JPH04113837U - 滴下気化式加湿ユニツト - Google Patents

滴下気化式加湿ユニツト

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JPH04113837U
JPH04113837U JP1846891U JP1846891U JPH04113837U JP H04113837 U JPH04113837 U JP H04113837U JP 1846891 U JP1846891 U JP 1846891U JP 1846891 U JP1846891 U JP 1846891U JP H04113837 U JPH04113837 U JP H04113837U
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JP
Japan
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humidifying
plate
water
humidification
water supply
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Pending
Application number
JP1846891U
Other languages
English (en)
Inventor
亨 太田
Original Assignee
松下精工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気の加湿に用いる滴下気化式加湿ユニット
において、加湿有効面積を変えずに加湿ユニット本体の
高さを小さくし、また加湿エレメントへの水の浸透を均
一にし、分散板へのごみ,ほこりの付着による浸透性能
の低下を防ぐことにより加湿効率の低下を防ぐことを目
的とする。 【構成】 加湿エレメント3を構成する加湿板1の上部
に切り欠き溝5を設け、同じく切り欠き溝5を設けた分
散板4と噛み合わせて固定し、分散板4より上部の突出
部の加湿板1に切り欠き8を設けて給水ヘッダー6を切
り欠き部8に収納することにより加湿ユニット本体の高
さを小さくした構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調機に組み込み、空気の加湿に用いる滴下気化式加湿ユニットに 関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気調和機に組み込まれる滴下気化式加湿ユニットが普及している。
【0003】 従来、この種の滴下気化式加湿ユニットは図10および図11に示すものが一 般的であった。以下その構成について図を参照しながら説明する。
【0004】 図に示すように、吸水性を有する板状の加湿板101を等間隔に複数個並べて 補強板102で固定した加湿エレメント103の最上部に吸水性材質の分散板1 04を敷き、その分散板104の直上に加湿水を供給する複数個の孔を有する管 状の給水ヘッダー105を設け、加湿エレメント103と分散板104と給水ヘ ッダー105を固定枠106にて一体的に組み立てていた。
【0005】 上記構成において給水ヘッダー105に加湿水が供給されて滴下した水が分散 板104から加湿エレメント103の順に浸透し、加湿エレメント103を通過 する空気により蒸発,加湿されていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の滴下気化式加湿ユニットでは、分散板104と加湿エレメン ト103の間の接触が不十分であるため、給水ヘッダー105より滴下した水の 分散板104から加湿エレメント103への浸透が不均一になるため、加湿効率 が低下するという課題があった。
【0007】 また給水ヘッダー105が加湿エレメント103の最上部の分散板104の直 上に設けてあるので、加湿ユニット本体の高さHを小さくすることができなかっ た。すなわち、高さHを小さくしようとすると加湿板101の高さhを小さくし なければならず、そうすると加湿有効面積が小さくなり加湿効率が低下するとい う課題があった。
【0008】 また分散板104が水平に設けてあるので、分散板104にごみ,ほこりが付 着しやすく浸透性能が低下し、加湿効率が低下するという課題があった。
【0009】 本考案は上記課題を解決するもので、分散板から加湿エレメントへの水の浸透 が均一に行なわれて、加湿効率の低下を防ぐことのできる滴下気化式加湿ユニッ トを提供することを第1の目的とする。
【0010】 第2の目的は加湿有効面積を変えずに加湿ユニット本体の高さHを小さくする ことにある。
【0011】 第3の目的は分散板へのごみ,ほこりの付着を少なくして浸透性能の低下によ る加湿効率の低下を防ぐことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の滴下気化式加湿ユニットは上記第1の目的を達成するために、第1の 手段は吸水性を有する板状の加湿板を等間隔に複数個並べて補強板で固定した加 湿エレメントの上部と吸水性材質の分散板に互いに切り欠きを設けて噛み合わせ て固定し、前記分散板の上部に加湿水を供給する複数個の孔を有する管状の給水 ヘッダーを設け、前記加湿エレメントと前記分散板と前記給水ヘッダーを固定枠 にて一体的に組み立てた構成としたものである。
【0013】 また、第2の目的を達成するための第2の手段は、吸水性材質の分散板より上 部の突出部の加湿板を切り欠き、給水ヘッダーを前記切り欠き部に収納すること によって加湿ユニット本体の高さを小さくした構成としたものである。
【0014】 また、第3の目的を達成するための第3の手段は、吸水性材質の分散板を給水 ヘッダーに対して鉛直方向に傾斜して設けた構成としたものである。
【0015】
【作用】
本考案は上記した第1の手段の構成において、分散板が加湿エレメントに噛み 合わせて固定されているので、分散板から加湿エレメントへの水の浸透が均一に 行われて加湿効率の低下を防ぐことができるものである。
【0016】 また、第2の手段の構成において、給水ヘッダーを最上部より下げて設けられ ているので、加湿有効面積を変えずに加湿ユニットの高さを小さくすることがで きるものである。
【0017】 また、第3の手段の構成においては、分散板へのごみ,ほこりの付着が少なく なるので浸透性能の低下による加湿効率の低下を防ぐことができるものである。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例について図1〜図3を参照しながら説明する。図に 示すように、吸水性材質の加湿板1を等間隔に複数個並べて補強板2で固定し、 加湿エレメント3を構成し、その加湿エレメント3の加湿板1の上部と吸水性材 質の分散板4に互いに切り欠き溝5を設け、前記切り欠き溝5を噛み合わされて 分散板4が固定されている。そして、分散板4の直上に加湿水を供給する給水ヘ ッダー6を設け、加湿エレメント3と分散板4と給水ヘッダー6を固定枠7にて 一体的に組み立てている。
【0019】 上記構成により分散板4から加湿エレメント3の間の接触が良くなり、給水ヘ ッダー6から滴下した水は分散板4から加湿エレメント3の順に均一に浸透する こととなる。
【0020】 このように本考案の第1実施例の滴下気化式加湿ユニットによれば、分散板4 から加湿エレメント3の水の浸透が均一になるので加湿効率の低下を防ぐことが できる。
【0021】 次に本考案の第2実施例について図4〜図6を参照しながら説明する。図に示 すように、加湿板1に設けた切り欠き溝5の上部に切り欠き8を設けて、給水ヘ ッダー6をこの切り欠き8の部分に収納し、かつ分散板4の直上に設けることに より給水ヘッダー6を加湿ユニットの最上部より下げて設ける。
【0022】 上記構成により加湿板1の高さhを変えずに加湿ユニット本体の高さHを小さ くすることができる。
【0023】 このように本考案の第2実施例の滴下気化式加湿ユニットによれば、加湿ユニ ット本体の高さHを小さくしても加湿効率の低下を防ぐことができる。
【0024】 次に本考案の第3実施例について図7〜図9を参照しながら説明する。図に示 すように加湿板1に鉛直方向に斜めに切り欠き溝9を設けて分散板4を固定する 。
【0025】 上記構成により給水ヘッダー6から滴下した水がごみ,ほこりを分散板4の傾 斜方向に流し落とすこととなる。
【0026】 このように本考案の第3実施例の滴下気化式加湿ユニットによれば分散板4へ のごみ,ほこりの付着を少なくするので浸透性能の低下による加湿効率の低下を 防ぐことができる。
【0027】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、本考案によれば加湿エレメントを構成する 加湿板の上部と吸水性材質の分散板に互いに切り欠き溝を設け、噛み合わして分 散板を固定しているので、加湿エレメントと分散板の接触が良くなり、分散板か ら加湿ユニットへの水の浸透が均一に行なわれるので加湿効率の低下を防ぎ、効 率の高い加湿が行なえる滴下気化式加湿ユニットが提供できる。
【0028】 また、加湿有効面積を変えずに加湿ユニット本体の高さを小さくすることがで きる滴下気化式加湿ユニットが提供できる。
【0029】 また、分散板が給水ヘッダーに対して鉛直方向に傾斜させて設けてあるので、 ごみ,ほこりの付着による加湿効率の低下を防ぐことができる滴下気化式加湿ユ ニットが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の滴下気化式加湿ユニット
の斜視図
【図2】同加湿板と分散板の構成を示す分解斜視図
【図3】同加湿エレメントと給水ヘッダーの関係を示す
斜視図
【図4】本考案の第2実施例の滴下気化式加湿ユニット
の斜視図
【図5】同加湿板と分散板の構成を示す分解斜視図
【図6】同加湿エレメントと給水ヘッダーの関係を示す
斜視図
【図7】本考案の第3実施例の滴下気化式加湿ユニット
の斜視図
【図8】同加湿板と分散板の構成を示す分解斜視図
【図9】同加湿エレメントと給水ヘッダーの関係を示す
斜視図
【図10】従来の滴下気化式加湿ユニットの斜視図
【図11】同加湿エレメントと給水ヘッダーの関係を示
す斜視図
【符号の説明】
1 加湿板 2 補強板 3 加湿エレメント 4 分散板 5,9 切り欠き溝 6 給水ヘッダー 7 固定枠 8 切り欠き部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸水性を有する板状の加湿板を等間隔に複
    数個並べて補強板で固定した加湿エレメントの上部と、
    吸水性材質の分散板に互いに切り欠き溝を設けて前記両
    切り欠き溝を噛み合わせて固定し、前記分散板の上部に
    加湿水を供給する複数個の孔を有する管状の給水ヘッダ
    ーを設け、前記加湿エレメントと前記分散板と前記給水
    ヘッダーを固定枠にて一体的に組み立てた滴下気化式加
    湿ユニット。
  2. 【請求項2】吸水性材質の分散板より上部に突出した加
    湿板の一部を切り欠いて切り欠き部を形成し、給水ヘッ
    ダーを前記切り欠き部に収納することによって、加湿ユ
    ニット本体の高さを小さくした請求項1記載の滴下気化
    式加湿ユニット。
  3. 【請求項3】吸水性材質の分散板を給水ヘッダーに対し
    て鉛直方向に傾斜して設けた請求項2記載の滴下気化式
    加湿ユニット。
JP1846891U 1991-03-26 1991-03-26 滴下気化式加湿ユニツト Pending JPH04113837U (ja)

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