JPH0411412Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0411412Y2
JPH0411412Y2 JP1980107756U JP10775680U JPH0411412Y2 JP H0411412 Y2 JPH0411412 Y2 JP H0411412Y2 JP 1980107756 U JP1980107756 U JP 1980107756U JP 10775680 U JP10775680 U JP 10775680U JP H0411412 Y2 JPH0411412 Y2 JP H0411412Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
reference signal
signal
ghost
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980107756U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5734668U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980107756U priority Critical patent/JPH0411412Y2/ja
Publication of JPS5734668U publication Critical patent/JPS5734668U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0411412Y2 publication Critical patent/JPH0411412Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴースト検出回路に関し、特にゴース
ト検出に用いる基準信号の高域部分を改善する高
域部分改善回路を設けたゴースト検出回路に関す
る。
テレビジヨン放送におけるゴースト障害は、画
質低下の大きな要因となつており、受像機側で回
路的にゴーストを自動的に除去する方式の研究が
進められている。このような方式の代表的な例と
して、第1図に示すようなトランスバーサルフイ
ルタ(タツプ付遅延線)2を用いたゴースト自動
除去装置がある。第1図において、映像信号が、
入力端子4を介して減算回路6の一方の入力端に
印加される。減算回路6の他方の入力端は、トラ
ンスバーサルフイルタ2の1部を構成する加算回
路8に接続している。減算回路6からの出力信号
は、出力端子10から外部回路(図示せず)に取
り出されると共に、トランスバーサルフイルタ2
を構成する直列接続したn個の遅延素子D(1),
D(2),…,D(n−1),D(n)のD(1)に印
加される。遅延素子D(1)に印加された信号は、
D(1)〜D(n)で夫々単位時間(例えば、70ns
〜100ns)ずつ遅延される。一方、直列接続した
重み付け回路G(1),G(2),…G(n−1),G
(n)は、夫々遅延素子D(1),D(2),…,D
(n−1),D(n)から遅延信号を受け取り、重
み付け制御を行う。即ち、重み付け回路G(1)
〜G(n)は、ゴースト検出回路12の制御の下
に、遅延素子D(1)〜D(n)の夫々から取り出
される遅延信号の増幅度を制御する。加算回路8
は、重み付け回路G(1)〜G(n)からの信号を
加算し、映像信号に含まれるゴーストと類似の信
号、即ち模擬ゴーストを作り、減算回路6に印加
する。したがつて、減算回路6の出力信号からゴ
ーストが除去されて出力端子10から外部回路
(図示せず)に取り出される。
ところで、ゴースト検出回路12として、従
来、第2図に示す構成のものが用いられてきた。
第2図において、減算回路6からの出力信号が、
入力端子14を介して差分回路16に印加され
る。差分回路16は、この出力信号を差分処理し
て差分信号を作り、増幅回路18はこの差分信号
を充分に増幅してゲート回路20に加える。ゲー
ト回路20は、端子22からのゲートパルスによ
つて、垂直同期信号、水平同期信号、或いは等化
パルス等の差分値である基準信号(所謂2Tパル
ス)を含む基準信号部を抜き取り、次段の演算回
路24に印加する。演算回路24は、ゲート回路
20からの信号を、例えば、アナログ・デジタル
変換した後に、基準信号との相関々係からゴース
ト成分を検出し、検出したゴースト成分に基づい
て複数の重み付け制御信号を作つてG(1)〜G
(n)に加える。
基準信号は、垂直同期信号、水平同期信号、等
化パルス、或いはバースト信号等から求めればよ
いが、本考案では垂直同期信号の前縁部の差分値
を基準信号として利用する場合について説明す
る。第3図Aは、垂直同期信号の前縁部を含む映
像信号の一部を示す。第3図Bはゲート回路20
の出力波形を示し、Tsは垂直同期信号の前縁部
の差分値である2Tパルス(基準信号P)を含む
基準信号部である。第3図Cに、垂直同期信号が
時点t1の同相ゴーストによつてステツプ状に影響
を受けている例を示す。このような第3図Cに示
す垂直同期信号が差分回路16に印加されると、
ゲート回路20から出力される基準信号部には、
第3図Dに示すように、基準信号Pの外に、ゴー
ストによるステツプ波形の差分信号、即ちゴース
ト情報を示すゴースト波形G1が生ずる。次段の
演算回路24は、ゴースト波形G1の基準信号P
に対する相関々係から、重み付け信号を作つて第
1図の回路G(1)〜G(n)に加える。
ところで、基準信号部Ts内に現われるゴース
トは、基準信号と相似か或いは位相を回転した成
分を有する。したがつて、模擬ゴースト信号作成
の基本となる基準信号は、映像信号の周波数成分
が含まれる周波数帯域内で且つこの周波数帯域の
略々上限値まで平坦な周波数特性を有することが
必要である。しかし、第2図の従来の回路で得ら
れる基準信号は、半値幅T0が約250nsであり(第
5図A参照)、その周波数成分は、第5図Bに実
線で示すように、2MHz付近で約6dB減衰する特
性を有する。一方、映像信号の周波数成分は、第
5図Bに点線で示すように4MHz手前の高域まで
略フラツトな特性である。したがつて、第5図A
に示した波形と相似か或いはこれを位相回転した
波形を、重み付け制御信号波形に用いても、トラ
ンスバーサルフイルタ2において正確な模擬ゴー
スト信号を作ることができない。即ち、ゴースト
の高域成分及び3.58MHz付近の色成分を消去でき
ないという欠点がある。このように、従来のゴー
スト検出回路は、映像信号を正確に代表していな
い基準信号を用いていたので、ゴーストを正確に
検出できなかつた。
したがつて、本考案の目的は、基準信号の高域
部分を改善する回路を設け、基準信号の周波数特
性が、映像信号の周波数成分が含まれる周波数帯
域内でこの周波数帯域の略々上限まで平坦になる
ようにしたゴースト検出回路を提供することであ
る。この目的達成のため、次に示すゴースト検出
回路を本考案の好ましい態様とする。即ち、パル
ス状の基準信号を含む一定時間範囲を基準信号部
とし、該基準信号との相関々係から前記基準信号
部内のゴースト成分を検出するテレビジヨン信号
のゴースト検出回路において、基準信号が、映像
信号の周波数成分が含まれる周波数帯域内で前記
周波数帯域の略々上限値まで平坦な周波数特性と
なるように、前記基準信号の高域部分を改善する
回路を設けたことを特徴とするゴースト検出回路
である。
以下、第4図及び第5図を参照して本考案の一
実施例を説明する。第4図は、本考案に係るゴー
スト検出回路12′のブロツク図である。第4図
の回路は、第2図に示した従来例の入力端子14
と差分回路16の間に、基準信号の高域部分改善
回路26を挿入したものである。回路26は、例
えば、中心周波数0のピーキング回路であり、そ
の伝達特性の概略を第5図Cに示す。中心周波数
0は、基準信号の半値幅T0との関係で決められ、
0とT0との間には、0=1/T0の関係がある。
したがつて、基準信号の半値幅T0が250nsであれ
ば、0は4MHzである。高域部分改善回路26の
挿入によつて、第5図Bの実線で示す基準信号の
周波数特性を、第5図Bの点線のようにすること
ができる。即ち、演算回路24に加える基準信号
の高域部分は、第5図Dに示すように改善され
る。第4図の実施例では、高域部分改善回路26
を、入力端子14と差分回路16の間に挿入した
が、本考案はこれに限定されるものではなく、差
分回路16と演算回路24の間の任意の個所に挿
入しても、同様の効果が得られる。したがつて、
高域部分改善回路26は、ゴースト検出回路1
2′内の回路配置上最も効率的な個所に挿入すれ
ばよい。
尚、実際に、テレビジヨン放送の受信波から基
準信号を作つてみると、基準信号の波形がチヤン
ネル毎に異なるので、ゴースト検出回路外のトラ
ンスバーサルフイルタ内に高域部分改善回路を挿
入したとすると、減算回路6の出力である映像信
号自体が歪むおそれがある。したがつて、本考案
の如く、重み付け制御信号を作成するゴースト検
出回路内で高域改善を行うのが最も効果的であ
る。本考案の回路においても、チヤンネル間の基
準信号の差が無視できない場合は、チヤンネル毎
に最適の基準信号が得られるように、手動又は自
動的に調整することも可能である。
尚、第4図の回路では、基準信号を求めるのに
差分回路を用いたが、微分回路を使用しても同様
の効果が得られる。
以上説明したように、模擬ゴースト信号作成の
基本となる基準信号は、映像信号の周波数成分を
含むことが必要であるが、本考案は、基準信号の
高域部分を改善する回路を設け、基準信号が、映
像信号の周波数成分が含まれる周波数帯域内でこ
の周波数帯域の略々上限値まで平坦な周波数特性
となるようにしているので、ゴースト検出に用い
て極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が応用されるトランスバーサル
フイルタを用いたゴースト自動除去装置のブロツ
ク図、第2図は従来のゴースト検出回路のブロツ
ク図、第3図はゴースト検出回路を説明するため
の波形図、第4図は本考案に係るゴースト検出回
路、第5図は本考案を説明するための周波数特性
図。 16……差分回路、18……増幅回路、20…
…ゲート回路、24……演算回路、26……高域
部分改善回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パルス状の基準信号を含む一定時間範囲を基
    準信号部とし、該基準信号との相関々係から前
    記基準信号部内のゴースト成分を検出するテレ
    ビジヨン信号のゴースト検出回路において、基
    準信号が、映像信号の周波数成分が含まれる周
    波数帯域内で前記周波数帯域の略々上限値まで
    平坦な周波数特性となるように、前記基準信号
    の高域部分を改善する高域部分改善回路を設け
    たことを特徴とするゴースト検出回路。 (2) 該高域部分改善回路は、ピーキング回路であ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のゴースト検出回路。
JP1980107756U 1980-07-30 1980-07-30 Expired JPH0411412Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980107756U JPH0411412Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980107756U JPH0411412Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5734668U JPS5734668U (ja) 1982-02-23
JPH0411412Y2 true JPH0411412Y2 (ja) 1992-03-23

Family

ID=29469039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980107756U Expired JPH0411412Y2 (ja) 1980-07-30 1980-07-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0411412Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2614633B2 (ja) * 1988-03-11 1997-05-28 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 ゴースト除去装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127219A (en) * 1978-03-25 1979-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Automatic ghost eliminator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54127219A (en) * 1978-03-25 1979-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Automatic ghost eliminator

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5734668U (ja) 1982-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06233156A (ja) Tv受信機あるいはビデオレコーダに使用されるゴースト消去基準信号捕捉回路
JPH07322097A (ja) 映像信号処理装置のゴースト除去回路を駆動するための方法
JP3299026B2 (ja) 雑音低減回路
KR950011528B1 (ko) 영상신호의 천이영역 강조장치와 강조 제어방법
JPH0411412Y2 (ja)
JP2514854B2 (ja) 映像信号のノイズ除去装置
JPS58117780A (ja) ゴ−スト除去装置
JP3228091B2 (ja) 映像信号の輪郭補正装置
JP2606377B2 (ja) 信号通過帯域自動調整装置
KR970003026B1 (ko) 고스트 제거방법
JP2845429B2 (ja) 信号処理装置
JPS6233415Y2 (ja)
JPH03109876A (ja) リンギング除去方式
JPS6354069A (ja) テレビジョン信号の波形歪検出方式及び受信装置
JPH01264475A (ja) アパーチャ補償回路
JP2508962Y2 (ja) テレビジョン信号の波形等化装置
JPH07264443A (ja) ゴースト除去装置
JPS61234667A (ja) テレビ電波の受信装置
JPS58171190A (ja) カラ−テレビジヨン受像機
JPS60250782A (ja) ゴ−スト消去装置
JPH10285435A (ja) ゴースト除去装置
JPH06245110A (ja) ベッセルチャープ信号と擬似雑音順次列信号を有するゴースト除去基準信号及びその信号を利用するテレビジョン受像機
JPH0730783A (ja) ゴースト除去装置
JPH04100381A (ja) Tv受像機用波形等化器
JPH0235508B2 (ja)