JPH0411692Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0411692Y2 JPH0411692Y2 JP1985185240U JP18524085U JPH0411692Y2 JP H0411692 Y2 JPH0411692 Y2 JP H0411692Y2 JP 1985185240 U JP1985185240 U JP 1985185240U JP 18524085 U JP18524085 U JP 18524085U JP H0411692 Y2 JPH0411692 Y2 JP H0411692Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- horizontal
- dental
- ray
- imaging
- Prior art date
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 30
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 210000004513 dentition Anatomy 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- 238000002601 radiography Methods 0.000 description 1
- 230000036346 tooth eruption Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、歯科用全顎X線撮影装置の改良に関
する。
する。
(従来の技術)
歯科用X線撮影装置で歯牙のX線撮影を行う場
合、被検者の位置付けが良好な像を得る上で重要
であることは周知の通りである。その位置付けを
する場合のポイントは、装置及び被検者を移動さ
せることにより断層域に被検者の歯列を合せるこ
と、被検者の眼耳水平(フランクフルトライン)
を水平に合わすこと、前歯部を撮影している時は
X線が頸椎を通過するが頸椎でのX線吸収を少な
くする為に被検部を垂直にすること、…等が挙げ
られる。そして上記の位置付けを円滑に行う為に
は、撮影時間(約12〜17秒)が短いこととも関連
して、通常被検者が座位よりも立位である方が有
利であるとされている。ところが、幼児や重病者
のように撮影中立位では身体を停止させることが
難しい場合、被検者の身長が高過ぎ装置内では垂
直に立てない場合、或は被検者より検査者の背が
低く上記位置付けが困難な場合、等は適宜椅子に
被検者を座らせて撮影を行うことも必要とされ
る。このような観点から、椅子付の歯科用X線撮
影装置が開発され実用化されるようになつた。
合、被検者の位置付けが良好な像を得る上で重要
であることは周知の通りである。その位置付けを
する場合のポイントは、装置及び被検者を移動さ
せることにより断層域に被検者の歯列を合せるこ
と、被検者の眼耳水平(フランクフルトライン)
を水平に合わすこと、前歯部を撮影している時は
X線が頸椎を通過するが頸椎でのX線吸収を少な
くする為に被検部を垂直にすること、…等が挙げ
られる。そして上記の位置付けを円滑に行う為に
は、撮影時間(約12〜17秒)が短いこととも関連
して、通常被検者が座位よりも立位である方が有
利であるとされている。ところが、幼児や重病者
のように撮影中立位では身体を停止させることが
難しい場合、被検者の身長が高過ぎ装置内では垂
直に立てない場合、或は被検者より検査者の背が
低く上記位置付けが困難な場合、等は適宜椅子に
被検者を座らせて撮影を行うことも必要とされ
る。このような観点から、椅子付の歯科用X線撮
影装置が開発され実用化されるようになつた。
斯かる椅子付歯科用X線撮影装置としては、実
開昭第56−23108号公報、或は実開昭第54−
152596号公報に開示の歯科用X線撮影装置が挙げ
られる。
開昭第56−23108号公報、或は実開昭第54−
152596号公報に開示の歯科用X線撮影装置が挙げ
られる。
(考案が解決しようとする問題点)
然し乍ら、上記の従来装置は何れも椅子がX線
装置の中心軸線(正規の位置にある被検者の前後
方向の中心線)に沿つて前後に移動可能とされる
にとどまり、具備された椅子は座位撮影における
被検者の前後位置を調整する為のもので、別言す
れば本来座位用にしか使用できないもので、立位
で撮影するには椅子の駆動部等が障害となつた
り、前後移動のストロークが短い為実質的に立位
での撮影には不向きなものであつた。亦、上記装
置を敢えて立位で使用したとしても、椅子が被検
者の導入方向(被検者が撮影の為に装置の正規位
置に向かう方向)である前後方向に移動する為、
被検者はわざわざ横に廻つて上記正規位置に立ち
入らければならないと云う煩わしさがあつた。こ
のように上記装置は、座位撮影には好適であつて
も立位撮影には適正なものとは言えなかつた。
装置の中心軸線(正規の位置にある被検者の前後
方向の中心線)に沿つて前後に移動可能とされる
にとどまり、具備された椅子は座位撮影における
被検者の前後位置を調整する為のもので、別言す
れば本来座位用にしか使用できないもので、立位
で撮影するには椅子の駆動部等が障害となつた
り、前後移動のストロークが短い為実質的に立位
での撮影には不向きなものであつた。亦、上記装
置を敢えて立位で使用したとしても、椅子が被検
者の導入方向(被検者が撮影の為に装置の正規位
置に向かう方向)である前後方向に移動する為、
被検者はわざわざ横に廻つて上記正規位置に立ち
入らければならないと云う煩わしさがあつた。こ
のように上記装置は、座位撮影には好適であつて
も立位撮影には適正なものとは言えなかつた。
斯かる装置以外では、従来の歯科用全顎X線撮
影装置に別個に椅子を準備し座位撮影が必要な時
には、この椅子を適宜正規の位置に設置して撮影
を行う方法も採用されているが、狭い防X線室内
で、その都度椅子が被検者や検査者の障害になら
ない位置にあることを確認した上で撮影を行わな
ければならず、その作業上の精神的煩わしさは決
して少なくはなかつた。
影装置に別個に椅子を準備し座位撮影が必要な時
には、この椅子を適宜正規の位置に設置して撮影
を行う方法も採用されているが、狭い防X線室内
で、その都度椅子が被検者や検査者の障害になら
ない位置にあることを確認した上で撮影を行わな
ければならず、その作業上の精神的煩わしさは決
して少なくはなかつた。
そして、斯かる観点から、近時立位及び座位い
ずれでも円滑に撮影が可能とされる歯科用X線撮
影装置の開発が強く望まれるようになつた。
ずれでも円滑に撮影が可能とされる歯科用X線撮
影装置の開発が強く望まれるようになつた。
本考案は、上記実情に鑑みなされたもので、立
位及び座位のいずれでも円滑な撮影が可能なよう
に、歯科用X線撮影装置に、座位撮影用椅子を撮
影に適切な位置に適宜旋回移動可能に具備せんと
したものである。
位及び座位のいずれでも円滑な撮影が可能なよう
に、歯科用X線撮影装置に、座位撮影用椅子を撮
影に適切な位置に適宜旋回移動可能に具備せんと
したものである。
(問題点を解決する為の手段)
上記目的を達成する為の本考案の構成を添付の
実施例図に基づき説明する。第1図は本考案装置
の一実施例を示す正面図、第2図は同実施例の動
作状態を示す第1図の−線断面図、第3図は
同実施例における変更態様を示す第2図と同様
図、第4図は第2図の線部拡大図、第5図は第
4図の−線縦断面図、第6図乃至第7図は第
5図部分の変更態様を示す縦断面図、第8図及び
第9図は他の実施例の動作状態を示す第2図と同
様図である。即ち、本考案の椅子付歯科用全顎X
線撮影装置は、歯科用全顎X線撮影装置Aのベー
ス板1に水平旋回アーム3の基部を当該ベース板
に設けられた水平アジヤスト用ボルト11を中心
に旋回可能に枢着し、該水平旋回アーム3の先端
に座位撮影用椅子4を連結し、該水平旋回アーム
3の旋回により該椅子4を歯科のX線撮影に適切
な位置に旋回移動可能とし、少なくとも立位撮影
の際には当該X線撮影装置Aの前方を除いて当該
X線撮影装置の側方周辺に旋回移動して定置する
ようにした座位撮影と立位撮影とに共用される椅
子付歯科用全顎X線撮影装置である。
実施例図に基づき説明する。第1図は本考案装置
の一実施例を示す正面図、第2図は同実施例の動
作状態を示す第1図の−線断面図、第3図は
同実施例における変更態様を示す第2図と同様
図、第4図は第2図の線部拡大図、第5図は第
4図の−線縦断面図、第6図乃至第7図は第
5図部分の変更態様を示す縦断面図、第8図及び
第9図は他の実施例の動作状態を示す第2図と同
様図である。即ち、本考案の椅子付歯科用全顎X
線撮影装置は、歯科用全顎X線撮影装置Aのベー
ス板1に水平旋回アーム3の基部を当該ベース板
に設けられた水平アジヤスト用ボルト11を中心
に旋回可能に枢着し、該水平旋回アーム3の先端
に座位撮影用椅子4を連結し、該水平旋回アーム
3の旋回により該椅子4を歯科のX線撮影に適切
な位置に旋回移動可能とし、少なくとも立位撮影
の際には当該X線撮影装置Aの前方を除いて当該
X線撮影装置の側方周辺に旋回移動して定置する
ようにした座位撮影と立位撮影とに共用される椅
子付歯科用全顎X線撮影装置である。
図において、支柱2は上下に伸縮可能とされ、
その上端には、両端にX線発生装置201及びフ
イルムカセツトホールダ202を具備した水平旋
回支持アーム20が装備され、X線発生装置20
1及びフイルムカセツトホールダ202の間に置
かれ且つ頭部支持装置203によつて保持された
被検部(歯列弓、顎部等)に該X線発生装置20
1からのX線が照射され、水平旋回支持アーム2
0の水平旋回をして逐次フイルムカセツトホール
ダ202に保持されたX線フイルムに結像され、
その断層撮影がなされる。
その上端には、両端にX線発生装置201及びフ
イルムカセツトホールダ202を具備した水平旋
回支持アーム20が装備され、X線発生装置20
1及びフイルムカセツトホールダ202の間に置
かれ且つ頭部支持装置203によつて保持された
被検部(歯列弓、顎部等)に該X線発生装置20
1からのX線が照射され、水平旋回支持アーム2
0の水平旋回をして逐次フイルムカセツトホール
ダ202に保持されたX線フイルムに結像され、
その断層撮影がなされる。
椅子4は少なくとも座板41を有して被検者を
座位にてX線撮影を行うもので、座板41を直接
上記水平旋回アーム3に連結支持せしめたもの、
或は事務用椅子の如く背板、座板支持軸及びキヤ
スター付支脚を有した椅子の支持軸若しくは支脚
に上記水平旋回アーム3を連結させたもの等が採
用される。該水平旋回アーム3の基部は前記装置
Aのベース板1に当該ベース板に設けられた水平
アジヤスト用ボルト11を中心に旋回可能に枢着
され、その先端に連結された上記椅子4を、上記
装置Aの中心軸線(X線撮影の為の正規位置にあ
る被検者、即ち図例では支柱2に対面下した被検
者の前後方向の中心線)l上の座位X線撮影の正
規位置に或は該中心軸線l上の該装置Aの前方を
除き、該装8Aの側方周辺に定置する位置に水平
旋回移動可能としている。
座位にてX線撮影を行うもので、座板41を直接
上記水平旋回アーム3に連結支持せしめたもの、
或は事務用椅子の如く背板、座板支持軸及びキヤ
スター付支脚を有した椅子の支持軸若しくは支脚
に上記水平旋回アーム3を連結させたもの等が採
用される。該水平旋回アーム3の基部は前記装置
Aのベース板1に当該ベース板に設けられた水平
アジヤスト用ボルト11を中心に旋回可能に枢着
され、その先端に連結された上記椅子4を、上記
装置Aの中心軸線(X線撮影の為の正規位置にあ
る被検者、即ち図例では支柱2に対面下した被検
者の前後方向の中心線)l上の座位X線撮影の正
規位置に或は該中心軸線l上の該装置Aの前方を
除き、該装8Aの側方周辺に定置する位置に水平
旋回移動可能としている。
(作用)
上記構成の歯科用全顎X線撮影装置Aにおいて
は、座位撮影用椅子4が、水平旋回アーム4によ
り前記中心軸線l上に或は該装置Aの前方を除
き、該装置Aの側方周辺に定置する位置に旋回移
動可能とされているから、立位で撮影したい場合
には、該椅子4を検査者或は被検者の動線外に移
動させることが出来、被検者が撮影の為の正規位
置に立ち入る際に椅子4が邪魔になつたり検査者
の作業に支障を来すことがなく、円滑な撮影が約
束される。亦、座位で撮影したい場合には、これ
とは逆に椅子4を上記中心軸線1上の正規位置に
移動させれば良く、立位及び座位いずれの場合で
も歯科のX線撮影に適切な位置に椅子4を簡易に
移動させることが出来るのである。しかも、該椅
子4はX線撮影装置Aに水平旋回アーム3を介し
て連結されているからコンパクトであり、狭い防
X線室内で行う場合でも場所をとらず上記の円滑
な撮影作業が保証される。
は、座位撮影用椅子4が、水平旋回アーム4によ
り前記中心軸線l上に或は該装置Aの前方を除
き、該装置Aの側方周辺に定置する位置に旋回移
動可能とされているから、立位で撮影したい場合
には、該椅子4を検査者或は被検者の動線外に移
動させることが出来、被検者が撮影の為の正規位
置に立ち入る際に椅子4が邪魔になつたり検査者
の作業に支障を来すことがなく、円滑な撮影が約
束される。亦、座位で撮影したい場合には、これ
とは逆に椅子4を上記中心軸線1上の正規位置に
移動させれば良く、立位及び座位いずれの場合で
も歯科のX線撮影に適切な位置に椅子4を簡易に
移動させることが出来るのである。しかも、該椅
子4はX線撮影装置Aに水平旋回アーム3を介し
て連結されているからコンパクトであり、狭い防
X線室内で行う場合でも場所をとらず上記の円滑
な撮影作業が保証される。
(実施例)
次に実施例を挙げ本考案を更に詳述する。
(実施例 1)
第1図乃至第7図は、水平旋回アーム3をベー
ス板1に枢着した例を示し、座位撮影用椅子4が
前記座板41、背板42、座板41を支持する垂
直支持軸43及びキヤスター441を有して該支
持軸43の下端より放射状に延設された複数の支
脚44…より成り、該支脚44の一部が延長され
て水平旋回アーム3とされ、第4図及び第5図で
は該アーム3の基部がベース板1の一隅の水平ア
ジヤスト用ボルト11に枢着されている。ベース
板1はU字状(図示では、逆U字状)に加工さ
れ、この切欠部分10が歯科X線撮影の為の略正
規位置とされ、該切欠部分10に第2図及び第3
図に示す如く椅子4が出入り可能とされている。
椅子4は水平旋回アーム3により、キヤスター4
41…の転動をして床面上を旋回移動可能である
が、その旋回方向は水平旋回アーム3の枢着位置
により第2図及び第3図の如く左右何れも可能で
あり、設置場所の条件或は使用者の使い勝手に合
せ適宜選択される。亦、椅子4の垂直支持軸43
は、ガスシリンダー、油圧シリンダー或いはロツ
クボルト等により上下昇降且つ停止可能とした
り、座板41を該支持軸43の廻りに回転可能と
すること或いは支持軸43の垂直方向の高さ調整
装置45を設け座板41の高さ調整を行うことも
望ましく採用される。更に水平旋回アーム3は、
第4図及び第5図に示す如く長手方向に2分割3
1,32され、両分割アーム31,32が互いに
長手方向に伸縮可能なように、嵌挿関係にあり、
一方の分割アーム31には長手方向に沿つて長孔
311が形成され、他方の分割アーム32には固
定用調整ネジ321が具備され、該調整ネジ32
1の緩締により分割アーム32の出幅が適宜調整
可能とされ、椅子4の回転半径の大小の調整が可
能とされている。
ス板1に枢着した例を示し、座位撮影用椅子4が
前記座板41、背板42、座板41を支持する垂
直支持軸43及びキヤスター441を有して該支
持軸43の下端より放射状に延設された複数の支
脚44…より成り、該支脚44の一部が延長され
て水平旋回アーム3とされ、第4図及び第5図で
は該アーム3の基部がベース板1の一隅の水平ア
ジヤスト用ボルト11に枢着されている。ベース
板1はU字状(図示では、逆U字状)に加工さ
れ、この切欠部分10が歯科X線撮影の為の略正
規位置とされ、該切欠部分10に第2図及び第3
図に示す如く椅子4が出入り可能とされている。
椅子4は水平旋回アーム3により、キヤスター4
41…の転動をして床面上を旋回移動可能である
が、その旋回方向は水平旋回アーム3の枢着位置
により第2図及び第3図の如く左右何れも可能で
あり、設置場所の条件或は使用者の使い勝手に合
せ適宜選択される。亦、椅子4の垂直支持軸43
は、ガスシリンダー、油圧シリンダー或いはロツ
クボルト等により上下昇降且つ停止可能とした
り、座板41を該支持軸43の廻りに回転可能と
すること或いは支持軸43の垂直方向の高さ調整
装置45を設け座板41の高さ調整を行うことも
望ましく採用される。更に水平旋回アーム3は、
第4図及び第5図に示す如く長手方向に2分割3
1,32され、両分割アーム31,32が互いに
長手方向に伸縮可能なように、嵌挿関係にあり、
一方の分割アーム31には長手方向に沿つて長孔
311が形成され、他方の分割アーム32には固
定用調整ネジ321が具備され、該調整ネジ32
1の緩締により分割アーム32の出幅が適宜調整
可能とされ、椅子4の回転半径の大小の調整が可
能とされている。
第4図及び第5図における水平旋回アーム3の
枢着手段を詳述する。ベース板1の下面にナツト
12が固着され、該ナツト12に、下端に固定座
板111が具備された水平アジヤスト用ボルト1
1が螺合され、ナツト12に対する該ボルト11
の螺進・螺退により該ボルト11が上下動し、上
記ナツト12の下部に螺合された固定用ナツト1
3のダブルナツト作用によりベース板1が水平に
維持される。該水平アジヤスト用ボルト11の上
部には軸部材14が上から螺合され、ネジピン1
41によりボルト11と螺合材14とが一体化さ
れている。一方水平旋回アーム3の基部には軸受
33が貫設一体化され、上記軸部材14に該軸受
33を外嵌させることにより水平旋回アーム3が
水平アジヤスト用ボルト11の軸心の廻りに水平
回動可能とされている。ベース板1と軸部材14
との間には複数のワツシヤ15…が套嵌されてい
るが、該ワツシヤ15…は椅子4に掛る荷重のう
ち水平旋回アーム3に付加される荷重を上記軸部
材14と共に受止し、上記ネジピン141への集
中的荷重の付加を回避せんとするものである。ま
た、軸部材14と軸受33との嵌合関係におい
て、その上部と下部とにクリアランス331,3
32が形成されているが、これは椅子4が床面上
をキヤスター441…の転動により旋回移動する
際、床面が完全に平滑でない場合に水平旋回アー
ム3に基部に付加される歪応力を吸収して軸部3
3等の損耗を防止せんとするものである。斯かる
手段が具備された椅子付歯科用全顎X線撮影装置
Aを所定位置に設置する場合、軸部材14の上端
に帽冠されたキヤツプ142を外し、上記固定用
ナツト13を緩め、水平アジヤスト用ボルト11
の上端に掘設された六角レンチ用穴112に六角
レンチを挿入して上記ボルト11を螺進・螺退さ
せて上述の如くベース板1の水平を調整した上
で、水平旋回アーム3の適正高さに見合うように
適当数のワツシヤ15…をボルト11に套嵌さ
せ、その後軸部材14を螺合一体化させると共
に、軸受33を外嵌しキヤツプ142を再び帽冠
させれば第5図の如き枢着関係が完成する。
枢着手段を詳述する。ベース板1の下面にナツト
12が固着され、該ナツト12に、下端に固定座
板111が具備された水平アジヤスト用ボルト1
1が螺合され、ナツト12に対する該ボルト11
の螺進・螺退により該ボルト11が上下動し、上
記ナツト12の下部に螺合された固定用ナツト1
3のダブルナツト作用によりベース板1が水平に
維持される。該水平アジヤスト用ボルト11の上
部には軸部材14が上から螺合され、ネジピン1
41によりボルト11と螺合材14とが一体化さ
れている。一方水平旋回アーム3の基部には軸受
33が貫設一体化され、上記軸部材14に該軸受
33を外嵌させることにより水平旋回アーム3が
水平アジヤスト用ボルト11の軸心の廻りに水平
回動可能とされている。ベース板1と軸部材14
との間には複数のワツシヤ15…が套嵌されてい
るが、該ワツシヤ15…は椅子4に掛る荷重のう
ち水平旋回アーム3に付加される荷重を上記軸部
材14と共に受止し、上記ネジピン141への集
中的荷重の付加を回避せんとするものである。ま
た、軸部材14と軸受33との嵌合関係におい
て、その上部と下部とにクリアランス331,3
32が形成されているが、これは椅子4が床面上
をキヤスター441…の転動により旋回移動する
際、床面が完全に平滑でない場合に水平旋回アー
ム3に基部に付加される歪応力を吸収して軸部3
3等の損耗を防止せんとするものである。斯かる
手段が具備された椅子付歯科用全顎X線撮影装置
Aを所定位置に設置する場合、軸部材14の上端
に帽冠されたキヤツプ142を外し、上記固定用
ナツト13を緩め、水平アジヤスト用ボルト11
の上端に掘設された六角レンチ用穴112に六角
レンチを挿入して上記ボルト11を螺進・螺退さ
せて上述の如くベース板1の水平を調整した上
で、水平旋回アーム3の適正高さに見合うように
適当数のワツシヤ15…をボルト11に套嵌さ
せ、その後軸部材14を螺合一体化させると共
に、軸受33を外嵌しキヤツプ142を再び帽冠
させれば第5図の如き枢着関係が完成する。
(考案の効果)
叙上の如く、本考案の椅子付歯科用X線全顎撮
影装置は、椅子がベース板若しくは支柱に枢着さ
れた水平旋回アームにより旋回移動可能とされて
いるから、立位で撮影したい場合には椅子を被検
者或いは検査者の邪魔にならない適切な位置に移
動することが出来、亦座位で撮影したい場合に
は、座位撮影に適切な位置に安置させることも出
来、両撮影態様に極めて好適に対応させることが
出来る。しかも椅子は装置自体に具備されている
から、全体がコンパクト化され、狭い防X線室内
でも設置可能で且つ円滑な歯科のX線撮影が保証
される。
影装置は、椅子がベース板若しくは支柱に枢着さ
れた水平旋回アームにより旋回移動可能とされて
いるから、立位で撮影したい場合には椅子を被検
者或いは検査者の邪魔にならない適切な位置に移
動することが出来、亦座位で撮影したい場合に
は、座位撮影に適切な位置に安置させることも出
来、両撮影態様に極めて好適に対応させることが
出来る。しかも椅子は装置自体に具備されている
から、全体がコンパクト化され、狭い防X線室内
でも設置可能で且つ円滑な歯科のX線撮影が保証
される。
このように本考案装置はその実用性極めて大で
ある。
ある。
第1図は本考案装置の一実施例を示す正面図、
第2図は同実施例の動作状態を示す第1図の−
線断面図、第3図は同実施例における変更態様
を示す第2図と同様図、第4図は第2図の線部
拡大図、第5図は第4図の−線縦断面図であ
る。 符号の説明、1……ベース板、11……水平ア
ジヤスト用ボルト、2……支柱、3……水平旋回
アーム、4……椅子、41……座板、A……歯科
用全顎X線撮影装置。
第2図は同実施例の動作状態を示す第1図の−
線断面図、第3図は同実施例における変更態様
を示す第2図と同様図、第4図は第2図の線部
拡大図、第5図は第4図の−線縦断面図であ
る。 符号の説明、1……ベース板、11……水平ア
ジヤスト用ボルト、2……支柱、3……水平旋回
アーム、4……椅子、41……座板、A……歯科
用全顎X線撮影装置。
Claims (1)
- 歯科用全顎X線撮影装置のベース板に水平旋回
アームの基部を当該ベース板に設けられた水平ア
ジヤスト用ボルトを中心に旋回可能に枢着し、該
水平旋回アームの先端に座位撮影用椅子を連結
し、該水平旋回アームの旋回により該椅子を歯科
のX線撮影に適切な位置に旋回移動可能とし、少
なくとも立位撮影の際には当該X線撮影装置の前
方を除いて当該X線撮影装置の側方周辺に旋回移
動して定置するようにした座位撮影と立位撮影と
に共用される椅子付歯科用全顎X線撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985185240U JPH0411692Y2 (ja) | 1985-11-30 | 1985-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1985185240U JPH0411692Y2 (ja) | 1985-11-30 | 1985-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6292805U JPS6292805U (ja) | 1987-06-13 |
JPH0411692Y2 true JPH0411692Y2 (ja) | 1992-03-24 |
Family
ID=31133679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985185240U Expired JPH0411692Y2 (ja) | 1985-11-30 | 1985-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0411692Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP4084217B2 (ja) * | 2003-03-17 | 2008-04-30 | 株式会社日立メディコ | X線ct装置 |
ES2975104T3 (es) * | 2016-12-22 | 2024-07-03 | Trophy | Un aparato de imagenología dental con una disposición de asiento móvil integrado |
Citations (2)
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JPS5754811U (ja) * | 1980-09-11 | 1982-03-31 | ||
JPS5816704U (ja) * | 1981-07-21 | 1983-02-02 | 成宮 庄次郎 | 回転蓋付屑入れ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5493295U (ja) * | 1977-12-15 | 1979-07-02 |
-
1985
- 1985-11-30 JP JP1985185240U patent/JPH0411692Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5754811U (ja) * | 1980-09-11 | 1982-03-31 | ||
JPS5816704U (ja) * | 1981-07-21 | 1983-02-02 | 成宮 庄次郎 | 回転蓋付屑入れ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6292805U (ja) | 1987-06-13 |
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