JPH0411487A - 衛星受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、衛星チャンネルの再変調出力チャンネルの
選択操作を簡単化した衛星受信機に関する。

［従来の技術］ 赤道上空の放送衛星又は通信得衛星を使って行われる衛
星放送や商用通信は、信号伝送方式も電波の占有帯域も
地上放送とはまったく異なるため、その受信には衛星受
信専用の個別受信システムか共同受信システムが必要で
ある。個別受信システムでは、衛星受信用アンテナにて
捕捉した１２０Ｈ２帯の衛星電波を、屋外のコンバータ
にてＩＧＨ７，帯の中間周波信号に変換して屋内の衛星
受信用チューナに伝送し、衛星受信用チューナにて復調
したベースバンド信号を、そのま直接テレビジョン受像
機に送り出すか、或は再変調器を用いてＶＨＦ又はＵＨ
Ｆ放送波帯の高周波信号に変換して送り出すのが普通で
ある。

第２図に示す衛星受信機１は、映像と音声のための独立
した入力端子をもたないテレビジョン受像機２との接続
を考慮し、受信した衛星チャンネルの復調出力を特定チ
ャンネルのＵＨＦ放送波に変換して出力する、いわゆる
再変調機能をもったものである。衛星受信機１は、屋外
のベランダ等に固定した衛星受信用アンテナ３に組付け
られたコンバータ４に、専用の同軸ケーブルを介して接
続される。コンバータ４から送られてくる中間周波信号
は、デコーダ５によりベースバンド信号に復調される。

そして、ベースバンド信号に復調された映像信号と音声
信号は、デコーダ５に接続されたＲＦコンバータ６によ
りＵ　ＨＦ放送波帯の例えば１３〜１５チヤンネルのい
ずれかのチャンネルに変換され、外部のテレビジョン受
像機２に送り出される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の衛星受信機１は、ＲＦコンバータ６において
利用できる再変調チャンネルが、ＵＨＦ１３．１４．１
５の３チヤンネルに限られており、このため変換チャン
ネルの選択範囲が狭く、また受信地域のＵＨＦ地上放送
が例えば４３チヤンネルであるというように、再変調用
として用意された変換チャンネル１３〜１５チヤンネル
が掛は離れている場合は、例えばバリコン式の選局つま
みでもってＵＨＦチャンネルを選択する旧来のテレビジ
ョン受像機を現在も使用している視聴者の場合、選局つ
まみを操作して地上放送から衛星チャンネルに切り替え
るのに、かなりの手間がかかるといった課題を抱えてい
た。また、ＲＦコンバータ６の変換チャンネルは、衛星
受信機１の本体背面のＵＨＦ再変調出力端子の近くに配
置されたトリマコンデンサ（図示せず）を調整ドライバ
を使って調整することで切り替えるようになっているた
め、こうしたマニュアル操作に慣れていない視聴者から
は、非常に面倒な操作であるとして敬遠されやすく、し
かも地上放送波帯の既設チャンネルの占有状況といった
専門知識に乏しい大半のユーザにとっては、空きチャン
ネルを見付けて行うチャンネル設定は一苦労であり、特
に引っ越したときなどに移転先で現地の空きチャンネル
に合わせて再設定する必要が生じたときなどには、再変
調出力のチャンネル変更操作にかなりの作業負担を強い
られる等の課題を抱えていた。

［課題を解決するための手段］ この発明は、上記課題を解決したものであり、衛星電波
を受信して復調し、その復調出力を地上放送波帯の高周
波信号に変換して出力する衛星受信機であって、外部か
らの指定を受けて、前記復調出力を地上放送波帯の任意
のチャンネルの高周波信号に変換するＲＦコンバータを
具備することを特徴とするものである。

［作用］ この発明は、衛星電波の復調出力を地上放送波帯の高周
波信号に変換して出力するＲＦコンバータから、外部指
定した任意チャンネルに変、換した高周波信号を出力で
きるようにすることにより、衛星チャンネルの再変調出
力の出力チャンネル設定を簡単化する。

［実施例］ 以下、この発明の実施例について、第１図を参照して説
明する。第１図は、この発明の衛星受信機の一実施例を
示す回路構成図である。

第１図に示す衛星受信機１１は、衛星チャンネルの復調
出力を高周波信号に変換するＲＦコンバータ１２に、き
わめて自由度の高い再変調出力チャンネル選択機能をも
たせたものである。ＲＦコンバータ１２の前段に設けら
れるデコーダ１３は、選局復調部１４と映像信号処理部
１５及び音声ＰＣＭ信号処理部１６を内蔵しており、選
局操作により指定された衛星チャンネルについて選局復
調し、映像信号処理部１５と音声ＰＣＭ信号処理部１６
からベースバンドでもってそれぞれ映像信号と音声信号
を出力する。

実施例に示した衛星受信機１１は、地上放送波の空きチ
ャンネルを検出し、自動的に衛星チャンネルを地上放送
の空きチャンネルに変換する機能をもつものであり、Ｕ
ＨＦアンテナ１７が捕捉した地上放送波を受信選局する
地上波チューナ１８を内蔵している。地上波チューナ１
８は、出力チャンネル制御手段であるＣＰＵ１９により
全局サーチさせることができ、ＣＰＵ１９を介する命令
をもって全局サーチを実行させたときに、地上波チュー
ナ１８に接続した空きチャンネル検出回路２０が、地上
波チューナ１８の選局検波出力がないこと、すなわち該
当する地上放送チャンネルでは放送が行われていないこ
とを検出する。

空きチャンネル検出回路２０により検出された空きチャ
ンネルは、ＣＰＵ１９を経由して本体表示器２１に表示
される一方、ＣＰＵ１９に接続された外部表示制御回路
２２を介してテレビジョン受像機２の画面にも表示され
、視聴者による変換チャンネル選択に供される。すなわ
ち、視聴者は、本体表示器２】かテレビジョン受像機２
に表示された空きチャンネルを、視覚を通じて知ること
ができ、これによりＲＦコンバータ１２の変換チャンネ
ルを自らの＃４１断でもって自由に設定することができ
る。

ただし、地上放送の空きチャンネル数は、衛星チャンネ
ル数よりも多いため、視聴者の自由ｔ＆量に委ねられる
変換態様にもかなりの選択余地があるのは事実である。

このため、実施例では、ＣＰＵ１９に対して自動設定を
命することができるよう構成してあり、その場合、空き
チャンネルであることが判明した複数のＶＨＦチャンネ
ル又はＵＨＦチャンネルのなかから、ＣＰＵ１９が自動
的に−又は二双上のチャンネルを指定して変換チャンネ
ルとすることもできる。この場合、指定された変換チャ
ンネルは、その数に関係なく、衛星チャンネルと地上放
送チャンネルの対応関係として、本体表示器２１又はテ
レビジョン受像機２に表示される。また、ＲＦコンバー
タ１２として複数チャンネル出力型のものを用いること
により、例えばＢ５１５チヤンネルをＵＨＦ１５チャン
ネルと１７チヤンネルの二つのチャンネルに並行変換さ
せることができる。

さらにまた、ＣＰＵ１９が指定したチャンネルが気にい
らない場合は、ＣＰＵ１９に対し変換態様を切り替える
指令を与えることで、例えばＢ５１５チヤンネルの変換
先をＵＨＦ１５チャンネルからＵＨＦ１３チャンネルに
変更したり、或は地上波のＵ　ＨＦ放送波帯が例えば４
３チヤンネルであるような場合は、Ｕ　ＨＦ　３９チヤ
ンネルなどのように、変換チャンネルに近いチャンネル
を選択することで、バリコン式のＵＨＦ選局つまみが付
いたテレビジョン受像機２に対して、地上波と衛星電波
とで選局操作に必要な手間を軽減することができる。こ
の場合、更新されたばかりの最新の変換態様は、本体表
示器２１に表示されるが、この表示が消えた後も、ＣＰ
Ｕ１９に所要の指令を与えることで、ＲＦコンバータ１
２の最新の変換チャンネルを本体表示器２】に表示させ
、簡単に確認することができる。

このように、上記衛星受信機１１によれば、僅か３チヤ
ンネルという狭い選択範囲のなかから自らの判断で適当
な変換チャンネルを選択するといった従来の衛星受信機
１等と異なり、自由なチャンネル設定が可能であり、ま
た地域ごとに異なる地上放送波の占有帯域を考慮して、
あらかじめメーカ側で数種類の変換態様を用意しておく
必要もないので、地上放送波帯における既設チャンネル
の占有状況といった専門知識に乏しい大半の二一ザを、
面倒なチャンネル設定操作から解放することができ、ま
た引っ越したときなどに移転先で現地の空きチャンネル
に合わせて再設定するさいの操作も、釦操作−つで済む
までに簡単化することができる。

また、変換チャンネルを外部からの要請に応じて随時確
認することができるので、例えば衛星受信機１１を増設
するため、現在使用している再変調出力チャンネルを確
認したいと思ったときに、その場ですぐに再変調出力チ
ャンネルを知ることができ、またなんらかの理由で現在
の再変調出力チャンネルを修正したいと思った場合も、
同様にチャンネル確認を経て必要な措置を講することが
できる。

なお、上記実施例に示した衛星受信機１１に、ＲＦコン
バータ１２の変換チャンネルを遠隔操作により指定する
リモコン送信器（図示せず）等の遠隔操作手段を付属さ
せることにより、テレビジョン受像機２の画面で再変調
出力チャンネルの実際の映り具合を確認しつつ、ＲＦコ
ンバータ１２の変換チャンネルの適否を判断することが
でき、隣接チャンネル妨害等の少ない好条件の地上放送
チャンネルを指定して変換チャンネルとすることもでき
る。

また、上記実施例において、受信対象となる衛星は、放
送衛星（ＢＳ）に限らず、通信衛星（Ｃ８）等の他の衛
星であってもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明は、衛星電波の復調出力
を地上放送波帯の高周波信号に変換するＲＦコンバータ
を、外部指定により地上放送波帯の任意のチャンネルの
高周波信号に変換できるよう構成したから、再変調出力
チャンネルがＵＨＦ１５〜１７チヤンネルに限られてい
た従来の衛星受信機と異なり、再変調出力チャンネルの
選択範囲を、ＶＨＦ放送波帯からＵＨＦ放送波帯までの
全チャンネルに拡張することができ、これにより地域に
よって異なる地上波の電波占有状況に余り左右されない
自由な変換チャンネルの指定が可能な、使い勝手の優れ
た衛星受信機を提供することができる等の優れた効果を
奏する。

また、この発明は、地上放送波を検索して空きチャンネ
ルを検出する空きチャンネル検出手段を設けたことによ
り、地域ごとに異なる地上放送波の占有帯域を考慮して
、あらかじめメーカ側で数種類の変換態様を用意してお
く必要はなく、また地上放送波の電波占有状況といった
専門知識に乏しい大半のユーザでも、検索により判明し
た空きチャンネル情報にもとづいて、簡単に好みの空き
チャンネルを指定して再変調出力チャンネルとすること
ができる等の効果を奏する。

また、空きチャンネル検出手段に、検出結果を視覚表示
する手段を設けることにより、空きチャンネルの有無と
空きチャンネル番号等を視覚を通じて確認することがで
き、これにより再変調出力チャンネルの設定操作をより
確実なものとすることができる等の効果を奏する。

また、空きチャンネル検出手段に、検出した空きチャン
ネルのうち、地上放送波帯の−もしくは二双上の空きチ
ャンネルを選択し、ＲＦコンバータの変換チャンネルと
する出力チャンネル制御手段を設けることにより、従来
のように視聴者が地上波の空きチャンネルを見付は出し
、ＲＦコンバータごとに空きチャンネルを設定するとい
った面倒な操作は不要であり、また地域ごとに異なる地
上放送波の占有帯域を考慮して、あらかじめメーカ側で
数種類の変換態様を用意しておく必要もなく、これによ
り地上放送波帯のチャンネル占有状況といった専門知識
に乏しい大半のユーザを、面倒なチャンネル設定操作か
ら解放し、特に引っ越したときなどに移転先で現地の空
きチャンネルに合わせて再設定するさいの操作を、釦操
作−つで済むまでに簡単化することができる等の効果を
奏する。

さらにまた、空きチャンネル検出手段に、検出結果を視
覚表示する視覚表示手段と、検出した空きチャンネルの
うち、地上放送波帯の−もしくは二双上の空きチャンネ
ルを選択し、ＲＦコンバータの変換チャンネルとする出
力チャンネル制御手段を設けることにより、視覚表示さ
れた空きチャンネルのなかから、視聴者が気にいった空
きチャンネルだけを選択して再変調出力チャンネルとす
ることができ、これにより自動チャンネル選択機能に手
動による修正機能を簡単に付加することができる等の効
果を奏する。

また、この発明は、ＲＦコンバータの変換チャンネルを
、外部からの要請に応じて随時確認する変換チャンネル
確認手段を設けたことにより、例えば衛星受信機を増設
するため、現在使用している再変調出力チャンネルを確
認したいと思ったときに、その場ですぐに再変調出力チ
ャンネルを知ることができ、またなんらかの理由で現在
の再変調出力チャンネルを修正したいと思った場合も、
同様にチャンネル確認を経て必要な措置を講することが
できる等の効果を奏する。

また、この発明は、変換チャンネル確認手段に、変換チ
ャンネルを視覚表示する手段を設けたことにより、衛星
受信機の増設或は増設に伴うチャンネル配分の見直し等
の作業が、迅速かつ的確に可能である等の効果を奏する
。

また、ＲＦコンバータの変換チャンネルを、遠隔操作に
より指定する遠隔操作手段を設けることにより、テレビ
ジョン受像機の画面で再変調出力チャンネルの実際の映
り具合を確認しつつ、ＲＦコンバータの変換チャンネル
の適否を判断することができ、隣接チャンネル妨害等の
少ない好条件の地上放送チャンネルを指定して変換チャ
ンネルとすることができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の衛星受信機の一実施例を示す回路
構成図、第２図は、従来の衛星受信機の一例を示す回路
構成図である。 １１、、、衛星受信機、１２．、、ＲＦコンバータ、１
３．、、デコーダ、１８．、、地上波チューナ、１９．
、、ＣＰＵ、２０．、、空きチャンネル検出回路、２１
．、、本体表示器。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）衛星電波を受信して復調し、その復調出力を地上
   放送波帯の高周波信号に変換して出力する衛星受信機で
   あつて、外部からの指定を受けて、前記復調出力を地上
   放送波帯の任意のチャンネルの高周波信号に変換するＲ
   Ｆコンバータを具備する衛星受信機。
2. （２）地上放送波を検索して空きチャンネルを検出する
   空きチャンネル検出手段を有することを特徴とする請求
   項１記載の衛星受信機。
3. （３）前記空きチャンネル検出手段は、検出結果を視覚
   表示する手段を有することを特徴とする請求項２記載の
   衛星受信機。
4. （４）前記空きチャンネル検出手段は、検出した空きチ
   ャンネルのうち、地上放送波帯の一もしくは二以上の空
   きチャンネルを選択し、前記ＲＦコンバータの変換チャ
   ンネルとする出力チャンネル制御手段を有することを特
   徴とする請求項２記載の衛星受信機。
5. （５）前記空きチャンネル検出手段は、検出結果を視覚
   表示する視覚表示手段と、検出した空きチャンネルのう
   ち、地上放送波帯の一もしくは二以上の空きチャンネル
   を選択し、前記ＲＦコンバータの変換チャンネルとする
   出力チャンネル制御手段を有することを特徴とする請求
   項２記載の衛星受信機。
6. （６）前記ＲＦコンバータの変換チャンネルを、外部か
   らの要請に応じて随時確認する変換チャンネル確認手段
   を有することを特徴とする請求項１記載の衛星受信機。
7. （７）前記変換チャンネル確認手段は、変換チャンネル
   を視覚表示する手段を有することを特徴とする請求項６
   記載の衛星受信機。
8. （８）前記ＲＦコンバータの変換チャンネルを遠隔操作
   により指定する遠隔操作手段を有することを特徴とする
   請求項１記載の衛星受信機。