JPH04112375U - 摺動刃装置 - Google Patents

摺動刃装置

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Publication number
JPH04112375U
JPH04112375U JP2235691U JP2235691U JPH04112375U JP H04112375 U JPH04112375 U JP H04112375U JP 2235691 U JP2235691 U JP 2235691U JP 2235691 U JP2235691 U JP 2235691U JP H04112375 U JPH04112375 U JP H04112375U
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JP
Japan
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blade
movable blade
movable
fixed
sliding
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Pending
Application number
JP2235691U
Other languages
English (en)
Inventor
敏夫 黒木
Original Assignee
九州日立マクセル株式会社
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Publication date
Application filed by 九州日立マクセル株式会社 filed Critical 九州日立マクセル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定刃と可動刃が過度に押接して、摺接抵抗
が過大になるのを防止する。 【構成】 固定刃1と可動刃2をばね材9のばね力によ
り押接させて、可動刃2を往復摺動させることにより、
この固定刃1と可動刃2に形成された刃部3,4によ
り、剪毛するようにした摺動刃装置において、上記固定
刃1と可動刃2に、互いに反発するマグネット13,1
4を設けた。 【効果】 マグネット13,14の反発力により、ばね
材9のばね力は減殺されるので、固定刃1と可動刃2の
摺接抵抗を軽減し、可動刃2を小さな駆動力でスムーズ
に摺動させて剪毛することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は摺動刃装置に係り、互いに接合して摺動することにより剪毛する可動 刃と固定刃に、互いに反発するマグネットを設けて、摺接抵抗を軽減するように したものである。
【0002】
【従来の技術】
電気かみそりのきわぞり刃や、電気バリカンなどに装備される摺動刃装置は、 図5に示すように、互いに接合する固定刃101と可動刃102から成っており 、可動刃102を往復摺動させることにより、それぞれに形成された刃部103 ,104にて剪毛するようになっている。この場合、固定刃101と可動刃10 2はしっかり接合させておく必要があり、このため、ばね材105のばね力によ り、可動刃102を固定刃101へ押接するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記従来手段では、可動刃102はばね材105のばね力により固定 刃101に押接されていることから、摺接抵抗がきわめて大きく、これに打ち勝 って往復摺動するためには大きな駆動力を必要とし、またその摺接摩擦のために 接合面が摩耗発熱しやすい問題点があった。 そこで本考案は、上記従来手段の問題点を解消できる摺動刃装置を提供するこ とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このために本考案は、固定刃1と可動刃2をばね材9のばね力により押接させ て、可動刃2を往復摺動させることにより、この固定刃1と可動刃2に形成され た刃部3,4により、剪毛するようにした摺動刃装置において、上記固定刃1と 可動刃2に、互いに反発して上記ばね材9のばね力を減殺するマグネット13, 14を設けたものである。
【0005】
【作用】
上記構成において、可動刃2は固定刃1にばね材9のばね力により押接される が、両者はマグネット13,14の磁気力により互いに反発し、上記ばね力は減 殺される。したがって接合面の過度の摺接抵抗は軽減され、可動刃2はスムーズ に摺動して剪毛する。
【0006】
【実施例】
(実施例1) 次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。 図1は摺動刃装置の組立て状態の断面図、図2は分解斜視図である。この摺動 刃装置は、板状の固定刃1と、可動刃2を備えている。固定刃1と可動刃2の先 端部には、櫛歯状の刃部3,4が形成されている。
【0007】 固定刃1は、フレーム5に固定されている。また固定刃1の内面にはピン6が 2本突設されており、このピン6は、可動刃2に形成された横長の長孔7に嵌入 している。したがって可動刃2は、このピン6と長孔7にガイドされて、横方向 に摺動自在となっている。
【0008】 8は可動刃2の背後に設けられた背板であり、その内面にはばね材9が配設さ れている。組立て状態において、可動刃2は、このばね材9のばね力により固定 刃1側へ押圧され、刃部4は刃部3に押接する。
【0009】 10は可動刃2の下部に舌片状に延設された左右一対の脚片であって、そのば ね性により、固定刃1下部のガイド面11に弾接し、可動刃2の固定刃1に対す る位置を制定する。12は脚片10の間に延設された駆動杆であり、図示しない 駆動手段により駆動されて、可動刃2は往復摺動する。
【0010】 固定刃1と可動刃2の対向する内面には、マグネット13,14が装着されて いる。マグネット13の極性とマグネット14の極性は同じであり、その磁気力 により互いに反発し、上記ばね材9のばね力を減殺する。
【0011】 図1に示す組立て状態において、マグネット13,14の反発力は、ばね材9 のばね力よりも若干大きく、したがって刃部3と刃部4の間には、わずかなすき 間tが生じる。このすき間tが過大であると、単に刃部3と刃部4の剪毛力が低 下するだけでなく、このすき間tにひげ毛や毛髪が入り込む虞れがあるので、こ のすき間tの大きさは、毛の直径(一般に40μm程度)よりも小さいことが望 ましい。
【0012】 上記マグネット13,14としては、小体積で大きな磁気力が得られるものが 望ましく、例えば希土類系やサマリウム、コバルト系の磁石が良好である。 上記構成において、可動刃2が往復摺動することにより、刃部3と刃部4によ り剪毛されるが、ばね材9のばね力はマグネット13,14の反発力により減殺 されるので、刃部3と刃部4の摺接抵抗は小さく、比較的小さな駆動力で可動刃 2を往復摺動させながらスムーズに剪毛することができ、更には摺接にともなう 接合面の摩擦や発熱も抑制される。
【0013】 (実施例2) 図3において、21はマグネットであり、合成樹脂により形成されたホルダ2 2に装着されている。また固定刃1には、このホルダ22の装着孔23が開口さ れている。勿論、図示してはいないが、可動刃にも同様にしてマグネット21が 装着される。また図4は、刃物鋼やステンレス鋼の磁性材製可動刃2の背面に、 一方のマグネット24を接着やかしめ等により添着し、可動刃2全体に磁化力を 発揮させ、固定刃1側にねじ25等により可動刃2に対し接近離反調整自在に他 方のマグネット26を装着し、すき間tを微調節して、ひげや髪の毛等の毛径の 違いに対応させたり、組付ばらつきを補正することができる。 この場合可動刃側マグネット24も調整自在とすることも可能であり、少なく ともいずれか一方が接離するものであれば良い。 なおこの他、対向マグネットの対向面積を増減調節するように、相対的に偏位 、スライドさせたり、対向面間に遮磁板を介在させれば同様の微調整が行える。 このように、マグネットの配設手段は様々考えられる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、固定刃1と可動刃2をばね材9のばね力により 押接させて、可動刃2を往復摺動させることにより、この固定刃1と可動刃2に 形成された刃部3,4により、剪毛するようにした摺動刃装置において、上記固 定刃1と可動刃2に、互いに反発して上記ばね材9のばね力を減殺するマグネッ ト13,14を設けているので、固定刃1と可動刃2の摺接抵抗を減殺し、小さ な駆動力でスムーズに可動刃2を往復摺動させて剪毛することができ、また接合 面の摩擦や発熱を防止することができる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】摺動刃装置の断面図
【図2】摺動刃装置の分解斜視図
【図3】他の実施例の固定刃の斜視図
【図4】他の実施例の断面図
【図5】従来手段の断面図
【0016】
【符号の説明】
1 固定刃 2 可動刃 3 刃部 4 刃部 9 ばね材 13 マグネット 14 マグネット 21 マグネット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃1と可動刃2をばね材9のばね力
    により押接させて、可動刃2を往復摺動させることによ
    り、この固定刃1と可動刃2に形成された刃部3,4に
    より、剪毛するようにした摺動刃装置において、上記固
    定刃1と可動刃2に、互いに反発して上記ばね材9のば
    ね力を減殺するマグネット13,14を設けたことを特
    徴とする摺動刃装置。
JP2235691U 1991-03-13 1991-03-13 摺動刃装置 Pending JPH04112375U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2235691U JPH04112375U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 摺動刃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2235691U JPH04112375U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 摺動刃装置

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Publication Number Publication Date
JPH04112375U true JPH04112375U (ja) 1992-09-30

Family

ID=31907876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2235691U Pending JPH04112375U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 摺動刃装置

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JP (1) JPH04112375U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535143A (ja) * 2006-05-01 2009-10-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 切断装置及び毛髪切断器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535143A (ja) * 2006-05-01 2009-10-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 切断装置及び毛髪切断器具

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