JPH04113081A - ポンプ封水装置 - Google Patents

ポンプ封水装置

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JPH04113081A
JPH04113081A JP2226765A JP22676590A JPH04113081A JP H04113081 A JPH04113081 A JP H04113081A JP 2226765 A JP2226765 A JP 2226765A JP 22676590 A JP22676590 A JP 22676590A JP H04113081 A JPH04113081 A JP H04113081A
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豊彦 増田
Takeshi Ueno
健 上野
Yukihiro Asada
浅田 幸宏
Kenichi Fujita
藤田 健市
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原子力発電所等のような発電プラントにおい
て、発電プラントに用いる作動流体を昇圧するポンプの
封水装置に係り、特にターボ型ポンプの内部の作動流体
が外部に漏洩するのを極力抑えてポンプの運転効率を高
めるのに好適なポンプ封水装置に関するものである。
[従来の技術] 発電プラントの高温の作動流体を昇圧するターボ型ポン
プの封水装置にあっては1例えば第8図に示すように、
スロットルブツシュシールのような非接触式の軸シール
タイプのものが採用されている。第8図において、ポン
プの回転軸a及びシールボックス5間に第一、第二の非
接触式の軸シール部材c、dが回転軸aの軸方向に沿っ
て取付けられ、第一の軸シール部材Cと第二の軸シール
部材dとの間に常温水からなる軸封用の流体Aが供給さ
れるようにしている。
このようなポンプ封水装置は、流体Aが第一第二の軸シ
ール部材c、d間に注水されると、その流体Aが第一の
軸シール部材Cと回転軸aとの間から漏れてくるポンプ
の内部流体(高温水)Bと混合し、混合したままで回転
軸aの外周側を経て第9図に示す如く封水装置の外部に
排水流体Cとして導かれ、回収タンクeに回収されるこ
ととなる。この場合、排水流体Cが温度計fによって計
測され、その計測に基づき注入水調節弁gは排水流体C
がポンプの内部流体Bと混合しても、例えば50〜70
℃程度の温度となるように流体Aを制御している。
なお、この種の装置として関連するものには例えば実開
昭62−172903号公報、特開昭62−24270
7号公報等が挙げられる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記従来技術は、流体Aが第一、第二の軸シ
ール部材c、d間に注入されたとき、ポンプから漏れて
くる内部流体Bと混合するが、その内部流体Bが流体と
混合するまでの流体挙動については配慮されていなかっ
た。
即ち、ポンプが特に高温の飽和水を扱うような場合、ポ
ンプの内部流体Bが第一の軸シール部材Cと回転軸aと
の間を通過して漏れると、シールボックスbの外端部と
回転軸aとの間にある程度のすき間Qがあるので、シー
ルボックスb内がそのすき間Qによって大気圧となって
いる。そのため、ポンプの内部流体Bがシールボックス
b側に漏れてくると、急激に減圧されてフラッシュ(自
己蒸発)が起こり、しかも内部流体Bがこれより温度の
低い流体Aと混合することによって凝縮するので、ウォ
ータハンマ或いはキャビテーションが発生する結果、回
転軸aが損傷したりして信頼性が低下すると云う問題が
あった。
また上述の如く、シールボックスb内が大気圧となって
いるので、流体Aがある程度の圧力であっても、シール
ボックスbに供給されると大気圧と同様の圧力となり、
そのため、シールボックスbから排出される排水流体C
を、重力を利用して回収タンクeに回収せざるを得す、
排水流体Cの配管系統に規定の勾配が必要となる。従っ
て、回収タンクeをポンプより低く設置する必要がある
しかしながら、重力を利用して回収しようとすると、建
屋の床に回収タンクeを設置するための凹部を形成する
必要があり、建屋形状を変更しなければならない問題が
ある。
また、これを解消するため、例えば建屋の外に回収タン
クを設置しようとすると、回収タンクを地中に設置しな
ければならないばかりでなく、その回収タンクの設置に
必要なスペースが大きいので、それだけコストが高くつ
く問題もある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、ポンプ
の内部流体が漏れても、フラッシュが起こるのを防ぎ、
また建屋の床形状を変更することなく排水流体を回収す
ることができるポンプ封水装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明においては、シールボ
ックス内に第二の軸シール部材より外側寄りの位置に配
置された接触式の軸シール部材を取付けたことに特徴を
有する。
[作用] 本発明では、上述の如く、シールボックス内に第二の軸
シール部材より外側寄りの位置に配置された接触式の軸
シール部材を取付けているので、該第三の軸シール部材
によってシールボックスの内部が大気圧より高いことと
なり、ポンプの内部流体Bがシールボックス2内に漏れ
たとき、その漏れた内部流体Bが減圧されても大気圧よ
り下がることがなく、漏れた内部流体Bにフラッシュが
起こるのを防ぐことができる。従って、内部流体Bが漏
れてフラッシュが起こることがないので、ウォータハン
マやキャビテーション等が発生するのを確実に防ぐこと
ができる。
また、前述の如く、第三の軸シール部材が取付けられる
ことによってシールボックス内が大気圧より高い圧力室
となっているので、このシールボックス内に流体が供給
されても大気圧より下がることがない。そのため、シー
ルボックス内から流れる排水流体が大気圧より下がるこ
とがないので、排水流体を上方に導くことが可能となり
1回収タンクを建屋内で上方位置に容易に設置すること
が可能となる。従って、従来技術のように回収タンクを
設置するために建屋の床等に設置穴等を施工することが
不要になり、建屋内の任意位置に容易に回収タンクを設
置することができる。
[実施例] 以下1本発明の実施例を第1図乃至第7図により説明す
る。第1図は本発明によるポンプ封水装置の第一の実施
例を示す断面図、第2図は封水装置の排水流体の回収を
示す説明図、第3図は本発明を適用したターボ型ポンプ
を用いた発電プラントを示す概略系統図である。
第3図において、原子炉21から発生した蒸気は、高圧
タービン22及び低圧タービン23に順次導入されるこ
とによってそれらのタービンを駆動した後、復水器24
を通過することによって凝縮され、復水化される。復水
器24内に蓄えられた復水は復水ポンプ25で加圧され
、低圧給水加熱器26によって加熱された後、図示しな
い浄化装置、ドレンポンプアップ点34等を経て給水ポ
ンプ27によって再び加圧され、さらに高圧給水加熱器
28で所望の温度に加熱されて原子炉21に戻るように
している。
低圧タービン23と低圧給水加熱器26とは抽気管29
によって連結され、低圧タービン23から抽気された蒸
気が低圧給水加熱器26の熱源として利用される。
一方、高圧タービン22と高圧給水加熱器28とは抽気
管30によって連結され、高圧タービン22から抽気さ
れた蒸気が高圧給水加熱器28の熱源として利用され、
該高圧給水加熱器28の給水と熱交換することによって
凝縮されて高圧給水加熱器のドレンとなり、高圧ドレン
タンク31に回収される。そして、高圧ドレンタンク3
1内のドレンは高圧ドレンポンプ32で加圧され、調節
弁33によって流量調節されることにより、ドレンポン
プアップ点34において低圧給水加熱器26を通過した
復水と合流する。
また、高圧ドレンポンプ32と復水ポンプ25の吐出側
との間が流体供給管35によって連結され、復水ポンプ
25から吐出された復水の一部を高圧ドレンポンプ32
の軸封水として利用するようにしている。
前記高圧ドレンポンプ32の封水装置は、第1図に示す
ように、シールボックス2内に第一、第二の軸シール部
材3,4が回転軸1の軸方向に沿って取付けられている
。第一の軸シール部材3は第二の軸シール部材4と同様
に非接触式のものであって、シールボックス2内におい
て図中左側にあるポンプの内部流体側に位置しており、
第二の軸シール部材4はシールボックス2内において第
一の軸シール部材3より外側に位置している。
そして、シールボックス2における第一の軸シール部材
3と第二の軸シール部材4との間の第一空間部5に軸封
用の流体Aが供給されると、該流体Aが第1図に示す破
線の如く第二の軸シール部材4と回転軸1との間を通っ
て排水流体Cとして流体排水管36に流れるようにして
いる。流体排水管36の末端は第2図に示すように回収
タンク6に接続されている。
実施例の封水装置においては、シールボックス2の内部
に第一、第二の軸シール部材3,4に沿って第三の軸シ
ール部材7が取付けられている。
第三の軸シール部材7は回転軸1と密に接触し得る接触
式のものであって、シールボックス2の内部において第
二の軸シール4より外部側に第二空間部8を隔てて位置
した状態で取付けられ、シールボックス2の内部と外部
とを密閉することによってシールボックス2内を大気圧
より高い圧力の空間室となるようにしている。そのため
、第三の軸シール部材7はシールボックス2の内部と外
部とを気密に遮蔽できるメカニカルなシール部材であれ
ば良く、例えばラビリンスパツキン等でも良い。
また、第一の軸シール部材3と第二の軸シール部材4と
の間に供給される軸封用の流体はポンプの内部流体の圧
力より高い圧力に設定されている。
そのため、復水ポンプ25はドレンポンプ32の内部流
体の圧力高い圧力の復水を流体Aとしてドレンポンプ3
2に送り込むようにしている。
上記の如き構成の封水装置は、ドレンポンプ32のシー
ルボックス2内の第一の軸シール部材3と第二の軸シー
ル部材4との間の第一空間部Aに復水ポンプ25によっ
て流体Aが送り込まれると、該流体Aは、第1図に示す
破線の如く、第二の軸シール部材4と回転軸1との間を
通過し、さらに第二の軸シール部材4と第三の軸シール
部材7との間の第二空間部8を経て流体排水管36に流
れる。
その場合、ドレンポンプ32では内部流体Bがシールボ
ックス2の内部に漏れ、フラッシュが起こるおそれがあ
る。
しかし、シールボックス2には第二の軸シール部材4よ
り外部側に配置された接触式の第三の軸シール部材7が
取付けられ、該第三の軸シール部材7によってシールボ
ックス2内が大気圧より高いので、ポンプの内部流体B
がシールボックス2内に漏れたとき、その漏れた内部流
体Bが減圧されても大気圧より下がることがなく、漏れ
た内部流体Bにフラッシュが起こるのを防ぐことができ
る。従って、内部流体Bが漏れてフラッシュが起こるこ
とがないので、ウォータハンマやキャビテーション等が
発生するのを確実に防ぐことができる。しかも本例では
、シールボックス2に送り込まれる流体Aがドレンポン
プ32の内部流体Bの圧力より高圧のものであるので、
第一、第二の軸シール部材3,4が接触式のものである
ことによってシールボックス2とポンプの内部とが連絡
していても、シールボックス2の内部に内部流体Bが漏
れるのを確実に抑えることができる。
また、前述の如く、第三の軸シール部材7が取付けられ
ることによってシールボックス2内が大気圧より高い圧
力室となっているので、このシールボックス2内に流体
Aが供給されても大気圧より下がることがない。そのた
め、シールボックス2内から流体排水管36に流れる排
水流体Cが大気圧より高いので、排水流体Cを上方に導
くことが可能となり、第2図に示すように回収タンク6
を建屋内で上方位置に容易に設置することができる。従
って、従来技術のように回収タンクを設置するために建
屋の床等に設置穴等を施工することが不要になり、建屋
内の任意位置に容易に回収りンク6を設置することがで
きる。
第4図は本発明による封水装置の第二の実施例を示して
いる。
この実施例において前記第一の実施例と異なるのは、シ
ールボックス2に送り込まれる流体Aの圧力とドレンポ
ンプ32の内部流体Bの圧力との差を規定値に保つ圧力
調整機構が設けられた点にある。
即ち、圧力調整機構は、流体供給管35の途中位置に設
けられ、該流体供給管35を通る流体Aの圧力を検出す
る圧力計9と、流体供給管35の前記圧力計9より上流
側に設けられ、シールボックス2に供給する流体Aの圧
力を調整する注入水調節弁10と、ドレンポンプ32の
内部流体Bの圧力を検出する圧力計11と、制御部12
とからなっている。制御部12は、流体Aがシールボッ
クス2に送り込まれるとき、その流体Aの圧力を圧力計
9の検出によって読み取ると共に、内部流体Bの圧力を
圧力計11によって読み取り、それら内部流体Bと流体
Aとの圧力差を演算してその圧力差が予め設定された規
定値となるように注入水調節弁10の開度を制御するよ
うにしている。
この場合、流体Aの圧力は内部流体Bがシールボックス
2側に漏れたときフラッシュ等が起きることがないよう
に、内部流体Bの圧力より若干低めに選定されている。
なお、第4図において第1図と同一符号のものは夫々同
じものを表している。
この実施例によれば、シールボックス2に供給すべき流
体Aの圧力が圧力調整機構によってポンプの内部流体B
より若干低めの規定値に保たれているので、内部流体B
がシールボックス2内に漏れることがあっても、その漏
れた内部流体の流速を小さくでき、内部流体Bの漏れを
極力少なくすることができる。従って、フラッシュが起
こるのを防げ、キャビテーション等が発生するのを防止
し得る。しかもシールボックス2内に第二の軸シール4
より外側位置に配置された第三の軸シール部材7が取付
けられ、シールボックス2内が大気圧を超える圧力とな
っているので、流体Aの圧力が大気圧より下がることが
ないから、排水流体Cを上方に導くことが可能となり、
回収タンク6を建屋内で上方位置に容易に設置すること
ができる。
第5図は本発明による封水装置の第三の実施例を示して
いる。
この場合は、温度調整機構によってシールボックス2に
送り込まれる流体Aの温度と、シールボックス2内の第
二空間部8を通る流体の温度との差が規定値となるよう
に保たれている。即ち、前記温度調整機構は、第4図に
示すように、流体供給管35の途中位置に設けられ、該
流体供給管35を通る流体Aの温度を検出する温度計1
3と。
流体供給管35の前記温度計13より上流側に設けられ
た注入水調節弁14と、流体排水管36のシールボック
ス2側の位置に設けられ、排水流体Cの温度を検出する
温度計15と、制御部16とからなっている。制御部1
6は、流体Aがシールボックス2に送り込まれるとき、
その流体Aの温度を温度計13の検出によって読み取る
と共に、シールボックス2内の第二空間部8を通過した
流体の温度を温度計15によって読み取り、それら両者
の温度差を演算してその温度差が予め設定された規定値
となるように注入水調節弁16の開度を制御するように
している。この場合、シールボックス2に送り込まれる
流体Aは圧力が大気圧より高いものであって、温度が第
二空間部8を通過する流体の温度より若干低めに選定さ
れているにのように、温度調整機構によって流体Aの温
度と第二空間部8を通る流体の温度との差を規定値に保
つと、内部流体Bがシールボックス2内に漏れた場合、
その漏れた内部流体の流速を小さくでき、内部流体Bの
漏れを極力少なくすることができ、従って、シールボッ
クス2側に漏れる内部流体Bが高温であっても、キャビ
テーション等が発生するのを防止し得る。
第6図は本発明による封水装置の第四の実施例を示して
いる。
この実施例は、シールボックス2から排出された排水流
体Cの圧力を規定値に保つ排水流体圧力調整機構を有し
ている。
該排水流体圧力調整機構は、排水流体ラインに設置され
たものであって、流体排水管36の途中位置に設けられ
、流体排水管36を通る排水流体Cの圧力を検出する圧
力計17と、圧力計17の検出に基づき開度を調節する
ことにより、復水器24に対する排水流体Cの圧力を予
め設定された規定値に保つ圧力調節弁18とからなって
いる。
排水流体管36の一端がシールボックス2の流体排出部
に、かつ他端が復水器24の流入部に夫々接続されてい
る。
この実施例によれば、第三の軸シール部材7を設けたこ
とによってシールボックス2から排出される排水流体C
が大気圧を超える圧力となっているので、排水流体Cを
復水器24に確実に送り込むことができるばかりでなく
、上述の如く、排水流体圧力調整機構によって排水流体
Cの圧力をほぼ一定に保つので、排水流体Cを復水器2
4に使用でき、排水流体Cを有効に利用することができ
る。しかも、排水流体圧力調整機構が圧力計17と調節
弁18とからなっているので、第2図に示す実施例のよ
うに排水流体Cを回収タンクに一旦蓄えることがなくな
り、復水器24に直接導くので、回収タンクや昇圧ポン
プ等が不要となる。
第7図は排水流体ラインの排水流体圧力調整機構の他の
例を示している。
この実施例の排水流体圧力調整機構は、排水流体管36
の途中位置に設けられた圧力計17と、排水流体管36
の圧力計17より下流側に設けられた圧力調節弁18と
、排水流体管36の圧力計17と圧力調節弁18との間
に設けられた昇圧ポンプ19とからなり、圧力計17が
排水流体Cの圧力を検出する一方、昇圧ポンプ19によ
って排水流体Cを昇圧し、圧力調節弁18が圧力計17
の検出に基づき開度を調節することにより、排水流体C
を高圧の給水加熱器25或いはドレンタンク31等に送
り込むことによって回収するようにしている。
この実施例によれば、排水流体Cを排水流体圧力調整機
構によって昇圧すると共にほぼ一定の圧力に保って回収
するので、排水流体Cを有効に利用することができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の請求項1,2.4によれば
、シールボックスの内部と外部とを遮蔽するすることに
よってシールボックス内を大気圧より高圧に保つように
構成したので、ポンプの内部流体がシールボックスに漏
れても、その内部流体がシールボックス内でフラッシュ
を起こすのを防ぎ、ウォータハンマー等が発生するのを
防止でき、またシールボックス内を通過する流体が大気
圧より下がることもなく、排水流体を所望の上方位置に
導くことができるので、建屋の床形状を変更することな
く排水流体を回収することができる結果、それだけ信頼
性を高め得る効果がある。
請求項3によれば、流体の圧力をポンプの内部流体の圧
力より高めにしたので、シールボックス内にポンプの内
部流体が漏れるのを確実に防止でき、内部流体の漏れに
関する悪影響が皆無となる効果がある。請求項5によれ
ば、圧力調整機構によって軸封用の流体の圧力とポンプ
の内部流体の圧力との差を規定値に保つので、シールボ
ックスに供給すべき流体の圧力を精緻に制御できる効果
があり、また請求項6によれば、温度調整機構によって
シールボックスに供給すべき軸封用の流体の温度と第一
、第二の軸シール間を通過した流体の温度とを規定値に
保つので、流体の温度を精緻に制御できる効果がある。
さらに請求項7によれば、排水流体圧力調整機構によっ
て排水流体の圧力を規定値に保ので、排水流体の圧力の
変動がなくなり、請求項8または9によれば、排水流体
圧力調整機構を確実に実施し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるポンプ封水装置の第一の実施例を
示す断面図、第2図はポンプ封水装置の排水流体の回収
を示す説明図、第3図は本発明を適用したターボ型ポン
プを用いた発電プラントを示す概略系統図、第4図は本
発明によるポンプ封水装置の第二の実施例を示す断面図
、第5図はポンプ封水装置の第三の実施例を示す断面図
、第6図はポンプ封水装置の第四の実施例を示す排水流
体圧力調整機構の説明図、第7図は排水流体圧力調整機
構の他の例を示す説明図、第8図は従来のポンプ封水装
置の一構成例を示す断面図、第9図は従来のポンプ封水
装置を用いた排水流体ラインを示す説明図である。 1・・・回転軸、2・・・シールボックス、3・・・非
接触式の第一の軸シール部材、4・・・非接触式の第二
の軸シール部材、5・・・第−空間部、6・・・回収タ
ンク、7・・・第三の軸シール部材、8・・・第二空間
部、9・・・圧力計、10・・・注入水調節弁、11・
・・圧力計、12・・・制御部、13・・・温度計、1
4・・・注入水調節弁、15・・・温度計、16・・・
制御部、17・・・圧力計、18・・・圧力調節弁、1
9・・・昇圧ポンプ、35・・・流体供給管、36・・
・流体排水管、A・・・流体、B・・・ポンプの内部流
体、C・・・排水流体。 1、回転軸  2−  シール庄ζヅクス4−・井旙触
にり第二つ軸/−tV#pjオ3−1#J#角弯Enf
y−の軸y−4M5、察−空r5都 B・・・内部ン紀イ永 ・排水〉糺イ本

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポンプの回転軸の外周部に配置したシールボックス
    内に、ポンプ側に配置された非接触式の第一の軸シール
    と外側寄りの位置に配置された非接触式の第二の軸シー
    ルとを回転軸の軸方向に沿って夫々取付け、そのシール
    ボックス内に軸封用の流体を供給し該流体が第一の軸シ
    ール、第二の軸シール間を通過するようにしたポンプ封
    水装置において、前記シールボックス内に第二の軸シー
    ル部材より外側寄りの位置に配置された接触式の軸シー
    ル部材を取付けたことを特徴とするポンプ封水装置。 2、ポンプの回転軸の外周部に配置したシールボックス
    内に、ポンプ側に配置された非接触式の第一の軸シール
    と外側寄りの位置に配置された非接触式の第二の軸シー
    ルとを回転軸の軸方向に沿って夫々取付け、そのシール
    ボックス内に軸封用の流体を供給し、該流体が第一の軸
    シール、第二の軸シール間を通過するようにしたポンプ
    封水装置において、前記シールボックスに該シールボッ
    クス内と外部とを遮断する遮蔽手段を設けたことを特徴
    とするポンプ封水装置。 3、請求項1または2において、軸封用の流体の圧力を
    ポンプの内部流体の圧力より高めにしたことを特徴とす
    るポンプ封水装置。 4、請求項1または2において、軸封用の流体の圧力を
    ポンプの内部流体の圧力に対し少なくとも若干低い圧力
    とすることを特徴とするポンプ封水装置。 5、請求項3または4において、軸封用の流体の圧力と
    ポンプの内部流体の圧力との差を予め定めた規定値に保
    つ圧力調整機構を有することを特徴とするポンプ封水装
    置。 6、請求項1または2において、シールボックスに供給
    すべき軸封用の流体の温度とシールボックス内の第一、
    第二の軸シール間を通過した流体の温度とを予め定めら
    れた規定値に保つ温度調整機構を有することを特徴とす
    るポンプ封水装置。 7、請求1または2において、シールボックスから排出
    される排水流体の圧力を予め定めた規定値に保つ排水流
    体圧力調整機構を有することを特徴とするポンプ封水装
    置。 8、請求項7において、前記排水流体圧力調整機構は、
    シールボックスに接続した流体排水管の途中位置に設け
    、排水流体の圧力を検出する圧力計、流体排水管の圧力
    計より下流側に設け、かつ検出計の検出に基づき排水流
    体の圧力を予め設定された規定値に保つ圧力調節弁から
    なることを特徴とするポンプ封水装置。 9、請求項7において、前記排水流体圧力調整機構は、
    シールボックスに接続した排水流体管に設けた圧力計と
    、排水流体管の圧力計より下流側に設けた圧力調節弁と
    、排水流体管の圧力計と圧力調節弁との間に設けられた
    昇圧ポンプとからなることを特徴とするポンプ封水装置
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