JPH04114918A - 導電性酸化錫膜の製法 - Google Patents

導電性酸化錫膜の製法

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JPH04114918A
JPH04114918A JP23603390A JP23603390A JPH04114918A JP H04114918 A JPH04114918 A JP H04114918A JP 23603390 A JP23603390 A JP 23603390A JP 23603390 A JP23603390 A JP 23603390A JP H04114918 A JPH04114918 A JP H04114918A
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tin
oxide film
tin oxide
diketone
film
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JP23603390A
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Toshiro Maruyama
丸山 敏朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 大発明は、化学気相成長方法に関し、さらに詳しくは、
例えば、透明導電膜、導電膜、表面保護膜、触媒膜、半
導体膜、ブリコーテイング膜などとして有用な酸化錫膜
の、例えば、ガラス、セラミックス、金属、プラスチッ
クスなどの非処理物表面への形成方法に関する。
(従来の技術) CV D (Chemical Vapor Depo
sition、化学気相成長法)法は、高性能膜を量産
できる方法として広く実用化されている。
電子材料としてデバイスなどに利用する場合、高性能化
や多機能化、高密度集積化の点からプロセスの低温化が
望まれている。
従来400℃程度の温度で良質な酸化錫膜を得るために
は、原料としてアルキル金属などの有機金属を用いたM
○(Metal Organic) CVD法か、プラ
ズマCVD法を用いるしかなかった。
しかしながら、前者においては原料の反応性が高く室温
の空気と触れるだけで発火する場合があるなど、その取
り扱いに難点がある。
また後者のプラズマCVD法によるときは、イオン衝撃
の悪影響があり、反応の制御性に劣るという難点がある
一/− (発明の目的) 本発明は上記難点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、低融点金属やプラスチックスも非処
理物として利用できる低温での反応が可能な新たな化学
気相成長法を提供するにあり、その特徴は、錫のβジケ
トンを300℃以下の低温で分解して膜を成長させると
ころにある。
(発明の構成) 本発明においては、錫のβジケトン(例えばビスアセチ
ルアセトナート錫)またはビスアセチルアセトナート錫
の誘導体を原料として用いる。
発明者はβジケトンの中に、分解による膜形成が低温(
300℃以下)で進行するものがあることを見いだした
錫のβジケトンは室温で空気に触れても発火することも
なく安全である。また、大気開放下で反応器を使用する
ことができ、取り扱いが容易である。
第1図は大気開放型の反応器を使用する例を示す。
原料である錫のβジケトンは、気化器10に収容され、
気化器10中で加熱により気化されN2ガスをキャリア
ガスとして、流量制御弁12を経由して反応器14に導
入される。錫のβジケトンが液体の場合、バブラ16に
収容され、バブラ16中で加熱により気化されN2をキ
ャリアガスとして、流量制御弁18を経由して反応器1
4に導入してもよい。20はヒーターで反応器14内を
100〜500℃程度の反応温度にまで昇温する。
第2図は密閉型の反応器を使用する例を示す。
必要に応じて02は流量制御弁22を経由して反応器1
4に導入される。
24は真空ポンプで、減圧下で成膜する場合に用いる。
以下に実施例を示す。
実施例1 ビスアセチルアセトナート錫を60℃に加熱し、発生し
たガスを大気開放型反応容器中に導入した。キャリアガ
スはN2ガスであり、流量400cm37m1nであっ
た。反応温度250℃で反応させた一 ゲ ところ、透明性の高い多結晶の5nOz薄膜が40人/
minの成膜速度で得られた。
実施例2 反gm族! 反応温度による抵抗率の変化を調べた。第1表にビスア
セチルアセトナート錫の気化温度60℃、キャリアガス
(N2ガス)流量4000m37m1nで、得られた反
応温度による酸化膜の抵抗率の変化を示す。
反応温度が低いほど抵抗率が小さくなるのは、反応温度
の低下とともに、非化学量論が増大し酸素欠陥が増加し
、これが自由電子(キャリア)濃度を増大させるためで
あると考えられる。
第1表 い上も安全な錫のβジケトンを用いて、酸化錫膜を低温
で有効に成長させることができる。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
図1.2に本発明方法を実施する一装置の概略を示す。 第1図は大気開放下で成膜する場合、第2図は密閉系で
、常圧あるいは減圧下で成膜する例を示す。 10・・・気化器、12・・・流量制御弁、14・・・
反応器、16・・・バブラ、18・・・流量制御弁、2
0・・・ヒーター22・・・流量制御弁、24・・・真
空ポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、錫のβジケトンを500℃以下の低温で分解して非
    処理物表面に酸化錫膜を成長させることを特徴とする化
    学気相成長方法。 2、錫のβジケトンを、不活性なガス雰囲気下で加熱し
    、発生した蒸気を用いて非処理物表面に酸化錫膜を成長
    させる特許請求の範囲第1項記載の化学気相成長方法。 3、錫のβジケトンが、ビスアセチルアセトナート錫ま
    たはビスアセチルアセトナート錫の誘導体である特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の化学気相成長方法。
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