JPH04115567U - 振れ止め装置 - Google Patents

振れ止め装置

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JPH04115567U
JPH04115567U JP2516591U JP2516591U JPH04115567U JP H04115567 U JPH04115567 U JP H04115567U JP 2516591 U JP2516591 U JP 2516591U JP 2516591 U JP2516591 U JP 2516591U JP H04115567 U JPH04115567 U JP H04115567U
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slide
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JP2516591U
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博 太田
知彦 山口
英二 福田
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豊田工機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、軸線方向端面から振れ止め位置まで
の距離が異なるワークの振れ止め位置に応じて振れ止め
を指定の長手方向に自動で移動設定可能とし、振れ止め
の自動段取り替えによる無人化がを可能とすることを目
的とする。 【構成】主軸台と心押台間のテーブル上に固定ベース1
0を固定し、この固定ベース10上にスライドベース1
1を主軸軸線方向に移動可能に案内すると共に、このス
ライドベース11上にワークに接触する振れ止め22を
載置し、このスライドベース11をワーク判別装置23
により判別したワークの種類と検出装置25により検出
したスライドベース11の位置によってワークの振れ止
め位置に応じてスライドベース移動装置で前記スライド
ベース11を指定の長手位置に移動させ、スライドベー
ス固定装置で前記スライドベース11を固定するように
したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、研削加工中のワークの振れを防止するための振れ止め装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
カムシャフトのカムプロフィルを研削加工するには主軸台と心押台との間にカ ムシャフトをセンタ支持して回転砥石により研削する。この際にカムシャフトの 振れを防止するためにカムシャフトのジャーナルに接触する振れ止め装置が用い られる。
【0003】 従来の振れ止め装置は、図6及び図7で示すように、工作機械のテーブル1上 に、ワークWの側面と下面とに接触する振れ止めシュー3を保持した振れ止め保 持部材2を主軸軸線方向にスライド可能に載置し、固定具4と固定ナット5とに より振れ止め保持部材2を所定の振れ止め位置でテーブル1に固定する構造であ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
カムシャフトのカムプロフィルの研削加工において、ジャーナル径とジャーナ ル間のピッチが同じで、主軸台側端面からジャーナル部の長手ピッチ及びカムシ ャフトの全長が異なるワークを数種類加工する場合、上記従来装置では、対象ワ ーク毎に振れ止め保持部材2を手動で長手方向の位置を変更する段取り替えを行 って加工している。
【0005】 殊にV型エンジンのDOHCカムシャフトの場合では主軸台側端面からジャー ナル部の長手ピッチ及び全長が異なるカムシャフトが4本で1組となるため、前 記手動段取り換えにてランダム生産していては稼動率が著しく低下する。この稼 動率を上げるためにはロッド毎に加工する必要があるが、1つのエンジンで前記 異なるカムシャフトを2〜4本揃わなければ次の工程へ渡せないため、1ロッド 数を多くすることができない。尚、1本1台で加工すれば稼動率が上がるが、こ れでは設備費が高くなる。
【0006】 本考案の目的は、上記のような端面からジャーナル部の長手ピッチ及び全長が 異なるワークに対して振れ止め保持部材を手動で段取り替えすると稼動率が低下 してしまう従来の問題を解消した振れ止め装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の要旨は、軸方向端面から振れ止め位置ま での距離が異なる複数のワークを振れ止めする振れ止め装置において、主軸台と 心押台を設置したテーブル上に固定された固定ベースと、この固定ベース上に主 軸軸線方向に移動可能に案内され、かつワークに接触する振れ止めを載置したス ライドベースと、ワーク判別装置と、前記スライドベースの位置を検出する検出 装置と、前記ワーク判別装置により判別指定したワークの種類と前記検出装置に より検出した前記スライドベースの位置より前記スライドベースの移動を制御す る制御装置と、その制御装置からの信号により前記スライドベースを指定の長手 方向に移動させるスライドベース移動装置と、前記スライドベースの移動位置で スライドベースを固定するスライドベース固定装置とを備えたものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、ワーク判別装置により判別されたワークの種類と、検出装 置で検出したスライドベースの位置から、スライドベースの移動を制御し、その 出力信号によってスライドベース移動装置が作動してワークの振れ止め位置に振 れ止めが対応するようスライドベースを移動して、自動的に段取り替えを行うも のである。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図3において、1は 工作機械のテーブル、10は前記テーブル1上に固定具4と固定ボルト5とによ って固定された固定ベースである。
【0010】 11は前記固定ベース10上に主軸軸線方向に移動可能に案内されたスライド ベースである。このスライドベース11は前記固定ベース10に主軸軸線方向に 固設されたパイロットバー12にメタル軸受13を介して摺動可能に案内されて いる。そして図1乃至図3では省略しているが、図4、図5で示すように前記ス ライドベース11上に1個若しくは一定間隔で並列した複数個の振れ止め22が 載置される。
【0011】 前記パイロットバー12にはラック14が設けられ、前記スライドベース11 に回転可能に軸支されたピニオン15と噛合している。このピニオン15はスラ イドベース11にブラケットを介して固設したパルスモータ16とギヤ17を介 して回転駆動されるようになっている。前記パルスモータ16は、図4、図5で 示すように、主軸台20のセンタ26から心押台21の方向の一定位置に設置さ れたワーク判別センサ23によるワーク判別信号S1及び検出装置25によって 検出されるスライドベース位置信号S2を制御装置24に取り入れて、それによ り求めた信号で回転制御される。
【0012】 さらに、前記スライドベース11には、このスライドベース11の移動を拘束 するために前記パイロットバー12に圧接されるクランパ18と、このクランパ 18を作動するスライドベース固定用シリンダ19とから成るスライドベース固 定装置が設けられている。
【0013】 次に上記の構成による本考案装置の作動について図4及び図5によって説明す る。まずワークを搬入し心押台21を前進させてワークを主軸台20と心押台2 1間に支持する。そしてワーク判別センサ23によりワークに設けた識別マーク Dの有無を判定して、前記支持されたワークが図4のように主軸台20のセンタ 26からトップカムCまでの距離が短いL1のワークWAか、又は図5のように 主軸台20のセンタ26からトップカムCまでの距離が長いL2のワークWBか を判別する。
【0014】 このワークWA又はWBのワーク判別信号S1及び検出装置25によって検出 したスライドベース位置信号S2を制御装置24に取り入れる。そして制御装置 24において振れ止め22がワークWA又はWBのジャーナル部WJと対応する のに必要な移動量を演算し、その信号をパルスモータ16に入力して、パルスモ ータ16を回転してスライドベース11を移動させる。その後スライドベース1 1をスライドベース固定装置にて固定し、前記振れ止め22をジャーナル部WJ に接触させる。その後、砥石25によってカムプロフィルを研削加工し、心押台 21を後退して加工完了したワークを搬出する。
【0015】 また、他の動作としては、ワークWA、WBの選択スイッチの切替え又は外部 信号によるワークWA、WBの指示を行い、選択又は指示されたワークWA又は WBのジャーナル部WJと振れ止め22とが対応するよう前記のようにスライド ベース11を予め移動してスライドベース固定装置にて固定し、その後指定のワ ークを搬入して心押台21を前進させ、砥石25によってカムプロフィルを研削 加工し、心押台21を後退して加工完了したワークを搬出することもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、ワーク判別装置と、前記スライドベースの位置 を検出する検出装置と、前記ワーク判別装置により判別指定したワークの種類と 前記検出装置により検出した前記スライドベースの位置より前記スライドベース の移動を制御する制御装置と、その制御装置からの信号により前記スライドベー スを指定の長手方向に移動させるスライドベース移動装置と、前記スライドベー スの移動位置でスライドベースを固定するスライドベース固定装置とを備えた構 成からなり、振れ止めをワーク判別装置で判別したワークの振れ止め位置に応じ て指定の長手方向に自動で移動設定可能とした構成であるから、端面からジャー ナル部の長手ピッチが異なる各種のワークのランダム生産において、振れ止めの 自動段取り替えによる無人化が可能となり、機械稼動率を著しく向上することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の平面図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】図1におけるB−B線断面図
【図4】本考案装置の作動状態の平面図
【図5】本考案装置の作動状態の平面図
【図6】従来の振れ止めの側面図
【図7】従来の振れ止めの平面図
【符号の説明】
10 固定ベース 11 スライドベース 12 パイロットバー 14 ラック 15 ピニオン 16 パルスモータ 18 クランパ 19 スライドベース固定用シリンダ 22 振れ止め 23 ワーク判別センサ(ワーク判別装置) 24 制御装置 25 検出装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向端面から振れ止め位置までの距離
    が異なる複数のワークを振れ止めする振れ止め装置にお
    いて、主軸台と心押台を設置したテーブル上に固定され
    た固定ベースと、この固定ベース上に主軸軸線方向に移
    動可能に案内され、かつワークに接触する振れ止めを載
    置したスライドベースと、ワーク判別装置と、前記スラ
    イドベースの位置を検出する検出装置と、前記ワーク判
    別装置により判別指定したワークの種類と前記検出装置
    により検出した前記スライドベースの位置より前記スラ
    イドベースの移動を制御する制御装置と、その制御装置
    からの信号により前記スライドベースを指定の長手方向
    に移動させるスライドベース移動装置と、前記スライド
    ベースの移動位置でスライドベースを固定するスライド
    ベース固定装置とを備えたことを特徴とする振れ止め装
    置。
JP1991025165U 1991-03-25 1991-03-25 振れ止め装置 Expired - Lifetime JP2531055Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPH04115567U true JPH04115567U (ja) 1992-10-14
JP2531055Y2 JP2531055Y2 (ja) 1997-04-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143903A (ja) * 1982-02-18 1983-08-26 Komatsu Ltd 長尺軸物の加工方法
JPH01210237A (ja) * 1988-02-19 1989-08-23 Nissan Motor Co Ltd ワークレスト装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143903A (ja) * 1982-02-18 1983-08-26 Komatsu Ltd 長尺軸物の加工方法
JPH01210237A (ja) * 1988-02-19 1989-08-23 Nissan Motor Co Ltd ワークレスト装置

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