JPH04116118A

JPH04116118A - Ｒｈ設備の真空度監視方法

Info

Publication number: JPH04116118A
Application number: JP23502490A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Takahashi; 良一高橋
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1990-09-05
Filing date: 1990-09-05
Publication date: 1992-04-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、製鉄業における真空脱ガス設備、特にＲＨ設
備における真空度監視方法に関するものである。

［従来技術］製鉄業においては、製鋼工程において真空処理が多用さ
れ、その内、ＲＨ真空脱ガス法は未脱酸鋼の真空処理に
優れ、温度降下も少ないので普通鋼メーカーに多用され
ている。

拳法においては処理槽は２本の浸漬管を持ち、受鋼鍋内
の溶鋼を一方の浸漬管から処理槽に吸い上げ他方の浸漬
管から処理槽内の溶鋼を受鋼鍋にもどしている。真空処
理中に合金成分を投入して各種の成分を付与することも
可能である６本法に用いる真空発生の原理はエゼクタ−
をその原理としており、基本的には蒸気をノズルより超
音速で噴出させ、デイフユーザ−の先細部を高速で通過
させることにより、処理槽中の気体を巻き込み排除し、
デイフユーザ一部分の上流から下流の間で処理槽中の気
、体の圧力は急激に上昇する。すなわち、蒸気の速度エ
ネルギーを圧力エネルギーに転換して真空を発生・維持
している。

第３図は従来技術を示すフローチャートである。処理槽
ｌよりの排ガスはガスクーラー２を通過し、約１０００
℃のガス温度は約３００℃に下げられ、同時にガス中の
ダストは捕集される。

次に３段のブースター３．４．５によって吸引され、コ
ンデンサー６に導入され、冷却水によって冷却され、気
水分離が行われる。その後、２列、３段のエゼクタ−７
１，７２，８１，８２，９１，９２および３台のコンデ
ンサー１０．１１．１２によって同様の操作が行われ、
所要の真空度が達成される。　冷却水は冷却水本管１３
より支管１４を経由して各コンデンサーに供給される。

蒸気は蒸気本管１５より支管１６を経由して各ブースタ
ーおよびエゼクタ−に供給される。従来の監視装置は、
本管冷却水流量計１７、本管冷却水温度計１８、本管蒸
気圧力計１９、本管蒸気流量計２０、本管蒸気温度計２
１、槽内真空度針２２、槽外真空度針２３から構成され
る装置の概略仕様は、 ■駆動蒸気圧力；７ｋｇ／ｃｎｔ ■冷却水温度；３２℃ ■排気容量：　２００ポ／（処理槽および配管）、１９
０ポ／（排気装置） ■排気時間：２分以内（１００Ｔｏｒｒまで減圧）、３
分以内（ｌ　Ｔｏｒｒまで減圧） ■処理時間、約２０分（脱酸処理）、約３５分（極低炭素処理）、約１４分（軽脱酸処理） ■到達真空度：０．５Ｔｏｒｒこのように多段のエゼクタ−から構成される装置エゼクタ−の運転によって、それぞれの真空度の目標値
に到達した時点で順次上流のエゼクタ−またはブースタ
ーを稼働開始し、所要の到達真空度に達してから定常作
業に移行する。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、従来技術においては下記の問題点が発生
する．すなわち、監視装置が正常に作動しているにもか
かわらず、真空度異常が発生し、鋼の品質が低下する．
この原因としては、真空排気系における異物付着または
蒸気弁の漏洩発生が挙げられるが、従来の監視装置によ
ってはこれらの異常を発見できない．本発明は上記の問
題点を解決し、異常発生を適時オペレーターに連絡する
ＲＨ設儂における真空度監視方法を提供することをその
目的とするものである。

［課題を解決するための手段］本発明に係る、ＲＨ設備における真空度監視方法は、複
数個のブースター、エゼクタ−およびコンデンサーから
構成されるＲＨ設備の真空度監視方法において、下記の
手順を有するＲＨ設備の真空度監視方法である。

（ａｌｌツブ−スターよびエゼクタ−における真空度を
計測し、それらの値が予め定めた第１の範囲に達しない
場合に、（ｂ）該ブースターおよびエゼクタ−における駆動蒸気
圧力、温度、および該コンデンサーにおける冷却水の温
度および流量が予め定めた第２の目標値の範囲外にある
場合に、ｆｃ］駆動蒸気圧力、温度、および該コンデンサにおけ
る冷却水の温度および流量を予め定めた第２の目標値の
範囲内に入るように制御し、＋ｄ＋該真空度が予め定め
た第１の範囲に達しない場合に、警報を発する。

［作用］本発明に係る、ＲＨ設備における真空度監視方法によれ
ば、真空度に異常が発生した時に真空駆動ユーティリテ
ィーの異常か・排気ダクトの異物付着かの判断を適時に
行い、オペレーターに警報を発する事が出来る。

即ち、手順（ｂ）および（Ｃｌで真空駆動ユーティリテ
ィーの異常が各ブースターおよびエゼクタ−にないかを
確認し、それらの値が管理範囲内にある場合には真空排
気系に異物が付着している可能性があるので、手順（ｄ
ｌで警報を発し、オペレータは必要な処置を採らせる。

［実施例］第１図および第２図は本発明の一実施例を示すフローチ
ャートである。第１図におい、て、本実施例における監
視装置は以下の計器群によって構成される。

真空度計３０〜３４は、操業途中で駆動蒸気が停止する
こともあるエゼクタ−系における蒸気漏洩を検知する。

真空度計２８．２９は高真空範囲における自動切り替え
状況を検知、確認する。蒸気圧力計２４〜２７はエゼク
タ−およびコンデンサーの蒸気性状を監視する。温度計
３６〜３９はコンデンサーの給排水温度を管理する。こ
の温度はコンデンサーの復水能力と密接な関連がある。

流量計３５は冷却水量が最大であるコンデンサ６の冷却
水水量を管理する。また、これらのブタ−を処理するコ
ンピューター４０が配−されている、第２図は第１図に
おけるコンピューターの処理フローを示している。第２
図において、→印は情報の流れ、　印は計算手順の流れ
を示している。

＋ａ＋各ブースターおよびエゼクタ−における真空度を
計測しくＦｌ）、それらの値が予め定めた第１の範囲に
達しない場合に（Ｓｌ）、ｔｂ＋該ブースターおよびエゼクタ−における駆動蒸気
圧力、温度および該コンデンサーにおける冷却水および
流量を計測しくＦ２．Ｆｓ＞、それらの値が予め定めた
第２の目標値の範囲外にある場合に（Ｓ２）、ｔｃ＋駆動蒸気圧力、温度およびコンデンサーにおける
温度および流量を予め定めた第２の目標値の範囲内に入
るように調整しくＳ、）、ｉｄｌ各ブースターおよびエゼクタ−における真空度が
予め定めた第１の真空度に達しない場合に警報を発する
と共にそれらの内容を表示してオペレーター判断資料と
する。

［発明の効果］以上のように、本発明によれば、ＲＨ真空処理装置にお
ける真空度異常箇所が早期に発見可能となり、鋼質の維
持、保全性の向上、さらには真空排気装置の蒸気使用量
増大防止により原単位削減できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示すフローチ
ャート、第３図は従来技術を示すフロチャートである。１・・・処理槽、２・・・ガスクー、クー、３〜５・・
・ブースター、６・・・コンデンサー、７１　、７．２
　、”’８１　。８２．９１．９２・・エゼクタ−１１０、，１１。１２・・・コンデンサー、１３・・・冷却水本管、１４
・・支管、１５・・・蒸気本管、１６・・・支管、１７
・本管冷却水流量計、１８・・本管冷却水温度計、１９
・・・本管蒸気圧力計、２０・・・本管蒸気流量計、２
１・・・本管蒸気温度計、２２・・・槽内真空度肝、２
３・・・槽外真空度肝、２４〜２７・・・蒸気圧力計、
２８〜３４・・・真空度計、３５・・・コンデンサー６
の冷却水水量計、３６〜３９・・・排水温度計、４０・
・コンピューター、１４Ａ・・・冷却水流量調節弁、１
５Ａ・・・蒸気流量調節弁、１６Ａ・・・蒸気圧力調節
弁。

Claims

【特許請求の範囲】複数個のブースター、エゼクターおよびコンデンサーか
ら構成されるＲＨ設備の真空度監視方法において、下記
の手順を特徴とするＲＨ設備の真空度監視方法。（ａ）各ブースターおよびエゼクターにおける真空度を
計測し、それらの値が予め定めた第１の範囲に達しない
場合に、（ｂ）該ブースターおよびエゼクターにおける駆動蒸気
圧力、温度、および該コンデンサーにおける冷却水の温
度および流量が予め定めた第２の目標値の範囲外にある
場合に、（ｃ）駆動蒸気圧力、温度、および該コンデンサーにお
ける冷却水の温度および流量を予め定めた第２の目標値
の範囲内に入るように制御し、（ｄ）該真空度が予め定めた第１の範囲に達しない場合
に、警報を発する。