JPH04115778U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH04115778U
JPH04115778U JP2519291U JP2519291U JPH04115778U JP H04115778 U JPH04115778 U JP H04115778U JP 2519291 U JP2519291 U JP 2519291U JP 2519291 U JP2519291 U JP 2519291U JP H04115778 U JPH04115778 U JP H04115778U
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insertion hole
shell
strip
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伸吾 七尾
健 森田
信男 石島
國男 渡辺
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日本航空電子工業株式会社
第一電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アース回路接続用のリード線を使用すること
なく容易にアース回路を構成することが可能なコネクタ
を提供することを目的とする。 【構成】 導電性を有する筒状のシェル12と、シェル
12の内側に配した絶縁性のインシュレータ13と、イ
ンシュレータ13に形成された挿通孔13bに対して挿
抜可能で且つ電線に接続されたコンタクト11とを含む
コネクタにおいて、挿通孔13bは、嵌入部13eを有
し、嵌入部13e内にアースラグ30が備えられ、アー
スラグ30は、バネ片32及び帯状片33を有し、バネ
片32は、コンタクト11と接触するものであり、帯状
片33は、その先端部がインシュレータ13の外周面か
ら突出し且つ該外周面に添着されてシェル12と接触す
るものであることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機械等の本体あるいは制御箱等に取付けられるコネクタに関し、特 に、電線に接続したコンタクトをインシュレータの挿通孔に挿抜可能にしたプラ グなどのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、機械等の本体あるいは制御箱等に取付けられたレセプタクル側コネクタ において接地させるには、レセプタクル側コネクタに信号端子とは別に備えたア ース回路端子にアース回路と接続するためのリード線の一端を接続し、かつその リード線の他端を制御箱等にコネクタ取付ネジ等により接続している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術にあっては、接地させる為に、特別にアー ス回路接続用のリード線を用意し、そのリード線を制御箱等にコネクタとともに 取り付ける必要があり、構造が複雑で、作業性が悪かった。また、レセプタクル 側コネクタにのみアース回路が構成されている構成のため、プラグ側コネクタを 支持し、レセプタクル側コネクタに外部のコンタクトを接続する作業を行うとき に、電流が作業者に流れ、いわゆる、感電する恐れがあり、人体保護の面からも 問題点が指摘されている。
【0004】 それ故に本考案の課題は、特別なアース回路接続用のリード線を使用すること なく容易にアース回路を構成することが可能なコネクタを提供することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案によれば、導電性を有する筒状のシェルと、該シェルの内 側に配した絶縁性のインシュレータと、該インシュレータに形成された挿通孔に 対して挿抜可能で且つ電線に接続されたコンタクトとを含むコネクタにおいて、 上記挿通孔は、嵌入部を有し、該嵌入部内にアースラグが備えられ、該アースラ グは、バネ片及び帯状片を有し、上記バネ片は、上記コンタクトと接触するもの であり、上記帯状片は、その先端部が上記インシュレータの外周面から突出し且 つ該外周面に添着されて上記シェルと接触するものであることを特徴とするコネ クタが得られる。
【0006】 請求項2記載の考案によれば、上記帯状片の先端部両面に該両面から夫々突出 する凸部が形成され、上記インシュレータは、該インシュレータの外周面から突 出し該外周面に巻き付けられる上記帯状片の先端部を受け入れる受部と、上記帯 状片の先端部一面に形成された凸部を受け入れる凹部とを有し、上記帯状片の先 端部他面に形成された凸部が上記シェルと接触することを特徴とする請求項1記 載のコネクタが得られる。
【0007】 また、請求項3記載の考案によれば、上記挿通孔は、細径部を有し、上記コン タクトは、上記細径部の一端開口部と係合する保持バネ片を有し、上記アースラ グに形成された上記バネ片の先端部は、上記細径部の他端開口部近傍に位置して いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタが得られる。
【0008】 更に、請求項4記載の考案によれば、導電性を有する筒状のシェルと、該シェ ルの内側に配され、且つ第1の挿通孔を有する絶縁性のフロントインシュレータ と、該フロントインシュレータに突き合わされて上記シェルの内側に配され、且 つ第2の挿通孔を有する絶縁性のリアインシュレータと、一端部を上記第1の挿 通孔に嵌入され他端部を上記第2の挿通孔に嵌入されるコンタクトとを含むコネ クタにおいて、上記第1の挿通孔と上記第2の挿通孔の内、少なくとも一方の挿 通孔内にアースラグが配置され、該アースラグは、上記コンタクトを弾性的に保 持するバネ片と、該バネ片から延びた帯状片とを有し、該帯状片は、その先端部 が上記フロントインシュレータと上記リアインシュレータの内、少なくとも一方 のインシュレータの外周面から突出し、且つ上記フロントインシュレータと上記 リアインシュレータの内、少なくとも一方のインシュレータの外周面に添着され て上記シェルと接触するものであることを特徴とするコネクタが得られる。
【0009】
【実施例】
以下、請求項1記載の考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図1は請求項1記載の考案の一実施例によるコネクタを用いた接続装置の切離 し時の斜視図、図2乃至図6は図1のコネクタの一例としてのレセプタクルを示 した図、図7(a),(b)はアースラグを示した斜視図、図8(a),(b) はレセプタクルの要部の断面図である。
【0010】 図1に示す接続装置はレセプタクプル10とプラグ20とを含んでいる。図2 〜図6をも参照して、レセクタプル10は、導電性のピンコンタクト11と、円 筒状の導電性のレセプタクルシェル12と、レセプタクルシェル12の内部に嵌 合するインシュレータ13と、インシュレータ13をレセプタクルシェル12の 内部に嵌合係止するリテイニングリング14とを含んでいる。
【0011】 ピンコンタクト11は、一般的に知られているもので、図4に最も明瞭に示す ように、先端にピン11aを形成した円筒状部分11bと、この円筒状部分11 bに連続する太径円筒11cと、この太径円筒11cの後端に形成された電線把 持部11dとを有している。円筒状部分11bの外周には後端方向に開いた保持 バネ片11eが設けられている。
【0012】 レセプタクルシェル12は、円筒状本体12aと、この円筒状本体12aの外 周中間に形成された鍔12bとを有する。円筒状本体12aは、先端側にプラグ 20を挿入するための挿入孔121を、後端側にインシュレータ13を取り付け るための取付け孔122を形成している。
【0013】 円筒状本体12aの先端側部分12cの外周にはプラグ20を係止するための 係止段部12dが渦巻き状に形成されている。またその先端側部分12cの内周 12eには、プラグ20の突状部22cを嵌合するための複数本の軸方向スプラ イン12fが周方向で間隔をおいて形成されている。更に、挿入孔121の奥に は、先端側部分12cの内周12eに沿って円周状に封止用の0−リング15を 嵌める溝12gが形成されている。
【0014】 円筒状本体12aの後端側部分に形成された取付け孔122には、リテイニン グリング14を嵌合するための嵌合溝12hと、インシュレータ13の大径部1 31に形成した溝13aに嵌まる突条部(図示せず)とが形成されている。
【0015】 インシュレータ13は大径部131と小径部132とを有し、ピンコンタクト 11を挿通するために大径部131と小径部132を貫通する挿通孔13bを多 数形成している。また、大径部131の外周には溝13aと後述のアースラグ3 0の帯状片33を挿通する溝13fが形成されている。更に、挿通孔13bの内 面には、ピンコンタクト11を係止する細径部13dと導電性部品であるアース ラグ30を圧入するための嵌入部13eとが形成されている。
【0016】 インシュレータ13にはアースラグ30が、挿通孔13bの内周に形成された 嵌入部13eに圧入された状態で取り付けられている。嵌入部13eは、アース ラグ30が設けられる挿入孔13bだけに設けられている。
【0017】 また、インシュレータ13の大径部131外周面には、後述の帯状片33をイ ンシュレータ13外周面に巻き付けたときの凸部33cから同間隔にある2点( 約120°間隔)にリブ13gが設けられている。このリブ13gによりインシ ュレータ13をレセプタクルシェル12に嵌入した時、インシュレータ13は、 レセプタクルシェル12に対して同心に且つ安定良く保持される。またインシュ レータ13の一端部には係止段部13jが形成されている。
【0018】 アースラグ30は、図7(a),(b)に示すように、筒状部31と、この筒 状部31の側壁に形成されたバネ片32と、筒状部31の側壁から延びた帯状片 33とを有している。
【0019】 バネ片32は、筒状部31の内方へ屈曲し、この筒状部31に挿通されたピン コンタクト11と接触し、ピンコンタクト11に電気的に接続される。また、帯 状片33は、その先端部33aが、インシュレータ13に形成された溝13fを 挿通してインシュレータ13の外周面から突出し、この先端部33aは、図7( b)に示すように折曲され、インシュレータ13の外周面に巻き付けられる。こ の状態でインシュレータ13をレセプタクルシェル12に嵌入すると、帯状片3 3の先端部33aは、レセプタクルシェル12と接触し、レセプタクルシェル1 2に電気的に接続される。
【0020】 帯状片33の先端部33a両面には、この両面から夫々突出する凸部33b, 33cが形成されている。一方、インシュレータ13は、この外周面から突出し 、この外周面に巻き付けられる帯状片33の先端部33aを受け入れる受部13 mと、帯状片33の先端部33aの一面に形成された凸部33bを受け入れる凹 部13nとを有し(図4参照)、帯状片33の先端部33aの他面に形成された 凸部33cがレセプタクルシェル12と接触するように成っている(図5参照) 。また、帯状片33の根幹部には、圧入ダボ33dが形成されている。この圧入 ダボ33dは、スリット13f内に圧入され、これによりアースラグ30は保持 される。
【0021】 上述のように、ピンコンタクト11は、保持バネ片11eを有し、インシュレ ータ13に形成された挿通孔13bは、細径部13dを有し、アースラグ30は 、バネ片32を有している。これらの関係は、図8(a)に示すように、ピンコ ンタクト11の保持バネ片11eは、挿通孔13bの細径部13dの一端開口部 と係合し、アースラグ30に形成されたバネ片32の先端部は、細径部13dの 他端開口部近傍に位置している。この結果、図8(b)に示すように、ピンコン タクト11を挿通孔13bから抜き取る際、ピンコンタクト11の保持バネ片1 1eがアースラグ30のバネ片32に引っ掛かることがなく、ピンコンタクト1 1を容易に抜き取ることができる。
【0022】 図5から明らかなように、アースラグ30に接触したピンコンタクト11は他 のピンコンタクト11よりも前方に位置しているため、プラグ20との接続時に は、他のピンコンタクト11の接触よりも先にアース回路が形成される。
【0023】 インシュレータ13をレセプタクルシェル12の取付け孔122に圧入すると 、インシュレータ13の係止段部13jがレセプタクルシェル12の内壁に形成 された突条12jに当接し、またインシュレータ13の後端は、リテイニングリ ング14で押えられる。こうしてインシュレータ13は、レセプタクルシェル1 2の円筒状本体12aの取付け孔122に圧入保持される。
【0024】 図9及び図10は図1のコネクタの他例としてのプラグを示した図である。 プラグ20は導電性のソケットコンタクト21と円筒状の導電性のプラグシェ ル22とカバーインシュレータ23とベースインシュレータ24とを有している 。プラグシェル22にはカップリングナット27が取付けられている。
【0025】 ソケットコンタクト21は一般的に知られているもので、先端に筒状部21a を形成した円筒状部分21bと、この円筒状部分21bに連続する太径円筒21 cと、この太径円筒21cの後端に形成された電線把持部21dとを有している 。円筒状部分21bの外周には後端方向に開いた保持バネ片21eが設けられて いる。
【0026】 プラグシェル22の円筒状本体22aにはベースインシュレータ24を挿入固 定する。更に、このプラグシェル22の内周面22fには、端縁側にリテイニン グリング25を嵌合するための嵌合溝22gが形成されている。
【0027】 カップリングナット27の先端側内周には、レセプタクルシェル12に渦巻き 状に形成された係止段部12dに係合する突起22dが、また、円筒状本体22 aの外周には、レセプタクルシェル12の円筒状本体12aに形成されたスプラ イン12fに嵌合する突状部22cが形成されている。
【0028】 カバーインシュレータ23は円盤形状を呈し、複数の貫通孔23aを有してい る。貫通孔23aの径はレセプタクル10のピンコンタクト11の径よりも僅か に大きい。カバーインシュレータ23の後面には、ベースインシュレータ24に 取り付けるための取付け用突起23cが形成されており、この取付け用突起23 cをベースインシュレータ24の凹部23bに圧入することによってベースイン シュレータ24の前面に取り外し可能に取付けられる。尚、23dはドライバ等 の工具を挿入しカバーインシュレータ23をこじり取るための溝である。
【0029】 ベースインシュレータ24は、大径部241と小径部242とを有し、ソケッ トコンタクト21を挿通するために大径部241と小径部242を貫通する挿通 孔24bを多数形成している。この挿通孔24bはカバーインシュレータ23の 貫通孔23aよりも大きい。
【0030】 また、大径部241の外周には溝24aとリブ24gが長手方向に形成されて いる。更に、挿通孔24bの内面には、ソケットコンタクト21を係止するため の細径部24dと、上述したレセプタクル10に備えたものと同様なアースラグ 30を圧入するための嵌入部24eとが形成されている。尚、嵌入部24eは、 アースラグ30が備えられる挿入孔24bのみに形成されている。
【0031】 レセプタクル10の場合と同様に、アースラグ30をベースインシュレータ2 4に取り付けた状態では、バネ片32が挿通孔24bの内側に突出し、かつ帯状 片33の先端部33aがベースインシュレータ24の外周面に巻き付けられてい る。この時、アースラグ30の帯状片33に形成された凸部33cがプラグシェ ル22の亜鉛メッキ上のクロメート被膜を破ってアースラグ30とプラグシェル 22の間の電気的導通を行う。
【0032】 このようにアースラグ30をベースインシュレータ24に取付けた状態で、ソ ケットコンタクト21をベースインシュレータ24の挿通孔24bに圧入すると 、ソケットコンタクト21の保持バネ片21eが、ベースインシュレータ24の 挿通孔24bに形成された細径部24dの一開口端部に係合する。この結果、ソ ケットコンタクト21は挿通孔24bの内部に保持される。
【0033】 それと共に、アースラグ30のバネ片32が一本のソケットコンタクト21の 側面に圧接した状態となる。この結果、ソケットコンタクト21はアースラグ3 0を介してプラグシェル22に電気的に導通する。
【0034】 図10から明らかなように、アースラグ30に接触したソケットコンタクト2 1は他のソケットコンタクト21よりも前方に位置しているため、レセプタクル 10との接続時には、他のソケットコンタクト21の接触よりも先にアース回路 が形成される。
【0035】 ベースインシュレータ24をプラグシェル22に圧入すると、ベースインシュ レータ24の係止段部23jが、プラグシェル22の内面に形成した段部22j に当接し、また後端はリテイニングリング25で押えられる。こうしてベースイ ンシュレータ24はプラグシェル22に圧入保持される。
【0036】 次ぎに、請求項4記載の考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図11は請求項4記載の考案の一実施例によるコネクタの分解斜視図、図12 は同コネクタの要部の分解斜視図、図13は同コネクタのアースラグとコンタク トの正面図、図14は同コネクタのフロントインシュレータの正面図である。
【0037】 本実施例のコネクタ(プラグ)50は、導電性を有する筒状のシェル51と、 シェル51の内側に配され、且つ第1の挿通孔52を有する絶縁性のフロントイ ンシュレータ53と、フロントインシュレータ53に突き合わされてシェル51 の内側に配され、且つ第2の挿通孔54を有する絶縁性のリアインシュレータ5 5と、一端部を第1の挿通孔52に嵌入され他端部を第2の挿通孔54に嵌入さ れるソケットコンタクト56とを有している。
【0038】 また、第1の挿通孔52内にはアースラグ57が配置されている。アースラグ 57は、第2の挿通孔54内に配置されても良いし、或いは、第1の挿通孔52 と第2の挿通孔54に跨がる様にして配置されても構わない。 シェル51の外周面には、突条60が形成され、また、シェル51の外周には 突条60と係合するカップリングナット61が装着される。
【0039】 フロントインシュレータ53には、上述のように第1の挿通孔52が7個形成 してあり、中心の第1の挿通孔52には、後述のアースラグ57の帯状片76を フロントインシュレータ53の外周面に挿通させるためのスリット65が連設さ れている。また、フロントインシュレータ53は、フランジ部66を有し、この フランジ部66の外周面には、スリット62から突出し折曲される帯状片76の 先端部を受け入れる受部67が形成されている。
【0040】 リアインシュレータ55の第2の挿通孔54は、夫々、フロントインシュレー タ53の第1の挿通孔52に対向するように形成されている。
【0041】 ソケットコンタクト56は、第1の大径部70と第2の大径部71とを有して いる。第1の大径部70は、第1の挿通孔52に、第2の大径部71は、第2の 挿通孔54に、夫々嵌入される。 ソケットコンタクト56には、リード線(図示せず)が半田付けされる。
【0042】 アースラグ57は、ソケットコンタクト56を弾性的に保持するバネ片75と 、バネ片75の一端から延びた帯状片76とを有する。
【0043】 バネ片75は、略円筒状に形成され、その内径φ1は、ソケットコンタクト5 6の外径φ2よりも小さくなっており(図13参照)、ソケットコンタクト56 の第1の大径部70と第2の大径部71の間の部分を弾性的に保持する。
【0044】 帯状片76は、フロントインシュレータ53のスリット65を挿通してその先 端部がフロントインシュレータ53に形成されたフランジ部66の外周面から突 出し、この突出した部分は、フランジ部66の外周面に巻き付けられ、受部67 に収められる。この状態でフロントインシュレータ53をシェル51内に嵌入す ると、帯状片76の先端部に形成された突起77がシェル51と接触する。以上 の結果、ソケットコンタクト56は、アースラグ57を介してシェル51に電気 的に接続される。
【0045】 尚、帯状片76は、リアインシュレータ55を挿通させてリアインシュレータ 55の外周面から突出させても良いし、フロントインシュレータ53とリアイン シュレータ55の両方を挿通させてこれらの外周面から突出させても構わない。 同様に、帯状片76の先端部は、リアインシュレータの55の外周面に巻き付け ても良いし、フロントインシュレータ53とリアインシュレータ55の両方の外 周面に巻き付けても構わない。
【0046】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるコネクタは、インシュレータに形成した特 定の挿通孔にコンタクトを挿入すると、そのコンタクトはアースラグを介してシ ェルに電気的に接続されることになるので、特別なアース回路接続用のリード線 を使用することなく容易にアース回路を構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の考案の一実施例によるコネクタ
を用いた接続装置の切離し時の斜視図である。
【図2】図1のコネクタの一例としてのレセプタクルの
分解斜視図である。
【図3】図2のレセプタクルにおけるインシュレータと
アースラグとピンコンタクトの組付けを示した一部破断
斜視図である。
【図4】図2のレセプタクルの要部の分解斜視図であ
る。
【図5】図2のレセプタクルの垂直断面図である。
【図6】図2のレセプタクルの水平断面図である。
【図7】(a),(b)はアース部品を示した斜視図で
ある。
【図8】(a),(b)はレセプタクルの要部の断面図
である。
【図9】図1のコネクタの他例としてのプラグの分解斜
視図である。
【図10】図9のプラグの垂直断面図である。
【図11】請求項4記載の考案の一実施例によるコネク
タの分解斜視図である。
【図12】図11のコネクタの要部の分解斜視図であ
る。
【図13】図11のコネクタのアースラグとコンタクト
の正面図である。
【図14】図11のコネクタのフロントインシュレータ
の正面図である。
【符号の説明】
10 レセプタクル 11 ピンコンタクト 11e 保持バネ片 12 レセプタクルシェル 13 インシュレータ 13b 挿通孔 13d 細径部 13e 嵌入部 13m 受部 13n 凹部 20 プラグ 21 ソケットコンタクト 21e 保持バネ片 22 プラグシェル 24 ベースインシュレータ 24b 細径部 24e 嵌入部 30 アースラグ 32 バネ片 33 バネ片 33b,33c 凸部 50 コネクタ 51 シェル 52 第1の挿通孔 53 フロントインシュレータ 54 第2の挿通孔 55 リアインシュレータ 56 ソケットコンタクト 57 アースラグ 75 バネ片 76 帯状片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石島 信男 東京都渋谷区代々木2丁目7番12号 第一 電子工業株式会社内 (72)考案者 渡辺 國男 東京都渋谷区代々木2丁目7番12号 第一 電子工業株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する筒状のシェルと、該シェ
    ルの内側に配した絶縁性のインシュレータと、該インシ
    ュレータに形成された挿通孔に対して挿抜可能で且つ電
    線に接続されたコンタクトとを含むコネクタにおいて、
    上記挿通孔は、嵌入部を有し、該嵌入部内にアースラグ
    が備えられ、該アースラグは、バネ片及び帯状片を有
    し、上記バネ片は、上記コンタクトと接触するものであ
    り、上記帯状片は、その先端部が上記インシュレータの
    外周面から突出し且つ該外周面に添着されて上記シェル
    と接触するものであることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記帯状片の先端部両面に該両面から夫
    々突出する凸部が形成され、上記インシュレータは、該
    インシュレータの外周面から突出し該外周面に巻き付け
    られる上記帯状片の先端部を受け入れる受部と、上記帯
    状片の先端部一面に形成された凸部を受け入れる凹部と
    を有し、上記帯状片の先端部他面に形成された凸部が上
    記シェルと接触することを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 上記挿通孔は、細径部を有し、上記コン
    タクトは、上記細径部の一端開口部と係合する保持バネ
    片を有し、上記アースラグに形成された上記バネ片の先
    端部は、上記細径部の他端開口部近傍に位置しているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 導電性を有する筒状のシェルと、該シェ
    ルの内側に配され、且つ第1の挿通孔を有する絶縁性の
    フロントインシュレータと、該フロントインシュレータ
    に突き合わされて上記シェルの内側に配され、且つ第2
    の挿通孔を有する絶縁性のリアインシュレータと、一端
    部を上記第1の挿通孔に嵌入され他端部を上記第2の挿
    通孔に嵌入されるコンタクトとを含むコネクタにおい
    て、上記第1の挿通孔と上記第2の挿通孔の内、少なく
    とも一方の挿通孔内にアースラグが配置され、該アース
    ラグは、上記コンタクトを弾性的に保持するバネ片と、
    該バネ片から延びた帯状片とを有し、該帯状片は、その
    先端部が上記フロントインシュレータと上記リアインシ
    ュレータの内、少なくとも一方のインシュレータの外周
    面から突出し、且つ上記フロントインシュレータと上記
    リアインシュレータの内、少なくとも一方のインシュレ
    ータの外周面に添着されて上記シェルと接触するもので
    あることを特徴とするコネクタ。
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