JPH04113939U - スクリーン印刷用ドクターブレード - Google Patents

スクリーン印刷用ドクターブレード

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JPH04113939U
JPH04113939U JP2430291U JP2430291U JPH04113939U JP H04113939 U JPH04113939 U JP H04113939U JP 2430291 U JP2430291 U JP 2430291U JP 2430291 U JP2430291 U JP 2430291U JP H04113939 U JPH04113939 U JP H04113939U
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doctor blade
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純三 高野
弘史 富山
宣之 荒川
重典 青陰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、刷版用スクリーン上での印刷用イ
ンキのスクリーン枠への片寄りによるインキの飛散防止
を図ることができ、したがってインキ片寄り時のインキ
ヘラ等によるスクリーンの破損を有効に防止できると共
に、インキの供給回数及び供給量を減らすことが可能で
あり、インキかすれ等のない良好なスクリーン印刷が可
能なスクリーン印刷用ドクターブレードを提供すること
を目的とする。 【構成】 本考案のスクリーン印刷用ドクターブレード
は、ドクターブレードの刃の両端に、ドクターブレード
の前進移動方向に対して前方に突出するエッジ部と、後
方に突出する凹部とが形成してあることを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スクリーン印刷用ドクターブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスク(CD)等にレーベル印刷を行う場合に用いられるスクリ ーン印刷においては、刷版用スクリーンの上に置かれた印刷用インキをスクリー ン表面に沿って均一に引き延ばす必要があることから、ドクターブレードが用い られている。一般的なスクリーン印刷の概要を次に説明する。刷版用スクリーン の上に置かれたインキは、ドクターブレードの前進移動により、スクリーン表面 に均一に引き延ばされる。その状態では、ドクターブレードの前方に配置された スキージは、刷版用スクリーンに対して上方に引き上げられている。ドクターブ レードによって、印刷用インキがスクリーンの全面に均一厚さに引き延ばされた 場合には、ドクターブレードを上方に引き上げ、代わりにスキージの先端をスク リーンに押し付け、スクリーンに形成された印刷形成面を被印刷物の表面に押し 付けて、スキージ及びドクターブレードを後退移動させることにより、被印刷物 の表面にスクリーン印刷を行う。次の被印刷物の表面に繰り返しスクリーン印刷 を行う場合には、スクリーンの表面にインキがなくなるまで、同様な動作で印刷 を行う。
【0003】 このようなスクリーン印刷に用いられる従来のドクターブレードの断面形状と これを用いたスクリーン印刷装置の平面図を図9に示す。図9に示すように、従 来のドクターブレード6は、平板材の両端6a、6bがブレードの前進移動方向 に向けて20度〜80度の角度で押し広げられた形状を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来用いられているドクターブレード6を用いて、上述したような スクリーン印刷を繰り返し行う場合には、次のような問題点を有している。 すなわち、スキージ8のスクリーン2に対する押し付け動作の結果スキージ8 の両端に移動したインキ4が、次の印刷を行うためのドクターブレードの前進移 動により、さらに外側に移動し、スクリーン枠12から周囲に飛び散り、周辺部 分を汚し易いという不都合がある。また、スクリーン2の中央部分に置かれたイ ンキ4が早くなくなり、印刷面でのインキかすれ等が生じ易いという不都合もあ る。さらに、インキ4がスクリーン2の周辺部分に偏った場合に、インキヘラ等 でスクリーン2の中央部分にかき集める必要があるが、その際にスクリーンの紗 を破損し易いという不都合もある。
【0005】 本考案は、このような実情に鑑みてなされ、刷版用スクリーン上での印刷用イ ンキのスクリーン枠への片寄りによるインキの飛散防止を図ることができ、した がってインキ片寄り時のインキヘラ等によるスクリーンの破損を有効に防止でき ると共に、インキの供給回数及び供給量を減らすことが可能であり、インキかす れ等のない良好なスクリーン印刷が可能なスクリーン印刷用ドクターブレードを 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案のスクリーン印刷用ドクターブレー ドは、ドクターブレードの刃の両端に、ドクターブレートの前進移動方向に向け て突出するエッジ部と、このエッジ部の内側に形成され、ドクターブレードの前 進移動方向に対して後方に突出する凹部とが形成してあることを特徴としている 。これら一対の凹部間に位置するドクターブレードの刃の中間部にも、この凹部 に連続してウェーブ状の凹凸部が形成してあることが好ましい。
【0007】
【作用】
このような本考案のスクリーン印刷用ドクターブレードにあっては、同じ印刷 用インキを用いて繰り返しスクリーン印刷を行う場合でも、刷版用スクリーン上 のインキは、ドクターブレードの前進移動の際に、ブレードの両端に設けられた 凹部内に入り込み、インキがスクリーン枠側へ片寄ることがなくなる。特に、ド クターブレードの刃の中間部にも、ウェーブ状の凹凸部が形成してあるドクター ブレードによれば、この凹凸部分にもインキ溜りができることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に係るドクターブレードについて、図面を参照しつつ 詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係るドクターブレードとスキージと刷版用スクリー ンとの関係を示す一部断面平面図、図2は同実施例に係るドクターブレードの要 部断面斜視図、図3は同実施例に係るドクターブレードを用いたスクリーン印刷 の作用を示す一部断面平面図、図4は本考案の他の実施例に係るドクターブレー ドの要部断面斜視図である。
【0009】 図1〜図3に示す実施例は、例えばコンパクトディスクのレーベル印刷を行う 場合を示し、印刷形成面2aが形成された刷版用スクリーン2の上に印刷用イン キ4が載せられ、その上に本実施例に係るドクターブレード20及びスキージ8 が、所定位置離れて配置されている。これらドクターブレード20及びスキージ 8は、それぞれスクリーン2に対して上下動自在に配置されていると共に、スク リーン2表面に沿って平行移動自在になっている。
【0010】 スキージ8は、図5〜図7に示すように、スクリーン2に対し押し付けられ、 スクリーン2に形成された印刷形成面2aが被印刷物の表面に押し付けられて、 スキージ8及びドクターブレード20を後退移動(図示上矢印B方向)させるこ とにより、被印刷物の表面にスクリーン印刷を行うためのものであり、その先端 は、適度な硬度のウレタンゴムなどで構成される。
【0011】 本実施例では、ドクターブレード20の刃の両端部に、ドクターブレード20 の前進方向に向けて突出するエッジ部21a、21bと、このエッジ部の内側に 形成され、ドクターブレード20の前進移動方向(矢印A方向)に対して後方に 突出する少なくとも一対の凹部22a,22bが形成してある。そして、これら 一対の凹部22a,22b間の刃の中間部には、これら凹部22a,22bに連 続したウェーブ状の凹凸部24が形成してある。一対の凹部22a,22bの凹 部深さと、凹凸部24の凹部深さとは同じでも良いが、両端部の凹部22a,2 2bの凹部深さを、中間部の凹凸部24の凹部深さより深くなるように構成して も良い。特に、刃の両端部でのインキの逃げを良好に防止するためである。また 、エッジ部21a、21bは、刃の前進移動方向に向けて広がるように形成する ことが好ましい。図2に示すように、刃の中間部をウェーブ状の凹凸に形成する のは、刃の先端部の掃除を行い易くするためであるが、本考案では、これに限定 されず、種々の凹凸形状が考えられる。例えば、図2に示す実施例では、刃の先 端と同様な凹凸が刃の基部にまで形成してあるが、これに限らず、刃の先端にの み凹凸を形成するようにしても良い。図4には、刃の先端側にのみ断面鋸歯状の 凹部27a,27b及び凹凸部29を形成したドクターブレード25が示されて いる。このようなドクターブレード25も本発明の範囲である。このようなドク ターブレード20,25は、アルマイト処理されたアルミニウムまたはステンレ スなどの金属で構成される。
【0012】 このようなドクターブレード20を用いたスクリーン印刷の例を、図5〜図7 を用いて説明する。 トレー14の上にトレーマット16を介して載置された被印刷物10の印刷表 面の上に、その表面に対し所定位置離れて平行になるように、刷版用スクリーン 2をスクリーン枠12と共に配置する。スクリーン2上には、印刷用インキ4が 置かれ、その上に、本実施例に係るドクターブレード20及びスキージ8が所定 位置離れて配置してある。 まず、ドクターブレード20の刃の先端をスクリー ン2の表面に近づけ、このスクリーン2の表面から所定隙間離れた状態で、矢印 A方向に前進移動させる。その場合に、スキージ8は、スクリーン2に対し上方 位置に保持されたまま、ドクターブレード20と共に、前進移動する。すると、 スクリーン2の表面に置かれたインキ4は、スクリーン2の表面に沿って均一に 引き延ばされる。このドクターブレード20によって、印刷用インキ4がスクリ ーン2の全面に均一厚さに引き延ばされた場合には、図7に示すように、ドクタ ーブレード20を上方に引き上げ、代わりにスキージ8の先端をスクリーンに押 し付け、スクリーンに形成された印刷形成面を被印刷物10の表面に押し付けて 、スキージ8及びドクターブレード20を後退移動(図示上矢印B方向)させる ことにより、被印刷物10の表面にスクリーン印刷を行う。次の被印刷物の表面 に繰り返しスクリーン印刷を行う場合には、スクリーンの表面にインキがなくな るまで、同様な動作で印刷を行う。
【0013】 その際に、スクリーン上のインキ4は、図3に示すように、ドクターブレード 20の凹部22a,22b及びウェーブ状の凹凸部24に溜り込み、インキ4が スクリーン枠側へ片寄ることがなくなると共に、スクリーン枠12からはみ出す ことがほとんどなくなる。また、印刷形成面2aでのインキのかすれも防止でき る。
【0014】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内 で種々に改変することが可能である。 例えば、図8に示すように、ドクターブレード26の両端部に一対の凹部22 a、22bを設けるのみで、これら凹部22a、22b間の刃の中間部分には、 必ずしも凹凸部を設ける必要はない。この実施例の場合にも上述した実施例とほ ぼ同様な作用効果を期待することが可能である。
【0015】
【考案の効果】
このような本考案のスクリーン印刷用ドクターブレードによれば、同じ印刷用 インキを用いて繰り返しスクリーン印刷を行う場合でも、刷版用スクリーン上の インキは、ドクターブレードの前進移動の際に、ブレードの両端に設けられた凹 部内に入り込み、インキがスクリーン枠側へ片寄ることがなくなる。したがって 、スクリーン枠からのインキの飛散を有効に防止することができる。また、イン キが外側に逃げるのを有効に防止できることから、インキの補充量及び補充回数 を減らすことができる。特に、ドクターブレードの刃の中間部にも、ウェーブ状 の凹凸部が形成してあるドクターブレードによれば、この凹凸部分にもインキ溜 りができるため、スクリーンの中央部分でのインキのかすれ等を有効に防止する ことが可能になる。また、インキが片寄らないことから、インキヘラ等でインキ をかき集める必要が少なくなり、インキヘラでスクリーンを破損するおそれも少 なくなる。さらにまた、ウェーブ状の凹凸であれば、ドクターブレードの刃の先 端の清掃も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係るドクターブレー
ドとスキージと刷版用スクリーンとの関係を示す一部断
面平面図である。
【図2】図2は同実施例に係るドクターブレードの要部
断面斜視図である。
【図3】図3は同実施例に係るドクターブレードを用い
たスクリーン印刷の作用を示す一部断面平面図である。
【図4】図4は他の実施例に係るドクターブレードの要
部断面斜視図である。
【図5】図5は一般的なスクリーン印刷の方法を示す側
面図である。
【図6】図6は一般的なスクリーン印刷の方法を示す側
面図である。
【図7】図7は一般的なスクリーン印刷の方法を示す側
面図である。
【図8】図8は本考案の他の実施例に係るドクターブレ
ードとスキージと刷版用スクリーンとの関係を示す一部
断面平面図である。
【図9】図9は従来例に係るドクターブレードを用いた
スクリーン印刷の作用を示す一部断面平面図である。
【符号の説明】
2 スクリーン 4 インキ 8 スキージ 20 ドクターブレード 21a エッジ部 21b エッジ部 22a 凹部 22b 凹部 24 凹凸部 25 ドクターブレード 26 ドクターブレード 27a 凹部 27b 凹部 29 凹凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青陰 重典 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃の先端が刷版用スクリーンの表面から
    所定隙間はなれて当該刷版用スクリーンの表面に沿って
    前進移動することにより、この刷版用スクリーン上に置
    かれた印刷用インキをスクリーン表面に沿って均一に引
    き延ばすスクリーン印刷用ドクターブレードにおいて、
    ドクターブレードの刃の両端に、ドクターブレードの前
    進移動方向に向けて突出するエッジ部と、このエッジ部
    の内側に形成され、ドクターブレードの前進移動方向に
    対して後方に突出する凹部とが形成してあることを特徴
    とするスクリーン印刷用ドクターブレード。
  2. 【請求項2】 前記一対の凹部間に位置するドクターブ
    レードの刃の中間部に、凹凸部が連続して形成してある
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷用ド
    クターブレード。
JP2430291U 1991-03-20 1991-03-20 スクリーン印刷用ドクターブレード Expired - Fee Related JP2534077Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059762A (ja) * 2011-08-23 2013-04-04 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体の製造方法

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JP2534077Y2 (ja) 1997-04-30

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