、機体及びアタッチメント等の構造物に
悪影響を与える虞はない。
【0023】
斯くして、建設機械の作業効率が向上し、機体の寿命低下も防止できる等種々
の実用的価値ある考案である。
【図1】油圧回路図。
【図2】コントローラの制御を示すフローチャート。
26 プレッシャースイッチ
35 昇圧手段
36 コントローラ
38 油圧増加スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 油圧によって作動するアタッチメントを
具備した建設機械に於いて、機体の旋回操作を検出する
検出手段と、作動油の油圧を上昇させる昇圧手段と、油
圧増加スイッチとを設け、該油圧増加スイッチがオンの
ときは前記昇圧手段により油圧を上昇させ、機体の旋回
操作を検出したときは油圧増加スイッチのオンオフに拘
わらず、前記昇圧手段の作動を停止して油圧を定常圧に
復帰するような制御手段を設けたことを特徴とする建設
機械のアタッチメントの油圧増加装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028691U JPH04117054U (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 建設機械のアタツチメントの油圧増加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028691U JPH04117054U (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 建設機械のアタツチメントの油圧増加装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117054U true JPH04117054U (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=31906399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2028691U Pending JPH04117054U (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 建設機械のアタツチメントの油圧増加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04117054U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998040570A1 (fr) * | 1997-03-10 | 1998-09-17 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. | Procede et dispositif de commande d'une machine de construction |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP2028691U patent/JPH04117054U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998040570A1 (fr) * | 1997-03-10 | 1998-09-17 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. | Procede et dispositif de commande d'une machine de construction |
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