JPH04115268U - 自動車用空気調節装置の空冷式熱交換器 - Google Patents

自動車用空気調節装置の空冷式熱交換器

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JPH04115268U
JPH04115268U JP2793891U JP2793891U JPH04115268U JP H04115268 U JPH04115268 U JP H04115268U JP 2793891 U JP2793891 U JP 2793891U JP 2793891 U JP2793891 U JP 2793891U JP H04115268 U JPH04115268 U JP H04115268U
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JP
Japan
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heat exchanger
flat tube
heat transfer
air
heat
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Pending
Application number
JP2793891U
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English (en)
Inventor
庄一 竹花
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用空気調節装置の熱交換器の熱交換効
率を向上し小型化すること。 【構成】 扁平チューブ13の表面14を波形にする。これ
により、扁平チューブ13に伝熱面積が増大し、かつ、熱
伝達率が向上する。この伝熱面積の増大と熱伝達率の向
上により熱交換器が小型化される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の空気調節装置に使用される、空冷式熱交換器の改良に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空気調節装置の概略について図4を用いて説明すると、水分を含んだ 冷却媒体はコンプレッサ1にて昇圧されてコンデンサ2に供給され、冷却媒体に 含まれている水分が凝縮除去された後にレシ−バ3に蓄えられる。そして昇圧さ れ、かつ、水分が除去された冷却媒体は配管4および膨張弁5を介してエバポレ −タ6に導かれて蒸発する。このときの蒸発潜熱によりブロア7にて車内に供給 される空気8を降温するとともにこの空気に含まれている水分を吸収し空気の湿 度が調整される。このようにして仕事を終えた冷却媒体はコンプレッサ1により 再びコンデンサ2に導かれてエバポレ−タ6にて吸収した水分が凝縮除去される 。このように冷却媒体は閉回路を循環しコンデンサ2およびエバポレ−タ6で熱 交換して一つの熱サイクルを構成するので、コンデンサ2およびエバポレ−タ6 の熱交換効率は空気調節設備にとって重要な要素を占めることになる。
【0003】 上記コンデンサおよびエバポレ−タ(以下単に熱交換器という)において従来 は図3および図5に示すように表面が平坦な扁平チューブ9を蛇行させ、この蛇 行した扁平チューブ9の間に多数のル−バ12を形成した波形フィン10を固定し、 熱交換媒体流路11を形成したものを使用していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の熱交換器において、扁平チュウブの表面が平坦であったので次のよ うな問題がある。すなわち、熱交換器の熱交換量を増加させるには熱交換器の伝 熱面積を増加するか、あるいは熱伝達係数の向上を図るのが一般的である。しか しながら、伝熱面積を増加するには熱交換器を大型にする必要があり、重量が増 大するとともに、実装密度が高いエンジンル−ム内に設置するに際してスペース 上の問題がある。次に熱伝達係数を向上するには熱交換媒体の流速を速くするか 、あるいは乱流にしなければならない。そのために流動抵抗が増大し大型のブロ アが必要になり、重量および設置スペ−スの点で同様の問題がある。
【0005】 本考案は熱交換器の重量および大きさ最小限にして、伝熱面積および熱伝達係 数を増大するようにした自動車用空気調節装置の熱交換器を提供するものである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案に係る手段は蛇行状に形成した扁平チューブ の間に波形フィンを固定し、前記扁平チューブ間に熱交換媒体流路を形成した自 動車用空気調節装置の熱交換器において、前記熱交換媒体流路における前記扁平 チューブの表面を波形に形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案はこのように構成したので、扁平チューブの表面積が増大することによ り伝熱面積が増大され、かつ、扁平チューブの表面を波形にしたので熱交換媒体 の流れは乱流になり、熱伝達係数が向上される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1において、扁平チュー ブ13の表面14は波形に形成されている。本実施例では扁平チューブ13の内面17も 同様に波形に形成されている。波形フィン10が固定される固定部15は平坦面にな っていて、波形フィン10と扁平チューブ13とが全面において密着固定されるよう になっている。
【0009】 図2は他の実施例であり、扁平チューブ13の一方の面14は大きな波形で形成さ れ、他方の面16は小さい波形の面で形成されている。
【0010】 以上のように構成した本実施例の作用について次に説明する。扁平チューブ13 の表面14を波形に形成することにより扁平チューブ13の表面積が増大する。これ に扁平チューブ13の伝熱面積が増大され、かつ、扁平チューブ13の表面14を波形 にしたので熱交換媒体の流れは矢印で示すように乱流になり、熱伝達係数が同時 に向上される。
【0011】 また、扁平チューブ13の内外面を波形にすることにより耐圧強度が向上するの で、扁平チューブ13の肉厚を薄くすることが可能になる。これにより扁平チュー ブ13の重量が軽減されるとともに、熱伝導率も向上される。
【0012】
【考案の効果】
以上詳述した通り本考案によれば、扁平チューブの表面を波形にしたので、熱 交換器の伝熱面積の増大と熱伝達係数の向上が同時達成され、熱交換器を小型軽 量化することができる。また扁平チューブの表面を波形にすることにより耐圧強 度が向上するので、熱交換器の重量を更に軽量化し、かつ、熱伝導率も向上する ので更に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例の縦断面図である。
【図3】従来の熱交換器の正面図である。
【図4】自動車用空気調節装置の模式図である。
【図5】従来の熱交換器の斜視図である。
【符合の説明】
10 波形フィン 13 扁平チューブ 14 表面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇行状に形成した扁平チューブの間に波
    形フィンを固定し、前記扁平チューブ間に熱交換媒体流
    路を形成した自動車用空気調節装置の熱交換器におい
    て、前記熱交換媒体流路における前記扁平チューブの表
    面を波形に形成したことを特徴とする自動車用空気調節
    装置の空冷式熱交換器。
JP2793891U 1991-03-29 1991-03-29 自動車用空気調節装置の空冷式熱交換器 Pending JPH04115268U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364532B1 (ko) * 1996-12-18 2003-03-03 엘지전자 주식회사 증발기용열교환기
JP2012524236A (ja) * 2009-04-20 2012-10-11 キョントン ナビエン カンパニー リミテッド 熱交換器

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KR100364532B1 (ko) * 1996-12-18 2003-03-03 엘지전자 주식회사 증발기용열교환기
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