JPH04115664U - 画像プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定形の記録紙に入力画像をプリントした後、
記録紙を簡単なカット機構で所望の形状にカットし排出
することが出来る、作業効率が高くカット形状およびカ
ット位置が安定している記録紙カット機構を装備した画
像プリンタを提供することを目的とする。 【構成】 画像プリンタ本体１０の記録紙排出部に、記
録紙の一部を一定形状に切り抜くカッター部１２を具備
し、カッター部がローラにカット刃を取り付けたカット
ローラと、カットローラに対向し記録紙を挟持する補助
ロ−ラにより構成されるようにした。さらに、カットロ
−ラ及び補助ロ−ラが、記録紙排出動作と同期して回転
し、記録紙の一定の位置を安定して切り抜く構成とし
た。また、カット形状を選択可能にするために、画像プ
リンタ本体からカッター部が着脱できる構成にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、画像プリンタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の画像プリンタは、定形の記録紙に入力画像をプリントした後、記録紙を 排出するのみで、画像記録後の記録紙をカットする機構を装備していなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、使用者が記録紙を特定の形状にカットする場合は、使用者が手作業で 記録後の記録紙を切り抜くか、あるいは画像プリンタとは別に記録紙カット用の 型抜き機（型抜き用プレス機）を用意し、画像記録後の記録紙を所望の形状にカ ットする必要があり、作業性が悪いという問題があった。 また、記録紙排出後に手作業あるいは画像プリンタとは別の型抜き機で記録紙 をカットする場合、カットする形状や位置が不安定になるという問題があった。 本考案はかかる問題に鑑みなされたもので、定形の記録紙に入力画像をプリン トした後、記録紙を簡単なカット機構で所望の形状にカットし排出することが出 来る、作業効率が高くカット形状およびカット位置が安定している記録紙カット 機構を装備した画像プリンタを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、本考案の画像プリンタは、プリント後の記録紙排 出部に記録紙の一部を一定形状に切り抜くカッター部を具備する構成とした。 また、カット機構の簡単化のため、上記のカッター部がローラにカット刃を取 り付けたカットローラと、カットローラに対向し記録紙を挟持する補助ロ−ラに より構成されるようにした。 さらに、上記のカットロ−ラ及び補助ロ−ラが、記録紙排出動作と同期して回 転し、記録紙の一定の位置を安定して切り抜く構成とした。 また、カット形状を選択可能にするために、画像プリンタ本体からカッター部 が着脱できる構成にした。

【０００５】

【作用】

入力の画像信号に従い記録紙上に画像を記録した後、記録紙は記録紙排出部に 搬送され、排出動作にともない記録紙カット部へ送出される。記録紙カット部の カットロ−ラと補助ロ−ラは排出動作に同期して回転し、カットロ−ラと補助ロ −ラとの間で記録紙を挟持し、記録紙の一定位置を一定形状に切断して排出する 。 また、カッター部は画像プリンタ本体に対して着脱可能になっており、所望の カット形状に合わせてカッター部を選択し装着することができる。 これにより、本考案による画像プリンタでは、記録紙への画像記録と記録紙の カットを一連の動作で行うことが可能であり、所望の形状の画像プリントを容易 に安定的に作成することができる。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の一実施例による画像プリンタの外観図である。 画像プリンタ本体１０の中で入力の画像信号に合わせてプリントされた記録紙 は、記録紙排出口１１より排出され、カッター部１２へ送出される。 カッター部１２は、図２に示すような構成であり、画像プリンタ本体１０に着 脱可能になっている。 カットロ−ラ２０には同軸上にギヤ２１が接続されており、プリンタ本体に装 着した際、ギヤ２１が画像プリンタ本体１０に取り付けられた駆動ギヤ１３に接 続されるようになっている。記録紙排出動作に同期して駆動ギヤ１３が回転し、 これによりギヤ２１およびカットロ−ラ２０が回転する。補助ロ−ラ２２はカッ トロ−ラ２０に圧接されておりカットロ−ラ２０の回転に合わせて回転する。記 録紙２３は記録紙排出口１１から排出され、カットロ−ラ２０と補助ロ−ラ２２ との間に送出され、挟持される。カットロ−ラ２０と補助ロ−ラ２２が回転する ことにより記録紙２３が搬送され、カットロ−ラ２０に取り付けられたカット刃 ２４により記録紙２３は一定位置を一定形状にカットされる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上述したような構成を有することにより、次のような効果を奏する 。 本考案による画像プリンタでは、入力の画像信号に従い記録紙上に画像を記録 した後、カット部のカットロ−ラと補助ロ−ラにより記録紙の一定位置を一定形 状に切断して排出する。 また、カッター部は画像プリンタ本体に対して着脱可能になっており、所望の カット形状に合わせてカッター部を選択し装着することができる。 これにより、本考案による画像プリンタでは、記録紙への画像記録と記録紙の カットを一連の動作で行うことが可能であり、所望の形状の画像プリントを容易 に安定的に作成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による画像プリンタの外観
図、

【図２】カッター部の主要な構成を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 画像プリンタ本体 １１ 記録紙排出口 １２ カッター部 １３ 駆動ギヤ ２０ カットロ−ラ ２１ ギヤ ２２ 補助ロ−ラ ２３ 記録紙 ２４ カット刃

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部または内部で発生された画像信号に
   基づいて記録紙上に画像を形成する画像プリンタにおい
   て、前記記録された記録紙が排出される排出口と、この
   排出口近傍に設けられ、前記記録紙をある特定の形状に
   カットするカッター手段を備えたことを特徴とする画像
   プリンタ。
2. 【請求項２】 前記カッター手段は、ローラにカット刃
   を取付けたカットローラと、このカットローラに対抗し
   て配置され前記カットローラと協力働して前記記録され
   た記録紙を搬送する補助ローラとを備えた請求項１記載
   の画像プリンタ。
3. 【請求項３】 前記カットローラおよび補助ローラは、
   前記記録紙の排出動作に同期して回転することを特徴と
   する請求項１または２記載の画像プリンタ。
4. 【請求項４】 前記カッター手段は前記画像プリンタに
   対して着脱自在であることを特徴とする請求項１乃至３
   記載の画像プリンタ。