JPH04116766U - 生化学自動分析装置の恒温装置 - Google Patents

生化学自動分析装置の恒温装置

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JPH04116766U
JPH04116766U JP2870191U JP2870191U JPH04116766U JP H04116766 U JPH04116766 U JP H04116766U JP 2870191 U JP2870191 U JP 2870191U JP 2870191 U JP2870191 U JP 2870191U JP H04116766 U JPH04116766 U JP H04116766U
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JP
Japan
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constant temperature
water circulation
cold storage
cooling water
temperature water
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Application number
JP2870191U
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English (en)
Inventor
重樹 松井
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 分析部の電源が入れられてから分析可能な状
態になるまでの時間を短かくする。 【構成】 保冷庫2にサーモモジュール4を介して冷却
水循環流路6が接続され、冷却水循環流路6にはサーモ
モジュール4から冷却器8への戻りの流路にサーモモジ
ュール12を介して恒温水循環流路のリザーバ14が接
続されている。リザーバ14は分析部の反応管が浸され
る恒温水槽18の恒温水を循環させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は試薬用保冷庫と反応用恒温水槽を備えた生化学自動分析装置の恒温装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生化学自動分析装置には試薬を常時保冷するための保冷庫が設けられている。 保冷庫は冷却水循環流路にサーモモジュールなどの熱交換器を介して接続されて おり、その冷却水循環流路には冷却水を冷却する冷却器が設けられている。保冷 庫は試薬を常時保冷するために常時通電状態になっている。保冷庫を冷却するた めに取り出された廃熱は冷却器により捨てられている。 一方、分析部では分析時に反応管内の反応液を一定温度に保つために恒温水槽 が設けられ、その恒温水槽の恒温水はリザーバにおいて一定温度に保つように温 度制御され、リザーバと恒温水槽の間で恒温水がポンプを介して循環させられて いる。
【0003】 従来は保冷庫用の冷却水循環流路と恒温水槽用の恒温水循環流路との間には相 互の熱交換はなく、互いに独立して温度制御がなされている。 分析部では分析を開始するときは、分析部の電源が入れられることにより恒温 槽の温調が始まり、恒温水循環流路のリザーバに設けられたヒータによって恒温 水が加熱され、恒温水が一定温度になることによって分析可能な状態となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
分析部の電源が入ってから恒温水槽の温度が上がり、分析可能な状態になるま でに長時間を要し、分析開始までの無駄な時間が長くかかる。もし、その分析可 能な状態になるまでの時間を短かくしようとすれば、恒温水循環流路のヒータの 容量を大きなものにする必要がある。 本考案は恒温水循環流路のヒータの容量が小さいものであっても分析部の電源 が入れられてから分析可能な状態になるまでの時間を短かくすることのできる恒 温装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では常時通電状態になっている保冷庫の廃熱を利用して電源の入ってい ない分析部の恒温水槽を加温する。 そのため、本考案では試薬用保冷庫に熱交換器を介して冷却水循環流路が接続 され、この冷却水循環流路の前記熱交換器から冷却器への戻りの流路には反応用 恒温水槽の恒温水循環流路が他の熱交換器を介して接続されており、前記保冷庫 のみを作動させているときは保冷庫から出る廃熱を前記恒温水槽へ供給する。
【0006】
【作用】
分析部の電源が入っていない状態でも恒温水の温度は保冷庫からの廃熱により 加温されているので、分析部の電源投入から恒温水槽の温度が反応温度になるま での時間が短かくなる。
【0007】
【実施例】
図1は一実施例を表わす。 保冷庫2には熱交換器のサーモモジュール4を介して冷却水循環流路6が接続 されている。冷却水循環流路6には冷却器8と冷却水を循環させるポンプ10と が設けられており、冷却器8で冷却された冷却水はポンプ10により循環流路6 に沿って循環させられ、サーモモジュール4で保冷庫2からの廃熱を取り除く。 サーモモジュール4はペルチェ素子であり、保冷庫2側が給熱側となり、冷却水 循環流路6側が廃熱側となるように電圧が印加されて保冷庫2の廃熱が冷却水に 捨てられる。
【0008】 冷却水循環流路6には保冷庫2のサーモモジュール4から冷却器8への戻りの 流路に他の熱交換器のサーモモジュール12を介して恒温水循環流路のリザーバ 14が接続されている。リザーバ14中には恒温水を加熱するヒータ16が設け られている。18は分析部の反応管が浸される恒温水槽であり、恒温水はリサー バ14からポンプ20によって恒温水槽18へ送られ、恒温水槽18からリザー バ14へ戻る循環流路となっている。サーモモジュール12もペルチェ素子であ り、冷却水循環流路6の廃熱をリザーバ14側へ供給するときは冷却水循環流路 6側が給熱側、リザーバ14側が廃熱側となるように電源が供給され、逆にリサ ーバ14の熱を冷却水循環流路6へ捨てるように用いるときはリザーバ14側が 給熱側、冷却水循環流路6側が廃熱側となるように電圧が供給される。
【0009】 次に、本実施例の動作について説明する。 分析を行っていないとき、保冷庫2は常時作動しており、保冷庫2の廃熱はサ ーモモジュール4を経て冷却水循環流路6へ廃熱され、その冷却水循環流路6の 冷却水からサーモモジュール12を経てリザーバ14へ熱が送られ、恒温水槽1 8が保冷庫2の廃熱により加温される。
【0010】 分析時には恒温水槽18の温度が反応温度にされる。このとき反応温度が保冷 庫の廃熱による加温温度より高いときは、ヒータ16に通電されて恒温水が反応 温度になるまで加熱される。恒温水は予め保冷庫2の廃熱で加熱されているので 反応温度に達するまでの時間が短かくなる。恒温水を一定温度に保つために、リ ザーバ14から廃熱することも必要であるが、リザーバ14からの熱はサーモモ ジュール12を介して冷却水循環流路6へ廃熱される。 また、恒温水槽18の温調の際、外気温が高い場合には冷源が必要である。そ の場合は、サーモモジュール12に印加する電圧を逆にすることにより熱移動の 方向を逆方向とすることができる。このように、サーモモジュール12を分析時 の冷源と保温時の熱源を兼ねさせることができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案では常時通電状態にある保冷庫の廃熱を利用して電源の入っていない分 析部の恒温水槽を加温するようにしたので、分析部に通電してから分析可能な状 態になるまで恒温水の温度を上げる時間が短かくなる。 また、保冷庫からの廃熱が恒温水槽で利用されるので、常時保冷している冷却 器の容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
2 保冷庫 4,12 サーモモジュール 6 冷却水循環流路 8 冷却器 10,20 ポンプ 14 リザーバ 16 ヒータ 18 恒温水槽

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試薬用保冷庫に熱交換器を介して冷却水
    循環流路が接続され、この冷却水循環流路の前記熱交換
    器から冷却器への戻りの流路には反応用恒温水槽の恒温
    水循環流路が他の熱交換器を介して接続されており、前
    記保冷庫のみを作動させているときは保冷庫から出る廃
    熱を前記恒温水槽へ供給する恒温装置。
JP2870191U 1991-03-29 1991-03-29 生化学自動分析装置の恒温装置 Pending JPH04116766U (ja)

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